展望台にキザマロがいない。
その事実に焦燥に駆られながらも、ショウは問い詰めるように言葉を発する。
「本当に何処にもいないのか!?連絡さえ取れないのか!?」
「!それだよ!無事なら連絡が取れる筈……ルナちゃん!!」
「そ、そうね!」
焦りと不安からの問い掛けであったが、無事を確認できる可能性が出たことでルナがすぐにキザマロと連絡を取ろうとエア・ディスプレイ画面を表示して通話を試みる。画面はノイズが酷く、姿を一切写していないが。
「キザマロ!聞こえてる!?聞こえているなら返事しなさい!!」
『……い、委員長?』
画面はノイズで見えないままだが、不安げなキザマロの声が聞こえてくる。その声を聞いたルナは、画面が見えないにも関わらず、食い破るかのように画面へと顔を近づける。
「あんた今、何処にいるの!?本当に無事!?怪我はない!?」
『し、心配してくれているんですか……?』
「なに言ってんの!こんな時に!!」
「そうだよ!私もルナちゃんも、みんな心配してるんだよ!?」
『委員長、ナツヒさんも……』
本当に心配しているのだと感じ取ったキザマロは、自身が今いる場所を語っていく。
話を聞く限り、キザマロは潜水艦に閉じ込められて湖の底にいるとのこと。
『潜水艦の中は狭いし、暗いし……もうどうしていいかわかりませ~~~~ん!お願い……ます!たす……く……』
電波の流れが悪くなったのか、最後は途切れ途切れになって通話が切れる。再度連絡を取ろうとしたが、繋がらなくなっている。
「急いでキザマロを助けに行こう!」
「ああ!けど、このまま水の中に潜れるのか?息が続くかも怪しいし」
『電波化しているから息は問題ねぇが、移動の方は別だぞ』
「一応、潜水マシーンのマテリアルウェーブはあるけど……」
ナツヒは何故か複雑そうな表情で自身のスターキャリアーを操作し、スバルにだけ潜水マシーンのマテリアルウェーブを転送する。ナツヒは科学者の娘だから、色々なマテリアルウェーブを持っていても不思議ではない。
「ナツヒ、オレにも潜水マシーンを頼む。もしくは泳ぎを補助するマテリアルウェーブでも……」
「……潜水マシーンをマテリアラズしてみて」
「?マテリアラズ!潜水マシーン!」
ショウの頼みを無視してマテリアラズするよう要求したナツヒに、スバルは首を傾げながらも転送されたマテリアルウェーブを湖の上へとマテリアラズする。
「……小っさ!!」
展開された潜水マシーンを見て、ショウは思わずそうツッコんでしまう。
マテリアラズされた潜水マシーンは、普通の人であれば十分と言えるサイズだが、オリガ・ジェネラルのような身長2.7メートルもある巨体に対しては明らかに小さかった。もっとも、通常サイズが小型サイズ扱いになる程の巨体なのだから、通常のものではサイズ不足となるだろう。
それでも無理をすれば、何とかなるかもしれない問題かもしれない。しかし、オリガ・ジェネラルには身長以上の重要な問題がある。
「……体重1.5トンを引っ張って動けるか?」
『1.5トンは無理ブク~。完全に重量オーバーブク~』
ショウの質問に、潜水マシーンのマテリアルウェーブは重量オーバーで無理だと告げる。
そう。ショウとオリガが電波変換したオリガ・ジェネラルの体重は1.5トン。大人の男性二十人以上の体重を有しているのだ。一人用のマテリアルウェーブでは、どう考えても重量オーバーである。
それに加えて、水の抵抗もある。潜水マシーンなどの初めから水中での活動を前提とした存在ならまだしも、オリガはそうではない。いくら強力な電波体であろうとも、どこでもその真価を発揮できるとは限らない。
……弱体化していることには、敢えて触れないが。
「か、完全に足手まといになる未来しか見えねぇ……」
『ヌググ……まさかワレの素晴らしき肉体が、枷となる日が来ようとは……!!』
完全にお荷物にしかならない事実に、ショウは地面に手を当てて崩れ落ちる。腕立て伏せのような体勢で少しシュールであるが、オリガも微妙にずれた認識で悔しがっている。
どちらにせよ、この場で出来ることはない。ショウは無念を押し殺しながらスバルに向かって謝る。
「すまねぇ。肝心な時に役に立てなくて……」
「そんなことないですよ!ショウさんは委員長たちをお願いします!!」
スバルはそう告げると、潜水マシーンを使って湖の中へと潜る。スバルを見送ったショウは温存の意味も兼ねて、少し離れた場所で電波変換を解除する。幸い、避難してきた人々の目はブラキオに釘つけとなっており、ショウの行動に気付いた者は一人としていない。
「……あの電波人間の目的は何なんだろうな?」
「ワレが知るわけなかろう。ファントムと共にいる、姑息な人間が関与していそうではあるがな」
「ハイドか……確かにその可能性はありそうだな」
先日のロッポンドーヒルズにおいて、ハイドはジャッカロープという電波体でナツヒを強制的に電波変換させていた。もしハイドが本当に関わっているとしたら、あのブラキオもハイドの手引きということになる。
そのブラキオというと、変わらず人々に自身の姿を晒し続けている。時折潜っては再度浮上して、人々を大いに賑わせている。すっかり津波の脅威を忘れているようである。
「ちょっとナツヒさん!なに状況であれにカメラを向けているのよ!!」
「まさかナツヒ……いつもの悪いクセが……」
「今回はさすがに違うよ!いや、ちょこーっとだけ撮影したいのはホントだけど……」
ルナとショウの非難の眼差しを向けられたナツヒは、慌てたように弁明する。本音が隠しきれていないが。
「ほら、あのドッシーの目。明らかにカメラを意識しているでしょ?だからカメラを向けられたらどうするのかなって……」
「言われてみれば……確かに」
ナツヒが指摘した通り、ブラキオの動きは明らかに避難してきた人々の視線と注目を意識している。そこでふと、ショウはあることに気付いた。
「そういえば……例のディレクターがいないな」
「言われてみれば確かに……」
「この状況なら、カメラマンに大声で撮影指示を出しそうなのに……」
「「「…………」」」
この場にいないディレクター。
以前ナツヒが指摘した、映像の細工。
自身の存在をアピールするかのように、カメラを意識しているブラキオ。
その三つの点が一つに繋がり、ショウたちに一つの可能性へと至らせる。
「まさか……」
「ブラキオと電波変換しているのは……あのディレクターなのか?」
「あくまで仮にだけど……ドッシー自体がヤラセで、キザマロくんにそれがバレたとしたら……」
ブラキオと電波変換した人間が『ミステリーワールド』のディレクターである可能性が高いこと。そのドッシー自体がディレクターの細工である可能性があること。その細工がドッシーの目撃者であるキザマロにバレてしまい、今回の暴挙に出た可能性。
もし、この可能性が事実だとしたら……あまりに酷すぎる。キザマロの想いを、唾を吐いて踏みにじるようなものだから。
「……何とかしてアイツに近づけないか?」
「近くにウェーブロードがない上に、水中は奴の領域だ。最高傑作たるワレが、《遣い》程度に手が出せぬとは……!!」
力があるのに何もできない。
無力感を感じて拳を握りしめてショウが悔しがる中、ブラキオは水中へと潜っていった。
――――――
潜水マシーンで湖の底を移動しつつ、スバルはキザマロを探し続ける。暫く捜索を続けていると、拓けた場所で潜水艦のマテリアルウェーブを見つける。その形状はどことなく、ドッシーに似ていたが。
「キザマロ!そこにいるの!?」
「その声は……スバルくん!?助けに来てくれたんですね!?ボクは確かにここにいます!!」
スバルの呼び掛けに応えるように、ドッシーに似た潜水艦からキザマロの声が聞こえてくる。
「良かった……!キザマロ、今助け―――」
『待てスバル!何かが此処に近づいてきているぞ!!』
ウォーロックの突然の警告に、キザマロを助けようとしたスバルはその場に留まる。直後、キザマロとスバルの間を割って入るように、ブラキオが姿を現した。
「シッシッシッ~~!いいねぇ、いいねぇ!ホントに噂の『青いヒーロー』が来たよ!あの男の脚本通りだっつーの!!」
スバルを……厳密にはロックマンの姿を見て、ブラキオは興奮気味に声を上げている。だが、スバルはブラキオの言葉の一つに耳を疑っていた。
「
「ハイド?そういやぁ、スポンサーを名乗ったあの男の名前を聞いてなかったな。けど、あのスポンサー様には感謝の極みだっつーの!このブラキオ・ウェーブの力を与えてくれただけでなく、オレっちの番組の視聴率の大幅アップに大貢献してくれたからな!!ついでに、オレの出世も間違いなしだっつーの!」
ブラキオ改めブラキオ・ウェーブは自身を支援した男の名前を知らないようだが、十中八九ハイドだろうとスバルは確信する。そんな上機嫌のブラキオ・ウェーブの声を聞いたらしいキザマロは、驚愕に声を震わせていた。
「その声……まさか、ディレクターさん!?」
「あ~ん?おお、まだいたの?ドッシーを見た少年?いや、ドッシーの
「な、なんでそんな酷いことを……あんなに親切にしてくれたのに……」
「そりゃ子供を使えば、数字が取れると踏んだからだっつーの!大体、騙される方が悪いんだっつーの!彼処でも言ったが、酷いのはオレっちじゃなく話題に飛び付く視聴者だ!ホント、子供は面倒ったらありゃしねぇっつーの!!」
「そ、そんな……ぅぅ……」
ブラキオ・ウェーブ再度改め出間崎の心無い罵倒に、キザマロはショックを受けて泣き声を洩らしていく。
キザマロの友達として誇れるものが欲しいという想いを根底から踏みにじった出間崎に、スバルは怒りの形相で睨み付ける。
「お?やるってか?いいね、いいねぇ!そうこなくっちゃ!!」
その視線に出間崎は怯えるどころか逆に歓喜すると、機嫌の良さを体現するかのように水面に向かって泳いでいく。
「さあ、オレっちに着いてこい、青いヒーロー!早く着いてこないと……津波をもう一発ブチかますっつーの!?」
『チィ!スバル!』
「うん!キザマロ、もう少しだけ我慢して!アイツを倒したら、すぐ助けに戻ってくるから!」
「は、はいぃ~~……」
キザマロの気が抜けたような同意を聞いてすぐ、スバルは出間崎を追いかけるように水面へと向かっていく。湖の外に出てすぐ、スバルは潜水マシーンの上に立って先に上がっていた出間崎と正面から対峙する。
「シッシッシ!この位置なら展望台からもバッチリだ!実に素晴らしい演出だと思わねーか!?」
「な、何が演出だ……みんなが危ない目にあったというのに!!」
「わかっちゃいねぇ、わかっちゃいねぇ!!演出な派手じゃないと数字は取れねっつーの!ただ現れるだけじゃ、視聴者はすぐに離れるんだよ!それに、お前だけじゃなく金の鎧を着た大男も倒さないといけないっつーの!ここで戦えば、ソイツも現れるんだろ!?」
「ボクだけじゃなく、ショ……オリガ・ジェネラルも狙いなのか。どこまで自分勝手なんだ……!」
出間崎の狙いが自分だけでなく、ショウも含まれていることにスバルは固く拳を握り締める。その反応に、出間崎はニヤニヤと笑みを浮かべていく。
「そろそろ観客も待たせてるんだ。オレっちの薔薇色の未来のため……お前はここで倒れろっつーの!!」
『倒れるのはテメェだ!スバル!!』
「うん!ウェーブバトル!ライド・オン!」
スバルが戦闘態勢に入ってすぐ、出間崎はその巨体を活かした体当たりを仕掛けてくる。スバルは反射的に潜水マシーンから飛び上がって避けるも、そのまま水面へと落ちてしまう。水の上で戦うなど、普通にないことなので仕方がないことではあるが。
「どうしよう!?ここじゃ満足に戦えないよ!」
『だったらオーパーツの力を使え!シノビなら、《ミズグモ》で水の上で動ける!』
「!分かった!ブラザーカード、トライブオン!!」
ウォーロックのアドバイスにスバルはすぐに頷くと、ミソラのブラザーカードを使ってシノビへと姿を変える。シノビになったスバルはその能力を以て、水の上へと立つ。
「おお!まるで忍者だねぇ!」
「よし!これなら、足場を気にせず戦える!」
スバルは手元に手裏剣を出現させると、間髪入れずに出間崎に向かって投げ飛ばす。その手裏剣を出間崎は湖の中へと沈んで危なげなく躱す。
『下だ、スバル!』
ウォーロックの警告を受け、スバルはすぐに後ろへと飛び下がる。直後、先ほどまでスバルがいた水面から出間崎が噛み付くように顔を覗かせ、そのまま浮上する。
『ずっと潜る気はねぇってか?』
「馬鹿かっつーの!そんなカメラ映えしない動きをしたら、数字は取れねーだろうが!!」
出間崎はウォーロックの皮肉にそう返すと、周囲に幾つもの岩場を出現させる。おそらく、バトルカードの【ダブルストーン】に近い固有能力なのだろう。違う点があるとすれば、幾つかの岩場が水面を勝手に移動しているくらいだ。
「さぁさぁ!忍者のように軽やかに動いてくれよ!?サンダーブレス!」
出間崎は動きを要求しつつ、口から雷のブレスをスバルに向けて放つ。スバルは出間崎の要求を無視して難なく雷のブレスを避けると、懐からバトルカードを取り出す。
「バトルカード、【ヴァリアントソード】!」
『カーソルロック!』
スバルは左腕を剣先がスコップのようになっている黄緑色の剣へと変え、ウォーロックが間髪入れずに出間崎へとカーソルを合わせる。ウォーロックのサポートで一瞬で距離を詰めたスバルは、そのまま左腕の剣で出間崎を切り裂く。
「ボゲゲッ!?」
まるで感電したかのような声が出間崎の口から洩れる。出間崎の全身がバチバチと放電しているところを見るに、電気属性のダメージを受けたようだ。
『この周波数は【エレキスラッシュ】のようになるのか。何もしなきゃ、唯の【ソード】と変わりねぇのにな』
「周波数次第で他のソード系のバトルカードになるんだね」
『そうだな。あのヤベー女のバトルカード、確かに癖は強いが大化けするな』
試しがいがあると笑みを浮かべているであろうウォーロックにスバルは苦笑しながらも、再度バトルカードを取り出して追撃しようとする。
「このままやられてたまるかっつーの!バトルカード!ええと……【チェインバブル1】!」
そのやり取りの間で麻痺が解けたらしい出間崎は迷いながらバトルカードを使い、口から相手を泡に閉じ込めるバスターを放つ。無論、スバルはすぐに横に動いてその一撃を避ける。
「おお!オレっち自身がバトルカードを使うのは新鮮だねぇ!これなら、いい映像が取れるねぇ!!」
避けられても素晴らしい映像が取れそうだと勝手にはしゃぐ出間崎。本当に戦闘中なのかと疑わしくなる態度だ。
「バトルカード、【プラスキャノン】!」
「甘いっつーの!バトルカード、【リフレクトメット】ォ!!」
スバルが砲撃を放ってすぐ、コツを掴んだらしい出間崎は再びバトルカードを使用する。すると、緑の十字マークが描かれた、黄色い盾が出間崎を守るように出現する。その盾に砲撃が防がれた瞬間、叩きつけるような衝撃波がスバルに襲い掛かった。
「うわっ!?」
完璧なカウンターにより、スバルの身体は一時的に麻痺してしまう。致命的な隙を晒してしまったスバルに、出間崎は躊躇なく追撃を仕掛けていく。
「ゲキリュウウェーブ!!」
溜めの必要がある故に隙がある大技であると同時に、ドンブラー村を湖の中へと沈めた広範囲の巨大な津波。自身が召喚した岩場さえも押し流す強力な一撃がスバルへと迫っていく。
『スバル!』
「カワリミマジック!」
津波が飲み込む直前で麻痺が解け、ギリギリのタイミングでシノビの力―――《カワリミ》を発動する。スバルと呑み込まんとした津波はそのままスバルを素通りしていき、津波をやり過ごしたスバルは出間崎に向かって手裏剣を投げ飛ばす。
自身へと迫る手裏剣に、出間崎は大行な動きで手裏剣を避ける。ショウ以上に動きに無駄が多く、バトル初心者であることが手を取るように分かる。いくらブラキオが強力な電波体であろうとも、電波変換した人間が素人ではそのスペックを発揮しきれない。このままいけば、出間崎は一方的な形でスバルに破れるだろう。
―――ハイドから手渡されたバトルカードがなければ。
「バトルカード、【ブツゾウサン】!」
手裏剣を避け、体勢を立て直した出間崎は再びバトルカードを使う。バトルカードが光り輝くと、デフォルメされた木彫りの仏像が水上へと新たに設置される。
「あれって、仏像……?」
『障害物を更に増やそうってか?スバル!折角だから他の岩場も利用してやれ!』
「うん!バトルカード、【スノーボール1】!」
スバルはバトルカード【スノーボール1】を使うと、人一人が埋まっていそうな巨大な雪玉を出間崎に向かって転がす。雪玉の進行上には仏像だけでなく再度浮上した岩場も幾つかあるが、【スノーボール1】はその岩場を取り込みながらサイズを大きくし、出間崎に向かって進んでいく。
進路上の岩場を取り込み、益々巨大となった雪玉は仏像も取り込もうと接触した瞬間―――
テンバツ。
その単語が響いた直後、仏像が雷に打たれたように黒く染まる。瞳が見開いたように輝くと同時に、仏像から放たれた雷が雪玉だけでなく、スバルにも襲い掛かった。
――――――
「あれ、私が作ったバトルカードじゃない!」
「完全にアイツが裏で手を引いてやがったか!」
ナツヒが作ったバトルカード【リフレクトメット】と【ブツゾウサン】をブラキオが使用したことで、ハイドの関与が確実のものであると証明される。【リフレクトメット】は【バリア】のような防御専用のバトルカードだが、【ブツゾウサン】は設置系のバトルカードだ。その性能は凶悪だが。
【ブツゾウサン】―――仏像にダメージを与えた相手に高威力の雷を落とす、設置型のバトルカード。通常では使えるのかすら怪しいバトルカードだが、電波体が使うとその評価は一変する。攻撃のタイミングを測って設置すれば、凶悪な盾にもなる。
事実、ブツゾウサンを【スノーボール1】の威力強化に利用しようとしたスバルがダメージを負ってしまったのだから。
「何とかスバルに加勢を……そうだ!」
ショウは妙案を思い付いたのか、すぐに物陰に隠れてスターキャリアーを掲げる。
「電波変換!」
ショウはすぐにオリガ・ジェネラルへと姿を変えると、一枚のバトルカードを掲げる。
「バトルカード!【アイスステージ】!!」
そう、ショウが思い付いた方法……水面をバトルカードで凍らせて即席の足場にするというものだ。ステージ系のバトルカードは範囲が広いので、これを繰り返せばブラキオの下まで向かえると考えたのである。
『ガハハ!意外と頭が回るではないか!!』
「よし!この氷の足場で―――」
ショウが氷の足場に降り立った瞬間、バキン!という音と共に氷が見事に割れる。そして、ショウはそのまま湖の底へと沈んでいった。
「氷の足場が薄すぎだろぉおおおおおおおおおっ!?」
『この阿呆めがぁあああああああっ!!』
オリ設定。
《ミズグモ》
シノビの能力の一つ。上手く使えば雲の上でも立てる。
足場が潜水マシーンのみは、普通に圧倒的不利なので。そこ、ゲームでバトル画面になるから問題ないと言わない。
【ブツゾウサン】
ナツヒが作ったオリジナルバトルカードの一枚。その効果は攻撃してきた相手に雷を落とす障害物を召喚する。
元ネタはエグゼ2の【オジソウサン】。