ガンプラオリジナルストーリー 【制作設定小説】   作:LUCIOLE

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久々の投稿です。LUCIOLEです。

人生初のMGや、GGGカラーのトライオン3とか作っていたのでが、お話は考えてなかったのですよ。


【挿絵表示】


この『紅鬼』(コウキ)も紆余曲折あって時間が掛かりましたが、やっと完成しました。


第21話 【グフ・カスタム レッド・オーガ】 『紅鬼』

 

 「シズ!メグ!ラム!セイ!守護陣形『ツヴァイ』!」 

 

 「「「「ヤー!」」」」

 

 掛け声と共に、式典での警戒陣形から素早く移動を開始。巨大な盾を掲げ、後ろに横並びになっていた4機の白いドムが守護対象の周り、2時、4時、8時、10時の位置に陣取り、守護対象の右後方に控えていた隊長機の『蒼鬼』が12時、そして、左後方に控えていた俺の『紅鬼』が6時の位置に陣取り全周囲警戒の態勢を取る。

 

 陣形が完成すると空かさず守護陣形『ドライ』の掛け声がレシーバーから響いた。

 

 隊長機の『蒼鬼』は陣形から飛び出して先行して敵を迎撃、俺は警護対象の前に出て『蒼鬼』の討ち漏らした敵を迎撃し、4機のドムで守護対象を守る。

 

 6機は次々と陣形を変え、そして最後はドム4機が前面で壁を作り敵を迎撃し、その間に蒼鬼と紅鬼で護衛対象を先導してその場から離脱する陣形が取られた。

 

 連日の苛烈な訓練は、この部隊が編成されて間もない為だ。

 

  

 

 宇宙世紀0079、10月。新生ジオンはドズル中将の治める宇宙要塞ソロモンとガルマ総帥が駐屯していた北アメリカ大陸を拠点として、宇宙地上の両面から、連邦軍及び長兄ギレン・ザビの率いるジオン公国を相手に宣戦布告したのだ。

 

 新生ジオンはガルマ様を旗頭に、宇宙軍総司令のドズル中将が賛同したお蔭でジオン公国を2分する程の兵力となった。

 

 そして、急遽設立したのが総帥ガルマ・ザビを守護する護衛部隊『Stahl・Schutz・Ritter』スチル・シュッツ・リッター(鋼の守護騎士)は、新生ジオンの総帥ガルマ・ザビ様を守護する騎士だ。

 

 俺達『Stahl・Schutz・Ritter』が編成されてから連日協議と会議が繰り広げられ、今は素早く陣形を組み替える訓練に明け暮れている。

 

 

 俺はこの部隊の副隊長でレオン・シュマウザー。新生ジオンの建国と同時にこの部隊に任命されたその日の内に召集会議とテストが行なわれ、部隊の内容と部下の選別が行なわれた。

 

 隊長に任命された俺の双子の兄、ルイスは直ぐに4人の部下を選抜、機体の改良を申請した。

 

 4人の部下、シズ、メグ、ラム、セイの4人は上半身と脚部の装甲を強化し、専用のランドセルと巨大な盾を装備した防御に特化した白いドムを与え。

 

 そして、俺達兄弟は其々の戦闘スタイルに合わせたグフ・カスタムの改良機を手配して貰ったのだ。

 

 

 MS-07CRグフカスタム、レッド・オーガ『紅鬼』は親衛隊特権で俺用にカスタムされた紅い機体だ。

 

 元々左肩にガトリング・シールドを装備した改良機だったが、更なる改良を申請した。その際ルイスと話有って、ブルー・オーガから必要なパーツを貰い思った以上に早く完成した。

 

 ヒートロッドを外し、両手に35mm3連装ガトリングガンを装備。更に両肩のスパイクアーマーに短いアームを追加しガトリング・シールドを2枚装備した紅いグフカスタム、レッド・オーガ『紅鬼』へと改修したのだ。

 

 『紅鬼』の役割は面制圧である。

 

 ヒートサーベルを2本装備はしているが、これはオマケで2本のガトリング・シールドと2つの35mm3連装ガトリング砲で弾幕を張るのだ。

 

 「レオン、2人を連れて試験場に出てくれ」

 

 「了解、シズ、ラム行くぞ」

 

 「「了解!」」 

 

 

 

 MS開発工場の有るカルフォルニアベースには性能テストをする為の試験場が有る。

 

 本当なら実戦で慣熟訓練をしたい所だが、ガルマ総帥のニューヤークでの建国パレードまで時間が無い。うっかり機体を傷付けてしまっては、格好が付かないので今は試験場での訓練なのだが・・・。

 

 装備重量は増えたが、大型化されたランドセルと高出力のスラスターを装備した『紅鬼』は2機のドムを置いて、障害物の隙間を掻い潜り、不意に現れる敵機のパネルを撃ち抜いていった。

 

 「シズ!ラム!遅れるな!」

 

 それに引き換え巨大な盾と癖の有るホバー走行にまだ慣れない2人は、レオンに遅れていた。レオン自身は全てのパネルを撃ち抜いているにも拘わらずだ。

 

 シズとラムもパネルへの命中率は高いのだが迎撃に集中する余り、慣れないドムの挙動に振り回され機体制御が追い付いていないのだ。

 

 本来なら守護対象を中心に三角陣形を取らなければならないのだが・・・。

 

 「シズ、ラム、迎撃は大事だが守護対象に置いて行かれては意味が無いぞ」

 

 「「了解!」」

 

 守護対象のガルマ総帥の駆る機体は総帥専用にカスタムされたギャンだ。

 

 ホバー走行こそ出来ないが、この『紅鬼』と同等の機動性を持っているらしいので今の状態では困るのだ。

 

 「防御姿勢を崩すな!敵を倒してもお前達が落とされたら、意味がないんだぞ!」

 

 「「了解!」」

 

 「射撃時に一々速度を緩めるな、全て最大戦速で行なえ」

  

 「「了解!」」

 

 「後2日だ。其れまでに自分の機体を自身の手足の様に使える様にするんだ」

 

 「「了解!」」

 

 無理を言っている事は分かっているが、今はそんな事も言わないといけない立場には少しだけうんざりしていると、やっと追い付いたドムに向き直った。 

 

 『紅鬼』は綺麗なままだが、2人のドムはシールドは勿論、頭部や肩部、特に足に数発のペイント弾が付着していた。

 

 「まぁ、焦るな。常に冷静に落ち着いて周囲に気を張るんだ」

 

 そう言いながらレオンの『紅鬼』は両肩のガトリング・シールドを2人に向ける。

 

 「!?」「え!?」

 

 息を呑む2人のその後ろのパネルを撃ち抜いた。

 

 「ただ、油断はするなよ」

 

 「は・・・はい」「了解しました・・・」

 

 シズとラムの2人は蒸れるヘルメットの中、冷や汗を流した。

   

 「ああ、ペイントは自分で落せよ」

 

 そのレオンの言葉に、更に体が重くなるのを感じた。 

 

 

 レオン達がハンガーに戻ると、入れ替わりでルイスのグフカスタム、ブルーオーガ『蒼鬼』が動き出していた。

 

 「レオン休んでおけ。この後は3対3で模擬戦をやるぞ!」

 

 入れ替わる様にハンガーを出て行く『蒼鬼』は拳を見せてそのままメグとセイのドムを伴って試験場へと飛び出して行ったのだった。

 




最期まで読んでくれてありがとうございます。


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