リコリス&コマンドガンダム   作:不死身の機動歩兵隊

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他の小説よりも短く書けた事にびっくりしている作者です。


第1話「コマンドガンダム、平行世界の日本に立つ!!」

世界一の治安の良さで定評の国、日本。その治安の良さの裏側には、テロ・犯罪を未然に防ぐ公的機密治安維持組織「DA」と、その実働部隊員である少女暗殺者「リコリス」の存在があった。

この少女達を数多く擁し、普段は女子高生に偽装させて市中に潜伏させ、有事の際にテロリスト等の犯罪者を極秘に抹殺・消去する任務を与えて日本の治安を守っていた。

 

そんな平和の裏で戦いが繰り広げられる日本で、

 

鋼鉄のコマンドー

 

が起動する。

 

‐山中の廃工場‐

 

誰かに忘れ去られた廃工場の奥で目覚めた1機のロボットは周囲を見渡した後、駆動音を鳴らして立ち上がる。そして自身の手や身体を見る。

 

???

「俺は一体どうなっちまったんだ?それにこの外見は・・・コマンドガンダムか?」

 

ロボットはSDガンダムリーズの外伝の1つ。「SDコマンド戦記」に登場する主役の1人を務め、G-ARMSの総指揮官で後に総司令官であるコマンドガンダムになっていた。子供の頃から好きなヒーローの姿になっていた事への驚きと戸惑いを覚えながら再度周囲を見渡すと隅に置かれた大型のミリタリーボックスと鏡があり、コマンドガンダムは近付いて自身の姿を確認する。

 

コマンドガンダム

「やっぱり姿がコマンドガンダムになってるな。それとこのミリタリーボックスは何が入ってるんだ?」

 

そう言ってコマンドガンダムはミリタリーボックスを開けると、以下の物が出て来た。

 


グレネードランチャー付レーザーマシンガン

重機関砲

4連装ミサイルポッド

脚部ミサイルランチャー×2

コマンドナイフ

ビームサーベル

ハンドガン

パイナップルボール(手榴弾)×2

3連マガジン付バルカンポッド

迫撃砲


 

コマンドガンダム

「原作には無い装備もあるが、一式揃ってるな。さて、取り敢えずは廃工場(ここ)から出るか。」

 

装備の一部を装着したコマンドガンダムはミリタリーボックスを持って廃工場から外へ出る。するとコマンドガンダムは少し離れた所にコンテナを見付ける。

 

コマンドガンダム

「・・・あれも調べてみるか。」

 

コマンドガンダムは扉を開けてコンテナの中を見ると、1台の黒いバイクがあった。

それはSD三国創傑伝に登場したトリニティバイクがあった。

 

コマンドガンダム

「こいつはありがたい。山中から街まで徒歩だと時間が掛かるからな。」

 

そしてトリニティバイクの後方にミリタリーボックスを取り付けたコマンドガンダムは乗った後、シートに置いてあった鷹のマークが付いたメモリ型のキーをコンソールに挿入するとエンジンが始動する。

 

コマンドガンダム

「さて、行くか。」

 

ハンドルを捻り、微速でコンテナから出たコマンドガンダムは山中から街を目指す。

 

‐2時間後‐

 

コマンドガンダム

「お!街が見えた!」

 

山道を走り続けていると街が見え、それに喜ぶコマンドガンダム。その時、彼のアンテナがある通信を拾う。

 

『まだ千束―――残って―――救助―――』

 

コマンドガンダム

「ッ!これは急ぐ必要があるなッ!!」

 

途切れ途切れの通信を聞いたコマンドガンダムはアクセルを全開にして街を目指す。

 

‐東京 電波塔‐

 

テロリストによって占拠されて民間人や警察、突入した機動隊に多数の死者が出たこの場にDAはリコリスを動員して対処する。だがテロリストが仕掛けた爆弾による鼬の最後っ屁で電波塔の一部が崩壊。この崩壊で1人のリコリス、錦木千束は運悪く巻き込まれて身動きが出来ずにいた。

 

千束

(私・・・生きて、る?身体は・・・ダメだ、瓦礫に埋もれて動けない。)

 

千束はそう思った時、テロリストのリーダーを無力化した際にそのリーダーは意識を失う前に部下に爆弾の起爆命令を下した。それを千束は止め様と動いたが時すでに爆破されて瓦礫に埋もれてしまった時の事を思い出す。

 

千束

(最後に気を抜いちゃたな~。私、このまま死ぬのかな?)

 

そう考えた時、次第に涙が止めどなく溢れ出していく。

 

千束

いや、だ・・・嫌だ、嫌だッ!まだ死ねない・・・死にたくないッ!やりたい事やしたい事が沢山、沢山あるんだッ!!!

 

千束がそう叫んだ時、突然目の前の瓦礫が持ち上がっていく。それに千束は驚くが、その瓦礫を持ち上げて退かしたロボット、コマンドガンダムの姿を見て更に驚く。

 

千束

「ろ、ロボットッ!?」

 

コマンドガンダム

「少し待ってろお嬢ちゃん。今出してやるからよッ!」

 

そう言ってコマンドガンダムは周りの瓦礫を慎重に撤去していき、瓦礫に埋もれた千束を救出する。

 

コマンドガンダム

「立てるか?」

 

千束

「う、うん。痛ッ!」

 

差し出されたコマンドガンダムの手を取って千束は体上がろうとするが、右足を負傷している為、立ち上がれなかった。

 

コマンドガンダム

「右足をやられたか。少し大人しくしてろよ。」

 

千束

「へ?ちょ、ちょちょちょッ!?」

 

立ち上がれない千束をお姫様抱っこしたコマンドガンダムはそのまま駆け足で電波塔の出入口へ向かう。千束はその間顔を真っ赤になりつつ温もりを感じていた。

 

千束

(鋼鉄で出来てる筈なのに凄く暖かくて安心する・・・)

 

コマンドガンダム

「ん?どうかしたか?」

 

千束

「あ、えっと、助けてくれてありがとう。」

 

コマンドガンダム

「大した事じゃないさ。思えば名前を言ってなかったな、俺はコマンドガンダム。お嬢ちゃんは?」

 

千束

「私は千束、錦木千束だよ。」

 

コマンドガンダム

「千束か、いい名前だな。さて、タワーの外に出るぞ。」

 

コマンドガンダムと千束は話しながら電波塔を脱出する。こうしてひょんな事からコマンドガンダムなった男と、不殺を誓うリコリスの千束との出会いであった。

 

第1話END




次回「コマンドーパワー炸裂!」
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