最強のナビといっしょ   作:シュオウ・麗翅

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プライド殿下の年齢が推定15〜20なら15でママと呼ばれている可能性もあるということなのでは……?ボブは訝しんだ。まぁ本作の殿下は17〜20位のイメージで書いてますが。
あさだみほ版は熱斗のクラスに転校してるし、ワンチャン11歳説あるか……?( `・ω・) ウーム…

病んでる殿下に5D’s見せたい。


VSワールドスリーの精鋭達、その3

エレキマンとファイアマンがそれぞれナイトマン、ロックマンと戦っている同時刻。戦闘の中心となっているスラー、ブルース組も戦闘を開始していた。

数えるのも億劫になる程のヒールナビの数々。それを指揮しているマジックマンに戦場をかき乱すカラードマンとストーンマン、ボンバーマンの3人。スラー達の助太刀に乱入したナンバーマン、ニードルマン、ノーマルナビが加わったものの、ワールドスリー側の数の優位は変わらない。が、ここに残っている2人は何れも強者である。

 

「ククク……ワールドスリーの精鋭とはここまで脆いものなのですか?」

 

『パパ凄い!』

 

「……これでは、どっちが悪役か分からないな」

 

スラーが鉄球で向かってくるヒールナビをなぎ倒しながら嘲笑っている。サディスティックな笑みを浮かべ、ヒールナビを蹂躙しているその姿はどう見ても正義の味方に見えない。その証拠に、味方であるはずの炎山とブルースからは若干引かれていた。ついでに助太刀組はドン引きである。これが一国の宰相の姿なのか……。反対にレイチェルからは好評のようだが。すごいすご〜い!

 

「調子に乗るナ!喰らえ、爆弾シュートォッ!!」

 

「欠点を克服してから出直してきなさい」

 

「のわああああっ!!」

 

ボンバーマンが蹴った特大の爆弾を、スラーは鉄球で打ち返した。ヒールナビの隙間を掻い潜って綺麗にスラーの元へシュートしたコントロールは見事な物だが、それだけだ。打ち返された爆弾も同じくヒールナビ達の隙間を掻い潜り、ボンバーマンの頭に思いっきりスコーンとぶち当たった。痛そう。

 

 

「中々やりますねぇ。流石はあのフォルテと互角に戦っただけの事はある……」

 

「分かっているのならさっさと降参したらどうですか?その位は認めてあげますよ」

 

「フッ。ご冗談を……」

 

青いとんがり帽子を被ったかのような頭が特徴的な、魔術師のような風貌のネットナビ、マジックマンがゆっくり空から降りてくる。流石は魔術師と言ったところか。空中浮遊もお手の物らしい。

 

「無論、貴方を相手にするには、私が実力不足なのは重々理解していますよ」

 

『ですので、少々小細工を使わせて頂きます』

 

((そう……全ては時間稼ぎの為にね))

 

マジックマンは腕の水晶を妖しく光らせる。この水晶が、マジックマンの固有武器であり、魔術の源である。

 

「見せてあげましょう。私の力の一端を。サモン、ウイルス!」

 

妖しく光った水晶から魔法陣が出現し、メットール系を初めとする多種多様なウイルス達が現れた。

 

「どうです?我が不滅の軍団は。この私がいる限り、幾らでも召喚できるのですよ」

 

「奇遇ですね。残念ながら今はリミッターがかけられていますが、私も似たような事が出来るのですよ」

 

『なんですと!?』

 

ウイルス召喚。一応ヒールナビにも出来るものの、マジックマンの召喚はヒールナビを大きく上回る。召喚出来る数、種類。ヒールナビは3種族3体までが限界だが、マジックマンはほぼ無尽蔵に召喚できる。正に1人軍隊。それにも関わらず、目の前のナビは似たような事ができると言ってのけたのだ。驚くのも無理はない。

 

「レイチェル。やりなさい」

 

『オッケー!ナビチップ、ナイトマンとロールをコストにアステロイドプログラム起動!』

 

「サモン、アステロイド!」

 

ーーーーー

 

「ケケッ!喰らえ喰らえ〜!!」

 

カラードマンが嘲笑いながら攻撃する。迫り来る火柱に水柱。乗っている玉。兎に角使用できる物はなんでも使用するということだろうか。

 

「ちぃっ……!!」

 

『殲滅するぞ、ブルース。バトルチップ、バリアブルソード!ダブルスロットイン!!』

 

カラードマンだけなら大した相手では無い。彼のトリッキーな戦法は目を見張るものがあるが、ブルースからしてみれば大した相手では無い。

が、視界を埋め尽くす程のヒールナビは厄介だ。1人1人は大した事ないものの、アレだけの数だ。幾らブルースでも危ないと言わざるを得ない。

 

「ダブル・エレメントソニック!!」

 

ブルースが三日月のような形の曲剣を振るうと、合計8発の属性を纏った斬撃がカラードマンとヒールナビの軍団に向かって飛んでいく。

多くのヒールナビがやられたものの、依然として数が多いのは変わりない。ブルースが追加で自前の飛ぶ斬撃を放っても一向に減る様子がない。カラードマンに飛んだ斬撃も、2体の人形によって防がれてしまった。あっ、めちゃくちゃ煽ってる。

 

「怯むな!我らの力を思い知らせてやれ!!」

 

「ちぃっ……!キリが無い!!」

 

ワールドスリーのヒールナビの群れがブルースに向かって突っ込んでくる。

ある者はキャノンで。ある者はスモールボムで。またある者はソードやワイドソードで攻撃してくる。このような大軍で連携をしたことがなかったのか、ちょくちょくフレンドリーファイアが発生しているようだが、脅威である事には変わりない。

 

『バトルチップ、ビッグボム!スロットインでマス!』

 

「サイコロボムも喰らいなさい!そぉぉぉぉぉぉい!!」

 

『ニードルマン!私達も行くわよ!』

 

「穴だらけにしてやるぜ!ニードルショットォッ!!」

 

加勢に来た3人も範囲攻撃を駆使して戦闘を開始する。

サイコロボムをナンバーボールで守りながら、ボム系のバトルチップで援護するナンバーマン。

身体中に生えているトゲを存分に活かし、敵陣へと斬り込むニードルマン。

バトルチップを巧みに使って戦う老人のノーマルナビ。どれも果敢に立ち向かい、ヒールナビを倒していく。

 

「ケケッ!頑張ったって無駄無駄。どうせこの世界はドリームウイルスによって破壊されるのさ!」

 

『ふん。べらべらとよく喋る口だな』

 

『ふふん。いい女ってのはね、少しおしゃべりな方がいいのよ。ボウヤ』

 

『貴様は兎も角、ナビは男だろうが』

 

『細かい事をグチグチ指摘したら女の子にモテないわよ♪バトルチップ、フレイムライン。トリプルスロットイン!!』

 

「そうら、フレイムクロス!燃え尽きちゃえ〜!!」

 

カラードマンが勢いよく地面を叩く。すると、火柱が現れた。十字に燃え盛る巨大な火柱は、意志を持っているかのようにブルースへと向かっていく。

 

『火には水だ。バトルチップ、アクアタワー。トリプルスロットイン!』

 

「プログラムアドバンス、アクアクロス!」

 

反対に、ブルースはフレイムクロスと対になるプログラムアドバンス、アクアクロスを使用。地面から十字の巨大な水柱が現れ、巨大な業火をあっさりと消火した。

 

『そうなる事は織り込み済み!バトルチップ、ストーンボディ、スロットイン!』

 

火を消すのは水。そう言わんばかりにフレイムクロスを消滅させたアクアクロスは留まることを知らず、その威力と勢いを保ったままカラードマンを呑み込もうと迫ってくる。広範囲高威力とはまさにこの事。避けるのは困難を極めるだろう。

だが、アクアクロスは自身も使用するプログラムアドバンスだし、何よりも今回炎山が1度使っているのを見ている。故にダメージを最小限に抑える為にストーンボディを使用したのだ。

 

『ふん。お前がダメージを軽減する手段があるのは分かっていた。バトルチップ、ホウガン。トリプルスロットイン!』

 

「ゼータホウガン!」

 

ブルースが勢いよく投げつけたホウガンがカラードマンに向かっていく。あらゆるダメージを全て最小限に抑えられるストーンボディに唯一貫通効果を与えるブレイク属性の砲丸だ。加えて、ストーンボディには使用すると20秒間硬直してしまうという欠点がある。ネットバトルにおける20秒間というのは非常に大きい。フォルダ縛りでも、2回のバトルチップの補充が出来るのだから。

ナイトマンやガイアント系ウイルスのように、攻撃の瞬間だけ解くタイプも存在するが、それはそういう特性なだけであり例外である。その為、カラードマンはその短くない時間を動けずにいた。そこに貫通効果のあるホウガンを食らってしまえば、決して少なくないダメージを負ってしまう。思わずまどいは舌打ちをした。

 

更に、ここでは終わらない。ブルースが投げたホウガンが突如として分裂し、まるで雨のように降り注いでいく。着弾地点にいたヒールナビ達は頭に直撃したホウガンによって次々とデリートされていく。

 

『ダメージは受けてやらないわよ!バトルチップ、ウッドオーラ!スロットイン!!』

 

「ついでにボクの分身も送ってやるぜ!ケケケッ!」

 

ストーンボディの解除までまだ時間がある。それまで耐えてまた引っ掻き回せばいい。

ダメ押しと言わんばかりにミニチュアサイズのカラードマンを召喚し、アクアタワーとフレイムタワーでブルースに攻撃を仕掛けた。

 

『やはり甘いな。バトルチップ、バリア。スロットイン!』

 

火と水の柱がブルースに当たる直前。突如として透明な障壁によってそれらを防いだ。

 

「ムキィィィィィっ!なんでボクらに気持ちよくバトルさせてくれないんだよォ!!」

 

「知るか。俺はお前らを楽しませる為にバトルをしているんじゃない。お前らを引っ捕える事が出来るからやっているんだ。バトルチップ、カンケツセン。スロットイン!」

 

カラードマンの子どものような駄々を炎山は一蹴する。

炎山にとってネットバトルとは、ネット犯罪者を叩き潰す為の手段としての側面が強い。流石にネットバトル大会ならば話は別だが、ネット犯罪者のネットナビを無力化する為にはネットバトルが必須。故に炎山はブルースと共に鍛錬をしている。犯罪者の快楽の道具になどなってたまるか。

 

「コレで頭を冷やしておくんだな」

 

周囲にはゼータホウガンによって生じた穴がそこかしこに広がっている。ゼータ系……つまりは連射系のプログラムアドバンス1発1発の威力は通常のものと対して変わらない。が、ホウガンは着弾地点に穴が空くほどの重さと硬さを有している。そこに置物やナビが居ればヒビ割れで済むが、それでも対象が動けば穴が空く。そして、カンケツセンは穴に投げ入れることによってまるで火山が噴火するように水が噴出する。

周囲にいたヒールナビ達は溢れ出た水による大波によって呑み込まれ次々とデリートされていく。助っ人3人によって着実に数を減らされた上、ダメージも蓄積されていた所への追撃のようなものだ。倒れない筈がない。

 

『ちょっ!?嘘……!』

 

「ぎょぇぇえええっ!?」

 

無論、カラードマンとその分身達もカンケツセンの範囲に入っている。分身たちは耐えられずに消滅し、カラードマン本体は勢いよく溢れ出る水に玉と足を取られ、まるで流しそうめんのように流れされていく。

 

「コレで一段落か」

 

『だが、先は長い。まだ範囲外にいた奴らと討ち漏らし、それから幹部が残っている』

 

カラードマンを撃退し、多くのヒールナビを倒した。だが、全滅させたわけではない。

同時刻、ナイトマンとロックマンがそれぞれエレキマンとファイアマンを倒したようだ。マジックマンはスラーと対峙しており、ナビチップで召喚したウイルスと戦っているようだ。

 

「ほーう?中々やるダナ。次はこの俺様たちと勝負ダ!」

 

「……」

 

ブルースが後ろを振り向くと、ボンバーマンが爆弾に足を乗せて現れ、ストーンマンがやる気をアピールするかのように腕で地面を叩きつけながら登場した。

 

 

 





ちなみにナンバーマン達は描写外で頑張ってます。

・ゼータホウガン

エグゼ1〜2のプログラムアドバンス。5秒間インビジブル状態になり、その間ホウガンを投げ放題になる。が、エグゼ1だと1個ずつしか投げられないし、エグゼ2では5発一気に投げられるものの、当たった瞬間無敵時間が発生する為実質1発しか当たらない。絵面も地味。図鑑埋めだけに使われるやつ。
ゲーム内ではギガキャノンやドリームソードとは違ってゼータホウガンしか無いため、コレが完成系とする。仕方ないね。あったらギガホウガンとかになったりするんだろうか。多分威力400くらいで着弾地点に穴が空いて全フィールドをヒビ割れにする効果だよきっと。
ちなみに私は小さい頃、「ボウガン」と読んでました。

そういやナイトマンのエグゼ5におけるシェードマンの攻撃ノーダメージはどういう判定になるんだろ?ネットバトルじゃない番外戦術だからノーダメだったんかな?それとも防御する部位に1点集中したから擬似的に無敵モード?( `・ω・) ウーム…

次でボスラッシュ終わらせて駆け足でラスボス戦行きたい。
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