最強のナビといっしょ   作:シュオウ・麗翅

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ぶっちゃけ今回も無理矢理感半端ないです。こじつけが半端ないです。
それからスラーが子育てしているため性格がマイルドになっています。

まだ原作前ですが、本編はオフィシャル会議辺りから始められたらなぁと思います。

アドバンスコレクションは1のカラードマン撃破まで終わりました。



スラーの子育て奮闘記

現実世界に実体化した事はいい。これでこの赤子に直接触れて育てる事ができるのだから。

自らプラグアウトしたり、致命傷を負ったりするまでは電脳世界には戻らない。つまり、意思次第ではずっと実体化出来るのだ。

弱体化したとはいえ、人間如きに遅れを取る自分ではない。そもそも、あのフォルテ以外は敵では無いのだ。

移動も大して問題は無い。“ディメンショナルチップ”を使っても問題なくバトルチップは使えるし、機能や身体能力もそのままだ。飛べば数分である。

金の方も問題は無い。犯罪者をぶちのめして巻きあげればいいのだから。

 

……だが、そんなスラーにも苦戦することがあった。

 

「おぎゃー!おぎゃー!」

 

「今度はなんなんですか……?」

 

一通りの作業が終わり、一息着こうとした時。赤子の泣き声を聞いて引き返す。

 

「これは……オムツですか。手間がかかりますね」

 

匂いで分かる。しかも大だ。しかもとんでもないほどの。

ネットナビにも五感はある。だからこそ分かる。このとんでもない匂いが。

 

スラーは赤子が履いているオムツをプラグソードで切断し、放り投げて光弾で消し飛ばす。

「全く……。図太いというか、なんというか……」

 

恐らく、光弾で消し飛ばしたのを見たのであろう。泣いてるのを忘れてはしゃいでいるようだ。

小規模の爆発はちょっとした花火のように見えたのかもしれない。そんなことを考えながらトイレットペーパーを取り出した。

 

「あ〜♪」

 

「やめなさい!手元が狂ってしまうじゃないですか……!!」

 

「キャッキャッ♪」

身体をくねらせ、キャッキャッと喜んでいる赤子の尻を拭こうとするが、動いていて狙いが定まらない。

片や少し力を入れれば枝のようにへし折れてしまう程に華奢な肉体。

片やデューオの意志である最強のネットナビ。力関係が段違いなのだ。

 

「……ッッッッ」

 

ゴクリと息を飲み込む。

少しでも力加減を間違えれば不味いことになってしまう。

 

落ち着け……落ち着いて動きを止め、そこから尻を拭けば……

 

ブッ

 

「……へ?」

 

ブチチチチチチ!!

 

「うわあああ!?」

 

追撃が来た。しかも今度はオムツ越しではなく直でだ。

「何するんですか貴方は!!幾ら喋れないからと言って、尻で返事しますか普通!?ってかくっさ!!」

 

反射的に空中に浮かんで避けたはいいものの、床がびっちゃびちゃである。しかも臭い。

ああ、尻の処理が終わったら念入りに掃除しなければ……そう思いながら赤子の尻を拭いたのだった。

ちなみに、変に意識しないでさっさとやれば防げた事故なのは言うまでもない。

 

この後風呂に入れる時に1悶着あったり、夜泣きで眠れなかったり色々あった模様。

 

〜翌日〜

 

 

「えーっと……赤子のミルクは人肌の温度に……」

 

赤子を背負い、広場まで足を運んだ。赤子には万が一を考え、ドリームオーラを発動してある。

頭にある知識を元に、粉ミルクとPET。そしてチップを手に取り……

 

「行きなさい。“ホウガン”、“カンケツセン”」

 

最初にホウガンを投げ、広場の中心に穴を開ける。そこにすかさずカンケツセンを使い、噴水のように勢いよく水を噴き出させた。

 

「これでトドメです。“フレイムクロス”」

 

噴き出した水に対し、フレイムライン3枚で出来上がるプログラムアドバンス、“フレイムクロス”を発動する。

水の量を大幅に上回る炎により一瞬で沸騰した。

 

「まだ温いですね。もっと温度を上げましょう。“ヒートスプレッド”」

 

お湯を全身に浴びても尚なおまだ足りないと、今度はヒートスプレッドを繰り出した。ヒートショット3枚で出来上がるプログラムアドバンスだ。

まだまだ温い。まだまだ足りない。そう思いながら。

 

広場が凄まじい熱気で包まれる。まるで火口に閉じ込められた天然のサウナのようになっている。

飲ませるミルクを作るために強力なプログラムアドバンスを使っているのだ。最も、プログラムアドバンス3発同時に食らってノーダメージだったスラーが規格外なだけなのだが。

 

「そこの貴方!今すぐその行為をおやめなさい!」

 

「……人間ですか。後にしてください。私はこの子のミルクを作るのに忙しいんですよ」

 

後ろから女性の声が聞こえるが、所詮は人間。大方、ヒートスプレッドの爆発音を聞いて駆けつけたのだろう。無視してさっさとお湯を完成させたい。

 

「……そんなもの飲ませたら火傷所の騒ぎじゃすみませんよ!その子命に関わります!即刻お辞めになりなさい!」

 

「え?それ本当で……のわぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

それマジなの?と真面目に聞こうと後ろを向いた瞬間、熱湯がスラーの全身に降りかかった。

スラーは問題ない。戦闘力の暴力でプログラムアドバンスをノーダメージで凌げる身体を持っているのだから。赤子もドリームオーラに守られた。

だが、集中を欠いている状態で勢いよく流されてしまえば、吹っ飛ばされるのは当然だ。

 

「ひ……酷い目に会いました……」

 

全身びしょ濡れになってしまった。幸い、赤子はドリームオーラで守られ、アトラクション味を感じ興奮したのかはしゃいでいるようだ。

 

「……さて、何をしたのか、話して貰えるかしら?」

 

顔を上げると、何やらどす黒いオーラを出してるように見える王族らしき女性が腕を組んでいた。とてもいい笑顔で。額に青筋を浮かべており、大きな怒りマークも見えた。

 

ーーーーこれが、別世界の地球外ネットナビ、スラー。背負っている赤子。そしてプリンセス・プライドとのファーストコンタクトである。




・ホウガン

ハルドボルズ系が落とすバトルチップ。威力はそこそこで、投げた先のパネルに穴を開ける効果を持つ。
なお“ゼータホウガン”というプログラムアドバンスもあるが、絵面が地味で効果もイマイチ。

・カンケツセン

投げるタイプのチップで、着地先が穴であれば周囲8マスに水が噴き出す。威力も高め。
使い勝手が難しいが、上手く使えば敵を瞬殺できる。アクアソウルの頼れるオトモ。

・フレイムライン

4でのボルケルギア系が落とすバトルチップ。ロックマンから2マス先の縦3列に炎を出す。ちなみに1ではフレイムタワー。
今作では通常種がフレイムタワー。EX種がフレイムラインを落とすことにする。

・フレイムクロス

フレイムライン3つをアルファベット順に使って発動するプログラムアドバンス。威力と範囲が広がったフレイムライン。尚フォントのせいで“フレイムワロス”と呼ばれることも。

・ヒートショット

ガルーが落とす炎系バトルチップ。後ろ一マスに誘爆する効果を持つ。上位チップとしてヒートブイ、ヒートサイド(2ではクロス)がある。

・ヒートスプレッド

ヒートショットを3枚アルファベット順で使って発動するプログラムアドバンス。手軽に作れて威力も高い。
なおエグゼ3ではデカオのHPにガルーが出現し、なんと第1のボスと戦う前に作れちゃう。

・ドリームオーラ

みんな大好き激強オーラ。
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