孤高と孤独。潰すというその真意とは。   作:しるゔぁ

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勝敗

 

痛みに抗おうとするが身体は上手く動かない。ナーゴの気持ちとは反対に身体は言うことをきかない。

 

 

〈ZOMBIESTRIKE!!〉

 

『え……?』

 

ギーツの手助けにより攻撃を食らうことはなく更には_______

 

『スコア、もらうよ』

 

〈BEASTCRASHER!!〉

 

ヴォルクの攻撃でナーゴに迫っていたジャマトは消滅。だが数は多くまだ全滅でしてない。

 

『英寿様…ナズナちゃん…!私は…私は諦めない…!私の理想を叶えるために!!』

 

〈BOOST TIME!!〉

 

ギーツとヴォルクの手助けもあり、痛みが少し落ち着き身体に鞭を打ち立ち上がる。ブーストバックルのハンドルを捻りブーストタイムを発動させドデカイハンマーを振り上げる。

 

『んんんんんん…やぁぁぁぁあ!!』

 

〈BOOST&HAMMER GRAND VICTORY!!〉

 

『ミッションコンプリートです!』

 

ツムリの声とともにジャマトの出現が止まりミッションが終了する。そしてナーゴのベルトにハマるブーストが暴れだす。

 

『…わっ!?』

 

『いったっ!!』

 

ブーストバックルがドライバーから飛び出しタイクーンにぶつかりながら飛んでいった。

 

ゲームが終わり全員変身が解け、景和は黒田の腕のゾンビが消えているのを見るやいなや立ち上がり祢音の元に駆ける。

 

『良かった…祢音ちゃん…元に戻って…』

 

『放っておけば自滅したものを…』

 

振り返れば道長と足元にバックルの影響でオオカミ姿のナズナがいた。

 

『…ナズナちゃん、ありがとう。道長さんも』

 

『蒼月さんは分かるけど…何で道長さん…?』

 

『ナズナちゃん、オオカミの時は首輪をしてるみたいだから。道長さんしかリードを外してくれる人はいないんじゃないかなって』

 

道長を見ながら祢音を背に乗せて夜の街を走った時ナズナの首には首輪がされていたのを思い出していた。

 

『ふん…。気まぐれだ』

 

『ふふ、彼氏彼女ってやっぱり似るんだね』

 

その場から去ろうとする英寿に祢音は感謝を伝える。

 

『みんなのおかけで頑張れた。ほんとにありがとう。景和、英寿様。ナズナちゃん、道長さん』

 

『ううん。君の実力だよ』

 

景和はそう言うと手を差し伸べる。英寿は振り返る事なく、道長は顔を背け、ナズナは尻尾が少し揺れる。

 

『それにしても全員無事で良かった』

 

景和の安心した様な声に英寿は振り返る。

 

『全員じゃない』

 

『スコア最下位は脱落』

 

表情一つ変えない道長はもう一つのクリア条件を口にする。

 

どこから来たのかツムリがタブレットを操作する。

 

『皆様。お疲れ様でした。第2回戦の最終スコアがこちらになります!!スコア最下位は______ダパーン!!』

 

当の本人は分かっていたようだが別の事に動揺していた。

 

『妨害なんかしてなきゃお前が最下位になることは無かった。あきらめない人間には希望がある。それがデザイアグランプリだ』

 

『貴方はここで脱落となります』

 

奏人は狂ったように笑いだす。

 

『どうせ一人しか残らないんだ、次は誰が脱落するかな、楽しみだなぁ!!』

 

IDコアの消滅とともにその身体も消滅する。

 

《RETIRE》

 

その場にドライバーだけが残りツムリが回収する。なんとも言えない表情でドライバーを見つめる。

 

『彼は仮面ライダー失格となりました』

 

『失格…って…?』

 

『……。それでは解散です!皆さん。また、お会いしましょう』

 

景和の質問に答える事なくツムリはその場を去っていった。プレイヤーも各々解散を始めたのでそれ以降は何も言わなかった。

 

 

次のゲームが開催されるまでいつもの日常に全員が戻っていった。




ゲームで脱落した者は仮面ライダー失格となる。
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