ガンプラオリジナルストーリー 【制作設定小説】   作:LUCIOLE

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旧キットのガルバルディβです。

HGのGMでも買って、ミキシングしようと思ってたのですが、HGガルバルディβが発表されて、断念。

ならばと、オリジナル改修機に改造しました。



【挿絵表示】


他の写真はこちらで見れます。
https://gumpla.jp/old/493292


第16話 【ガルバルディβ-R 宇宙用高機動型】

 

 「副隊長、予定宙域はそろそろの筈ですが、見当たりませんね」

 

 「模擬戦だからって気を抜くな。こちらのガルバルディと違って向こうは新型だからな」

 

 「なに完熟訓練って事はまだ慣れてないって事でしょう?熟練度の違いを見せてやりますよ」

 

 兎に角集中しろと嗜めた副隊長だったが、自分も同じ考えだった。

 

 突然ティターンズの艦が来たかと思うと、こちらの都合も考えず新型MSの完熟訓練を手伝えとの申し出に、誰しもが憤りを感じていたのだ。

 

 こちらの機体は『ガルバルディβ』

 

 戦後の財政難の中疲弊した戦力回復の為に、ジオン製MSのガルバルディαを改修、開発した機体である。装甲の軽量化と推進器、ジェネレーターの強化により運動性が上がっている。後に全周囲モニターとリニアシートも採用され近代化改修もされたが、今となっては旧式の部類である。

 

 ビーッ!ビーッ!ビーッ!

 

 突然、敵機接近を告げる警告音がヘルメットの中に響いた。

 

 回りを探すが敵影は無い。

 

 (ミノフスキー粒子は散布されてない筈だが・・・)

 

 焦りを感じ始めた時、副隊長が叫んだ!

 

 「上か!?ブレイクッ!」

 

 3機と2機に別れ、回避行動をとる5つの光跡。

 

 その光跡を見ていたティターンズの隊長は、判断の早さに感心していた。 

 

 「隊長!敵は二手に分かれましたが、どうします?」

 

 「そんなのは決まっている」

 

 更に加速すると6機の青いMSは逃げた3機を追い掛けたのだ。

 

 「しかし5機か、1機足りないな・・・」

 

 ティターンズの新型機『バーザム』

 

 高コストで操縦困難な可変機とは別に、一般兵向けに開発された汎用MSだ。

 

 とは言え可変機に着いていけるだけの性能を持っている第2世代MSである。

 

 第2世代とは、ムーバブルフレーム、ガンダリウム合金、全周囲モニターとリニアシートが採用されたMSでこのバーザムが連邦製では初の第2世代量産型MSとなる。

 

 「こっちに来たか・・・」

 

 中隊規模、6機の光跡が漆黒の宇宙に曲線を描き綺麗な螺旋を形作る。  

   

 3機のガルバルディは振り返って応戦、ビームを放つが当たらない。

 

 別れた2機のガルバルディは反転してバーザムを横から攻撃するが速度で翻弄され当たらず、逆に3機の内の端の1機が集中砲火を受けて爆散した。

 

 勿論実際に爆発した訳ではない。各機のモニターにCGの爆発が表示されただけだ。そして、落とされたガルバルディは動きを止め、パイロットのヘルメット内では撃墜を告げるアラームが鳴り響いた。

 

 「副隊長!?」

 

 「焦るな!落ち着け!」

 

 1機落とされた事に動揺する部下を落ち着かせて、バーザムの動きを警戒する。

 

 そこで気が付く、バーザムの航跡が5つしかない!?

 

 もう1機は?

 

 周りを警戒するが、5機のバーザムの再攻撃に注意が殺がれる。

 

 各個で応戦を始めたその時、左下後方にバーニアの光を見付けた!

 

 「くそ!」咄嗟に振り返る副隊長のガルバルディ。

 

 「遅い!」と、狙いを定めトリガーを引こうとした瞬間、当のバーザムが爆散した。勿論CGだが。

 

 「何だと・・・!?」鳴り響くアラームの中バーザム部隊の隊長は何が起きたのか理解出来ずにいた。

 

 ズキューーーン!ズキューーーン!

 

 後方から2発、強力な火線が残りのバーザムを襲う。

 

 そして、その火線を追う様に1機のMSが戦場に現れた!

 

 「オルソン隊長!?」

 

 そのMSはガルバルディβだった。ただ塗装が一般機と少し違う、何より背中には大きな2本のブースターユニットが増設されていた。

 そのブースターの先端のメガ粒子砲が、突然隊長機を落とされ動揺しているバーザムを更に1機落とした。

 

 「何をしている!動け!動け!戦場で止まれば落とされるぞ!」

 

 ティターンズの部隊も直ぐに立て直したが、勢い付いたガルバルディ部隊に分が有った。

 

 結局更に2機のガルバルディが落とされたが、バーザム部隊は全滅し模擬戦はルナツー駐屯部隊の勝利に終わった。

 

 機体の調整に手間取り、模擬戦に遅れたお蔭で相手の隙を付き戦況を変えたのは部隊長、オルソン大尉の駆るガルバルディβ-Rだった。




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