最強のナビといっしょ   作:シュオウ・麗翅

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お久しぶりです。
ブルアカ始めたんだけど、シャーレの先生プライド殿下が頭から離れなくなったので投稿。

ガンブレ4買いました(Switchshop版)、CFプライド様作るぞ〜


メトロの件は……カットだ!


ワールドスリーの本拠地へ

「ここが、ワールドスリーの本拠地……」

 

秋原小の池の裏。そこにある隠し扉の中にあったメトロを通り、光熱斗と伊集院炎山。レイチェルとプライド王女は遂にワールドスリーの本拠地へ侵入する事に成功した。

 

炎山に秋原小に連れてこられ、最初は疑問に思っていたレイチェルと熱斗だった。

ワールドスリーとはなんの関わりもない母校になぜ、態々オフィシャルのエースが赴いているのか。そう聞くや否や、足元から鮮明にメトロの音が聞こえてきたのだ。

 

そこから炎山の案内の元、倉庫だと思っていた扉を入り、進んでいくとメトロを発見。そのまま本拠地へ向かったという流れだ。

4人は罠があるかもと思って警戒していたが、ここがワールドスリーが使用出来る唯一の交通手段であるからか、特に変わった事は無かった。

 

メトロのホームから出たレイチェルと熱斗はゴクリと息を飲む。

誰がどう見ても「悪の組織の秘密基地だ!」とひと目でわかるデザインだ。建物からは毒々しい紫の液体が垂れ流されており、建物の頂上にはワールドスリーの象徴である大きなドクロが被さるように設置されている。

 

『見て、みんな。あそこにハッキング用のロケットが見えるよ』

 

ロックマンが示した先を見ると、発射台に設置された緑色のロケットが確認出来た。

先ずはジャーロの軍事衛星をハッキングしてドリームウイルスを送り込む。そして世界中に増殖したドリームウイルスをバラ巻き、全ての国のインターネットを完膚なきまでに破壊する。そうなってしまえば、全ての国が困窮していた頃のクリームランドと同じような状況になってしまうだろう。大パニック所の話ではない。最悪の場合、ワイリーの言った通りに世界中で戦争が始まるかもしれない。

 

ーーー絶対に、何がなんでも阻止する。この場にいる全員の思いは1つだ。

 

「……突入するぞ」

 

「皆さん、ワールドスリーがトラップを仕掛けているかもしれません。はぐれないように、ひとかたまりになって動いた方が良いでしょう」

 

炎山が指示を出し、プライド王女が補足を入れ、レイチェルと熱斗は頷いた。

4人は意を決して電子扉を開いた。

この先、何が待ち構えているか分からない。周囲を警戒しながら、ワールドスリーの本拠地内部へと侵入する。

 

ガコンッ!

 

「うん?」

 

足を前に出しても全く進まない。それどころか地面に足が着いている感覚が無い。

 

「いや〜な予感……」

 

熱斗が冷や汗を垂らしながら呟いた後、恐る恐る視線を下に向ける。

 

ーーーあったはずの床が無い。

 

「みゃあああああっ!?」

 

「うわあああああっ!!」

 

「きゃああああああっ!?」

 

「……っ!!」

 

扉を開けた瞬間、落とし穴の罠が作動したようだ。

突入した4人は早速ワールドスリーが仕掛けた罠にハマり、下へ下へと落ちていく。

 

 

 

「痛たぁい……みんなぁ、大丈夫〜……?」

 

思いっきり背中を打ち付けたレイチェルが、よろよろと起き上がりながら涙目で言った。

 

「お……俺は大丈夫だぜ」

 

同じく、熱斗も痛そうな表情をしながらも立ち上がる。

プライド王女も炎山も、大した問題が無さそうに立ち上がった。全員軽傷で済んだようだ。

 

4人は上を見上げた。薄暗い空間で、四角の形をした一筋の光が差し込んでいる。

 

「凄く高い……」

 

「この高さでは……たとえ梯子があったとしても届かないでしょうね」

 

「周囲を探索して脱出できないか確かめるぞ」

 

『で、あれば出口と一緒にプラグインが可能な端末も探した方が良いでしょう。何かしら情報が得られるかもしれません』

 

建物の2〜3階程度の高さだろうか。落ちてきたところから脱出するのは無茶だと考え、4人はPETのライト機能を使い、別ルートを探していく。

炎山とプライド王女が先頭。レイチェルと熱斗が後方の陣形だ。我々はバトルシールドという陣形で戦う!

「う〜ん……見つからないね」

 

「暗いし、この建物の見た目もアレだし、お化けとか出そうじゃない?」

 

『ちょっ!?熱斗くん!やめてよそういうこと言うの!』

 

熱斗が言った、〝お化け〟という単語に、ロックマンは思わずビビってしまった。

いつもは落ち着いており、光熱斗のお兄さん分というのが、2人の普段の様子を見た者の評価だ。現にロックマンは熱斗のサポートをナビ1倍やっているし、叱ったり励ましたりと、どこか仲のいい兄弟に思えてくる。

他3人の関係性……プライド王女とナイトマンは主と従者。レイチェルとスラーは息子と父親。ブルースと炎山は直属の部下と上司と言ったところだろうか。

兎も角、お兄さん分のロックマンが恐怖に声を荒らげた事に疑問を持ったレイチェルが聞くと、ロックマンはどうやらお化けが苦手らしい。

薄暗く、少しジメっとしているこの場所は、確かに出そうな雰囲気がする。

 

そう思った時だった。

 

ガシィ……!!

 

「「……ッ!?!?」」

 

レイチェルと熱斗は突如背後から肩を掴まれた。寒くないはずなのに身体中に冷気が走り、嫌な汗が流れてくる。

 

「ね……熱斗くん。嫌な予感しない?」

 

震えるレイチェルの言葉に、熱斗は顔を引き攣らせてゆっくりと頷く。2人は恐る恐る背後を振り向くと、そこには……

 

 

 

 

「ね……熱斗く〜ん…!!」

 

『「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」」』

 

服がボロボロになっている、細身の男性が唸るような声で助けを求めていた。

薄暗いこの場所で先程お化け談義をしていた為、3人の恐怖度が跳ね上がっているのは言うまでもないだろう。

そんな矢先のこの状況だ。まるでゾンビ映画を彷彿とさせるような動きと声。それがナビ越しでは無く、現実に降り掛かっているのだから恐怖を覚えて当然である。

後ろの3人が発した突然の叫び声に、前に出ていた2人も勢いよく後ろを振り向いて駆け足で向かう。

 

「ね……熱斗くん!レイチェルちゃん!アッシでマス!日暮闇太郎でマス!」

 

『日暮さん!?』

 

よく見てみると汚れてはいるが、目の前の男の服装は白のワイシャツに赤ネクタイに、紺色のズボン。

身体付きは細身であり、ボサボサの茶髪のメガネをかけている糸目の男性。彼こそ、元ワールドスリーの下っ端であり、現在はヒグレヤの店長である日暮闇太郎その人である。

 

ちなみにその後、駆けつけた2人にめちゃくちゃ弁明して誤解を解いてもらった。




個人的にはニホンの次にクリームランドが書きやすいと思う。

そういや熱斗くんのみならず他の面々も身体能力高めなんですよね。

熱斗くんは言わずもがな、ライカとプライド王女なんて生身でアステロイドエアーマン相手に大立ち回り繰り広げてたし、ネット警察の面々も生身でネオワールドスリーの攻撃避けてた描写あったし。

・落とし穴

エグゼシリーズ御用達の罠シリーズ。ボッシュートになります。鷹岬版では突入隊全員が落とされている模様。
そういやエグゼ2でプライド殿下、過労のせいで体調悪そうなのに突然屋上からボッシュートされて気絶だけで済むんだから相当だよね。
鷹岬版の熱斗くんは走行中のバスから飛び降りて擦り傷で済んでるからなぁ……その上みゆきの店までダッシュしてるし、頑丈過ぎない?

・お化け

アニメ版にて、ロックマンがお化け嫌いな事が2期にて判明している。ただアニメ1期でもお化け回あったけどどっちが先だっけ?1期は幽霊船捜索チームはマサさん以外怯えてた感じだったしよく分からない。

・バトルシールド

ロマサガ3における4人陣形。前方2人には補正は一切かからず、後方2人はすばやさ低下のデバフの効果がある。
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