6英傑のBallad   作:アルカイル

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第零章
エピローグ


 

 

燃え上がる町、逃げ惑う人々、襲い来る多種多様なガーディアン達。その日ハイラル王国は厄災によって、1人の姫と1人の騎士を遺して滅亡した。

 

 

「ハァハァ。一体どうなっていやがる、ガーディアンが俺たちを襲うなんてッ!」

「そんな事俺が知るかッ!死にたくなけりゃとにかく走れ!」

「英傑様達は、神獣は、退魔の剣の騎士様は姫様はッ、無事なのか!?!?」

「クソッ!守れなかった、国王陛下も、人々も。ただ逃げることしかできなかったッ!」

 

ドカーンドカーンドカーン

兵士達が逃げ惑う森の中、突如幾つもの光と爆発が起こった。

 

「う、うわぁ!」

「クソッ!もう奴等に追い付かれたのかッ!」

「奴等一体どこまで追いかけてくるんだッ!」

 

ドカーンドカーンドカーン

そしてまた幾つもの光と爆発が兵士達を襲った。

 

「だ、誰か助けてくれ〜!」

「まだ死にたくないッ!」

 

そんな言葉など聞こえない、とでも言うように厄災に取り憑かれた無数のガーディアン達は無慈悲に兵士達を蹂躙していく。

そんな中、1人の若い騎士が愚かというべきか、無謀というべきか無数のガーディアン達に立ち向かっていった。

 

「うおおおおぉぉ!さっきはいきなりのことで焦ってろくに戦え無かったが、俺だってハイラル王国の騎士なんだからガーディアンの1体くらい倒してやらぁ!!!」

 

そう叫ぶと若い騎士は両手に一本ずつ騎士の剣を構えた。彼はこのハイラルでも数少ない二刀流の使い手である。二刀流は両手剣や槍のように盾が使えなくなるが手数が増えるという利点があるため、一見多くの人が使っているのでは?と思うのかもしれないが両手で別々の剣を同時に他の動きをするため扱いが大変難しい。しかし彼は幼い頃から二刀流に魅力され憧れ研鑽を積み複数体の魔物をその身一つで相手取ることができるようにまで成長した。そして先の宣言どうりガーディアン一体を仕留めることには成功した。

 

「ハアぁ、ハアぁ。流石に厄災討伐用の兵器だけあって強いわーー。これがあと何体いるんだよまったく、見える範囲で6、7体はいるじゃねえか。全く巫山戯てやがるぜ。ハアぁ、ハアぁ、あ~あ、悔いしか残らねえ人生だったな~」

 

〘ならば貴方は人生をやり直したいですか?〙

 

すると何処からか女性のような声が聞こえ始めた。

 

「嗚呼、もちろん。やり残したことも、思い残したことも何よりも後悔してることも山程ある。それをやり直せるなら喜んでやり直さしてもらうよ。」

 

その声が幻聴なのかどうか、最早彼にとってはどうでも良かった。

 

〘宜しい。ならば行きなさい、このハイラルと彼等と何より貴方の未来に安寧あれ。〙

 

その言葉を最後に複数体のガーディアン達によって彼の体と意識は無数の光と爆発の中に消えていった。




正直ゲームを発売当初からプレイしていて続編発売のノリとテンションで書いた作品です。至らないところなどありましたらご指摘いただけると幸いです。
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