‐とある廃港‐
月明かりが夜空を照らす中、誰も使わなくなった廃港の停泊所で1隻の船と武装した一団がいた。
テロリストA
「おい、例の物は?」
テロリストB
「ちゃんと持ってきたさ。おい。」
テロリストBは部下に木箱を開けさせる。すると中身は各種の銃器が詰め込まれていた。それを見たテロリストAは口笛を吹く。
テロリストB
「注文通りに各種銃器を取り寄せておいた。それとC4も何個か安く手に入ったからおまけで付けとくぜ。」
テロリストA
「そいつはありがたい。これで電波塔のリベンジが出来るぜ。」
武器を運んだ別組織のテロリストBにそう言い、電波塔事件に参加した残党の一部であるテロリストAは凶悪な顔をする。
テロリストB
「それじゃあ支払いを頼むぜ。」
テロリストA
「分かってるよ。持ってこい。」
テロリストAは部下に支払いの現金が入ったアタッシュケースを持ってこさせ、その中身をテロリストBが確認しようとした時!
部下達
「グアァァァーーーッ!?」
突然停泊所の一画が爆発し、テロリストA、Bの部下を巻き込んで吹き飛ぶ。これにテロリストA、Bは残った部下達に警戒態勢を取らせた時、ガシャン、ガシャンと機械音を鳴らして何かが近付いて来る。テロリスト達はその場所へ銃口を向けて発砲。
多数の銃撃音に銃弾が装甲を弾く音が廃港に響き渡る。何十、何白、何千発もの銃弾が撃ち込まれるが怯むことなく何かは接近する。それに恐怖した一部の部下がRPGを取り出して撃つ。撃ちだされたロケット弾が命中して爆炎が上がる。
部下A-1
「よしッ!」
部下A-2
「流石にこれで・・・」
等と安堵したその時、爆炎の中から銃撃されて遮蔽の無いテロリストの部下達はバタバタと倒れていく。そして遮蔽にいるテロリストBの部下達はもう一度RPGを撃とうとするが飛んできた小型ミサイルで吹き飛ばされる。
テロリストA
「な、何なんだ!?何が起きってんだッ!?」
テロリストB
「俺が知るかよッ!!」
???
「お前達の部下は全員無力化した。武器を捨てて投降しろ。」
テロリストA、B
「ッ!?」
突然声を掛けられたテロリストA、Bは声が聞こえた方を向くとそこには1機のロボット、コマンドガンダムがいた。
テロリストB
「ろ、ロボットッ!?」
テロリストA
「だ、誰が投稿するか!鉄屑になりやがれッ!!」
テロリストAはそう言ってアサルトライフルで
コマンドガンダム
「こちらコマンドガンダム、銃器輸入と購入を行っていたテロリストの無力化を完了。後処理を頼む。」
DA専属オペレーター
『了解しましたコマンド。直ちに現場から離脱してください。』
コマンドガンダム
「了解。」
連絡を終えたコマンドガンダムは廃港から離れた位置に停車させた
‐1ヶ月前 DA本部・取調室‐
千束を救出したコマンドガンダムはDAの本部へ連れて来られ、徹底的な調査と事情聴取が行われた。
楠木
「もう一度聞く。貴様を製造したのは何者だ?何の目的で製造された?」
コマンドガンダム
「最初の職員にも言ったが、俺は山奥の廃工場で目覚めただけだ。生みの親の顔なんて見ても無いし、
楠木の問いただしにコマンドガンダムはそう答える。最初に尋問を行った職員を含めてもはや数時間にも及ぶ平行線な会話を続けていた。この間に千束は大丈夫かと心配していた模様。
楠木
「ハァ、まあいい。これから派遣される技研に貴様を徹底的に調べさせてもらう。」
コマンドガンダム
「・・・それは俺の身体か?それとも
楠木
「両方だ。上層部はお前の事で話題となっている。」
その後、コマンドガンダムは派遣された技研による調査が行われる。それに千束はかなり心配したがコマンドガンダムは優しく頭を撫でる。
コマンドガンダム
「心配するな、俺は何処にもいなくならない。ちゃんと戻ってくる。」
千束
「うん、約束だよ。」
コマンドガンダム
「あぁ、約束だ。」
千束とコマンドガンダムは指切りをした後、技研に連れていかられたコマンドガンダムは技研が出した性能テストを行った。その結果、百発百中の射撃に高い近接格闘能力。高度なステルス能力*1。装備を変更する事で様々な環境や状況に対応可能。
人間と同レベルのAIが搭載されている事が判明するが、それ以上はブラックボックスの為に解析が困難となった。技研から報告を受けた上層部はコマンドガンダムを解体してその超技術を得ようと試みたが・・・
コマンドガンダム
「言い忘れていたが、俺はプラズマ核融合エンジンで動いてる。解体されて超技術が流出するのなら俺は勇気ある自爆も厭わない。その時お前らは責任とれるのか?」
それを聞いた技研や護衛の戦闘員の動きは止まり、その場にいた楠木は頭を抱える。その後、この報告を聞いた上層部は会議室でコマンドガンダムの扱いについて議論と怒号が絶えなかったとか何とか。そして楠木の判断で監視と調査記録をする条件でDAの支部の1つ、喫茶リコリコに預(押し付)ける事にした。
助手
「よろしいのですか?あのロボットをリコリコへ預けて?」
楠木
「対処を誤ればこちらが痛手を受ける。それだけは避けねばならない。だが幸いな事に奴が任務を受けてくれる事だな。」
自身の助手にそう言った楠木はコマンドガンダムの言葉を思い出す。
コマンドガンダム
『
楠木
(殺人マシンか・・・お前の様なロボットを作れたら我々も彼女達を暗殺者に育成する苦労はしない。)
そう思いながら楠木は書類仕事へと戻る。
‐同時刻 喫茶リコリコ‐
楠木が書類仕事に戻った頃、コマンドガンダムは喫茶リコリコにいた。
コマンドガンダム
「そう言う事でこれから世話になる。よろしく頼む。」
ミカ
「こちらこそよろしく頼む。そして千束を助けてくれてありがとう。」
コマンドガンダム
「出来る事をやったまでだ。」
そう言ってコマンドガンダムは元DAの訓練教官で喫茶リコリコの店長、ミカと握手する。
千束
「これからよろしくね!コマンド!」
コマンドガンダム
「あぁ、よろしくな。千束!」
そしてコマンドガンダムと千束はフィスト・バンプする。
千束
「そう言えばプラズマ核融合エンジンで動いてるって言ってたけど本当なの?」
コマンドガンダム
「いや、その場を逃れる為のブラフだ。正直言って自分の中身を見てないから分からん。」
千束
「じゃあ鏡持ってくるから見せて!」
コマンドガンダム
「まあいいぞ。」
そして千束が持ってきた鏡の前に立ち、コマンドガンダムは胸部爆裂装甲を外して胸部を開く。するとそこにはある筈の無い物が入っていた。
コマンドガンダム
「これは、ソウルドライブかッ!?」
鏡に写ったのはSDガンダムフォースに登場するキャプテンガンダムに搭載されている謎の動力、ソウルドライブが光り輝いていた。
第2話END
次回「2つの日常」