ドライバーとIDコアが届いたら、それは仮面ライダーへの片道切符。もう後戻りはできない。
初めまして!作者のしるゔぁです。
この度は【孤高と孤独。潰すというその真意とは。】をお選び頂きありがとう御座います。
現在放送中の仮面ライダーギーツの推し道長メインに書いています。ハーメルン自体が初めてなので修正が多いとは思いますが楽しんで頂けたら幸いです。
また、二次小説と言うことで蒼月ナズナ、及びバックル等オリジナルが入って来ますのでその点御容赦くださいませ。
それでは本編へどうぞ!
選ばれし者
壁、床、カーテン。全てが黒い部屋に白いゲーミングセット。液晶にはサバイバルゲームが映し出され勝ったのだろうか華々しい映像が流れていた。
ヘッドフォンをしてチェアーに座る者は映像に映るアバターと同じ格好をしていた。違うのはウルフカットに整えられた髪は白いだけ。
コントローラーを置いてヘッドフォンを外す。酷使した目を癒やすようにホットアイマスクを乗せる。
彼女はゲーマーでありながらインフルエンサーでもある。
『…出かけるか』
趣味▷ゲーム
▷スイーツ巡り
着替えをしまうクローゼットを開ければ白い服と黒い服しかない。と言っても全てが一緒というわけでもなく。
黒のトレンチコートにデザインシャツが2、3枚、パーカーが1枚ずつとボトムスが2、3本。あとバックが3種。無駄に広いクローゼットにたったそれだけ。
『これでいいか』
フープピアスと狼のピアスを2、3個と縁のない丸いサングラスを掛ける。
『…僕、最強だから』
何処かで聞いたことのある様なセリフを言ってキメてみる。
『……はぁ』
何事も無かったようにSNSを開き事前にフォロワーから募集していた行って欲しいカフェの一覧をスワイプする。
『コンクリート調に白と黒の店内……こんな店あったんだ』
好みの店を教えてくれるのはやはりゲーム関係者。好みを熟知されているのは根強いファンの証拠。
画面を消してトレンチコートのポケットにしまう。
無駄に広い家。無駄に長い廊下。そして遠すぎる玄関に憂鬱さを感じながらも、新しい場所に行ける少しのワクワクが彼女の日々の楽しみだった。
いざ玄関を開ければ白と黒のワンピースを来た女が立っていた。
『蒼月ナズナ様!!おめでとうございます!厳正なる審査の結果、あなたは選ばれました! 今日からあなたは仮面ライダーです!』
『……どちら様』
『こちらを』
ほぼ強制的に黄色と黒の箱を渡され疑いの目を向ける。がただ女はニコニコと笑っているだけ。
恐る恐る開ければ黒い物体と白がベースに黒でオオカミの絵が描かれた丸い物が入っていた。
『なに…これ…』
人間とは興味が向くと好奇心が企てられ触りたくなるのだろう。
『…!』
IDコアに触れた瞬間忘れていた記憶が頭を駆け巡りハッキリと蘇る。
『…また
『ではデザイア神殿でお会いしましょう』
去る【ツムリ】を見送りドライバーを装着してIDコアを嵌め込みゲームにエントリーすればデザイア神殿のロビーに転送される。
『やっぱりお前もか』
声の方を振り向けば_______
『道長』
ドライバーとIDコアが届いたら、それは仮面ライダーへの片道切符。もう後戻りはできない。