ヘイローが『反転』できるようになったので、謎のヒロインごっこを楽しみます。 作:YEBIS_nora
かなり難産でしたが、ようやく形にすることができました。
少々長めですが、のんびり読んでいただければ幸いです。
※春名様よりファンアートを頂きました!
タイトルページにURLを貼りましたので、ぜひご覧ください!
「...いけないなぁ。少し外の空気を吸いに行きたかっただけなのに、こんな遠くまで歩いて来ちゃうだなんて」
左右に木々が並び、月明かりと街灯が仄かに光を灯す運動公園の舗装路を歩きながら、先生は誰に言うでもなく一人ごちる。
締切の近い書類もあるのに、自分のデスクへ戻ることを無意識的に避けてしまったのは...きっと今の自分がとても集中出来るような状態でないことを、心のどこかで自覚しているからなのだろう。
...常日頃から多忙を極める先生ではあるものの...この一週間は殊更に、息付く暇がない程忙しい毎日だった。
D.U.やゲヘナ自治区では不良グループが立て続けに抗争を引き起こし、まだ少し本調子でなさそうなヒナをサポートすべく、朝から晩まで風紀委員や手の空いていたシャーレ部員の全体指揮に勤しみ。
百鬼夜行と山海経で密かに流通している『酩酊状態と似た感覚に陥るお香』の実態調査と取り締まりをすべく、薬師サヤや忍術研究部の面々と一緒に各地を駆け回ったり。
突如崩落したトリニティ自治区の遺跡の現地調査へ立ち会ったり、キヴォトス郊外で目撃されたという巨大不明生物?についての脅威度判定を進めたり......後回しになっていた通常業務を必死に片付けてる
「(改めて...仕事の合間にサイカの淹れてくれたコーヒーを飲む時間は、良いリフレッシュになってたんだなって実感するよ)」
ある日何の前触れもなく『試しに飲んでみてよ!』と、サイカが随分使い込まれた道具で淹れてくれたブレンドコーヒー。
それは香りも味わいも鼻を抜ける風味も、全てが自分好みだと思ってしまう程美味しくて...最近はほぼ毎日のように、サイカにコーヒーをお願いしてしまっていたのだ。
...そんな
「(お互いの確認不足が重なってこんなことになっちゃったけど...思っていた以上に、私は『いつもサイカがいてくれるシャーレ』での日々に慣れきっていたのかもしれないな)」
疎遠気味だった時期でも交わしていた、『おはよう』と『また明日』が。
最近また交わせるようになった、『いってらっしゃい』や『おかえり』が。
『シャーレの先生』として、多くのドタバタや苛烈な戦闘に立ち会うことになろうとも...そんな些細な挨拶や一言が、先生の頭の中にある『スイッチ』を切り替える大事な
____さながら、
「.........我ながら、先生が生徒に向ける感情としてはだいぶ重い部類だよね、コレ。こんなの聞いたら、流石のサイカも割と引くくらいの反応はするんじゃないかな...」
...とかなんとか考えつつ、
でも、このところ少しだけ...少しだけ強引にサイカと話す時間を作ろうとしていた自覚はある。
最近のサイカから感じる雰囲気の変化に、
ある日を境に、どこか吹っ切れたようにバリバリと事務仕事をこなすようになり、部員達のコンディションや規模の大きくなったシャーレ全体のスケジュールにも気を配ってサポートしてくれるようになって。
少し前まで欠席気味だった戦闘訓練にも参加するようになり、特製のコーヒーを
...そんな、一見いい方向へ向かいつつある筈なのに。
そんなこと有り得ないって、ちゃんと分かっている筈なのに...。
ふとした瞬間、
「.........えっ?」
...物思いに耽って、フラフラと歩いていたからか。
或いはこんな深夜に...D.U.市街や住宅地からも離れた公園に人がいるだなんて、少しも考えていなかったからか。
自販機のある曲がり角へ一歩身を出すその瞬間まで、先客の少女の気配に気付けなかった。
『____......』
目の部分が無く、全体的にスタイリッシュなデザインの特徴的なガスマスクに、淡い虹色のようなグラデーションの長い髪。
そして...生徒達が揃って『恐い』と形容する色鮮やかなヘイロー。
シャーレが絶賛調査中の謎多き少女『シキ』が......梅ジュースの蓋を開けたところで、ピタリとこちらを見たまま硬直していた。
「...えっと......こんばんは」
『____!』
「っ!待って、シキ!」
踏み込んで後ろへ飛び退こうとしたシキの腕を、先生はギリギリのタイミングで掴むことに成功する。
『...っ!................ん...』
幸いと言うべきか......少し力を込めれば簡単に振り払える筈なのに、シキはその場に踏み留まってくれた。
まだ、会話をする余地は残されているらしい。
「...ごめん、突然腕掴んじゃって。だけどそんな怪我してるのを見たら...」
『.........見ての通り、応急手当は済ませてる』
「みたいだね...でも、念の為私にも確認させてほしい」
『...これくらい、あと数時間もすれば治る............それに、
ほんの僅か、腕に力を込めたシキに対して、先生は『...分かってるよ』と頷いてみせる。
昨日の夜はミレニアム、今日の夕暮れ時にはトリニティから、既に報告は受けていた。
目の前のシキという少女に、ネルとツルギが...各校でも『最強』と名高いあの2人が、激戦の末打ち倒されたという一報を。
『昨日も今日も...私は、
分かっている。
『死』という概念がどこか縁遠いモノとして存在するこの
『
分かっている。
自分と彼女達では、実力行使を決断するまでの
『.........なのに、どうして私の心配なんてしようとするの...?』
「...特別な理由なんてないよ」
郷に入っては郷に従え。
この都市で生きると決めて早数ヶ月...いい加減周囲の
...それでも、先生を名乗るこの『大人』は。
連邦生徒会長に
「____目の前に傷付いてる生徒がいるのなら...それが誰であれ、私はどうしても見過ごすことが出来ないってだけなんだ」
本人にとってどれだけ大したことない負傷であれ、『傷付いてしまった』ことに変わりはない。
その生徒が、自分に友好的かどうかなんて関係ない。
余計なお世話と言われようと、偽善だと言われようと...心を配り、自分に出来る限りのことをする。
『シャーレの先生』として、一人の『大人』として...この
『...そう』
平坦な声音で素っ気ないリアクションを返すシキであったが...暫くすると、依然掴まれたままの腕からスっと力を抜く。
『......私なんかにも、そんな言葉をかけてくれるんだね』
「...シキ?」
『なんでもない......コレ、あげる』
シキが先生の胸元に押し当てたのは、まだ一口も飲んでいないだろう梅ジュース。
意図を図りかねて首を傾げる先生に、少女は顔を斜め下に逸らしながらボソリと言う。
『...怪我、診てくれるって言ったから......お礼の先払い』
「____!うん...!ありがとう、シキ!」
無邪気な子供のように笑顔を咲かせる先生に、少女はたじろぐような素振りを見せながら、掴まれたままの腕を引く。
『...ベンチ、行こ』
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「......うんっ。一通り確認したけど、しっかり手当出来てるね。コレ全部自分でやったの?」
『デカル...............自分でやった』
「...最初何か言いかけなかった?」
気のせいだと言い張るシキに『そう?』と返しながら、先生は補強も兼ねて包帯やテープを巻き直す。
その手際は、何度も繰り返した動きを再現するかのように正確で無駄がない。
『...なんか、手慣れてる』
「うん?...ああ、基本的な手当についてはセリナ...トリニティの救護騎士団でみっちり研修を受けたことがあるからね。その甲斐あって、赴任したての頃より手際が良くなった自覚はあるよ」
『私は
シキはそんな彼の顔をジッと見つめ...どこか意味ありげな雰囲気で『そう...』と呟く。
『......やっぱり』
「うん?」
『やっぱり、
「どうして、か...改めて聞かれると、どう答えればいいか考えちゃうな」
単に
手を動かしながらもう少し具体的な言葉に落としこもうと頭を回す先生だったが...こういう時に限って、気の利いた言葉は中々浮かんでこないものである。
『...特に、ヘイローとか』
「ヘイロー...確かに、皆は『特にヘイローが不気味』って言ってたけど...やっぱり何度見ても、特別不気味さや恐怖は感じないかな」
『寧ろ...』と言葉を切って、先生は改めて彼女の後頭部をジッと見つめる。
...今まで多くの生徒と交流してきたが、シキのヘイローは確かに目を引く部類だとは思う。
中央の『眼』ような黒丸を囲む、10本以上の刺々しい頂点がある
...でも、目を引く引かないどうこうよりも。
目を凝らすと細い無数の線が織り込まれて渦を巻いている、色鮮やかなグラデーションの
「____すごく、キレイだ」
『____!』
先生の口から零れた言葉に、僅かに息を呑んだシキはピクリと肩を震わせる。
「あっ、ごめん...!もしかして痛むところとか触っちゃった...!?」
『......そうじゃない...そうじゃない、けど...』
丁度テープを巻き終わった右腕を曲げ、口元で両手の五指の腹を合わせた少女は、足元の一点に顔を向けたまま口を開く。
『......ソレ、本気で言ってるの?』
「...?うん。初めて見た時から、ずっとキレイだと思ってるよ」
『...そう、なんだ......』
控えめな声音と表情を覆い隠すガスマスクによって、先生は少女の感情をイマイチ推し量ることが出来ない。
表情に感情が表れにくい生徒とも何人か交流があるものの...全く顔が見えない状態に比べたら、視覚で得られる情報の差があまりに大きいことを実感した。
『......
「シキ?」
『...なんでもない.........ねぇ、こっち来てしゃがんで...?』
『いいけど...』と首を傾げながら返事をし、ベンチを跨いだ先生はシキの正面でしゃがみこむ。
「しょ...っと、この辺で大丈夫____って、シキ...!?」
『.........私からも、お返し...』
片膝を地面に付けて体勢を安定させ、顔を斜め上に向けた瞬間...柔らかいものを包み込むような優しい力で、シキの両手が頬に添えられる。
...そして、額に伝わるひんやりとした感触。
ガスマスク越しにお互いの額をピタリと合わせ、少女は穏やかな声音でそっと囁く。
『____ヘイローのこと、褒めてくれて嬉しかった、よ......
「____!!」
ほぼゼロ距離で告げられたその言葉に、先生は思わず息を呑む。
...不思議な感覚だった。
真夜中とはいえ、傍から見たら社会的にかなり危ない構図になっているのに...先生はその場から動くことが出来ない。
それはまるで、『大人としてこれはマズい』という警鐘で埋め尽くされる筈の脳内に...安らぎのような安心感と、仄かなくすぐったさがジワジワと染み渡っていくかのようで。
...強ばっていた先生の身体から、次第に力が抜けていく。
「......シキ。もう少しだけ、キミの時間を私に貰えないかな...?」
『............』
「もっと、知りたいんだ____
『............えっ...?』
思わず、といった様子で声を零し。
両手を先生の頬に添えたままの少女は、弾かれたように額を離して先生の顔を見る。
『......私の力のこととか、『厄災』のこととか...もっと、色々聞いてくるかと思ってた』
「勿論、その辺りも凄く知りたいよ?......それとも、今聞いたら諸々全部教えてくれる?」
『.........!』
「ああ、ごめんごめん...っ。別に意地悪したかったわけじゃないんだ」
どこか気まずそうに顔を伏せるシキの右手に手を添えて、柔らかい笑みを浮かべた先生は続ける。
...先生自身、今自分の中に灯る感覚を上手く整理出来ていない。
どうして廃プラントで出会った時、初めて会った気がしなかったのかも。
彼女の『シキ』という名前を聞いた時、妙に口馴染みがいいと思ったのかも。
...それでも、ハッキリとカタチにできる『これ』だけは、ちゃんと言葉にして伝えたい。
「得意なことや苦手なこととか、好きな食べ物やお気に入りの道具や家具のこととか____そういう、お互いのなんでもない話を通して...シキと、もっと仲良くなりたいんだ」
『......!............変な人』
呟いて、シキは先生に顔を向けたまま押し黙ってしまう。
地面からつま先だけを浮かせてモジモジと靴同士を擦り合わせているのは、思案する時に表れる彼女の癖か何かなのだろうか。
『......』
「.........」
10秒が経ち、20秒が経ち...先生の体感で1分くらい経ったところで、『...いい、よ』と。
ガスマスクに覆われた少女の口から、仄かに感情の乗った言葉が漏れる。
『お話するだけなら...別に、いい』
「良かった...嬉しいよ、シキ」
ベンチの空いてるスペース...自身の隣をポンポンと叩くシキに応じて、立ち上がった先生はベンチに腰を下ろす。
...それからは、2人で色んなことを話した。
『趣味......趣味は、謎の................トレーニングと料理』
「...また最初何か言いかけなかった?」
『...気のせい』
「ホントに?」
『気のせい...』
「謎の...?」
『...っ...っ!』
「ああっ、ごめんごめん!謝るから脇腹を貫手で突っつくの止めて...っ。くすぐったい...!」
彼女の趣味や、こだわっている武器のこと...親友とは真逆で、納豆やオクラみたいなネバネバした食べ物が苦手なこと。
言葉数は控えめで、話すテンポも比較的ゆっくりではある彼女だけれど...緩やかに、丁寧に、先生との会話に応じてくれた。
先生が以前やってしまった失敗談や、少しマニアックな趣味の話も...小さく相槌を打ちながら、興味深そうに聞いてくれる。
...自分から提案していながら、先生は
レスポンスや
先生も...恐らくシキも『頑張って何か喋ろう』なんて思っていないのに、互いの話した内容からスラスラと話題が展開されて。
偶に生じる、お互い何も話さない合間の時間も...その『無言』すらどこか心地が良くて。
ずっと前からこうやって他愛のない話をする仲だったかのように...星々と街灯が照らす深夜の公園で、穏やかな時間が流れていく。
『......ぁ...』
「ん...?シキ?」
『時間...結構経っちゃったね...』
そう言われ、先生も慌ててシキの視線の先にある時計を確認する。
なんでもない話に夢中になるあまり、日付を跨いでいたことすら気付いていなかった。
「ごめんシキっ、こんな時間まで...そろそろお開きにしようか」
『...うん......』
立ち上がったシキは『最後...彼女達に伝えて』と告げ、街灯の支柱を五指で撫でる。
自分の邪魔さえしてこなければ、こちらからシャーレを攻撃するつもりは毛頭ないこと。
...生徒各個人の戦闘能力をアテにするより、設備や施設による防衛力の強化をオススメすると。
『......
「...!それってどういう『...バイバイ』____っ!」
『誰かと話すこと』が久しぶりだったのか、はたまた特定の個人を指しているのか......問いかけようとした先生の思考は、被せるように零れた言葉によって塗りつぶされた。
一歩、一歩と、街灯の光に照らされた空間の外へ向かっていく彼女の背中が。
バイバイというありふれた言葉の中にある、寂しさに似た諦めの感情が......親友に感じていた、『どこか遠くへ行ってしまうような感覚』と酷く重なって...。
「____シキッ!」
『...!』
気付けば先生は、再び少女を呼び止めていた。
光の円から片足を出したところで、シキは先生の方へ向き直る。
「もう一度...今度はどこか練り歩いたりしながら、こうやってお話することって出来ないかな...!」
ここを逃したら、自分と彼女の道が大きく分かたれてしまう...そんな
今日話せただけでも凄く楽しかったけど...それでも足りないくらい、キミとなんでもない話をしたいと思っていると。
飲食店でもセレクトショップでも武器屋でも...どこか気になるお店があれば、荷物持ちとしてだって喜んでお供すると。
『..............................驚いた』
呆気にとられていたらしいガスマスクの少女は、そう言って再び口元で両の指先を合わせる。
『上手く言えないけど......情熱的なお誘い、だね』
「えっ...____!?」
そう指摘されてようやく、先生は自分が何を口走っていたのかを自覚した。
生徒の意思を第一に尊重する立場としては有り得ない程、自分の意思や願望ばかりに比重が傾いた言動の数々。
冷静になればなっていく程____
「ごめん、シキっ!まだ3回しか会ってない相手にこんなこと言われても迷惑だったよね...っ。さっきのお誘いはやっぱ無しd『____分かった』...えっ?」
ふわり、と。
大股10歩程度離れていた彼我の距離を一瞬で詰めた少女は、先生の言葉を遮るように言葉を返す。
......仄かに記憶に残る懐かしい香りが、先生の鼻腔を
『...
「...なんで最後疑問形なの?」
『...ちょっと大人っぽい言い方の方がいいのかなって......合ってた?』
「別に格式ばったお返事をしなきゃいけないってわけじゃないと思うけど...うん、個人的には花丸あげちゃうくらい嬉しかったよ」
『花丸......いぇい』
心做しか得意げな
日取りは3日後、先生が溜め込んだ仕事を特急で処理し切る時間を加味して、待ち合わせは午後の15時半。
2人で話しながら街中を歩くイメージをしていた先生だったが...それはシキの事情により変更とした。
...どうやら彼女の『力』は無差別に恐怖を振り撒くらしく、限界近くまで絞っても『
...『慣れてるから気にしなくていい』と淡々とした調子で話す彼女に『そんなこと...』と言葉が出そうになるが...額を突き合わせた時にああ言った手前、今の
特定の店舗や街中の滞在時間は短めにし、景色を見に行ったり自然が豊かな場所を歩くプランで話は纏まった。
「...じゃあ、今度こそお開きだね。ホントに途中まで送らなくて大丈夫?」
『ん...少なくとも歩道や車道は使わずに跳んで帰るから...どの道
「うーん、それは確かに私の身体がもたないかな」
生徒との身体能力の差を再認識しつつ、先生は地面に靴のつま先をトントンと当てる少女を見やる。
『...先生』
「うん?」
『.........
「____!うんっ、また
そう言って助走をつけて跳躍し、夜闇に去っていく少女の背中を、先生はその姿が見えなくなるまで小さく手を振って見送る。
...この場を離れる最後の言葉が、ほんの一言変わっただけ。
でもたったそれだけが、先生にとってはとても大きな変化で。
...数分前に感じていたあの感覚は、もう殆ど収まっていた。
「...よしっ、私ももう帰らないと...!」
両手でバチンと頬を叩いて、先生も自身が帰るべき場所へ足を向ける。
...輪をかけて怒涛で、悩みも尽きない一週間だったけれど...それでも、最後の最後で1つの希望を掴むことが出来た。
少しずつ、少しずつでいい。
彼女のことを知り、
いずれは彼女の抱えている問題を、一緒に解決出来るくらいの仲になって。
...全てを解決したその時、心の底から仲の良い生徒と先生の関係になれるように____
...だが後に、先生は思い知ることになる。
自身の存在そのものすら盤上にベットして、目的を果たさんとする彼女の覚悟の重さを。
様々な騒動が尽きないこの都市で、なおも異彩を放つ件の少女...観点に大きな差異あれど、そんな彼女に関心を持つのは
現状目ぼしい手掛かりすら掴めていない『厄災』...その片鱗は、目と鼻の先にまで迫っていることを。
先生と謎のヒロイン(中身親友)によるノーガード気持ちの伝え合い。
普段から...それこそ偶にでいいから、お互いがこういう機会を作ろうと行動していたら、色彩ちゃんの未来も別のものになっていたかもしれないですわねぇぐへへへへへ。
普段の距離感が近過ぎるが故...お互い無意識の内に生じてしまった認識のズレ。
『謎のヒロイン』というフィルターを噛ませることでようやく伝え合うことができる不器用な二人でございますわ!
こうやってなぁ、こうやってなぁ...。
拍子抜けだと思われるくらい『謎のヒロイン』が主人公に友好的であることを示して、プレイヤーに『先生がこの子を攻略するのも時間の問題かな?』と思わせることでなぁ。
この後のデート編で起こる転換点で、シキというヒロインの攻略が容易くないことを印象付けることが出来るんじゃあ...!
年末が迫りバタバタしておりますが、早めに更新できるよう頑張ります!