もう食運なんてコリゴリだあぁぁぁぁ!   作:おむれっつごー

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最近の寒暖差でグロッキーになりましたが、ひとまず書けたので載せます。
仕事でひと悶着あるので最近大変です。
もっとハイペースで書きたいのに仕事のせいで……やはり労働は悪い文明……

それと、普段から誤字脱字の指摘に加えて主人公の新技を考案してくださったユーザーの皆様には感謝が尽きません。
技についてはストーリーの展開を見ながら考えるか、場合によっては設定の一部を頂戴させていただきたいと思います。


氷山での強運と対決

 

 アイスヘルに突入したトリコ一行はトリコ、小松、滝丸、マッチ、ラム、シン、ルイの7人にまで減っていた。

 極寒地獄を耐え抜き、アイスヘルの氷山に辿り着いた彼らは手の届く範囲にまでスープが近づいてきたことを実感しながら疲弊した足を止めることはない。

 

 とはいえ、足を止めての休憩がなければスープに辿り着く前に体力が尽きるか、猛獣に襲われて死ぬこともあり得る。

 目の前に極上の食材があろうとも休む暇を設けて万全に望むことは美食屋として基本的なことである。

 

 「マッチさんはなんでスープを取りに来たんです?」

 「ユン?」

 

 トリコたちも氷山に潜んでいた白銀グリズリーを仕留めて肉を食べながら小松は今しがた懐いてきたウォールペンギンの子供を抱いてマッチの連れてきた三人の舎弟に問う。

 三人は喋っていいか少し巡視したが、話しても問題ないとして休憩で仮眠をとっているマッチの代わりに口を開いた。

 

 「オレたちはネルグ街から来たんだ」

 「ネルグ街……IGO非加盟の犯罪都市だった(・・・)スラムか」

 「かつて流通の禁止された違法食材が公然と流通していたとされる犯罪者製造工場だったとか」

 「あぁ、そうだな。だが、それは昔の話だ」

 

 昔を懐かしみ、ラムは満天の星空を仰ぐ。

 

 「もう15年前になるのか、当時、オレたちがガキだった頃はお前らの知るように殺しも密漁も当たり前に行われるどうしようもねえ場所だった」

 「そんな時、出会ったのがマッチさんと、当時、IGOからボランティアに派遣されたライズさんとゾンゲさんだ」

 「えええぇぇぇ!? ライズさんとゾンゲさんが!?」

 「なるほど、だからあいつらマッチとも知り合いだったんだな」

 

 小松は意外な人物の登場に驚き、トリコはマッチたちとの関係を聞いていたため納得していた。

 

 「自分たちで言うのもあれだが、当時は今よりも食材の流通はそれほどなくて、とてもじゃねえがネルグの住民全てに行き届くわけもなかったから悲惨なもんだった」

 「血の通った親や友人の誰もが唐突に餓死するような地獄の日々だったから、誰もが絶望に吞まれちまったんだ」

 「飯を食わせてもらっても生気のねえオレたちをライズさんたちは見捨てずに飯を食わせてくれた……あの時の味は今でも忘れられねえ」

 

 三人は当時のことを思い出し穏やかな表情を浮かべる。

 そんな穏やかな空気の中、空気を壊すのも悪いと思いながら滝丸は促した。

 

 「でも、最近のネルグ街の治安は改善され、徐々にではあるけど技術革新すら起こりつつあるほど……とてもスープが必要という風には思えませんが」

 「あー……そこは言ってもいいけど……」

 「何だよ? こっちを見て」

 

 三人がトリコを不安そうに見つめてくるので聞き返すと、バツが悪そうに頬をかく。

 

 「今回の件はライズさんとゾンゲさんには内密なんで、バラされるのはちょっと……」

 「バラさねえよ! お前らの中ではどんだけ信用ねえんだよオレは!?」

 「人の秘密を酔ってバラしたからですよ」

 「う……」

 

 心外とばかりに突っ込むも、ジト目の小松からの指摘にトリコは苦虫を潰したような表情を浮かべる。

 その反省している様子に三人は顔を見合わせ、口を開く。

 

 「実は、最近のネルグの好景気はライズさんたちが教育と事業に手を貸してくれたことが影響してるんだ」

 「教育っていうと教師みたいなものですか?」

 「みたいっていうか、もう教師そのものだ。あの人、IGOでも技術開発や医療、地質学やら色んな学問を修めてるから頭がいいんだよ」

 「ええぇぇぇ!? そうだったんですか?」

 「料理人のことは分からねえが、狩りとか調理技術でも使えそうな知識は全て頭に叩き込んだって言ってたな」

 「そういや記憶力がいいんだったな……なるほど、飯も教育も充実してきたからこその発展を経たのが今のネルグって訳か」

 

 ネルグの治安の改善と教育の充実化など革新的な進歩をしていたことは既に世間から知られていたのだが、その陰ではライズたちが関わっていたことに驚きを隠せなかった。

 

 「今のネルグがあるのはあの人たちの活躍がほとんどだから、恩返しがしてえと思ってな」

 「ライズさんたちはただでさえなんでもできちまうから多忙を極めて食材集めができない時があるってボヤいてたのを聞いて、センチュリースープのことを思いついたんだ」

 「日頃の感謝として彼らに食材を送ると同時に、オレたちも助けられてばかりじゃねえってことをライズさんや街のガキどもに示すために来たから、あの人たちが来るなんて知らなかったさ」

 

 普段は物静かだった三人が熱く語る。

 それだけライズたちに抱く心意気が伝わってくる。

 

 「ほ~、色々とやってんだなあいつら。功績だけで言えば節ばあに匹敵すんじゃねえか?」

 「えぇ、流石は美食人間国宝の弟子といった所でしょうか」

 「……」

 「? 小松?」

 「え? あ、はい、凄いですよね! やっぱりライズさんは凄い人です!」

 

 そんなライズの話を聞き、トリコも滝丸も感心する中、小松はいつもと違って心ここにあらずといった感じで反応がなかった。

 トリコの呼びかけに気付いてライズを絶賛するも、どこかぎこちなさに周りから心配される。

 

 「お前、疲れてんじゃねえのか?」

 「これまでの猛吹雪を耐えた分、精神的に負担がかかっていましたからね。小松さんはもう休んだ方がいいかと」

 「大丈夫ですよ! ボク、何かに感動すると動きが止まっちゃう癖がありまして……あの、その他にもライズさんが何かやったとかありますか?」

 「そうだな……そういえば前にも……」

 

 小松は本心から尊敬する友の話を聞きたいとラムたちから話を促す。

 そんな逸話を聞きながら小松は内心で思った。

 

  (ライズさんはボクと違って凄くて何でもできて……ボクなんか足元にも及ばないや)

 

 聞けば聞くほど互いの間に広がる差に小松はただ、一つだけ気になったことが頭から離れない。

 

  (ライズさんはボクの何を見て、誰にも負けない料理の腕があるって言ってくれたんだろう……)

 

 それは過去にどこかで言われた、小松にとって忘れられない一言だった。

 ライズは自分の成長を楽しみにしてくれてる、それ自体は嬉しいことなのだが、そんな人から目をかけられる自分に何があるのだろうかと思案に耽ってしまう。

 

 これを目上の人からのお世辞と取るのか、それとも自分で気づかなければならないことかと……選択を間違えてはいけない気がする問いに小松は休憩に入るまで、頭の中で反芻し続けていた。

 

 

 

 

 トリコが談笑している同時刻、アイスヘルの崖に沿って歩く三人の影があった。

 大陸の周りをひたすら迂回している彼らはとてもスープを追い求めてるとは思えない行動をとり続けている。

 

 それを自覚しながらもライズたちは歩みを止めない。

 それがセンチュリースープへの近道であり、確実にたどり着ける道だと分かっているからだ。

 

 そんな二人の様子を鉄平は後ろから眺め、二人の信頼の強さを再確認する。

 

 (いつもは慎重なライズもゾンゲの当てずっぽうには何も言わずか……相変わらず変わった奴らだ)

 

 普段はゾンゲと違って慎重で確実性を重視するライズが盲目的にゾンゲの当てずっぽうにだけは何も言わずに信じて付いていく姿も最初は違和感でしかなかった。

 しかし、修業や食材の確保、再生屋の仕事など幼いころから何度も同行するたびにその認識も変わっていく。

 

 ゾンゲが思うままに通れば必ず巡り巡って食材へと続く最短経路になるのだ。

 しかも、ライズと揃っていると思いがけぬ幸運にもめぐり合うのだから何とも不思議である。

 

 (これがなぁ~、よく当たるんだなこれが)

 

 鉄平自身も彼らの食運を身に染みて実感しているからこそ、こうして文句も言わずに付いてきて護衛をしている。

 自分の仕事に専念して襲い掛かってくる猛獣をノッキングし続け、いつしか襲い掛かってくる猛獣も一匹としていなくなった。

 

 残る障害はこの極寒の環境だが、その心配はとっくにしていない。

 

 (やっぱりこんな環境にも万全に適応したのか。相変わらずの生存能力だ)

 

 この地に着いてから二人の様子が大きく変わったことに鉄平はとっくに気付いていた。

 

 (ゾンゲは体から不凍液のような体液を全身から出して冷気を遮断している。あれならどこの環境下でも普通に動けそうだが、気になるのはライズか、どうにも呼吸音がおかしい。呼吸器系に異常って感じでもないし、寒さに適応した呼吸には違いないが、何かが違うのは確かだな)

 

 ライズは間違いなく、グルメ界で必須の呼吸法を既に会得している。

 しかも、今使っている呼吸はそれだけではない……何となくそう思ってしまうほどに呼吸音は力強く感じていた。

 

 コオオオオォォと長く深い呼吸と独特の呼吸音を極めて小さい音量で繰り返しているのが吹雪の中で聞き取る。

 鉄平がその呼吸音を奇妙に思っていると、近くの雪山が突然爆ぜた。

 

 「うおっ!?」

 「これは、アイスジャガーの大群か!?」

 

 そこかしこに点在していた雪の山からアイスジャガーが獰猛な唸り声をあげて迫ってくる。

 10や20なんて数ではない、吹雪で遮られている視界の先にも光る眼が浮いている辺り、猛獣の数を数えるのも馬鹿らしくなるほどいるにちがいない。

 護衛役としている鉄平をもってしてもその数に辟易させられるほどだ。

 

 「おいおい、よりによってアイスジャガーの縄張りに迷い込んじまったか」

 「どうする? ノッキングで何匹か麻痺させてビビらせるか?」

 

 あまりの数に顔をゆがめるライズに鉄平が、できれば猛獣を無視したいという表情を浮かべながら提案する。

 ライズは少し考えてゾンゲを黙って見ると、しょうがねえなぁ、という風にゾンゲは一息ついた。

 

 「こういう数の多い敵の出現イベントでは大体、無視して逃げるのが正解だ。わざわざ構っていたら無限湧きされて延々と時間と体力を削られ、ボス戦で苦戦する羽目になるのだ」

 「てことは、ここは逃げるってことで」

 

 三人は顔を見合わせた後で頷き、示し合わせたかのようにアイスジャガーに背中を向けて。

 

 「「「異議なーしっ!」」」

 

 一斉に駆け出した。

 獲物に背中を向けられて逃げられたアイスジャガーは本能に身を任せて逃げたライズたちに襲い掛かる。

 白い視界の先から大量のアイスジャガーたちが飛び出し、氷の大地を余すことなく蹂躙しながら大量に襲い掛かってくる。

 

 既に別ルートで多くの美食屋を食い殺した猛獣に追われているにもかかわらずライズたちはマイペースに逃げている。

 

 「この大陸キモイなおい!」

 「言ってる場合か! 走れ走れ!」

 「とにかくこいつら撒けー!」

 

 三人揃ってうおおおぉぉぉ!とコミカルに走りながらアイスジャガーから逃げ続けるが、三人は崖に追い込まれていく。

 そして、追い込まれた故にアイスジャガーの爪の一撃を受けて三人は並んで崖から落とされた。

 

 「うおー! 落とされたー! 落ちたら流石に寒い!」

 「諦めんなライズ! こういう時はリセットしてセーブ地点からやり直してコンテニューだ!」

 「コンテニューより残機減らして素直にリスポーンさせろ。こういう失敗も楽しむゲーマーの心を忘れたか」

 「呑気かお前ら!」

 

 現在落下中とは思えないほどのほほんとした会話に鉄平が突っ込む。

 生存能力がゴキブリをはるかに超越している二人と比べて自分は何かあったら死ぬことを忘れてないだろうか?

 ライズたちからしたら十分化け物の域に入っていると自覚していない鉄平も海に落ちた程度では死なないだろう。

 

 互いに的外れなことを思っていると地面に落下した。

 断崖絶壁から落ちていただけに驚きは大きかった。

 

 「おい、お前ら無事か?」

 「うおおおおおぉぉ! どうだぁ! セーブやっててよかったろうが!」

 「いつまでゲームの話してんだ!?……助かったのはいいが、またここを登ってくのか」

 

 断崖絶壁の中にわずかに飛び出た足場に着地したゾンゲは相も変わらずゲーム脳でいることに突っ込む。

 雰囲気に呑まれて何も言わないが、鉄平もこの強運には舌を巻くと同時に吹雪で荒れる崖の上を見上げて溜息をもらす。

 

 気持ちを入れ替えて登ろうとしたとき、ライズが肩を叩く。

 

 「もう登る必要はないと思うけどね」

 「いや、それだと氷山に行けねえって……」

 「あれ、見てみんしゃい」

 

 ライズの指さす先を見て、鉄平は驚愕した。

 崖に開けられた小さな洞窟、それ自体は別に珍しいことではなかった。

 古代人が食材の保存庫として利用していたのだから、こういう横穴があることくらい予想はされていた。

 

 しかし、この抜け道を発見したのは後にも先にも自分たちだけなのだ。

 

 「マジかよ……こんなものがアイスヘルにあるなんて……」

 「この道の方向も一直線であれば氷山に直行だな。恐らく、古代人が開拓した道なんだろうよ」

 「んなこたぁどうだっていいんだよ! 重要なのはよぉ、ここがアタリだってことだよ!」

 

 うひょー!と言いながらライズとゾンゲがハイタッチする様子を鉄平は表情を引きつらせていた。

 

 (こいつら、昔からそうだけど……食運どうなってんだよ!?)

 

 もうかれこれ十数年来の付き合いになるが、これまで全ての旅はいずれも食材確保成功率100%という驚異的な成功率を未だに達成し続けている。

 その全てが順調だったわけではない。

 

 曰く、100年に一度しか取れない食材を手に入れた。

 

 曰く、新食材を発見した。

 

 曰く、有毒食材の解毒方法を偶然見つけて食材の市場価値を変えてしまった。

 

 あらゆる豪運が二人に向けられているような感覚はいつになっても慣れないものだった。

 長くため息を吐いた鉄平は先に洞窟に入っていった二人に気付かれることはなかった。

 

 (ま、今までのと比べれば大分マシか……)

 

 本人が素性を隠すおかげで、偶然にもなしえてしまった功績の隠蔽など既に慣れてしまったのだ。

 

 ノッキングマスター次郎の血を引く次世代のノッキングマスター鉄平

 飄々とした彼もまた、ライズとゾンゲの食運に巻き込まれた苦労人ともいえる。

 

 

 

 

 

 戦いは唐突に始まった。

 トリコたちは氷山の中に現れるというオーロラを探し、探索をしていた最中に敵からの奇襲を受けた。

 奇襲を仕掛けてきた相手は意外、大量の虫の大群だった。

 

 極寒の地にはいないはずの、外部から持ち込まれたジョンガルクワガタの大群により窮地に立たされていた。

 シンは右腕と片目をジョンガルクワガタにより破壊され、トリコやマッチもいなしているとはいえ、ダメージを少しずつ負っていた。

 クワガタの強襲がしばらく続いた後に、トミーロッドたちは現れた。

 

 その後、トリコはトミーロッド、滝丸はボギーウッズ、マッチ達はバリーガモンと交戦に入った。

 小松にセンチュリースープの捕獲を任せ、互いに死力を尽くしている。

 しかし、戦況は美食會に傾いていた。

 

 「ほらほらトリコ~! もっと頑張ってよー!」

 「っせえ害虫野郎だなてめえはよ! そんなに言うならてめえが来いよオラァ!」

 

 トミーロッドの口から吐き出される昆虫たちをいなしながら反撃の機会を窺っている。

 しかし、数が多すぎる虫を完全にかわすことができず、少しずつダメージが蓄積されていく。

 

 噛みちぎられ、血を吸われ、毒針で刺される。

 

 一匹だけで見ればトリコに及ばず、たやすく駆除されてしまうだろう。

 しかし、群れた虫の大群の前では物量で押されてしまう。

 

 数は力、この時ほどこの言葉を実感したことはない。

 

 (くそ、数が多いうえに手強い! とても捌き切れねえ!)

 

 そう考えている間にもダメージが増えていく。

 しかも、自分の片手も得体のしれない何かに凍らされている以上、トミーロッドはおろか虫の大群で倒されることだってあり得る。

 

 トリコがいよいよもって覚悟を決めたその時だった。

 

 頼もしいあいつら(・・・・)の匂いがした。

 

 「はぁ?」

 「なっ……!」

 

 さっきまで嘲りの笑みを浮かべていたトミーロッドも怪訝な表情を浮かべて背後を見据えている。

 主人の動揺に呼応するように虫の動きが鈍った隙に同じ方向を見ると、匂いの主がそこにいた。

 

 「……」

 

 冷や汗をだらだら流し、体をガクブルと震わせるライズとゾンゲの姿があった。

 

 「「「「「「…………」」」」」」

 

 気が付けばその場の全員がその二人の姿にくぎ付けになり、時が止まったように戦いが止まっていた。

 片や別行動を取っていた奴が急に現れたことに、片や最重要確保人物の突然の登場に。

 

 互いが互いに急展開に狼狽える中、ライズたちは内輪でこの場を切りぬける画期的アイディアをひねり出そうとしていた。

 

 しかし、この場を上手く切り抜ける手段が思いつかない。

 いわば、少しでも触れたら爆発する爆弾を相手にしているような、そんな感覚だった。

 

 選択を誤れば面倒なことになる。

 そんな危機的な状況にライズの頭脳はフル回転し、叡智の果てに弾き出された魔法の言葉を口にした。

 

 

 

 「えーっと、ここはお互いに腰を下ろして話し合いでm」

 「キシャアアアアアアアアアァァァァ!」

 

 か細い声にかぶさる様にトミーロッドの狂暴性むき出しの唸り声が重なった。

 

 かなり離れた距離を一瞬で詰め、眼前に鋭い爪を繰り出しているトミーロッドの姿を認識したとき、一つ学んだ。

 時として優れた叡智を持ったものはこの世の誰よりも愚かな選択をする。

 

 要はテンパって選択を誤ったマヌケが見つかっただけだった。

 

 「あ」

 

 生気の抜けた声と共に氷山から轟音が響き渡った。




優れた叡智を持ったものはこの世の誰よりも愚かな選択をする:元ネタはネウロの最後のシーン当たりでの台詞。元の台詞忘れたから何となくの感じで書きました。

邪魔にならない程度にティナというアニオリキャラを出しても大丈夫ですか?

  • 出していいともー!
  • いらない

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