ガンプラオリジナルストーリー 【制作設定小説】 作:LUCIOLE
キットはなかなかの強敵でイメージ通り作れて、子供の頃の雪辱を果たしましたw
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「隊長~!隊長~っ!」
丁度砂埃を上げて飛び立つ輸送機のエンジンの轟音に負けじと大声を張り上げながら手を振り走り寄ってくる青年がいた。
「おう」
と、手を上げて答える無精髭を生やした30代半ばの男、ティターンズパイロットのエドワルド大尉はその横に立つ巨大人型兵器を見上げた。
『RMS-108マラサイ』その陸戦用改良機。
地上用に熱核ロケットエンジンを熱核ジェットエンジンに換装。各部に防塵フィルターを施し、宇宙用の装置は外してある。
「隊長、こいつは?」
エドワルドの横まで来た青年アッシュも感嘆の声を上げてそのMSを見上げる。
「新型機ですか!?隊長」
「ああ、マラサイ。その陸戦改良型だそうだ」
へ~っと感心しながらMSの周りをぐるりと見て回るアッシュが走り戻って来た。
「隊長、こいつシールドが背中に付いてますよ。それにあのアーム!」
「新機構のテストだそうだ。サブアームで保持して展開するらしい。基本コンピューター制御だそうだが」
「おお~」と感動しているアッシュに水を差す言葉が投げかけられる。
「体の良い実用実験ですね」
声の主に振り向くと、2人の側まで来ていた女性隊員が隊長に向かってピシッと敬礼をする。
「お帰りなさい隊長」
ああ、と生真面目な印象の女性に敬礼を返す。
「マラサイ・・・ですか、アナハイムからの賄賂品ですよね」
またジオン製みたいな機体をと表情を曇らせる。
見た目の印象に違わず性格も真面目な彼女は、アナハイムがエゥーゴとの関連を誤魔化す為に無償供給された機体に嫌悪感を抱いていたのだ。
勿論そのジオン製っぽい外観にもだ。
「向こうで完熟訓練をやったが性能は良いぞ。それに使うのはオレだ」
ここ第38小隊は地上のゲリラ『カラバ』を追撃している部隊だったが最近になってカラバがエゥーゴと接触、MSの供給を受けただけでなく、その規模を拡大させ新型MSの開発まで行なう様になってきた。
これまでは数も少なく、型落ちの機体ばっかりだったカラバのMSも手強くなり始めた事で、隊長のエドワルドは単身北米基地指令の所まで赴きこの新型機を捥ぎ取って来たのだ。
新機構や地上用への改装機のテストを請け負う形ではあったが。
「じゃあ隊長のハイ・ザックは♪」
アッシュは期待の篭った目で隊長を見た。
アッシュは先日カラバとの戦闘で愛機のハイザックを大破させている。
爆発寸前に脱出装置を機動させたお蔭で身体はむち打ちと打撲程度で済んだが、自分の乗る機体が無いのだ。そこに新型機の配備である。
『使うのはオレだ』という言葉を聴くまでは、このマラサイを使わせて貰えるのかとも期待していたのだが。
「ああ、お前が使え。だが今度は壊すなよ」
「ありがとうございます!」と勢い良く頭を下げると、それじゃあと走ってMSハンガーへと走って行った。
「あのお調子者・・・」と呆れる女性隊員の肩を叩き、「仕方無い、すまないがマラサイをハンガーに運んでくれ」と告げた。
一瞬嫌な顔をした女性隊員に「壊すなよ」と笑い掛けながらw
最期まで読んでくれてありがとうございます。
こんな感じで、短いお話を書いてます。
(苦手な戦闘シーン5話からw)
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