俺が《六花》で二つ名で呼ばれるのは間違っている。 作:萩月輝夜
イレーネが目蓋を開けるとそこには大切な妹の顔が映った。
「お姉ちゃん!」
「おうっと…なんだよプリシラ…いてぇじゃねーか。」
ガバリ、と抱きついてきたプリシラの抱擁を拒むこと無く受け入れたイレーネだったがその勢いに思わず体が痛み顔をしかめる。
「ご、ごめんなさい!」
イレーネが先の試合で怪我をしていたのをすっかり忘れて抱きついてしまったことに気がついたプリシラは謝罪し急ぎ離れた。
怒っているのだろうかと顔を見るがそこには前のときのような困った笑顔を浮かべていた姉の顔があった。
いつだったからか姉の笑顔を見ていなかったとそんな風に思ってしまった。
小さい頃は良く笑っていたのに。粗暴なのは昔からだったけれども。
「どうした?」
優しく語り掛けてくる姉にはっとしたプリシラは小さく首を振った。
イレーネは一言「そっか…」とだけ呟き辺りを見渡していた。
どうしてここにいるのか前後の記憶が定かではないため思い出そうとすると割りとすんなりと思い出せた。
(たしか名護の攻撃を受けて血が足りなくなって…プリシラから血を補給してそこから”得体の知れない何か”があたしの中に入ってきて…そこから…。)
そこまでは思い出せたが後の事は分からなかったのでプリシラに聞くことにした。
「なんであたしはここに寝てたんだ?」
「純星煌式武装の使いすぎによる
面目ない、といって笑って言うプリシラにイレーネは申し訳ない反省と自らの不甲斐なさの気持ちにばっと頭をさげてしまった。
「すまん…プリシラ。無理をさせ過ぎたな…。」
「ううん。気にしないで。でも…。(お姉ちゃんの《純星煌式武装》壊れて良かった…あれは…。)」
プリシラは薄い笑みを浮かべて首を振った。
最後に何かを言い掛けていたがイレーネには良く聞こえなかったがイレーネは何故この清潔で簡素な医療院に運ばれているのか気になり問いかけた。
「?…まぁいいか。それよりもどうしてあたしはここにいるんだ?試合の結果は…どうなった?」
「負けちゃったよ。」
ここにいる理由はどちらかであり結果として後者だったので思わず苦笑いを浮かべた。
「そうか…《覇潰の血鎌》はどうなった?」
そう問いかけるイレーネにプリシラは頬を掻きながら困ったように答えた。
「そのね…あの…」
何やら言い淀む妹にイレーネは嫌な予感がしたが答えを聞かないわけにはいかないので催促をすると意を決したのか答えてくれた。
「壊れちゃった…。」
「なっ…!?」
「名護さんが完膚なきまでに壊しちゃったの。」
「はぁ…!?…………ぷっ」
「お、お姉ちゃん?」
「…はははははっ!………あー……あの野郎やってくれやがったな。」
呆れの方が強いだろうその表情で蜂也に恨み節をぶつけるが直ぐ様大笑いに変化しプリシラは慌てて訂正した。
「で、でも!お姉ちゃんが使っていたあの純星煌式武装を破壊してください、って頼んだのはあたしなの…お姉ちゃん。」
「は、はぁ?」
「お姉ちゃん、あの純星煌式武装を使いはじめてから笑うことが無くなっちゃったじゃない…なんだかあたしそれが怖くって…。」
落ち込むプリシラにイレーネは優しくそっと肩に手を置いた。
「まぁ、少しばかり急ぎすぎてたのかも知れねぇな…ちょうど言いタイミングだったな。…ちっ、名護に借りが出来ちまったな。」
気負わなくなった姉の表情を見てプリシラも自然に笑顔になり貸しを返す方法を提案した。
「それならまた名護さんをご招待して御馳走を振る舞うよ!今度はもっと豪華なディナーにしてね。」
「ああ。それが良いな…ってやべぇな《覇潰の血鎌》壊したからディルクの野郎に借金吹っ掛けられるんじゃねーだろうな…。」
その事を思いだし少しどころの顔色ではなく憂鬱な表情を浮かべていたがそれはプリシラの口から語られた。
「それがねお姉ちゃん。さっき生徒会長からの連絡でお咎めは無しでいい。って伝えてくれって。」
「はぁ?…ディルクの野郎がか?………今日は槍が降るんじゃないか?」
「もう…いくら生徒会長が悪い人だからってその言い方は無いんじゃないかな?」
「いや、プリシラ…お前も相当な事を言ってるからな?」
「え?………ふふふっ。」
「ふっ…ははははっ。」
二人の姉妹は顔を見合わせて笑い合った。
プリシラから見たイレーネの笑顔は姉らしい可愛らしい笑顔だった。
その後医療院に蜂也が見舞いの品を持って見舞いに来るのだがプリシラが蜂也に懐いているのを見て牙を向いたイレーネが少し暴れたのはまた別のお話。
◆ ◆ ◆
レヴォルフ黒学院の生徒会長室の映像スクリーンには録画された蜂也達の試合が写し出されていた。
「………。」
名護の《壊劫の魔剣》がイレーネの《覇潰の血鎌》を破壊している映像が流れ《壊劫の魔剣》から放たれた黄金色の閃光の勢いによってステージにある瓦礫が巻き上がり煙で映像が乱れそれは《覇潰の血鎌》へぶつかる。
次の場面では煙が晴れた瞬間に《覇潰の血鎌》は破壊され蜂也達の勝利が宣言されていた。
「………。」
その場面を露骨な嫌悪感を浮かべながら引っ掛かる部分があったのか映像を巻き戻す。
室内の気流が煙が晴れさせる、その一瞬、ほんの一瞬の一場面だったが煙が消えた場所がありその映像にはよくよく目を凝らしてみなければ分からなかったが”蜂也の《壊劫の魔剣》の閃光によって完全に破壊された《覇潰の血鎌》がウルム=マナダイトごと破壊されその瞬間に映像の逆再生のように再製された”という映像を目の当たりにしてしまった。
「ちっ…面倒なことになったな。」
目の前のいっその事
しかしディルクはマディアスに告げられた出来事を事実として受け入れざるを得なくなり”奴”が破壊されたという事実を信じる他無かった。
後々の障害になることは間違いないだろうとディルクは確信した。
「だが…奴の言う通り…利用方法はある。だが…。」
しかし今回は色々と目的が破綻してしまい本戦に出場してしまうという誤算が生じたがウルサイス姉妹が名護蜂也と懇ろになったのは思わぬ収穫だ。
それに《覇潰の血鎌》を破壊してくれたお陰で大人しくしてくれるだろう。
”名護蜂也”と『
…しかし、今回の出来事で策謀の中に組み込むのは早計だと、ディルクの直感が告げていた。
「本当ならイレーネをぶつけて退場して貰う筈だったが予定変更だ。名護の実力を図るために”魔女”をぶつけるとするか…運が良ければ
試合の映像を見つつ不機嫌に呟いた。
「…
画面には一安心したのか一息ついて《壊劫の魔剣》をホルダーを仕舞う蜂也の姿があり歓声が轟いていた。
画面の電源を落とし室内の椅子へ腰掛け懐から取り出した携帯端末に連絡をいれる。
「ああ…妹の方か…姉の方はまだ医療院のベットの上か?…なら起き上がったときにでも伝えてくれ、『今回のお咎めは無し』だってな。」
そう告げて端末を切って懐へしまう。
しばらくして策謀を張り巡らせるためにディルクは暗躍する。
まるで蜘蛛の糸のように全てが繋がったがどこかで切れても必ず中心にたどり着くことが出来るようになっている策謀の網を練り上げていく。
自分には不利益を被らず必ず利益が出るようにし相手に損害を負わせ自分が利益を掠めとる。
それが『
「懸念材料があるとすれば界龍のクソガキが名護にちょっかいをかけて…いや掛けてくるだろう…それにアルルカントの小娘にも渡りをつけておくか。”あの件を”条件に突きつけりゃ協力する気になるかもな…。」
ディルクは深い深い思考の海へと潜っていく。
◆ ◆ ◆
「師父、そろそろ定例報告会の時刻です。」
”
この少年は界龍における序列五位で前年の
そんな少年の姿と声を見てかんらかんらと童女は笑う。
「おや?もうそんな時間かえ?…ではここまでにするとしようかのう。皆、ご苦労じゃったな。またいつでも挑むがよいぞ?」
その古風な言葉使いの童女の周囲には虎峰と同じような制服を着用した界龍の生徒が行きも絶え絶えに転がっていた。
少女の正体はアスタリスク最大の規模を誇る学院の頂点に君臨する序列一位『
「今回も合格者は出ませんでしたか。」
「うむ。残念ながらのう。」
二人は楼閣から出て会話をしながら歩き始める。
先行するのは星露で背後に一歩下がるのは虎峰だ。
古風な通路を進むときにそのような会話をしていれば必然的に
「ときに虎峰。今回の試合を見たかえ?」
「今日の試合…と申しますと
虎峰は当然ながら試合を見ていた。
ベスト十六には界龍の生徒、いずれも星露の弟子が五組も残っている。
しかし星露はその事に喜ぶ…楽しんでいたわけではなかった。
「愉快な男がおったじゃろう?ほれ、星導館の序列三位…たしか名護蜂也と言ったか。アルルカントの人形も中々じゃったし男の同じ学校の天霧綾斗もじゃったが…素晴らしいのはあの男じゃのう!」
第十一試合ではレヴォルフの序列三位と激突した蜂也達の試合を思い返した。
互いに
あの試合で実力を見せてくれたがまだ何かを隠している…と虎峰は思った。
「ええ。星導館の序列三位の彼ですね。それに彼が手にしていた
率直な感想を虎峰が語ると星露は満足そうな笑顔を浮かべていた。
「うむそうじゃろうそうじゃろう…虎峰も見る目が育ってきたのう!…恐らく奴の星辰力はあれが限界ではあるまい…多すぎる星辰力を自ら制御しておるのじゃろう。それにあの男が
「たしか彼らの次の相手は我らが界龍の生徒でしたね。宋達ですか…。」
「おお!そうであったな。どのような戦い方を見せるのか…楽しみじゃのう。」
かんらかんらと笑う星露に少しあきれている虎峰。
「…黎兄妹の次の相手は《叢雲》と《焔華の魔女》のペアですね。」
虎峰の脳裏に自信と実力を裏付け不敵な笑みを浮かべる双子の兄妹の姿を思いだし少し眉がひそめそうになるが星露の前なので出さないようにしたが童女の前では筒抜けだろう。
「うむ。あやつらがどのように攻めるのか見物じゃのう…果たしてあやつらの戦い方で《叢雲》に触れることが出きるか、じゃがな。」
その言葉に虎峰は引っ掛かりを覚える。
その言葉はまるでー。
「師父…それは、」
そう言い掛けた虎峰の台詞を遮るように長い袖で口元を隠し笑いながら告げた。
「ふっふっふっ…まぁ今のただの妄言よ。わすれりゃれ?…それより儂はあの男…名護蜂也がえらく気に入った。先ず”
目をキラキラと輝かせてワクワクしている星露に虎峰はちょっと、いやジェラシーを感じた。
部外者の生徒にここまで夢中にさせる名護蜂也という少年に合ったこともなければ人となりもほとんど知らない少年を嫌いになりそうになった。
「…我々だけでは不服ですか?」
虎峰が不機嫌そうな少女と見間違えてしまいそうな表情に星露はかんらかんらと笑う。
「食事と一緒じゃ。毎日中華料理ばかりじゃ飽きてしまうじゃろ?別の味を楽しみたい。そういうもんなのじゃ。」
「は、はぁ…」
「うーむ…やはり名護蜂也と手合わせしたい…返す返すも惜しい…なんで
「無茶をおっしゃらないでください師父…原則として六花園の生徒は転校が認められていませんよ…。」
「儂が直接星導館に出向いて勧誘しようかの?」
本当にやりかねない星露に対し大慌てで阻止した。
「し、師父!?いくら《万有天羅》の二つ名が絶対的であろうとも戒律を曲げるのはお止めください…それに《戦士王》は星導館の生徒会長と懇意にしているという噂がありますので余りからかいすぎるのは宜しくないと思いますが…。」
その事を言われた星露はクローディアの表情を思い出していた。
その令嬢然とした様子からは想像できないほど策謀と腹黒さを兼ね備えた才女が《戦士王》にお熱なのは面白かった。
「ほう?《千見の盟主》がか?それをからかってみるのも一興…ほっほっほっ!冗談にきまっておるじゃろうて虎峰。…まぁ少しは本気じゃがな?」
虎峰は少しだけ星露を嗜めるような視線を向ける。しかし聞き入れて貰えないのだろうなと諦めた。
胃が痛くなりそうな虎峰を差し置き楽しそうに笑っているのがこの茫星露という童女なのだ。
永遠に続いているかの錯覚を覚える黄辰殿の通路を歩いていると回廊の反対側から声が聞こえてきた。
「こちらにおいででしたか師父。探しましたよ。」
「それに趙師兄も。ご無沙汰しております。」
男女の声がした。
反対側の窓の前で立ち止まり包拳礼の構えをとるがその声を聞いた虎峰の眉が少し寄るが星露は変わらず無邪気な笑みを浮かべたまま立ち止まり壁向こうに視線を移した。
「おお、ぬしらか儂に何か用かえ?」
星露の言葉に壁向かいの二人組は愉快そうに目を細め勝利報告を行うが少年の言葉を引き継ぐように少女がその言葉を続ける様は一人の人間が話しているようにも聞こえる。
男の名は
「うむ、観ておったぞ?見事な勝ちっぷりであったのう。」
星露にそういわれ双子の返す言葉は謙遜ではあったが言葉の端々から自負が滲み出ていた。
傲慢に似た圧倒的な自信から来ているものだ。
「ふん、心にもないことを。さっさと本題を申すがいい。」
「ははっ。師父には敵いませんね…それでは…」
双子の口から語られた言葉は星露の隣にいる虎峰にとっては聞き捨てならないものだったからだ。
界龍には二つの派閥が存在し体術や拳法を中心とする木派と星仙術を使用する水派があり後者の水派が前者を見下す者が多数おりお世辞にも仲が良いとは言えない。
虎峰は木派を纏めあげる存在でありこの双子が言ったことは”
流石の双子の物言いに顔色を変えて叱責しようとするが星露が片手を挙げて制止した。
「ほっほっほっ…実にまどろっこしい…最初からそう申せば良いものを。」
そうして悠然と告げた。
「好きにするが良いわ。儂が授けるのは力であって道を説くつもりなどに興味はないからのう。」
「師父…!」
思わず声をあげた虎峰の言葉を無視して双子は目を細め笑みを浮かべ満足そうに頷いた。
「流石師父は懐が深い」
「感服いたしました。」
そういって話は終わりだと星露達は動き出し同様に双子も動き出して違いにすれ違い進んでいく。
「…しかし、果たしてそう上手く思い通りに行くかのう?」
いつのまにか遥か後ろへと進む黎兄妹へ愉快そうにそう呟くのだった。
「…所で師父は宋達と黎兄妹はあの星導館の両ペアに負けるとお思いですか?」
先程はぐらかされてしまった回答を得るためにもう一度問いかける。
振り返った星露は愉快そうに答えた。
「ほっほっほっ…それはどうかのう?…ここで答えを言ってしまうのは面白味に欠ける。今回の試合は名護蜂也への挑戦状だと思った方が良い…とだけ言っておこうかのう?」
「師父…。」
「しかし…惜しいのう…あ、そうじゃ良いことを思い付いたぞ?」
虎峰は星露の思い付きにそれは諌めるべきなのかと判断に迷ったがその事を言ったところで聞き入れて貰えないと諦めた。
◆ ◆ ◆
「やはり《壊劫の魔剣》から発生しているあの技はさながら
「…なんかひっかるんだよなー。」
「いったい何が引っ掛かるというんだ?」
エルネスタとカミラが自身の研究室で蜂也とイレーネの試合を観察しておりその場面は試合終盤で蜂也が《壊劫の魔剣》から発した閃光が《覇潰の血鎌》に激突し悲鳴のようなものをあげてステージはその勢いで粉塵が巻き起こりシールドに囲まれた内部は煙っていた。
そして煙は晴れて地面には倒れ込むイレーネと《壊劫の魔剣》を手に佇む蜂也の姿がありその付近には”外装と発動体の束が砕かれた《覇潰の血鎌》だったものが転がっていた。
勝利者宣言がなされた映像を観てエルネスタは「うーん」と頭を悩ませていた。
「さっきの《戦士王》が使ってた攻撃ってこの間のバラストエリアで《超人派》の実験体を一撃で破壊してたじゃない?」
「ああ。…それがどうかしたのか?」
「《壊劫の魔剣》ってさー『全てを破壊する』って曰く付きの武装でしょ?先日の件を含めると”発動体自体が残って転がってる”のがおかしな状況な訳なのだよー。」
「別に可笑しいことではあるまいよ?試合の開始前に自らの莫大な星辰力を解放し一瞬で制御して見せたのだそのくらいの調整ならば彼はできそうなものだが…それよりも前の試合で《戦士王》があの銃型の煌式武装を使っていたことに驚いたがね…あの構造からして沙々宮教授の娘が渡したか。」
「カミラも中々の頑固だよねー。」
「ふん、当然だあのような欠陥兵器を認めるわけには行かない。《獅子派》の信念と矜持に賭けて偏った力を個人へと傾倒させるその歪さを許容させることは私が許さない。」
「カミラな頑固な考えを置いておくとして…中々に興味深い武装だとは思うけどね。」
考えを曲げないカミラにあははーとお気楽に笑うエルネスタだったが目下の問題はそれでは無いのだがいくら答えを脳内に検索を掛けても答えはでないことを悟り負けた気分になったがそれは一旦後回しにして先程名護が見せていた技に対して警戒をしなければならなかった。
「まぁそれよりも純星煌式武装の使用者本人に依存する星辰力の護りを突破してあの無惨な姿にしちゃうんだから下手したらアルディとリムシィの”絶対防御”が破られちゃうかもねー。」
破ることは出来ない、と断言することは出来ない。
破られる、と言い切ることも出来なかった。
「ステージにも使われている『絶対防御』を打ち破る…って想像しただけでも恐ろしいな。」
「それにあんな大業撃ったのに星辰力の枯渇と万応素の乱れもない…もしかしたらあの技は『
「…っ!通常技…只放っただけ、ということか?」
エルネスタの推理にカミラは驚きに表情を浮かべていた。
対するエルネスタはワクワクしたような少女のようなにこにこした表情を浮かべて楽しんでいた。
「いやぁー本当にわたしを楽しませてくれるよね《戦士王》君はっ。」
そういって研究室の向こう側…強化ガラスに覆われた整備室のメンテナンスベッドに繋がれ眠るように目蓋を閉じツインアイの光が灯っていない二体の擬形体達を見ながらご機嫌であった。
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