最強のナビといっしょ   作:シュオウ・麗翅

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スラー強すぎるから覚えてる限りの漫画版、アニメ版引っ張って敵側強化しよう!→やべぇ!風呂敷広げすぎた…このままじゃやばいべ…どうスっべ…。

せや!特訓回や!(ヤケクソ)

というわけで、秋原小メンバーの強化回、前編です。
メトロ事件から水道事件まで1ヶ月猶予があるのでその間の時系列になります。


スラーのパーフェクトバトル教室

ワールドスリーの秋原町メトロ封鎖事件から2週間。ワールドスリーのネット犯罪は徐々に苛烈さを増していた。

近くの犯罪は、スラーやロックマン達が巻き込まれる形で対応しているものの、やはり組織の大きさは偉大だ。

対応したネット犯罪も組織規模での作戦と言うよりは個人が犯したものというものが大きい。ニュースに出た取り調べ情報でも、「ワールドスリーで早く出世したかった」とばかり。下っ端ばかりの犯行だった。

 

熱斗はファイアマンとの戦いから才能が目覚め、今だと満身創痍ながらもストーンマンを倒している。しかもV3相当をだ。

だがその結果はお世辞にもいいとは言えなかった。

 

最初こそ動かない的だと思っていた。現に面白いように全部の攻撃が当たっていたからだ。

だが、無傷。攻撃を受けても平然と佇み、「次はこちらの番だ」と言わんばかりの攻撃の数々。

チップ無しでストーンキューブを召喚。こちらの攻撃を防いだり、大量の落石を振らせたり。小型のゴーレムを召喚して硬い砲撃を展開したかと思えば、大量のアースクエイクを展開。足場を着実に奪っていった。

 

相手の硬さと自分のピンチ。それらが積み重なり、1度は諦めかけた。

だが、デカオとガッツマンの友情を思い出し、ガッツパンチでストーンキューブを飛ばし、大ダメージを与えた。

その後、身体に入っていたヒビにソニックウェーブのツルハシを突き刺し、ガッツシュートでトドメを刺した。というのがストーンマンとの戦いの顛末だ。

 

休日の朝早く。熱斗に訪問されたレイチェルは、「ネットバトルが強くなりたい!」とお願いされた為、その理由と過程を聞いたところだった。

 

「うーん…ボクは別にオペレートがうまいわけじゃないんだよね。パ……スラーの性能が圧倒的だからゴリ押しの面が強いし·····。オペレート能力なら、ボクより熱斗くんが上手いよ絶対」

 

例えば、ソシャゲがある。

今現在所有しているキャラ·····。それこそ、そんなに強くないキャラや、そこそこ強いキャラ。ぶっ壊れ性能まで幅広い、多種多様なキャラがいる。

 

熱斗の場合、持っているキャラはそこそこ強い編成で、戦って負けてを短い期間で繰り返していくうちに対処法を思いつくタイプだ。対処法を思いついた途端、今までの足踏みがなかったかのように苦戦することなく勝利できる。勝負勘が強い為、初見でもいい勝負ができるのも強みだ。

現にナンバーマン戦ではナンバーボールの性質に感づき、逆転の一手を決めたのだから。

 

対してレイチェルの場合、ぶっ壊れ性能のキャラばかりの編成。本人が言う通り性能の暴力で戦うタイプだ。

スラーがとても高性能な為に、レイチェルの腕が追いついていない。だからこそ、完全自立型ネットナビであるスラーはほぼ自分で動いている。精々がスラーからチップ送信の指示を受け、レイチェルが応えている感じだ。今でもスラーがリミッターを付けてオペレートの練習をしている。

唯一誇れる点は、名前を呼んだだけで的確なチップを送っていることか。赤子の頃からいつも一緒だからこその以心伝心だろう。

 

『レイチェルの言う通りです。ですのでとっととお帰り願えますか。私たちの朝の営みを邪魔しないでください』

 

『朝の営みって·····』

 

不機嫌な態度を隠さずにスラーは堂々と言い放つ。

自宅で2人きりの時はディメンショナルチップで実体化し、共に過ごしている程ベッタリだ。特にスラーに取っては、日頃のストレスがコレで解消されているのだ。

 

「そこをなんとか!お願い!」

 

熱斗にとって、ロックマンは大事な相棒だ。

ワールドスリーの騒動に巻き込まれ、いつもピンチになってしまう。あと一歩間に合わなかったら·····なんて事はこれまでで4度あった。

ロックマンは熱斗のパパによって作られた思い入れの強いネットナビだ。だからこそ、自身の不注意でデリートさせたくない。

 

「うーん……ママから貰ったアンチウイルスプログラムを元に作ったネットバトル練習用のプログラムがあるんだけど、ソレ使ってみる?」

 

『レイチェル!?』

 

「しょうがないよ。それに、ロックマンが強くなる事にはスラーも反対はしないでしょ?スラーがロックマンにガッカリしたって事は、期待していたって事だよね?」

 

『ぐぬぬ·····』

 

そう言われると弱い。

確かに、秋原小ジャック事件の時のロックマンには心底失望したが、まさか些細な表情の変化すら見抜かれているとは·……。

いや、育ててからもう9年になるのだから、それも当然か。

 

『……仕方ありませんね。ひっっっっっじょーーーに不本意ですが、確かにロックマンには強くなってもらわければ困ります。具体的に言うと1年後くらいには』

 

「マジで!?ありがと、レイチェル!」

 

『あ!待って熱斗くん!人の家なんだからもう少し落ち……』

 

「……いっちゃったね」

 

『はぁ〜……』

 

ドタドタと騒がしく家の中に入っていった熱斗の後に続くようにレイチェルは2階へと向かった。

 

ーーーーーーー

 

 

「プラグイン!ロックマンEXE.!トランスミッション!」

 

「プラグイン!スラー!トランスミッション!」

 

レイチェルのパソコンからホームページへとプラグイン。

まるで小宇宙に浮かぶお菓子のような部屋。インターネットエリアへと続くリンクの傍には重装甲の騎士のような石像があった。

 

「コレがクリームランドのアンチウイルスプログラムを参考にしてレイチェルが制作した、対ネットバトルプログラムです」

 

『正確にはママのナイトマンのデータを参考にして作ったんだけどね』

 

『傍にある、手首にブレードが着いているようなネットナビと看護師さんのようなネットナビの石像は?』

 

「作りかけです。もうすぐ完成しますから、使いたければ待つことを覚えなさい」

 

スラーが小言を言いながらナイトマンの石像の前に立ち、ウインドウを操作する。

 

「コレでプリンセス・プライドのナビ、ナイトマンと戦えます。難易度は簡単なノーマルから最難関のSPまで。補足しておきますが、あくまでも再現データなので、プリンセス・プライドがオペレートしているわけではありません。頭の隅にでも入れておきなさい」

 

『一言多いなぁ……!!』

 

「コレが素なので」

 

『あはは……スラーもほどほどにね……』

 

そう、あくまでも再現データだ。限りなく本物に近い動きをするが、数をこなすと行動パターンが分かる為、後々ヌルゲーになるのが欠点だ。

1番経験が溜まるのは、相手がオペレートするナビや自立型ナビとの戦闘だ。データと違い、パターン化されていない為に対応力がいつでも求められるのだから。

 

『行くぞロックマン!最高難易度をサクッとクリアだ!』

 

「え!?ちょっと待って熱斗くん!!スラーも待って!まだ僕は·····」

 

『そうだよ!先ずはノーマルからやった方が……』

 

『行くぞ!バトルオペレーション・セット!』

 

「え!?……い……イン!」

 

尚、当然のように敗北したのは言うまでもない。




・当たりが強いスラー

ディメンショナルチップでの実体化でレイチェルとイチャイチャしている時に急に訪問に来たから慌ててPETに戻った。

・レイチェルのホームページ

スラー(デューオ)要素とクリームランド要素をミックスした感じ。部屋の目玉は蒼く輝く彗星。

・石像型ネットバトルプログラム

5の要素。リベレートミッションをクリアしたらそのエリアの前に加入したナビの石像が置いてあり、調べるとバトルができると言ったもの。

・初っ端からSPを選んだ熱斗くん

焦りが3割、スラーの小言が7割。煽り耐性低いからね。仕方ないね。

・ストーンマン

エグゼ1のナビ。ゲーム版、アニメ版、鷹岬版に登場する。

エグゼ1では電脳世界に落石を起こし、メトロ運行の妨害をしていた。駆けつけたロックマンにデリートされた。
攻撃方法は1番後ろ真ん中のマスを1歩も動かす、ただ石を落としたり、ストーンキューブを召喚したりするだけ。ただのカカシのクソザコナメクジの印象が強い。
ただし、ペースを崩してしまえば落石の来る方向に避ける等、オペレートが乱れるのでそこは注意したい。また、真ん中にレーザーゴーレムが召喚されることもある。
鷹岬版の漫画版も、役割としてはゲーム版と同じだが、強キャラ感が半端ない。

アニメ版は1期と3期に登場。相方と違い、どちらも大物感が溢れている。もっとコイツを見習え。
1期ではガッツマン、ウッドマンのコンビに1歩も動かず完封。準決勝ではロックマン、ブルースのRB旋風と対決。ロックマンを一時デリート疑惑アリの行動不能にし、ブルースを追い詰める。
その後、目覚めたロックマンのベータソードで身体を崩壊。再生途中にブルースからコアを切り裂かれてやられた。ファラオマン騒動の際にはボンバーマン共々量産されている。
3期ではOLの愚痴に反応したスラーによってアステロイドとして与えられた。最初こそオペレーターの反応にてんやわんやしていたものの、何気なく吐いた愚痴に反応。なんと触れたものを全部石にしてしまう事に。
それに気づいたオペレーターに怒られるが、「なんでこの力の素晴らしさがわからないんだ!もういい!」とばかりに離反。アステロイドは不良品説が始まった瞬間である。
石にする能力と持ち前の硬さで熱斗達を追い詰めるが、頭にブーメランが刺さった事で怯んでしまい、その隙を突かれてやられた。

・アンチウイルスプログラム

アニメ版エグゼに1期に登場。クリームランドが誇る対ウイルスプログラムで、ゴスペルが潰したい程のスグレモノ。プライド殿下曰く、「ナイトマンの子供たち」。日本で導入が決まった際には、態々王女自ら来訪し、会見を開くことから超高性能なのだろう。アニメのクリームランドは裕福なのだ。
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