[2026/12/25
「「パパ(父様)帰ってこないね〜何してるんだろ。」」
「本当だね、私も仕事割り振らなかったから良かったけど、連絡くらいくれれば良いのに、む〜。」
雪がシンシンと降りしきる、冬空の中。しっかりと飾り付けを行われた一室で双子と母は、そう言い仕切る。
「そう怒らないの、お仕事頑張ってくれてるんでしょ?あの人の愛は本物よ?アイ」
「お母さん、解ってるけどさ…はぁ、料理冷めちゃうよ。」
ガチャガチャと廊下から音が聞こえる
「ただいま…間に合ったかな?」
「「「おかえり〜、待ってたよ(の)〜」」」「おかえりなさい」
一家団欒で何かの行事を行うなんて、それは珍しい事。
彼は忙しい、仕事の量が人のそれよりもあるのだ。
それを妻は知ってはいる、でも納得はしたくない家庭を顧みて一緒に日々を過ごしたい。でないと、彼は何処かに消えてしまう、そんな気がするからだ。
だから、こうやって皆で色々過ごす。彼には常に意識してもらおうとここは彼にとっての〘帰れるところ〙となっていれば、きっと彼は〘帰ってこれる〙のだと。]
〜sideアクア〜
校門の前で件の人を待つ、清楚な感じのお嬢様スタイル。
髪は流しで、ワンピース。
イヤリングと、少しおしゃれなポシェットでコーデ。
これで私だってバレない、なまじ男装とかが得意だったから、こういう変装まがいなものまで得意になっちゃった。
今の私は帰国子女、通り過ぎる人達には私が言ってる言葉理解出来てない体で、小さく手を振って対応しておこう、一つ一つの所作で、偶像は完成していくのだ。
あ、きたきた。
あ〜、目を丸くしてる。
「マリン?こんなところで何してるの、もしかして私を迎えに?学校は?」
『なんでここにいるの?』
喋り声は普段より高めを意識しよう。
「ふふ、How about you, Akane? Do you like this outfit?
I was pretty worried, but am I beautiful?
Miss, I went to pick you up.」
周囲の人が視線をそらす、日本人の典型例。
〘良くわからない相手には関わらないようにしておこう〙、っていうのが炸裂してる。
「ちょっ!こんなところでそれはないでしょ、悪目立ちしちゃうって!行こ!!」
ははは、面白いね。私の背中を押しながら、私の家へと歩いて行こう。
……
「まったく、アレは流石にやりすぎだよ。なんで学校にまで来るの?私達、一応恋人同士って設定なんだからさ堂々としてたほうが、怪しまれずに済むのに。
その格好、すっごく目立つし私が学校にいられなくなるよ!」
『やっぱりこの子、何処かおかしくなってるのかな?前、かなちゃんに聞いた時とは全然印象違う。』
「そしたら、あかね私の学校に転校してくれば良いじゃん。そうしたら、かなちゃんとも一緒に入られるよ?二人共、家に呼んだ時凄く相性良さそうに見えたし⤴。」
あー、赤くなってる赤くなってる。あかねは、かなちゃんが本当に好きだね〜、恋しさ余ってにくさ百倍かー。
「ねぇ、マリンはさ。恋人ってどう思う?私は、恋とか知らないからさ、どういうのか解らないんだけど。このままじゃこの演技にも支障が出てきちゃうよ…ましてや女の子同士となると……」
「恋?…う〜んどういうのなんだろうね、私にも解らないよ。実際問題、恋人いたこと無かったし。
確かに言れてみれば、今の恋人ごっこにはズレのような違和感を感じることはあるよ。
だからこそ、さっき思い切ってこの格好で学校で待ち合わせをやってみたわけだけど……失敗だったかな。
このまま何処かでボロが出て、それが翼君に悟られるようなことがあれば、あの子がようやく更生しつつあるのに水の泡になりかねないなぁ…」
『いないってことはあり得ないよ、私が告白した時何の躊躇も動揺も無かった、絶対に裏は有る。それが本当ならもう翼君の問題だけじゃなく、マリンちゃんの芸能生命にとっても致命的なスキャンダルになりかねないよ』
ふと脳裏によぎるのはケンゴ君の姿、今でもちょっと恥ずかしいけど、お互い初めてだったし緊張したなぁ。でも、確かにスキャンダルの危険性についてはあかねちゃんの思っている通りだ。私としたことが迂闊…気を付けなきゃ。
「やっぱり、恋人いるでしょ。しかも私達の結構身近にいた、たぶんケンゴさんじゃない?」
「……、どうしてそう思うのかな?違う人かもしれないじゃん」
『少し考える事がある、つまりはそういうことだ。』
「やっぱり、普通いなかったらそういう反応しないよ。しかも、貴女前よりも女の格好上手くなってるし、何より自分に合った化粧試行錯誤してるでしょ?」
流石の観察眼だね、そういうところ好きだよあかね。でも、ね?
「察しが付いてるんなら、こういう公の場所では言わないでほしいな、せめて家についてからじゃ駄目?」
そう、私達はまだ道中。世間話でもしながら、行けば良いのに。それか、互いの学校の事とか、〘今ガチ〙後によそよそしくなった人達の話とかさ。
「あ…ご、ごめんね。つい、でも気になるじゃん、そうやって一人だけ抜け駆けしてさ。」
『元々の性格がどうであれ、自分の役に飲まれてるのは確かだよ。最初に会った頃はこんな話しするような子じゃなかった。もっと、周囲に気を使ってたのに。これじゃ本末転倒だよ』
「大丈夫だよ。私達は別にアイドルじゃないから、いつでも恋していつでも愛して、そして何時でも自分を解き放てば良いんだよ、実例が目の前にいると余計にそう思う。」
とは言ったものの、ケンゴ君はバンドマンだからそれやっちゃうと影響あるかな…どうしよう。そうなったら、う〜ん悩ましい。スキャンダルの危険性の失念していたことといい流石に浮かれすぎちゃってたかな……ちょっと反省しよ。
……
「で…なんで、あかねまでいるのよ。」
『だいたい予想は着いたけど、言わないのは悔しいわ。』
そう言えば内密に話したいことがあるからって、かなちゃんには言ってたっけな。でも、ルビーの姿が見えないのはどうして?
あ、なるほどね。
「あれ?ルビーちゃんも一緒にいるんじゃなかったの?」
「ルビーなら、何か一曲80点取るまで帰れませんやってくるって言って、メイさんに連行されて行ったわよ。私は当然課題をクリア出来てるから、今日はお休み。」
『あの子の音痴にも困ったものよ、折角の楽曲が台無しじゃない。』
やっぱり音痴には修行が不可欠か70点がやっとだしね…でもアレでもかなりマシになった方なんだけどな。
「それで、あかねも交えてアンタがしたい相談って何なの?
ま、大方信じてもらえないような事を話すんだろうけど。
それは、置いといて。あーちゃん、アンタ今日早退したらしいじゃない。しかも帰りのホームルーム前に、出席日数に響くわよ?」
「大丈夫、大丈夫。かなちゃんも知ってる通りこの学校の芸能科は単位制だから成績さえ落とさなければ、芸能活動で忙しくて殆ど出席できない状態でも進級・卒業できる仕組みでしょ。テストは毎回95点以上だし、得意の理数系と外国語に至っては満点。体育も上手くやってるし、音楽だってピアノはもちろんヴァイオリン弾けるくらいだから。ちゃんと進級できる分の単位は稼いでるし、今日の早退だって事務所の書類を先生たちに見せて説明してちゃんと許してもらったものだよ。進級や卒業に影響が出ないようその辺の計画はしっかりと立てた上で行ってるから問題はないよ」
はぁって溜息つかれちゃったよ。心配性だなかなちゃんは。
「わかった、ならそのことについては何も言わない。単位のことや先生たちへの対応に関してはアンタなりにちゃんと何とか出来ているっていうのならそれでいいわ。でも問題はそれだけじゃない…それは最近の生徒達のアンタの評判なんだけど…アンタの学校の普通科の同級生何人かに、聞いてみたけどアンタのこと心配してたわよ?あの人が不良になるなんて…だって。同じ芸能科の信者の子達に至っては私達の憧れたアクア様じゃない!って嘆いてた始末よ。
やっぱりアンタ、人格に影響出てるわよ?日常生活に演技が影響を及ぼしてる。このままだと自分を見失うわよ?」
『アンタの性格は解ってるよ。これがお節介で、アンタが本当にやりたい事をやってるのも。だけど、最近の傾向は付き合いの長い私から見てもちょっと行き過ぎ始めてるし、まだアンタのことを深く知らないあかねに至ってはそうは取らないのよ?』
本当に心配性だな……私はただ、やりたいことをやってるだけなのにな。むしろ、つい最近まで私にもっと自分を出すように促して、いざ出してみたら逆に心配されるなんて、おかしくなってるのはみんなの方が気がするけど。
〜sideあかね〜
かなちゃん…そんなにまでマリンの事を心配してるんだ。私なんて、こんな状態の彼女にホイホイついて行っちゃって、マリンの親友はやっぱりかなちゃんなのかな…。
「かなちゃん、そう言うけどさ本人が大丈夫って言ってるのに、外から色々言われるのは不快だって、かなちゃんも思わない?」
「アンタね、人の善意は快く受取っておくものよ。それとも何?そこの〘あかね〙みたいに、アンタのイエスマンばかりを手元において、私は除け者にしよっての?中学の頃はそうやって、友達出来ないって悩んでたんじゃないの?」
なんか、空気が悪くなってきた…ちょっとくらい反論してもいいよね?
「かなちゃん、言わせておけば色々言いそうだから言うけど、私は別にマリンのイエスマンじゃないから!私は心配で、今日マリンの秘密にしていたことを聞きに、ここまで態々来てるんだよ?
それと、マリンもマリンでかなちゃんにきちんと説明しなきゃ駄目だよ!
あと、やっぱり精神に負担がかかってたんだね、人格がかなり歪んじゃってるんだ、だったらもう役者をやるのはお勧めしないかな?」
ごめん、火に油を注いだ事になる、流石にかなちゃん程ではないけど、私もどうしてこう極端な事しか言えないのかな?何も辞めろって話じゃなく、しばらく休んだ方がいいって言いたかったのに。でも、ここで言わなきゃこの子の役者人生破綻する。
「私に役者を辞めろって言いたいわけ?巫山戯ないでよ!私はただ、今まで出来なかったことをやってるだけなの→!だいたい、そういうあかねはどうなの、私がいなかったらアドリブさえ出来なかったくせに⤴!」
はあ?いくらなんでも今のは頭に来るね。この子流石に天狗になってるんじゃない?
確かにあの時マリンに助けられてなかったら、私は全く目立てなくて最悪番組から実質フェードアウトさせられてたか、思い詰めて無理に目立とうと焦ってとんでもないトラブルを起こしてたか……どちらにせよ私の芸能生命は大きな傷を負ってたと思う。
だからって、何もそんな面と向かって馬鹿にするような言い方しなくたっていいでしょ。だいたい、親がいなかったら役者になってない人に言われたくないな!
「私がアドリブ出来ないってどういう事?貴女のそれは私生活まで裾を広げ過ぎてるの!良い加減気づいてよ、そうやって人生駄目にした役者の人、私の所の劇団からも昔に出ているんだよ?」
「私は今の、あかね に賛成よ。アンタのそれ、良くない兆候よ。と言ってもあんたは聞かないだろうけど、言わせてもらうわ。自分の事をコントロール出来ない役者は二流よ、つまりアンタも私もあかねも全員二流!」
癪に障るけど、今のかなちゃんの言葉、的ヲ射てると思うよ。マリン、貴女自分の事を理解しきれて無いよ?
実際、私も劇団のエースって呼ばれ始めた頃に、ある役に没入しすぎて今の貴女のようになりかけた……金田一さんたちが気づいて止めてくれてなかったら間違いなく危なかったもの。
今のマリンはこうなってたかもしれない私なんだ。だからこそ、貴女がそうやって破滅していくの見ていられないもん。
「二流ならそれで良い!自分のしたいことも出来ないなら、役者なんて!」3人ともいい加減にしろ!」
私達が振り向くと、そこには鬼がいた。
〜sideアムロ〜
「父様…なんで。気配無かったのに、かなちゃん。もしかして、いたこと知ってたの?」
「じゃあなんで私が家の中にいるのかしら?別に鍵を複製したとか、鍵が空いていたとかそういうのはないの、安室さんが入れてくれたのよ」
『私も少しヒートアップしすぎたかもね。』
「そういうことだ、どうせこうなることを見越して、彼女は俺に部屋に行って欲しいと言ってな。本当に良く出来た弟子だよ。」
女三人寄れば姦しいなんて言葉があったが、今の状態は正しくそれだろう。全員それぞれ、それぞれの事を思うあまり言いたくもない、争いを初めて。まったく、本末転倒だな。
「ずっと盗み聞きしてたんだ、自分の娘がこんな事言われてそんな事しか思わないの?」
「思わないも何も、君の身から出た錆びだ。自分の尻拭いは自分でやるのが、何よりも大切な事じゃないのか?」
アクア、今の君は少し羽目を外しすぎている。必要な時、それなら一向に構わないが、それも行き過ぎると周りに迷惑になる。とはいえ、アクアがこうなってしまったのには元を辿れば俺に責任があるからあまり強く言えないが。まったくいったい誰に似たのか…
「うっ、でも!私は、自分でやりたいことを…」
「それでどうかするのか?友人と罵り合って、軋轢を生んで最後は一人になる。
せっかく出来た友人なのに、自らがそれを否定していたらそれはもう愚者そのものだ。
自分の意見を全て捨て去れとは言わない、だけど人の善意は受け取りまずは考えることだ。
それでも駄目なら、そのときは否定すれば良いし訳を話せば良い。彼女達ならきっと理解してくれるだろうさ。」
かつて、一年戦争の時に俺とブライトが寄りにもよって敵が何時攻めてくるか分からない状況で、今のアクア達のようにいがみ合っていたせいでそれが巡りに巡ってリュウさんの死に繋がってしまった。
その時の俺達と同じ後悔をアクア達にはしてほしくない、だからこそ友人…あるいは今から友人となり得る可能性のある人を大切にしてほしい。
そういうところはルビーを見習って欲しいんだが、自分が姉だからと意固地になっている部分もあるか。
『そんな生きるか死ぬかの極限状況で精神が限界ギリギリだった父様達の時とは問題の次元が違うよ……それにルビールビーって、あの子ばっかり。私にだって友人くらい簡単に…』
「ルビーは今関係ないじゃん、父様はいつもそうだ。私に友達がいないだとか、交友関係を持てだとか。そうやってルビーと私を比較して、私の方がルビーよりも頭良いのに、どうして褒めてくれないの?」
「ルビーの社交性を考えたことがあるのか?
君は人を従えさせることは得意だが、横に並び立つことが苦手だろ?ルビーは逆に人の前や横に立つのは得意だが、君のように上に立つのは苦手なように……こういう風に人には得意不得意があるんだ、ルビーを見習ったって罰が当たるわけじゃないだろ?」
『そう言うけどさ、ルビーを守ってあげるのがお姉ちゃんの役目だもん。』
まだまだ子供だな、自分のやりたいことを我慢のし過ぎで爆発させて、それを自分が姉だからと良い訳をする。本当にカワイイ限りだよ。
だからこそ、お前に我慢をさせる切っ掛けを作っておきながら、今更もう我慢するなと虫の良いこと言ってしまったせいで俺の因縁にお前を巻き込む形になってしまった。その責任を、お前の父親として取らせてくれ。
「かな、これが感受性があり過ぎるってことだ。相手の事を敏感に感じ過ぎて、善意も悪意も混ぜこぜになり結果的に傷付け合う選択を選んでしまう。だから、力に頼りすぎるなってことはこういうことだ。
あかね君は、俺たちが今何の話をしてるか解らないが、わかりやすく説明するよ。とりあえず、ここは冷静になって座ってくれ。
アクア、解ってくれるかい?本当は喧嘩するために二人を呼んだわけじゃないんだろ?正直に言葉で伝えれば良い。出来るね?」
『出来るねって…どうせやらせるんでしょ?』
君が望んだことだ、自分でやると最初に言っていたのに自分への約束を破るのかい?
〜sideかな〜
言い過ぎたわね…最初に口火を切ったのは私。口が悪いのはいつもだけど、この癖治したほうが良いのは解ってる。
良く、安室さんが言う〘若い〙ってたぶんこういう事を言うのかもしれない。憧れに近付くには遠いのね。
それに引き換え、あかねは何も理解出来てないみたいな顔してる、説明不足ね…。あーちゃんはいつもそう、私がまだ知らない時は〘話がはやくて助かる〙なんて思っていたけど、事情を知らない人が傍から見れば不気味以外の何物でもないわ。
「あかねちゃん、ちょっと良いかな。トランプカード持ってきてって言ってたと思うんだけど…、それを出してもらっても良いかな…」
恐る恐るって感じね、自分を否定されるのが怖いからって、ちょっと余所余所し過ぎるのよ。まぁ、今の私も人の事を言えないけどね。
「ほら、さっさと出しなさい。アンタが知りたがってたことの答えがすぐに解るから。」
「かなちゃんに、言われなくても直ぐに出すよ!まったく、そうやって人を急かして昔から変わらないね。」
挑戦的だこと、煽り耐性ないのね。この子も友達が多そうなタイプじゃないし、元々引っ込み思案だからそういうもんね。
だから、あんなに役にのめり込めるってのもあるのかも知れないけど。
「はい、じゃあトランプを混ぜて適当に10枚のカードを取って、私に見せないようにしっかり見ててよ?」
始まった、だいたい最初はマジックかなんかだと思ってトリックを疑うんだけど。
「どう?全部あってた?」
「合ってたけど、どうせマジックかなにかでしょ?」
ほら、頭が良いと余計に硬くなるから受け入れ辛い。特に、あかねみたいな現実主義者には。
「じゃあ、今あかねちゃんの財布の中には6400円くらいが入っていて、このあと帰りながら食材を買おうとしてる。買うものは豚バラ300gにキャベツとピーマン。夕飯はきっと回鍋肉にするの?」
「嘘…そんな事言った憶えない。」
不気味よね〜でもそれが真実。分かるわよ、私だってあかね程じゃないけど現実主義者だもの。後はアンタの心次第。
「不気味で気持ち悪い感じ、解るよ?それが私なの、嫌いになった?」
「じゃあ、学校にいた時も。口論してた時も、全部聞こえてたってこと?そう……そんな事隠してたの?その程度で傷つく訳ないよ、かなちゃんは知ってたの?」
「最近知ったばかりだけどね、嫌に察しがいいからもしかしたら、なんて昔から思っていたけど。
因みに、そこの安室さんも持ってるから。要するに遺伝よ遺伝。悪意とか善意とか色々感じちゃうんだってさ、だから裏表ない人が好きなんだって。
それでアンタと私は気に入られたのよ。」
それで丸く納まるのならそれで良いのよ、理解者なんて少しずつ増やしていけば良いし、言ってくれれば協力するんだから。
だから、涙を流さないで欲しいのよね、嬉し泣きでも泣いてないアンタのほうが好きだから。