ヘイローが『反転』できるようになったので、謎のヒロインごっこを楽しみます。   作:YEBIS_nora

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遅くなりました!

お伝えし忘れていましたが、現在の三人称視点は色彩ちゃん視点の終わりから時間が少し逆行しています。
※本エピソードの時系列は、色彩ちゃんが連邦生徒会に出向して大体5~7日目くらいの認識でお願いします!


ビデオ通話と『魔法の言葉』

 

「____以上が、個別でヒアリングした彼女達の現状よ...文書化したデータと演習の映像記録も、今から先生の端末に共有するわね」

『ありがとう、ヒナ......ごめんね。本当ならもっと日の高い内に、ミーティングの時間を作れた筈だったんだけど...』

()()との交渉に難航していたんでしょう?...なら、先生が謝ることなんて一つも無いわ」

 

 すっかり日も落ち、ほぼ全ての部員達が帰宅したシャーレオフィス...その資料室にて。

 ヒナは先生とビデオ通話を繋げ、件の三人についての情報共有を行っていた。

 

______

____

__

 

 

 意外にも、ヒアリングを一番スムーズに行えたのは剣先ツルギであった。

 

「...調子に違和感を覚え始めたのは何時(いつ)から?」

「......厳密には、二週間と少し前...」

「厳密には?最初は一時的な体調や気分によるパフォーマンスの揺らぎだと思っていた...そういう認識でいい?」

「...(コクン)」

 

「じゃあ次は、現在貴女が陥っている不調の詳細について...難しいかもしれないけど、可能な限り言語化してみて」

「.........歯車が、噛み合っていないような感覚...いつものように『力』を出そうとして...踏み、込むと......バランスを崩して...『何か』が(くう)を切るような...感覚、が...全身から、せり上がってきて____」

 

 テンションにムラがあり過ぎる____ネルが『バーサク女』と呼ぶような普段の様子を知っている手前...対面に座る彼女の姿には、正直かなり驚かされた。

 

 唐突に口調を荒らげることもなく、込み上げてきた衝動のまま、演習施設に飛び出して暴れ始めることもなく。

 たどたどしい話し方ではあるものの...自己分析を含めて、三人の中で最も具体的な内容を聞き出せたと言っていいだろう。

 

 ...だからこそ。

 『意外にも』、『珍しく』、『らしくなく』。

 そんな言葉が浮かんできてしまう現状が、事態の異質さを裏付けていると感じてしまうのも...また誤魔化しようのない事実であった。

 

 

 続いて、小鳥遊ホシノ。

 彼女については、運に助けられた部分もかなり大きい。

 

「____いや〜、何かごめんね...!色々気を回して貰っちゃったみたいでさ〜?」

「でも大丈夫だよ?これくらい、ちょ〜っと本腰入れて調整すれば全然「...小鳥遊ホシノ」......っ...」

 

「以前十六夜ノノミから言われたこと...もう忘れてしまったの?」

「............忘れるわけ、ないじゃんか...っ」

 

 記憶に新しいあの日。

 先生にとって____シャーレにとって大きな転換点となった、D.U.の路地裏で繰り広げられた()()()()に立ち会えていなければ。

 小鳥遊ホシノと、その後輩である少女とのやり取りを見ていなければ。

 彼女のペースに乗せられて、のらりくらりと躱されて...()()()()()()()、本音を有耶無耶にされていただろう。

 

 

 ...そして、最もヒアリングに難航した最後の一人。

 

「......美甘ネル...」

「.....................笑いたきゃ笑えよ」

 

 予定時間からいくら待っても会議室へ現れず、連絡も付かず...ユウカ達古参組とあちこちを探し回り。

 

「お前らにあれだけデカいことを言っておいて...数週間後には、こんなクソダセェ(さま)を晒しちまってるんだからな...っ」

「____っ!」

 

 D.U.郊外の寂れた演習場で、ひたすら自主訓練を続けていた少女が放つ...追い詰められた肉食獣を彷彿とさせる、あまりに異様な鋭い気配に。

 修羅場慣れしたヒナですら、気付けば懐のハンドガンに手を掛けていたのだから。

 

__

____

______

 

 

『じゃあ、やっぱりネルだけは...』

「...力尽くで抑え込むしか手は無かった...何を言っても『どうにかする』、『構うんじゃねぇ』の一点張りで、まともに話を聞ける状態とは思えなかったから」

 

『...本当に、()()()()()()()()()()()()()()()()?』

「...ええ。普段の彼女が相手なら、こんなこと絶対に有り得ない...全く喜べないけれど、彼女達の不調をより実感する結果になってしまったわ」

 

 自身に並ぶ存在として、彼女達のことは多少なりとも意識してきた。

 アレを『楽勝だった』なんて口が裂けても言えないが、たった数分でネルを組み伏せてしまった瞬間に生じた感情は...複雑過ぎて、とても安易な言葉で表現出来るような代物では無かった。

 

『...ごめん。辛い役目を担わせてしまって』

「そんなこと...っ!...繰り返しになるけど、先生が謝る必要なんてない。私は戦闘分野のリーダーとして、やるべき事をやっただけなんだから」

『...うん、ごめ____じゃないか...ありがとう、ヒナ』

 

 端末越しに映る先生の表情を見て、ヒナは思わず大きな声を出してしまう。

 

 少女にとって何よりも大切な、忙しない日々の中で安らぎと甘い痺れと胸の高鳴りを(もたら)してくれる特別な存在。

 先生(かれ)にそんな表情(かお)をさせたくて、ヒナは行動を起こしたわけではないのだから。

 

『それにしても...』

 

 PCに届いた資料に、早速目を通しているのだろう。

 少しだけ間を開けてから、先生は再び口を開く。

 

『個別で話を聞いたにも関わらず、()()()()()()()()()()()()この言葉...』

「ええ...問題解決の糸口は、恐らくそこにあると見ていいわ」

 

 文書化した資料の一部に目を落としたまま、ヒナはその場面の記憶を同時に呼び起こす。

 

 

『......こんな有様では、『最強格』という枠組みを破れない』

『こんな状態じゃ、横並びの『最強』から飛び出せない』

『こんなザマじゃ、抜きん出た『最強』の座に立つことすら叶わねぇ』

 

 それはまるで...三人が同じ台本のセリフを、各々のアレンジで口にしているかのように。

 

『...あの状態を掴まなければ、彼女のセカイに届かない』

『あの領域に入れなきゃ、あの子のセカイに届かない』

『あの力をモノに出来なきゃ、アイツのセカイに届かねぇ』

 

 同一の『何か』によって、三人の意識が共有されているかのように。

 

 

『『『____手に入れたいのは、あの日以上の没入感...っ』』』

 

 

 網膜に、鼓膜に____脳みそに。

 ヒナの主要な感覚器官とそれらを統合する中枢に、その瞬間の記憶が鮮明に焼き付いていたのだから。

 

「『あの状態』、『あの領域』、『あの力』...表現はバラバラだけど、意味するところは同じ筈」

『シキとの戦いで、普段以上の戦闘能力を引き出せた瞬間があった...三人に出してもらった報告書の内容から考えても、その認識で間違いなさそうだ』

 

 現実として。

 ネルとツルギがシキと戦った際に付けていたボディカメラは戦闘の途中で破損してしまい、ホシノはそもそもボディカメラを付けずに先生とシキの待ち合わせ場所に赴いていた。

 

 勿論ボディカメラからリアルタイムでクラウドに送られていた分の映像データと、ブラックマーケットやD.U.の路地裏にあった監視カメラ映像。加えて三人が詳細に書いてくれた報告書と、小塗マキが描き起こしたイラストやイメージCGのおかげで、()()()()()()()()詳細に把握可能になっている。

 

 だが『その場面』を直接捉えた映像は存在せず、そもそも間近で目撃した部員(アスナ)達ですら辛うじて追えるレベルの高速戦闘だったと言うのだ。

 故に、三人が言うところの『没入感』がどんなモノであったのか...深掘って分析しようがないのが実情なのである。

 

『...よし。やっぱり私も、すぐにそっちへ戻るよ』

「____えっ?」

 

 先生の言葉に、ヒナは遅れて反応する。

 それは現在先生(かれ)が昼夜を分かたず取り組んでいることを知っている側からすれば、ある種当然の反応だった。

 

「...それはダメ。この前の会議で承認された出張計画の内、まだ三分の一程度の訪問先しか周れていない...先生にしか出来ない()()()()()()をこのタイミングで停滞させたら、『ゲマトリアを超える組織に成長する』というシャーレの総意から、一歩遠ざかることになるのよ?」

 

『そうかもしれない。でもだからって、今不振に悩んでる生徒を...それもシャーレの部員になってくれた子たちのことを、放っておくことなんて出来ないよ』

「...っ」

 

 先生のその言葉を聞いた瞬間...ドクンッと、心臓が嫌な脈を打つ。

 ほんの一拍。それでいて向こう数分は深く息を吸うのを躊躇ってしまいそうな不快感に...制服の左胸あたりを、左手でくしゃりと握りこんでいた。

 

 ......錯覚だ。

 ヒナは瞬時に判断した。疲労か、それとも長時間の集中による反動だろう。加えて、ここ数日纏まった睡眠をとれていないことも自覚している。

 

 だからきっと、身体が一瞬だけ妙な反応をしただけなのだ。

 手馴れた順路で()()()()()()()()思考が回されて......胸の奥に残った違和感は、頭の隅へと投げ捨てられる。

 

 もっと大きな意味を持つだろう言葉によって、脳内の思考をする空間(スペース)から弾き出されるかのように。

 

 即ち____先生が帰ってくる。

 

「でもっ......やっぱり、ソレは合理的でないと思う」

 

 もし先生が仕事を中断して戻ってきてくれるなら、この問題はすぐに解決するかもしれない。

 状況を俯瞰して、自分たち生徒(こども)が辿り着けない深度の思考や方法(アプローチ)で最良の突破口を見つけてしまう...実際、そうやってこれまで多くの問題や事件を解決してきたのを知っている。

 

 ...だからこそ。

 より強く、制服を握り込む右手に力が込もる。

 

 それは容易く喜怒哀楽に分類可能なほど明確な感情ではない。ただ、言葉に出来ない小さな棘のようなものが胸の奥に引っかかっている。

 

 だが、そんなものに名前を与える余裕など今は無い。

 ヒナの思考は、半ば反射的に『それでも先生が戻るべきでない理由』を探し始めていた。

 

「......現在(いま)先生が周っているアポイント先は、どこも簡単に日程を動かせるような相手ではないわ。武装や弾薬の供給に関わる多くの武器メーカー、食料から燃料まで一手に取り扱っている大手総合商社......それに...そうっ、通信インフラや決済事業を通してビッグデータを蓄積している情報系企業との交渉もあるでしょう?」

 

 言いながら、ヒナは机上の出張計画(しりょう)へと視線を落とす。

 必要な箇所を確認するためというより...端末越しに先生の目を見て話すことに対し、どこか『落ち着かない』と感じているかのように。

 

「それら全部が、今後のシャーレの活動基盤になり得る。ゲマトリアに対抗するための『支援者(パトロン)としての地力』を整える話でもあるのよ」

「ここで先生が今後の予定を全てキャンセルしてしまったら...相手によっては、『何か問題が生じたらトップが即座に戻らないと成り立たない組織』だと決めつけられかねないわ」

 

 そこまで一気に口にして、ヒナは一度だけ息を継いだ。

 喉の奥が、少し乾いている。

 

「これだけ多くの企業や団体にアポイントが取れたのも、シャーレが着実に功績と社会的信用を積み上げてきたおかげ」

「ここでその信用や期待に影を落とすような選択は、私達の目標へ大きな遠回りを生じさせてしまう......少なくとも、私はそう考えるわ」

 

 沈黙が、数秒だけ落ちる。

 

 画面の向こうで先生は、すぐに反論することなくヒナの言葉を受け止めていた。

 その沈黙が逆に、ヒナの胸中を僅かにざわつかせる。

 

『......うん、ヒナの考えは十分に伝わったよ』

「......っ」

 

 肯定されたはずなのに、胸の奥のざらつきは消えない。

 

『武装や弾薬の供給も、資材の安定的な取引も、情報網の拡充も......将来的には全部、シキに『シャーレの方が優れた支援者(パトロン)たり得る組織だ』って認めてもらうための重要な布石だ』

「...ええ」

 

 先生の声音は穏やかだった。

 怒っているわけでも、何かを疑っているわけでもない...本当に、ヒナの言葉を論理として受け取ってくれたのだと確信が持てる。

 

『もどかしいけど、今私が戻るのは得策じゃないのかもしれない』

「ええ...でも、その代わり私が『その代わり』____!?」

 

 だからこそ。

 被せるように続いた言葉に、ヒナは思わず目を見開く。

 

『その代わり____()()()()()()()()()()()()()()

「............?」

 

 瞬間、思考が一拍遅れて凍りつく。

 その名前が耳に入った途端、さっきまでどうにか押し留めていた筈の何かが、胸の奥で一気に形を持ち始めた。

 

『サイカはもの凄く聞き上手だし、ネル達三人とも独自の関係性を築けているからね。私達とは別の角度で、あの子達から話を聞くことが出来るかもしれない』

「......っ...」

 

 サイカ。

 無自覚ながら、対人関係のすれ違いや綻びを驚くほど自然に解決してしまう事務員の少女。

 自身よりずっと近いところで先生と呼吸を合わせられる......シャーレ唯一の専属部員。

 

『気配り上手ならではの観察眼もあって、断片的な情報を繋げて整理するのも上手い。だから三人の不調に潜む本質みたいなものを、私達より早く見つけられるかもしれない』

「......はっ.........はぁっ...!」

 

 思考も呼吸も乱れ始めていることにすら、少女当人が気付けない。

 気付けない程とめどなく...空崎ヒナの内側に、()()()()()()()()()()()()()()()()()()が反響する。

 

 もし彼女が戻ってくれば。

 もし先生の代わりに、この件へ関われば。

 ネル達三人の状態を、自分より先に、正しく読み解いてしまったら。

 

 ......その時、自分(わたし)は。

 自分(わたし)はいよいよ、この組織で一体なんの____

 

『連邦生徒会も演習の準備で忙しいのは分かってるけど、リンちゃんにしっかり事情を話せば』

 

「____それはダメ!!」

 

 気付いた時には、声が出ていた。

 決して『叫び』には分類されないものの...静まり返った夜の屋内で出すものとしては、過剰と思われる程度の大きさで。

 

「....................................ぁ......」

 

 何をしたのかという認識は、少し遅れてから追いついた。

 

「ご、ごめんなさい...!今のは、その......」

 

 喉が詰まる。上手く言葉が出てこない。

 ヒナは一度だけ目を伏せ、机上の資料へ視線を逃がした。

 

「......あのサイカのことよ。一時的な出向だからこそ、合同火力演習の準備に直接関わる部分以外の『名も無き業務』を進んで引き受けている筈......その...現状の先生と同じくらい忙しい日々を送っている可能性だって、十分にある」

 

『それは...』

「それに根が真面目な彼女がこの状況を知ったら、今受けている相談事や仕事に追加で抱え込んでしまう...人並み以上の『対人体力』や『思考体力』があっても、その許容量(キャパシティ)だって無限じゃない......でしょう...っ?」

 

 言いながら、自分の口調がたどたどしくなっていることに気付く。

 だが、今更止められなかった。

 

『...でも、サイカなら』

「それに...!......これは、シャーレの『戦闘分野』で起きている問題よ」

 

 被せるように、ヒナは続けた。

 

「戦闘分野で起きている問題なら、本来対処すべき部員は私...まだ私は、ヒアリングくらいしか出来てない」

 

 端末の向こうで、先生が小さく息をつく。

 

『ヒナ...』

「お願い」

 

 無意識に、続く言葉を紡ぐことを躊躇った。

 それでも、声帯を震わせ始めてしまった言葉(モノ)はもう止められない。

 

 ...それは、ある意味では『魔法の言葉』。

 先生が、生徒に対してどんなスタンスで向き合う『大人』なのか。

 生徒の言葉を、どんなふうに受け止める人なのか。

 

 それを知っているのなら、絶対意図的に発するべきではない『ありふれた言葉』。

 

「____()()()()()

 

 ...資料室を、沈黙が包み込んだ。

 机の上に目を落としたままのヒナは、先生が瞑目して考えている姿も見えていない。

 

『...分かった』

 

 顔を上げることが出来たのは、そんな先生の言葉が耳に届いてからだった。

 

『サイカには出向業務が落ち着くまで情報は共有しないし、私は出張先での一件一件の交渉を少しでも早く纏められるよう尽力する...だから、もう少しだけヒナを頼りにさせてもらうよ』

「...ええ____ええ、任せて...!」

 

 微笑みながらそう告げる先生を見て、ヒナの語気にも溌剌(はつらつ)さが戻る。

 ようやく肺の奥に溜まっていた『何か』を、空気と一緒に吐き出せたような気がした。

 

 その後...先生にその他の細々とした連絡事項を共有して、ビデオ通話を終了した。

 デスクライトのジリジリとした微かな音と、PCのファンが回る駆動音が、薄暗い資料室で静かに響く。

 

「(...呆けている暇なんてない)」

 

 追い立てられるように...或いは、何かから目を逸らすように。

 ヒナは机上に広げた資料を整え、印刷しておいた報告書のページを捲る。

 戦闘の映像記録を、マルチモニターで同時に再生する。

 

「(少し前から個人的に調べていた内容を、まさかこんな形で活用することになるだなんてね...)」

 

 自身のパフォーマンスが落ちないギリギリのマルチタスクをこなしつつ、ヒナは鞄の中から取り出したもう一台のノートPCを起動させる。

 

 まっさらなデスクトップに唯一置かれているフォルダの中身は、個人的に分析して纏めた『シキ』に関するデータ...だけではない。

 スポーツ科学、兵法、組織論に関する書籍や論文の抜粋データ。

 各自治区の機密に抵触しない範囲で収集した、キヴォトスで上位に位置する戦闘能力を持つ生徒達の実戦映像の数々。

 

 喫茶店でネル達と話したあの日に膨れ上がった『分からない』を解き明かそうと、この数週間行動し続けたヒナの努力の足跡である。

 

「(...彼女なら、このくらいのことは平気でやる)」

 

 脳裏に()ぎるのは...やはり、気の置けない友人でもある事務員の少女。

 自身の絶望的な戦闘能力に十年以上も向き合い続け...最近になって遂に、能力評価値が微増し始めた努力の人。

 

「(いつの日か言っていた...私は、彼女や先生と同じタイプの思考の持ち主だと)」

 

 ならば、自分にだって出来る筈だ。

 彼女のように、先生のように。ネル達の陥っている不調を分析し、細分化し、共に解決の道を歩むことが...空崎ヒナにだって出来る筈なのだ。

 

 ...やるべき事はいくらでもある。

 だが、今はそれでいい。

 

 シャーレの戦闘分野を束ねる者として。

 そして、自分で『任せて』と言い切ってしまった以上......もう『やり切る』以外の選択肢は無いのだから。

 

 

 

 




次回は明日、ビデオ通話後の先生視点を投稿します!
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