ガンプラオリジナルストーリー 【制作設定小説】 作:LUCIOLE
デミ・セントリー。L4フロント73区、アスカティシア高等専門学園で採用された警備ドローンMSだ。
学園襲撃事件後、配備される事になったがMSだがそのMSが目の前で縦横無尽に飛び交っている。
バシュッ!
バシュッ!
ビームライフルで狙うが全く捕捉出来ない。
ガガッピ!
「なんなんだ、その動きは!?」
ブゥーーーン!
銃身が高速で回転しながらビームガトリングガンの銃口が光ったと思ったら、俺の機体は行動を停止してLOSSの文字が表示された。
MSハンガーで俺は叫んだ。
「なんだあのMSは!?」
「なかなかの物だろう?」
ブリオン社のチームで新規採用された警備MSのテストを請け負った俺達だが正直舐めていた。
俺達はこれまで使っていたデミ・トレーナーから新型の訓練機に乗り換えた。そして、使われなくなったデミ・トレーナーを再利用して作られたのがあのデミ・セントリーだ。
デミ・トレーナーのパーツはそのままにドローン技術を導入、無人機として再設計された無人警備MSだ。
その旧式の改良機に負けたのだ。
「あんな動き、もう初見殺しだろう」
「ドローン機だからな、パイロットが耐えられない急加速、急制動は勿論急旋回も可能だ」
そう、まるでアクロバットの様な動きに圧倒されて俺は落とされたのだ。
「しかし、無人機なんだろう?大丈夫なのか」
「10機単位でコマンダーを1人付けて制御させるから特殊な事態でも対応出来るさ」
この10機、8部隊をフロント外周に配備する予定だそうだ。
「こいつ等で一次対応して無理そうなら時間稼ぎをして、常駐している警備部隊が来るまでの時間稼ぎをさせるそうだ」
「こいつ等だけで十分な気がするが・・・」
「旧式なのに強いだろう?」
その言い方にむっとした。
「もう一度再戦だ!待ってろ」
そう言って俺は同じチームの仲間に話を付けて出撃した。
そして、目の前に悪夢が連なる。
「其方の方が数は多いのだ。文句はないだろう」
目の前に装備の違う4機のデミ・セントリーが待ち構えていた。
こちらは8機。文句など言える訳が無い。
「コイツはネットワークを使って情報を共有しながら集団戦をするんだ」
そして、始まった模擬戦は地獄だった。数の有利でどうにか後ろをとっても別の機体からの情報で回避し、信じられない動きで迫り、こちらを撃ち落していく。
4機が一体の動物の様に連携して動いてくる。
ロングレンジライフルで銃撃をする機体が全体を見ているので、他の機体の後ろをとっても意味が無い。
ならば、離れた狙撃役を倒そうと思っても、ビームガトリングガンとミサイルの面制圧でこちらの動きを牽制してくる。
そんな牽制役の攻撃の間をすり抜けながら2機のデミ・セントリーが接近してビームガンで撃ち落し、アンカークローで拘束、高圧電流でこちらの機体の動きを止める。
模擬戦なので本当に電気が流れる訳ではないが、流れた設定で機体が機動を停止するのだ。
格闘が蹴りだけなので3機で囲んで接近したら、アンカークローで1機を拘束して振り回された。
そして、別の機体にぶつけられ動きを止めたところを狙撃された。
こうして俺達はものの2分と掛からず全滅した。
「どうです、隊長さん」
そんな模擬戦を別の管制室で見ていた隊長はうれしそうにしている。
「良いね、俺達の仕事が少なくなりそうだ」
本当に嬉しそうに手を叩き喜ぶ隊長を見て、少し不安になるブリオン社の社員だった。
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