ガンプラオリジナルストーリー 【制作設定小説】   作:LUCIOLE

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旧クフカスタム改造の密林使用。


ハンターのグフカス版って感じです。

【挿絵表示】



https://gumpla.jp/old/333705


第12話 【グフカスタム・イェーガー】

 

 ズン・・・ズン・・・。

 

 遠くから響く振動、それを地面へと突き刺したアンダーグラウンド・ソナーによって捉えた。

 

 「大尉、来ました」

 

 誰に聞かれる訳でもないのに、自然と声を潜める男に「分かった」とだけ答え、コックピットで小説を読んでいた男は読んでいた本に栞を挟むと、一つ息を吐いて送られて来たデータに目を通した。

 

 (良い所だったんだけどな・・・)小説の続きに気を取られながら。

 

 

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

 

 ズン・・・ズン・・・。

 

 「隊長!あれ」

 

 カン曹長のGMが指差す方向に目をやると深い木々の間に揺れるMSの姿が見えた。

 

 直ぐに見えなくはなったがやっと追い着いたオデッサからの敗走部隊だ。

 

 「カン、ロバート、行くぞ!」

 

 3機のGMはスラスターを噴かすと小さくジャンプを開始した。

 

 ズウウウンンン・・・。

 

 敵MSの姿を見た場所に降り立つGM。しかし、其処にトラックやMSの姿は無かった。

 

 「何処へ行った?」

 

 周囲を警戒し、更に奥へと続く道を確認しているとロバートから通信が入る。

 

 「ガ、ザ・ザザザー隊・長・・・ミノフザザザ・・・ガ、ザザ撒かれて・・・」

 

 「ミノフスキー粒子か!?」

 

 コンソールを見るとミノフスキー粒子の濃度の数値が跳ね上がっていた。

 

 そして、こちらの動揺を見据えた様に砲撃が始まった。

 

 ズドーン!ズドーン!

 

 「待ち伏せか!?」  

 

 距離があるのか、至近弾が降り注ぐ。

 

 命中精度が悪いと判断した隊長は伏兵を警戒して防御姿勢を取り耐えていたが、運悪くその中の1発がロバートのGMの盾を吹き飛ばし、左腕をもぎ取った。

 

 「うわーーー!?」

 

 「大丈夫か?」

 

 機体を接触させて通信を確定させる。

 

 「はい、腕を持っていかれましたが大丈夫です、まだやれます!」

 

 「よし!」

 

 10秒程続いた砲撃が止まった瞬間を見逃さなかった隊長は射線から敵の射撃地点を予測して行動を開始した。予測される敵の射撃ポイントは2つ向こうの山の中腹の森の中。

 

 「今の内に山を盾に距離を詰めるぞ!」

 

 「了解!」

 

 3機のGMが移動を開始した瞬間、左翼のカンのGMに衝撃が走った!

 

 ガガガガガン!

 

 一呼吸置いてGMが爆散する!

 

 「カン!?」

 

 叫ぶロバートのGMもまた背中を撃たれて爆発した。

 

 「カン!ロバート!?」警戒する隊長機、すると森の中から射撃されたが1・2発当たったものの咄嗟にスラスターを吹かし体勢を変えシールドで防いだ。

 

 機体をMSよりも高い木々にぶつけながらも森の中に身を隠し周囲を警戒しているGM。そこにパシュ!パシュ!とスモーク弾が発射された。

 

 「くっそ!」

 

 視界が一瞬にして遮られていく。

 

 回りの木が邪魔で思う様には動けない。上に飛び出せば狙い撃ちされる可能性が高い。逡巡していると予想とは裏腹に突然後方で爆発が起こった。

 

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

  

 放物線を描きGMの後方に着弾したグレネードに反応したその隙をフーバーは見逃さなかった。フルスロットルで森から飛び出したのだ。

 

 GMのパイロットがグレネードが隙を作る為の牽制だと気が付いた時には既に遅かった。

 

 飛び出した緑色の狩人は左腕の90mm速射砲を撃ちつつ接近し、右腕のライトニングサーベルで振り向き直ったGMの左腕を斬り付けた。この攻撃は盾で受け止められたが、その瞬間走る高圧電流に機体とパイロットが悲鳴を上げる。そして、左腕のショートヒートサーベルがこの戦いに終止符を打った。

 

 

 「フーバー大尉お疲れ様です」

 

 「ああ、そっちはどうだ?」

 

 「友軍部隊は無事です。このまま予定通りのルートで基地に向かいます」

 

 「了解、こちらも合流する」

 

 森の中に隠れていた指揮車と共に緑の狩人は再び森の中へと消えるのだった。

 

 




最期まで読んでくれてありがとうございます。


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