6英傑のBallad   作:アルカイル

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師匠の技 極意

 

 

ハテノ村外れそのさらに奥に進んだ森の中

 

「ハアぁハアぁ。このあたりは安全だって聞いてたのに話と違う!どうしてあんなに魔物がいるんだ??」

 

森の中、一人の旅人が助けを求めて彷徨っていた。

するとどこからか数本の矢が飛んできた。

 

「いいいいいいい、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だァァァ!!まだ死にた」ドシュッ!!

 

彼の哀れな叫び声はだれにもとどかなかった………………

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

〜ハテノ村〜

 

カンッカンッカンッ

乾いた木を打ち合う村の人達にとってはもう聞き馴染みのある音が村に響いていた。

 

「クソッ!何で当たらねえんだ。師匠早すぎだ!」

「フンッ!そんな事本当の戦場では言ってられないぞ!もっと速く!もっと強く!そして何よりもっと頭を柔らかくして柔軟に戦え!」

 

ガリオは、この間の模擬戦でレオンが強くなっていた事を認めこのところ毎日模擬戦を行っている。レオンとしては願ったり叶ったりなのだが、如何せん相手であるガリオの強さが頭おかしいのでレオンとしてはあまり強くなっているという実感が湧かない。しかしガリオとしてはレオンは確実に強くなっているためそろそろハンデを少しずつ減らしていこうかと考えているところである。しかしそんな事を言うとレオンが文句を言いそうなので黙っておくことにした。

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◁

 

 

〜一週間後〜

 

今日もまた模擬戦をしていた彼等の耳に不吉な噂が流れてくるようになった。

 

ザワザワザワザワザワザワ

「ねぇ聞いた?最近森でよく魔物が出るようになったんですって。」

「聞いてるわ。南の方で最近魔物が増え始めってるって。」

 

ザワザワザワザワザワザワ

「おい、聞いたか?南の方で増えてる魔物、王国が調査隊を派遣したらしいんだが、その調査隊全滅しったって。」

「おいおいマジかよ!それって相当やばいんじゃねぇのか?」

 

「最近物騒な噂ばっか聞くな師匠。」

(おかしい?俺の記憶が正しければ魔物の大量発生なんてものは起こっていない!もしかして前とは全部同じじゃないのか??)

 

レオンは記憶を掘り起こして魔物大量発生の原因を思い出そうとするがそんな魔物の大量発生、などということは起きていないため彼の記憶になくて当然である。

 

「よし。じゃあ今日は少し訓練の内容を変えて、今まではお前が俺に対して攻めの訓練を行っていたが今日は守りの訓練。俺が十分間攻めるからお前が守り切ったら勝ちだ。俺はこの木剣一本で攻める。じゃあ準備しろ。」

「ちょっ、急に何だよ師匠。まあいいぜ!合図は師匠がしてくれ。」

「わかった。それでは始めっ!」

 

ガリオが合図を出した瞬間ガリオの姿が消えた。

 

「は?ッ!グッ!」

 

ガリオが消えたと思った次の瞬間にはガリオはレオンの眼の前にいた。そしてそのまま流れるように攻撃が加えられていく。レオンの動体視力を持ってしても自分の体に当たりそうになる瞬間に紙一重で躱すのが精一杯だった。

 

「ほお。俺の斬撃をギリギリとはいえ躱すか。強くなったじゃねぇか!少し前のお前なら1秒もかからなかっただろうに。じゃあ少しだけ俺の本気を見せてやる。」

 

そう言うとガリオは大きく振りかぶり先程よりも少し速度を落として振り下ろした。

 

(何だ?急に遅くなった。この速さなら俺でも追いつけ―――)

 

次の瞬間、腹部に強烈な痛みを感じた。そこでレオンの意識は途切れた。

 

 

 

◆◇◆◇◆◇

 

 

「おっ!気が付いたみたいだな。」

 

そう言ってガリオは顔を覗き込んでくる。しかしレオンの頭は先程の攻撃が何だったのか分からず混乱しているところである。

 

(おかしい。確かに、師匠は剣を上に振り上げたはずだ?横から攻撃が来ることは有り得ない!)

「師匠!!今の攻撃、どうやったんだ??」

「あれは、俺が二刀流を使って極めた極意だ。極限まで集中した上で極限まで脱力することで、時が止まったように感じるほどの感覚に陥ることで1秒よりも速く攻撃をすることができるようになる。二刀流は手数と速さが命になってくるから、俺が編み出した極意だ。これを習得出来れば、お前も、俺みたいに強くなれる。」

「師匠!俺にその極意を教えてくれ!!!」

「いいけどめちゃくちゃ難しいぞ?極限の集中と極限の脱力っていう矛盾したことを同時に行わなくちゃいけない。お前にこれができるのか?」

「できるできないじゃなくて、俺の目標に必要だからできるんだ!」

「強気なことは言うじゃねえか。ならたっぷりしごいてやるから覚悟しろよ。」

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

〜1ヶ月後〜

 

「お前も剣一本でなら何となく形になってきたな。まあ、あと2、3年経てばお前なら習得出来るとおもうぞ。」

「本当か!なら師匠を超える日も近いかもな!」

「馬鹿言ってないでとにかく練習をしろ。この技1つ覚えたくらいで俺を超えられると思うなよ。剣術を習い初めて1年くらいのやつに追い越されるほどこの腕も訛っちゃいないんでな。それにお前は攻撃が直ぐ単調になるから相手に見切られやすい。だから、相手の攻撃に対しての防ぎ方も学ばなきゃならないからな。」

「でもこの技を習得出来れば、師匠に追いつくのは間違いないな!」

「そうだといいな。そうだ、いいこと思いついた!そろそろお前にも実戦訓練させてみるかな。」

「マジで!やったーーー!」

「最近、いい感じの相手が増えてきたしやってみるか。」

 

こうしてレオンは久々の実戦訓練を行うことになる。

 

 

 

 

 

 

これからは先の話ですがヒロインは

  • ゼルダ一択!!
  • いやいやミファーでしょ
  • オリキャラでいっちゃう?
  • そんなもんいらねえ!
  • いっそのことハーレム
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