最強のナビといっしょ   作:シュオウ・麗翅

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熱斗 は レイチェル の リンクコード を ゲットした!

本作は結構好き勝手してますのでご了承ください。

後編とは名ばかりのダイジェスト方式。やはり難しかった……(´・ω・`)申し訳ありません。


水道騒動

レイチェルが作った対ネットバトルプログラムの初戦は熱斗の敗北に終わった。

 

ナイトマンの戦闘データを再現したものとはいえ、実戦経験が少ししかない状態かつ初見でSPに挑むのは無謀という他ない。RPGで例えるならば、序盤のダンジョン攻略中に終盤のダンジョンに行くようなものだ。コッチカラ ムコウヘハ イケナイヨ……。カエッタホウガ イイヨ……。ツヨイヨ……。

 

ロックマンをPETの自己修復機能による回復の為、再開はお昼からとなった。その際、スラーは家に押しかけてくることが無いようにリンクコードを渡しておいた。

 

『コレで、光熱斗は家に押しかけることは無いでしょう』

 

スラーは半ば熱斗を追い出すような形で送り返し、溜息を吐く。厄介払い出来たと言った感じだろうか。

ともあれ、コレでお昼までは現実世界でレイチェルと過ごすことができる。

扉が閉まったのを確認し、早速ディメンショナルチップを使用。スラーを実体化させた。

流石にオペレートやプログラム作成に関しては鬼のように厳しいが、それ以外だと結構甘々な地球外ネットナビだ。城にいた頃はレイチェルと2人仲良くやらかし、プライド王女に怒られたのはよくある事だった。

 

そんな事をお昼ご飯を食べながら思い出していた。

それから少し経って、ロックマンがリンクコードを使ってホームページへとアクセスし、ネットバトルプログラムを起動。スラー監督の元、存分に練習に勤しんだ。

 

---雑な動きですね。13箇所も隙があります。

 

3日後、デカオ、やいと、メイルも参加。どうやら、秋原小ジャック事件であんまり役に立てなかった事への自身への不甲斐なさから直談判された。それと、「熱斗だけズルい!自分たちにも特訓付き合ってくれよ」というのもあったらしい。後半が本音なのでは?

 

まだ他のネットバトルプログラムは完成していない為、レイチェルは急遽ダイスケに助っ人を要請。サロマとみゆきも付き添いで来てくれた。今日はお休みらしい。

ちなみにマサは魚の鮮度管理と仕入れで忙しくて来れないらしい。

 

スピード特化であるクイックマンは、同じくスピードに自信のあるロールの相手となった。

 

「スピードってのはただ直線を速く動くだけじゃねえぜ!もっとメリハリをつけな!」

 

「はい!わかりました!」

 

 

フィジカル特化のウッドマンはガッツマンの相手を務めた。

 

「さあ、お前のパワーを私に見せてみろ!」

 

「行くでガッツ!うおおおおお!!」

 

スカルマンは消去法でグライドの相手となった。万能というのもいい事ではないのかもしれない。

 

「さぁ、どこからでもかかってきなさい」

 

「勿論です!私も、皆様に負けていられません!」

 

彼ら3人も、着々と特訓を積み重ねて行った。

 

途中から熱斗も合流し、ネットバトルプログラムでの練習と、ネットバトルでの特訓。その両方を積み重ね、今ではV3をクリアできるようになった。無論、大苦戦はしたが確実に腕を上げている。この成長速度にはスラーも過小評価していたと認識を改めていた。

 

『よし、ロックマン!今度はSPに挑戦だ!』

 

「了解だよ、熱斗くん!」

 

ちなみに、ネットバトルプログラムにクイックマン、ウッドマン、スカルマンが追加された。これでレイチェルのオペレート練習も捗ることだろう。

 

そして、2週間が過ぎた。

 

ーーーーー

 

 

「おーっす!レイチェルー!」

 

「レイチェルくん、おはよう!」

 

今日は第3土曜日。学校の日だ。支度をして玄関から出ると、光熱斗と桜井メイルの2人が玄関先で待っていた。

 

「ネットバトルの練習に付き合ってくれてありがと!これ、私とロールからのお礼!」

 

『こっちは僕と熱斗くんからだよ。スラー、ありがとう!』

 

メイルからはロールのナビチップを。ロックマンからはナイトソードを2枚受け取った。

1枚はナイトマンに使って欲しいとの事なので、有難く受け取り、スラーに届けさせ、直ぐに戻ってきた。地球外ネットナビの性能は伊達では無い。

 

 

「どういたしましてだよ!」

 

熱斗とメイル、それからレイチェルの家は三角形の位置で隣同士だ。

メイルが熱斗を迎えに来て、レイチェルが同時刻に家を出て、すぐ合流するのが最近の登校スタイルとなっている。

 

「ねえ、熱斗の家、水出た?」

 

「いいや、それが出なくて。おかげで朝ごはん食べられなかったよ。……って事は、メイルも?」

 

「うん。私も、顔洗えなくて。おかげで調子が出ないのよね」

 

「レイチェルはどうだ?」

 

「ボクも出なかったよ。おかげで、モーニングティーをお風呂の残り湯でやる事になっちゃって……」

 

『どういう状況なの!?』

 

『なんでも、古来よりニンジャはいざって時は、泥水でも手ぬぐいで漉して飲まなければならないとかなんとか』

 

『今いざって時……なのかなぁ……?』

 

3人とも、水は出ていない。断水の連絡も来ていない。

もしかしたら家庭だけかも。流石に学校みたいなみんなが使う施設はあるでしょ。と希望を抱きながら校門を潜った。

 

「ゲッ!?池の水無くなってるじゃん!」

 

遅刻しそうな生徒が走っているのを見ながら、池の水が全部無くなっているのを確認してしまった。

こんな事では学校や他の施設でも水が出なくなっているのだろう。

 

もしかしたら池だけかもしれない。そんな淡い希望を持ちながら、メイルは校舎に入っていった。

 

2人は喉の乾きに耐えながら、メイルに続いて校舎へと向かった。

 

 

教室に入ると、皆水が出ない事で元気が無い様子だ。

特に、朝ごはんが食べられない。といった事が1番だろう。

 

廊下にいた男子生徒や、メイルからの話によると、トイレの水も使えないようだ。おかげで使用禁止らしい。

あとは、改心した日暮闇太郎が近くにチップショップを開いたらしい。後で行ってみよう。

 

「おはよう、みんなー。朝のホームルーム始めるわよー」

 

チャイムがなり、まり子先生が入ってきた。

 

「センセー!なんで水が出ないんだよ」

 

「……実はその事を話そうかと思ってるの」

 

デカオがみんなを代表して先生に質問した。

各家庭も、学校も水が出ないのだ。このままではノドが乾いて不味いことになってしまう。

 

そんなまり子先生は、今わかっている情報を生徒達に伝達した。

 

「……と、言うわけで、この街全体で突然水道がストップしたらしいの」

 

「センセー!原因はわかっているんですか?」

 

次に質問したのはメイルだ。原因がわかっているなら、もしかしたら。そう思ったのだ。

だが、原因はわかっていないとのこと。今は水道局が全力で調査しているらしい。

 

「だから、今日は学校は臨時でお休みすることになりました」

 

「うおおおおおー!」 「よっしゃあ!!」

 

このことに大喜びしたのは熱斗とデカオだ。

勉強の事が好きでは無い2人だ。土曜日は基本休みなのだから、こんなにも喜んでいるのだろう。

 

それを見越してか、まり子先生はしっかりと釘を指した結果、2人は途端に元気を失ったようだ。テンションの上がり下がりが激しいその姿を見て、スラーは呆れていた。

 

 

 

「このまま水が飲めない状況が続くと、大変な事になっちゃうよ。何とかして原因を調べられないかな?」

 

ホームルームが終わり、メイルと朝の話の続きをした。

確かに、このままだと非常にまずいことになる。原因不明。突然水が出なくなったのだ。

 

洗濯も、料理も、後片付けも、掃除も。果てはトイレも喉の乾きを潤すこともできなくなってしまったのだ。

 

「熱斗くん。レイチェルちゃん。ちょっといいかな?」

 

「ゴメン、メイルちゃん。まり子先生が呼んでるから、また後でね〜!」

 

「うん。2人とも、また後でね」

 

メイルと別れた後、3人は倉庫へと足を運んだ。

秋原小ジャック事件の時、まり子先生が縛られていたあの場所だ。

 

「……実は他の生徒たちには言い難いことなんだけど、どうやら街の水に関するものが盗まれたらしいの」

 

「……って事は、ジュースも!?」

 

「ええ。他にはお酒なんかも。飲むものが何も無い……これは大変なことよ……」

 

『つまり、私達にこの事態について調査して欲しいということですね?』

 

なるほど。とスラーは1人納得した。

熱斗とレイチェルは、ワールドスリーの計画を阻止したのだ。 そのことはまり子先生も現場にいたから知っている。

 

「ええ。勿論、できる範囲でいいの。恥ずかしい話だけど、私は例え原因がわかったとしても何も出来ないから……」

 

ロックマンは日暮のナンバーマンを撃破したし、スラーはボンバーマンを撃破した。

おかげで秋原小はワールドスリーの魔の手から救われた。そんな2人ならまた。そういう希望を抱いているのだ。

 

「勿論、万が一の時は私が責任を取ります。だから……」

 

本来ならば、こんな事ではタメだ。だが、本当にどうしようもない。

自身の無力さに心を痛めているまり子先生に、2人は安心させるために声を上げた。

 

「わかったよ、まり子先生!この事件、ボクと熱斗くんが見事解決してみせるよ!」

 

『とりあえず、先ずは原因の中心の可能性が高い水道局に向かってみます』

 

『そうだね。熱斗くん!』

 

「おう!みんなの水を取り戻すんだ!」

 

この事態をただ、指をくわえてボーッと突っ立ってる訳には行かない。

決意を胸に、熱斗とレイチェルは水道局へと急いで向かった。




水道局攻略パーティーにまり子先生がゲストとしてログインしました。
きっと、困った時にヒントを教えてくれる妖精さん的なやつになってくれることでしょう。


・PETの自動修復

ゲームではプラグアウトするとHPが全回復する為、こんな感じに。
アニメでは科学省で修復してた事から、ネットナビの病院的なのがあるかもしれない。ロックマンは高性能なので自己修復機能の時間経過だけで済んだという事で。意識を失えば病院だけど。

・ナイトソード2枚

このタイミングでエスケープ5種をナイトソードと交換してくれるおじいちゃんいたはず。そこで1枚。
その後、日暮から「恩人の熱斗くんに1番目のお客様になって欲しいでマス」ということでオープン前日に招待。幾つかチップを買った後、チプトレ回したらもう2枚出たって事で。
ちなみに私もオープン初日にチプトレで1枚来ました。うまうま。

・2人に託したまり子先生

実はゲームでも話しかければ飲み物が盗まれたことを教えてくれる。
メタ的言えば事件だと分かる伏線だが、もしかしたらジャック事件を解決した熱斗くんに希望を持っていたのかもしれない。割とこじつけ入ってます。
ちなみに2人には応援の気持ちとしてリカバリー200とペットボトル500ミリのお茶を渡しています。

・クイックマン

ゲーム版、アニメ版、鷹岬版に登場する。速見ダイスケのネットナビ。

初登場はエグゼ2から。起爆装置の電脳に待ち構えるボスナビ。立ち止まっている間はプリズムコンボすら弾くヤベー奴。エアーマンに拍子抜けして「次もそんな強くないんだろうなぁ」と思い上がった初見プレイヤーを大きく苦戦させた。オメガキャノンオンリーで戦うと何度もテイク数を重ねなければならない苦行を強いられる。避けたと思ったらブーメランが曲がり、当たってデリートなんて事がよくあるV3はみんなのトラウマ。
セリフ等から、とにかく速さに拘るせっかちな性格と予想。
トランスミッションでは暴走状態として出てきて戦うことになるため、ロックマンがクイックマンと戦うのはこのタイミングが初だったりする。

アニメ1期ではゲーム版と同じ立ち回り。だが、ダイスケの過去が掘り下げられており、ダム破壊も未遂で終わらせた。が、突如現れたカットマンの不意打ちにより手痛いダメージを受けてしまう。
4期では持ち前のスピードに加え、獣化も使用してパワーアップ。CF熱斗を大苦戦させるが、ゾアノゲートマンの不意打ちによるダメージを受けた事で動きが止まってしまい、そこを突かれてやられてしまった。それが無ければ熱斗に勝っていただろう。流石スピード特化。
鷹岬版では単なるゴスペルの素材。ただそれだけ。やられるのも一瞬。

・風呂の残り湯

「所で、このお湯を沸かしたのは?」

「き〇丸」

「沸かしたんじゃない。コレは、風呂の残り湯だ」(バシャーーー)

「ちょっ!?何すんだよ!忍者はいざって時は、泥水でも手ぬぐいで漉して飲まなきゃなんないんだぞ!?」

「「「「今はいざって時か!!」」」」
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