リコリス&コマンドガンダム   作:不死身の機動歩兵隊

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作者
「何時の間にかお気に入り登録者50人突破しました!ありがとうございますッ!!」

千束
「皆ありがとうねー!」

たきな
「これからも私達の物語をよろしくお願いします。」

コマンドガンダム
「今回は少し長めだ。是非楽しんで行ってくれ。」


第5話「リコリコの任務」

前回、DA本部の司令官、楠木に転属命令を受けたたきなはDA所有支部の1つ、リコリコ所属の千束に出会い、10年前の戦闘で命の危機から救ってくれたコマンドガンダムと再会する。

 

‐リコリコ‐

 

ミズキ

「いやいやアタシの事だよ。」

 

千束

「冗談は顔だけにしろよ酔っ払い。ん?あらリコリス?ってかその顔どうしたの?」

 

っとここでたきなの存在に千束が気付き、対するたきなはジッと見詰める。

 

ミカ

「今日からここで働くたきなだ。今日からお互い相棒だ、仲良くしろ。」

 

千束・たきな

「この子(人)が!?」

 

ミカの言葉にたきなは驚き、千束は花を咲かせた様な顔で喜ぶ。

 

千束

「よろしく相棒!千束でーす!」

 

たきな

「井ノ上たきなです・・・」

 

そこから千束の質問攻めにたきなが答えながら話す中、冷蔵庫や保管庫に買い足した物を仕舞ったコマンドガンダムが表に出る。

 

コマンドガンダム

「新しい仲間が出来て良かったな千束。」

 

千束

「うん!いや~今日はめでたいですな~!」

 

たきな

「貴方は・・・」

 

コマンドガンダム

「自己紹介が遅れたな、俺はコマンドガンダムだ。しかし10年前に助けた子が配属されるとはな。」

 

たきな

「10年前・・・もしかしてあの時のロボットですかッ!?」

 

コマンドガンダム

「あぁ久しぶりだな。これを被れば分かるか。」

 

そう言ってコマンドガンダムはヘルメットを被った姿を見せ、たきなは驚きと再び出会えた喜びの想いで何を言えばいいかと悩んでいる時に千束はたきなの頬に張ってあるシップに気付く。

 

千束

「どうしたのそのシップ?もしかして名誉の負傷?」

 

たきな

「いえ、これは・・・」

 

千束

「ん?」

 

‐説明後‐

 

千束

「殴らなくたっていいでしょッ!当然?司令司令って、少しは自分で考えったって―――ッ!」

 

傷の経緯をたきなから聞いて頭にきた千束は電話越しで殴った張本人のフキと言い合っている間、ミカはコーヒーをたきなに差し出す。

 

ミカ

「想像と違ったか?」

 

たきな

「いえ、そんな事は・・・」

 

コマンドガンダム

「まぁあれが千束の平常運転だ。その内慣れるさ。」

 

たきな

「はぁ・・・」

 

そう言われつつ出されたコーヒーをたきなは見詰める。

 

千束

「うっせー!アホッ!よし、早速仕事に行こうたきな!」

 

たきな

「はいッ!」

 

千束

「あ、先生のコーヒー飲んでからでいいよ~すごく美味しいから。私着替えてくるね、ごっゆっくり~」

 

そう言って厨房裏へ入った千束だがひょっこりと戻ってたきなに笑顔でこう言う。

 

千束

「リコリコへようこそ!」

 

そう言い終えた千束は更衣室へ向かった後、たきなは千束に勧められたミカのコーヒーを飲む。

 

‐数十分後 とある公園‐

 

支度が終えた千束とコマンドガンダムと一緒に任務へ向かったたきなは困惑の連続だった。先ず最初に幼稚園で子供達の遊び相手をして次は日本語学校で臨時教師をし、組事務所の組長にミカが惹き立たコーヒー粉を渡す等はリコリスとして生きて来たたきなにとって訳が分からずであった。

 

コマンドガンダム

「流石に慣れないから疲れたか?」

 

たきな

「いえ、ただ全く共通点が見出せないだけで・・・この部署は一体何なんですか?」

 

千束

「困っている人を助ける仕事だよ!」

 

たきな

「個人の為のリコリス?」

 

コマンドガンダム

「そうだ。大事件がなくとも人が生きている限り様々なトラブルは発生する。」

 

千束

「そう言う事!」

 

たきな

「私達リコリスは国を守る公的機密組織のエージェントですよ?」

 

千束

「けど凶悪犯を殺して回る殺し屋って言われたり・・・ねぇ?」

 

たきな

「ああいう事が起きる時代ですから・・・私達リコリスが必要です。」

 

旧電波塔を見ながらそう言うたきなにコマンドガンダムは複雑そうな顔で手に持ったコーヒー缶を破壊しない程度に強く握る。

 

コマンドガンダム

「(国を守る為とはいえ、彼女達(リコリス)クソガキ共(リリベル)の未来を奪った政府の連中にはほとほと反吐が出る。)そう言うのは俺の様なロボットで十分だ・・・」

 

たきな

「コマンドさん?」

 

コマンドガンダム

「あぁ、何でもないぞ。」

 

コマンドガンダムはそう言って残ったコーヒーを飲み干して空の缶をゴミ箱に捨てる。

 

たきな

「それにしても、新しい電波塔の完成も間近なのに何故残してるんですかね?」

 

コマンドガンダム

「過去の出来事を忘れない為かもな。」

 

千束

「まぁ理由はともあれ、そう言う意味不明な所が私は好き。」

 

たきな

「だから意味不明な事してるんですね。」

 

千束

「うっひひ、言うねぇ~んまぁ兎も角っ!DAが興味持たなくても困ってる人はいっぱいいてさ、助けを求めてる。だからたきな、力を貸して!」

 

たきな

「色々あり過ぎて聞きたい事がたくさんありますが、私で良ければ。」

 

そう言って千束が差し出した手をたきなは握って座っていたベンチから立ち、次の行き先へ向かう。その2人の後にコマンドガンダムも行いていく。

 

‐押上警察署‐

 

そして最後に立ち寄った押上警察署で阿部刑事に挨拶とたきなの紹介したコマンドガンダム達は阿部刑事からある頼みを受ける。

 

コマンドガンダム

「ストーカー被害ねぇ・・・」

 

阿部刑事

「担当でもないから首を突っ込めないのとそう言った被害に警察は鈍いからね。君達に頼むの申し訳ないけどね・・・女の子同士だし、話しやすいと思うんだ。ちょっと詳しく聞き出してくれない?バイト代は弾むからさ。」

 

こうして頼みを受けたコマンドガンダム達はストーカー被害にあった篠原沙保里と合流しに向かう。その際にコマンドガンダムはたきなに1冊の本を渡す。

 

たきな

「これは?」

 

コマンドガンダム

「ボディーガードと護衛に関する事を分かりやすくまとめた教本だ。読んでおいてくれ。」

 

たきな

「分かりました。」

 

待ち合わせ場所に着くまでたきなは渡された教本を読む。

 

‐30分後 カフェチェーン店‐

 

千束

「この写真をSNSに上げてから?」

 

沙保里

「えぇ、脅迫リプも来たから怖くなってすぐ消したけど、彼も私も変な奴にずっと付きまとわれてて。」

 

コマンドガンダム

「以前の交際相手ではないんだな?」

 

沙保里

「はい、いません。本当に心当たりが無いの。」

 

無事沙保里と合流したコマンドガンダムと千束が詳しい事を聞く中、たきなは件の写真を見てある事に気付く。写真に写っている場所は以前銃取引が行われていたビルで、取引中の場面が撮られていた。

 

千束

もろ取引現場写ってんじゃんッ!!

 

たきな

銃は消えたのではなく既に引き渡されていたんですね。

 

コマンドガンダム

その相手がSNSで投稿された写真を見て証拠隠滅に動いた。っと言ったところか。

 

そして件の写真を送って貰ったコマンドガンダム達は今夜一緒にいる事を提案。それに沙保里は賛成し、彼女の家に泊まる事になった。

 

千束

「それじゃあたきな、コマンド。暫く任せるけど無茶はしない様にね。命大事にだからね!」

 

たきな・コマンドガンダム

「はい(了解)!」

 

‐数分後 住宅街‐

 

千束はお泊りセットを取りにリコリコへ向かって数分。辺りはすっかり夜と化した住宅街をコマンドガンダムとたきなは沙保里と歩いていると背後から一定の距離を保ちながら追跡するワンボックスカーを確認する。

 

コマンドガンダム

「(御出でなすったか。)たきな、角を曲がったら沙保里さんを頼む。俺は連中を対処する。」

 

たきな

「分かりました。」

 

たきなに指示を送り、コマンドガンダムはこちらに合流しに向かってるであろう千束に連絡する。

 

コマンドガンダム

『千束、早速お客さんが付いて来た。至急合流してくれ。』

 

千束

『了解!すぐ行くねッ!』

 

そして通信が終わる頃にはコマンドガンダム達は角を曲がる。それに続いてワンボックスカーも角を曲がろうとしたその時!その前にコマンドガンダムが飛び出してワンボックスカーを両手で止める。そして左脇に収納されたハンドガンを取り出して運転席の男2人を狙い撃つ。

 

ツナギ男A

「グオッ!?」

 

ツナギ男B

「グガッ!?」

 

弱小威力のプラズマ弾で無力化し、車内に残った残敵の制圧を行おうとした時!

 

コマンドガンダム

「ッ!」

 

ザク擬き

「このロボットは俺が抑えるッ!お前は女を追えッ!!」

 

ドアがスライドすると同時にザクを模したパワードスーツを着た男がタックルでコマンドガンダムを吹き飛ばし、残った仲間に指示を出して向かわせようとするが。

 

千束

「やあ、取引したいんだけど?」

 

ツナギ男C

「ッ!?」

 

そう言って突然現れた千束にツナギ男Cは銃口を向けて撃つが、簡単に避けられて至近距離から非殺傷弾を撃たれて無力化。それに驚いて動きを止めたザク擬きはコマンドガンダムの接近に気付いく。

 

ザク擬き

「この―――ッ!!?

 

裏拳で迎撃するが左手で簡単に受け止められ、電撃を纏った拳を腹部に打ち込まれて意識を手放す。その場面と動きを見たたきなは圧巻された。尚、沙保里は耳と眼を塞いでもらっている。

 

‐???‐

 

コマンドガンダム達が誘拐犯を制圧した頃、その場面を謎の超高性能ステルスドローンのカメラからモニター越しで見ている者達がいた。

 

「千束・・・」

 

???

『リコリスと知り合いか?国家に仇なす者を消して回る噂の処刑人がまさかこんな少女だったとは驚きだ。』

 

「流石ウォールナット、博識だな。」

 

男はモニター画面に映った通信相手のウォールナットにそう言う。

 

ウォールナット

『無知でいる事が嫌いなんだ・・・だからもっと知りたい事がある。』

 

「報酬だね。依頼したDAのハッキングには満足している。十分報いる額を『そうじゃない。何故銃取引に関わる?施しの女神はタブー無しなのかい?アラン機関・・・』・・・」

 

ウォールナットがそう言った後、男は自身が乗る車の運転席にいる女性に手で指示を出す。それを見た女性はパネルを操作してタップ。すると少し離れたビルの1室が爆発。それと同時に車は走り出す。

 

「無知である方が幸せなんだよ、ハッカー?しかしいつ見ても凄まじいものだ、コマンドガンダム・・・だが君はいずれ彼女の才能の妨げになる。それは許されざる事だ。私達の存在に掛けて君を消させてもらうよ、全ては才能ある者達を必ず世界に届ける為にね。」

 

そう言ってモニターに映るコマンドガンダムを男は冷たい眼でそう呟くと同時にフクロウのチャームが怪しく光る。

 

第5話END




次回「リコリコの日常」
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