───落ちた葉が伝えている。
古い記憶、或いは忌々しき歴史。黄金樹の麓には時折、本来なら交わることのないそれらが迷い込む。
───やがて世界は、霧の中に溶け去るだろう。
微睡む絶望に抗い続け。
───不死の使命を知れ。
欺瞞と詐称に塗れた真実を希望と呼び。
───生まれるべきではなかった。
しかし我らは、最初から全てを否定されていた。
祝福なき者。
つまり不死人とは、そういう存在であったのだ。
世界に絶望し、世界に憤慨し、世界に恐怖し、世界に嘲笑し、しかしどうしたって世界に希望を見出してしまう。
闇よりなお昏い深淵の中でたった一瞬見えた灯火に、何より縋りたくなってしまう様に。
ならば己の屍を幾つ積みあげようとも、成すべきことを成すのだ。死を重ね、受け入れ、その果てに掴む希望があると信じて。
───そしてそれが、全くの無駄であると知るのだ。
不死人とは、そういう存在なのだから。
全てが最早意味のない、繰り返すだけの作業。
共犯者たる女を種火として燃やした筈の黄金樹は、変わらずそこに堂々と聳え立っている。風に揺られて葉をすり鳴らし、サワサワと心地好い音を奏でていた。
独り、玉座に座る。
言われるがまま王となった。導かれるまま王となった。多くの敵と戦い、多くの同志と語らった。しかし既にどれもが朧気で、この地を囲う霧のように輪郭を掴めない。
自身が何の為に王になったのかすら、解らない。
一体何を求めた。一体何に希望を見出した。
己の魂(ソウル)は、何を成そうと決意したのだ。
結局、褪せ人は自身が納得出来る答えを既に失ってしまっていた。
何を犠牲にした、何を得た、何を返した、何を殺した、何を生かした、何を、何を、何を──────。
それはそれとして。
人生楽しまねば損と思っているのもまた事実。
そして不死人故に、あらゆる娯楽は既に飽き尽くしたので。
王となった褪せ人は、ある意味で不死人らしい不死人であった。
過去も未来も異世界も宇宙も次元を超えても、不死人故に区別をつける意味もない。世界は"繰り返すだけ"を繰り返し、故に過去に起こったことは未来でも起こり、未来で起こることは異世界でも起こり、次元を超えて、また過去に戻って、そして未来でまた起こる。
しかし"現在"だけは、不死人にとって特別な意味を持つ。
自身が確かに存在していると実感出来るのは"現在"だけであり、その実感こそが、限界まで人間性をすり減らした不死人の唯一の娯楽なのだ。
既に死生観が狂っている不死人にとって、生命とはあまりにも価値のないものである。死とはあまりにも軽い代償である。生物の枠を外れた壊れきった情緒は不死人に狂気を齎し、だが正気を保つための最後の砦だ。
己を確かに感じられる瞬間というのは、何にも替えられない抗い難い誘惑。
だから殺す。
何もかもを殺す。
肌に刺さる殺気、響き渡る剣戟、見据える強敵、そのどれもが血に塗れる快感と共に己を昂らせてくれる。冷え切った鉄のような心臓は大きく脈動し、凝り固まった表情筋は自然と笑顔を形作る。
愉しい。
殺し合いだけは、止められぬ。
雑魚を殺すのが愉しい。力が拮抗する相手と殺し合うのが愉しい。遥かな強敵に殺されるのが愉しい。何度も何度も己の屍を積み上げ、殺す度に殺される。なんと甘美な理想だろうか。不死人と殺戮は切っても切れぬ関係であり、故に不死人はどこまでも呪われ、死という祝福すら与えられない。
生死は娯楽。
どうか、私と殺し合って下さい。
そうしてあわよくば、私に殺されて下さい。
貴方の希望も理想も無念も友情も愛情も憎悪も嫌悪も絶望も夢も何もかも私のものにさせて下さい。
───どうか繰り返す世界の中、もう一度私と殺し合って下さい。
殺される瞬間の、身体が凍る感覚。
殺す瞬間の、身体が沸騰する感覚。
嗚呼、己は確かに今、今ここに、確かに存在している。
不死人とは、そういう存在なのだから。
褪せ人は世界を自分なりに全力で愉しむ。
それが引き起こす結果が何であれ、残り滓の己自身で、ただ愚直に"現在"を謳歌する。
どうせ世界が終わったところで、またどこかで再び世界が始まるのだ。どうせ世界が始まったところで、またどこかで再び世界が終わるのだ。
嗚呼、何と下らない!巫山戯たこの素晴らしき世界。愛さずして何とする。
褪せ人は、不死人は、世界を憎むことと同じくらい、世界を愛している。
全てを愛しているからこそ、全てに無関心でいられる。
殺し合いだけを、愉しんでいられる。
だから貴公。疾く死に給えよ。
───そして世界は幾度目かの終末を迎える。
落ちた葉を見送りながら、褪せ人は兜の下で静かに眼を細めた。
その眼球が、既に黄色い火によって焼け落ちていたとしても。
◇
聖地マリージョア、パンゲア城内。
"権力の間"にて。
「"鎧の亡霊"はどうなっている」
天竜人最高位、"五老星"の内の1人が、静かに声を発した。
「1週間前はシャボンディ諸島に現れて人攫いを皆殺しにしていた」
「5日前は"西の海"の小さな島で住民と祭りをしていたと目撃情報があった」
「そして昨日、とうとうこの城に侵入されるところであったな」
1人目に続き、次々に口を開く五老星。海軍及びサイファーポールからの報告はどれも信じ難いものであり、しかしとうとうマリージョアに実害を齎されてしまった。
他の天竜人はいつ自分が殺されるかパニックを起こし、奴隷さえ放っておいて自身の城に籠り切る始末。ストレスで頬は窶れ、髪はボサボサ、中には護衛に向かって錯乱して発砲する者も出現する始末。
最悪なのは、彼等に鎧の亡霊が"不死"である事が周知されてしまっていることだ。殺しても殺しても、いつまでも殺した者を殺しにやってくる悪夢の如き所業。五老星でさえ、次の瞬間には自身の首が飛んでいるのではないかと背筋が凍る。
「既にあれからは、我々は殺すべき獲物として認識されてしまっている。マリージョア壊滅も時間の問題ではないか?」
沈黙を貫いていた最後の1人がポツリと呟く。表面上は冷静に取り繕っているが、内心は嵐の如く荒れ狂っていた。
最悪、五老星が殺されてしまっても、しょうがない。天竜人が全滅しても、しょうがない。
最も恐れるべきなのは、この世界が終末を迎えることである。
「こうなると、私は最初に述べた筈だが?」
低い声が、響いた。
重く重く静寂に包まれた権力の間、突如として6人目が現れた。
その人物は壁にもたれかかっている。厳重な警備を潜り抜け、この場に侵入───否、最初からそこにいた。気配を限りなく希薄にさせ、空気と同化していたのだ。
白髪の男は壁から離れて杖をつきながら数歩歩き、五老星の前に堂々と立った。
「何故、事が大きくなってから騒ぎ出す?私の言葉を妄言と吐き捨てた結果が
これだ。笑わせる」
五老星は苦々しい顔をする。
実際その通りだ。鎧の亡霊の存在がまだ噂でしかなかった頃、この男だけは鎧の亡霊を危険視し、今すぐ対処すべきであると強く五老星に進言した。全て後の祭り。何もかも手遅れだ。
だが噂にどう対処しろと言うのだ、というのも本音である。子供の御伽噺にも満たないそれに真面目に取り組む方が可笑しい。噂は噂、骨折り損のくたびれ儲け、海軍や政府は暇なのか、などという悪評が立ち、民衆の心は益々離れていく。ただでさえ大航海時代という、良くも悪くも海賊の影響が最も大きい現在において、噂程度にかまけていられなかった。
白髪の男は五老星の様子に大きくため息を吐き、窪んだ目の奥で眼光を鋭くした。
その超然とした態度に慄く。浮世離れした気配のせいか、五老星は時々、白髪の男が得体の知れないものに見える時がある。
外見年齢はそれ程変わらない。五老星は見た目より永く生きてはいるが、何故か、それよりももっと長生きしているような気がするのだ。
誰もが知り得ぬ知識を有し、また固定概念に囚われず、新たな知識に対して酷く貪欲。無知は罪であるが、知らなくて良いことを知るのもまた罪である。故に五老星は、"空白の100年"やそれに関する事柄を知られる前に、白髪の男を特例で食客として政府に迎え入れた。
それが白髪の男、『百智卿』であった。
「…今からでも遅くはない。鎧の亡霊への対処は我々『円卓』に任せ給え。…嗚呼、任せなくとも良いぞ。そう判断したのなら、我々は政府を離れ勝手に行動するし、鎧の亡霊はマリージョアを滅ぼすだろうがね」
「………いいだろう」
百智卿は五老星の言葉に頷く。漸くか、と呆れるような表情だ。
脅しめいた言葉を吐かれてしまえば許可を出すしかない。五老星としては百智卿率いる『円卓』はなるべく表舞台に立たせたくはなかったが、背に腹は替えられない。
「良い返事を聞けた」と言い残し退室しようとする百智卿を呼び止め、その背中に問い掛けた。
「今更"何故もっと強く進言しなかった"だとか、"何故鎧の亡霊の恐ろしさを我々に明確に伝えなかった"、などとは言わない。我々が無知であり、愚かだっただけであるのだから」
「そうだとも。…何だ、それだけを言う為に私を呼び止めたのか?」
「いいや違う。百智卿、お前はやけに鎧の亡霊について詳しいが、何故だ」
手配書を発行するにあたり、名前を"狼幽・鎧の亡霊"と名付けたのは百智卿である。また、鷹の目からの"鎧の亡霊は不死"という報告にも動揺らしい動きを見せず、ただそこに立っていただけであった。
他にも、武器や防具を自らの内に収める能力や、口笛を鳴らすと現れる霊馬、自身を1度殺した相手への異常な執拗さは、百智卿の口から教えられたことだ。
「簡単だ。私や『円卓』と鎧の亡霊は同じ志を持つ、文字通りの同志であったのだから」
「………なぁ!??」
「あくまで過去形だ。今はもう違う」
ある程度予想していたとはいえ、五老星は驚きのあまり素っ頓狂な声を上げた。
「待て、まさか貴様、鎧の亡霊と秘密裏に通じているとは言うまいな!?言うに事欠いて"同志"などと!!」
「有り得んな。我々『円卓』は1度奴を裏切っている。奴はそれを許しはしないだろう」
「…裏切っただと?」
「失礼する」
鎧の亡霊の密偵ではないか、政府や海軍の動向を横流ししているのではないか、という声を全て無視し、百智卿は"権力の間"を早足で出ていった。
「やはりあの男に任せるのは愚策では?」
「…そうして我々だけで対処した結果がこれだぞ」
鎧の亡霊は超長距離の移動方法を持っているためか、次の出現場所が非常に読み辛い。そのためどうしても対処が後手に回る。
運良く事を起こされる前に撃退や殺害に成功したとしても、今度はその相手を執拗に狙う。1度、鎧の亡霊を殺した海軍少尉を囮にして包囲網を敷いてみたが、その作戦に参加した海兵の鏖殺という結果に終わった。
百智卿率いる『円卓』の恐ろしさは、身に染みて知っているつもりではあった。だがそれが鎧の亡霊への有効な手段かと言えば首を傾げざるを得ない。
「まあ良い。鎧の亡霊と『円卓』が共倒れになってしまえば、此方としても有難い」
それが、五老星の総意である。
とはいえ、そうならなかった場合の策も考えなければならないため、五老星はこの後も数時間程会議を重ねることとなった。
◇
"権力の間"の扉を些か乱暴に閉めた百智卿に、声をかける者が1人。
「…これで漸く、表立って動けるという事ですね?」
褐色の、よく鍛えられた肢体を惜しげも無く晒す女だ。身体を覆う服はボロボロで見窄らしいが、しかし彼女の力強さをより一層引き立てていた。
「行くぞネフェリ。奴に悟られる前に全ての支度を終わらせなければならん」
「はい。であれば、誰かに電伝虫をお繋ぎいたしましょうか?」
「そうだな、ヴァイクに繋いでくれ。確かアルベリッヒと共に行動していた筈だ。それからミリセントと金仮面卿に、"時が来た為至急応援に来て欲しい"と」
「分かりました。それなら、ブライヴやユラ殿、ビック・ボギーにも連絡しておきましょう」
「頼んだぞ」
事務的に進めた会話の終わり、ネフェリと呼ばれた女は声を漏らして笑顔を形作った。
百智卿は、彼女が嬉しくて仕方ないという態度に内心困惑する。ケジメを着けたとはいえ、彼女の思いを裏切った身。あの時の己の行動は決して間違っていなかったと言いきれるが、どうしても後悔のような澱みが燻っていた。
だが彼女は、なんでもない様に振る舞う。
新たな生を歩むに当たり、過去は清算されたと思っているのだろうか。
百智卿は養女の信頼にむず痒い気持ちになり、先程より早足で廊下を進んでいった。
「それと、会議の内容で訂正させていただきたいのですが」
「まだ何か?」
「…鎧の亡霊は、円卓に裏切られたなんて思っていないですよ。王となった後も、ずっと」
「戯言だ」
「いいえ、戯言ではありません。本人に直接聞いたので。それに裏切り行為のようなものを明確にしたのは、義父様とエンシャだけでは?他の者から巻き込むなと文句を言われそうです。正気を失っていた者も含めればもっといそうですが、如何せん正気を失っているので」
「もう止めろ。耳の痛い話だ」
「ええ、全く」
広大な廊下に、2人分の足音と話し声が響く。これから鎧の亡霊に挑む為の準備をするにしては、和やかな雰囲気。義父と養女の、家族としての僅かな団欒時間。
「しかし、奴は王になってまで何をしでかしているのだ。この世界は"狭間の地"ではないのだがな」
「それは私も思います。あの者のやっていることは"狭間の地"ではごく当たり前の行為ですが、この世界では通用しない。…まぁ、以前から刹那的な娯楽を求める傾向にあったので、異なる理を持つこの世界で新たな強者を求めてだとか、そんなことだとは思いますが」
「だろうな。奴はなんというか、自分が楽しければそれでいい、という性格だったな。何度も助けられた身ではあるが…あの性格だけは好かん。どうにかならんものか」
百智卿とネフェリは、鎧の亡霊とまるで既知であるかのように、どころかかなりの親密さを思わせる口ぶりで、思い出話に花を咲かせていた。
「ですが最近の動向を見てると、何やら妙というか、うーん、言葉では表し辛いですが、何か探しているような気がするのです。多分、無意識的に」
「……ほう?確か、ストームヴィルの城主となってからも、奴との交流は絶えなかったと言っていたな。やはり奴から違和感を感じると?」
「はい。あ、しかし私が城主となったのは殆ど成り行きですし、あの者が王になってから程なくして殺されてしまいました。それ以降、あの者の内面が大きく変わってしまったとしても、原因は流石に分かりません」
と、出口への扉が見えて来たところで、その扉に控えていた者が百智卿ネフェリに大声で呼びかけた。
「イシュトバーン、少し静かに。ライリー、ご苦労」
「む。私だけ労いの言葉はなしか」
「………煩い………イシュトバーン、声が大き過ぎるぞ…………」
「貴公は逆に消極的過ぎるがな。暗部共は陰気でいかん」
「喧嘩はするな。…五老星から許可が出たぞ。これでやっと奴に接触できる。先ずは支度だ、頼んだぞ」
『円卓』の内の2人。"古騎士"イシュトバーンと"暮れなずむ"ライリー。
2人は百智卿の言葉に笑顔を浮かべ、いかんと直ぐに表情を引き締め直した。
「そうか。奴は1度ぶん殴らないと気が済まないからな。重畳、重畳」
「ああ、そうか。イシュトバーン殿は1度協力して、後に"火山館"の依頼に乗ったあの者に殺されたのだったな」
「………俺は、気付いたら侵入されて殺されたがな………」
「…なんというか、その、不憫、だな………??」
「無駄話を止めろ。行くぞ」
門番に視線を送ると、彼等は酷く怯えた様子でレバーに手を掛けた。『円卓』が手練の戦士の集いであることは、政府の上層部およびパンゲア城の衛兵には周知の事実。更に話題が今をときめく鎧の亡霊についてであり、あまりにも楽しそうに話しているものだから、門番にとっては得体の知れない何かを突き付けられた気分であった。
やけに重い音を立てながら開く扉を一瞥し、4人は鷹揚に歩き出した。
鎧の亡霊が強敵であることは、彼らにとって既に知り得ていることだ。身をもって、体験したのだから。
だが対抗策は既に幾つも用意しているし、そもそも彼らの目的は鎧の亡霊を捕らえることでも殺害でもない。
「………未だ見ぬ"デミゴッド"達。嘗て"狭間の地"にて覇権を求めて鎬を削り合っていた者達。奴らが存在する限り、この世界は───」
先頭を行く百智卿───ギデオンが、静かに口を開く。
「我ら『円卓』の目的はただ1つ。この世界の何処かにいるデミゴッド達を殺害、或いは"狭間の地"へ押し返す」
その為にも、『円卓』は鎧の亡霊に真意を問わねばならない。
この世界に訪れた理由。そして、嘗て殺したデミゴッド達を復活させて飼い慣らしている理由。
"狭間の地"に君臨する王として、彼の者は何を考えているのか。
───でなければ、この世界は第2の"狭間の地"として、黄金の祝福に呪われるだろうから。
◆◇◆◇◆
映画予告風。
「俺は、お前を、ぶっ飛ばす!!!」
遥かなる地、交わることの無い世界。
「ミリセント、避けろ!」
「問題ないよルフィ!対処する!」
広大な海に突如として現れた霧の島。
「おいクソマリモ合わせろ!"悪魔風───"!」
「んなこたァ分かってる!"三刀流奥義───"!」
「───!!」
「───カカッ!」
熱せられた脚と、三本の刀と、竜の炎と、翁の笑い声と。
「これ、何…!?"歴史の本文"に似てるけど、決定的に違う…!」
「ロビン急げ!敵が来てる!"柔力───"」
「おお、世に混沌のあらん事を!」
果てに望むは黄金樹。
「イヤー!ウソップ何とかしなさいって!」
「ムリムリムリムリあんな巨大ナメクジ!燃えてるし!!!」
玉座に座るはただ1人。
神座は未だに空いたまま。
「くそ、キリがないわい!」
「アウッ!ジンベエ、退くぞ!数が多すぎる!!」
祝福降り注ぐ地で、海賊は夢の跡へと消えていく。
「ルフィさん、ミリセントさん!此方、探していた代物では?」
「そ、そうだこれだ!ありがとうブルック」
目に映る生物、全てが敵。
束ねるは、神の血を引くデミゴッド。
「ああ、ようこそ、新王の築く素晴らしき王朝に!」
「何であれ、黄金樹を穢すものは許さん」
理をねじ曲げ。
「接ぎ、接ぎ、接ぎ、その果てにもう一度、あの褪せ人を!!」
堪え忍ぶべきと、奥歯を噛み締め。
「新王に喝采を───赤獅子に、惰弱なし!!」
声高らかに吠え立てる。
「さぁ、新王に立ち向かうべく、我が蛇の家族となるがいい!」
刃は闇に微睡んだ。
「それでも尚、我等は君の行先を阻むのだ」
玉座に静かに座る王に、百智卿が言い放つ。
反逆の狼煙は上げられた。
広大な海、その自由を守るため、海賊と円卓は手を取った。
「お前、ミリセントの友達だってのに、何で苦しい思いさせてんだよ」
「───」
麦わら帽子の少年が問いかけても、王は何も答えない。
「そうか、お前───」
拳を握り締め。
「───ぜってぇ、ぶっ飛ばす!!」
狭間の地とデミゴッド引っ提げてワンピ世界に来た褪せ人がルフィに殴られて映画終了。ハッピーエンド。
マレニアさんがヒロインかと思いきやミリセントがヒロイン。ミリセント生存ルート何処?
・褪せ人
霧の海の先、祝福導く狭間の地にてエルデの王となるべく戦う、戦士の末裔の総称。その瞳からは黄金の祝福が失われ色褪せている。
読み方は"あせんちゅ"(大嘘)。
本作ではプレイヤーが操作している一般褪せ人を指す。
装備は"戦鬼シリーズ"一式(トレーラー映像の装備)。必要に応じて裸になる。何故なら装備重量がね、カツカツだからね。
鎧を着込んでいるにも関わらず素性"預言者"のゴリゴリ脳筋祈祷戦士。腐敗ブレスは心の友。遠距離から空裂狂火で狙い撃て!蟲糸は殿堂入り。朱きエオニアも使ってはいるけど宴会芸だと思っている。必要に応じてグレートソード。或いは巨人砕き。但し神の遺剣とグランサクスの雷も使うため技量値もそれなりに高い。
目に映る動物は"全て襲いかかってくる"or"クラフトに必要な素材を落とす"狭間の地からやってきたため自分以外の動物は決殺。確実に息の根を止めにかかる。だって狭間の地産だからね、しょうがない。
倫理観も道徳も人情も持ち合わせていない最低極悪最凶で真性の気狂いかつルーン(ゲーム的には経験値兼通貨)狂い。出会ったが最後老若男女関係なく襲いかかる。仮に撃退or殺害に成功しても祝福の力で生き返るタイプの不死なので時間帯関係なく執拗に追い回される。特に一度殺された相手に対する殺意はひとしお。何万回殺されようともその果てのただ1度の勝利(相手を殺害)が出来ればこいつの勝ち。よって純粋な殺し合いではどう足掻いても褪せ人が勝利する。
戦闘経験は誰よりも豊富なため殺気は一丁前だが、本人の強さそのものは新世界でギリ通用するかなぁ程度しかない。
超多彩な戦法と超豊富な経験則、何度殺されても立ち向かう不屈(執拗)さで勝ちを掴み取ってきたのだ。