~魔法少女リリカルなのは~仮面戦姫(かめんせんき)[凍結]   作:零我

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大変長らくお待ちしました。
いろいろ忙しいので後半に詳しく書きます。


Episode W

ここはまた別の世界、風が吹く街、風都

 

風都・廃工場

 

ここに四つのトランクケースと2体の異形がいた。

一体は大量の平行の板がから構成された体で、もう一体は食事中の人はとても悪いが、見たまんまゴキブリである。

最初に説明したのがパラレル・ドーパント(以後パラレルD)、後に説明したのがコックローチ・ドーパント(以後コックローチD)である。

この二人は“とある(ぶつ)”のダッシュを成功させ、仲間とここで合流したのち“|物≪ぶつ≫”を依頼人に届ける予定である。

要するに彼等は運び屋である。

「ここまで来れば、大丈夫そうだな“鎌田”さん」

コックローチDがパラレルDの本名を呼ぶ。

 

「まだ油断するな“根元(ねもと)”。奴等(やつら)が来るまで時間があるから変身は解くな。

俺は今から“クライアント”と連絡を取る。それまで見張りを頼むぞ。」

コックローチDの本名は根本らしく、パラレルDはどこからともなく電話を取り出す。

 

「ああ、解った。」

 

そして、パラレルDはその姿で起用に電話をかける。

コックローチDトランクケースを大事に見張っている。

傍から見るとかなりシュールな絵になるのが分かるだろう。

 

だが、突如電話をかけパラレルDこと鎌田が怒鳴り声を上げた。

 

「そりゃどういう事だ。話が違うぞ。てめぇらが必要としてるって…ダメだ、切りやがった。」

 

「どうしたんだ、鎌田さん。奴等いったい何したんだ。」

 

「交渉決裂だ。奴ら、どうやら別の方法に切り替えたようだ、更に別の案件で問題が起こったみたいで、こっちは用済みだそうだ。」

 

「なっ!奴ら!!」

 

「まぁ、そう怒るな根元。“(ぶつ)”を別ルートで回せば何とか元は取れる。」

怒る根元をなだめる鎌田

「…ちょっと、外の空気を吸って来ます。」

廃工場の窓に近づくコックローチD。その背を見て何とも言えないパラレルDがふとコックローチDの足を見たときに何かついているのに気付く。

それを見てまさかと思い呼び止めようとするパラレルD。

だが時すでに遅く。

 

『TRIGGER Maximum Drive』

 

外から猛スピードのバイクが突っ込んで来て、驚き慌てる暇もなくバイクのスピードを利用した飛び蹴りがコックローチD捕らえ、吹っ飛ばした。

吹っ飛ばされたコックローチDは人間の姿に戻っており、ものすごいクマが出来ていて近くに落ちていた通常よりでかいUSBメモリー状の機械“ガイアメモリー(以後表記はメモリー)”が砕けた。あと元の人間は卑怯そうなおかっぱ頭だったことを追記しておく。

 

「ライダーシュート」

蹴りの反動を利用し、着地し、技名を言った存在は全身が黒と所々紫のラインが入ったライダースーツ、赤い複眼にアルファベットWをイメージさせる諸角を持つ仮面の戦士は立ち上がり相手を見つめる。

 

そこに3体の異形とそのうちの一体が抱えた1人の男がどこからともなく現れた。

1体はピラミッド型に三本の足を持ち浮遊する異形。もう二体は生物の蟹と古代生物のアノマロカリスの姿をした異形。

最初に紹介した順にゾーン・ドーパント(以後ゾーンD)、クラブ・ドーパント(以後クラブD)、アノマロカリス・ドーパント(以後アノマロカリスD)である。

そして、男の容姿は坊主頭で、クマをつくり気絶している。

そして3体は慌てた様子でパラレルDに話しかける。

「鎌田さん、まずい“夏川(なつかわ)”が“赤い仮面ライダー”にやられた。何とか連れて来たが」

 

「“常村(つねむら)”、“須川(すがわ)”、“横溝(よこみぞ)”すまんがこっちもやばい状況だ。すぐに撤退の準備しろ。」

ドーパント達の本名を紹介した順に見ながら答えた。

 

そこに突如声を掛けて自分の方に意識を向けさせる仮面の戦士もとい“黒い仮面ライダー”

「逃げる算段してるところ悪いがここで終わりだぜ盗人さん達、いや運び屋“|PROMINENCE≪プロミネンス≫”の皆さんよ。」

 

「「「「…っ」」」」

自分達の素性がばれていることに焦りを覚え、気絶した仲間の二人をどう連れて行こうか算段を付けようとパラレルDが考えていると、アノマロカリスDこと常村が怒り、怒号とともに襲い掛かった。

「てめぇなにものかは知らないがよくも、夏川と根元の分まで喰らいやがれ。」

 

その声と攻撃を軽くいなしながら相手との距離をバックステップで取ったあと、相手を睨み付けながら言う。

「“ジョーカー”、仮面ライダージョーカー…(“あいつ”が守ろうとした)この街の涙をぬぐうハンカチさ。

この街を泣かせる悪党共に、そんな事を言われる筋合いはねぇな。

さぁ、お前たちの罪を数えろ。」

 

「そんな事、知るかぁ―。」

そして相手の言葉に逆上し、口から歯の弾丸を打ちまくる。

だが、それをひらりと変わり、回し蹴りの要領で相手の弾丸を弾き飛ばしながら近付き、相手に拳と蹴りの連打を打ち込んでいく。

 

「はぁ、こんなもんか。 どりゃ。」

そして相手に強力な拳を突き出し、ある程度の距離を突き放す。

その間に必殺の一撃の準備を始める。

『JOKER Maximum Drive』

 

吹っ飛ばされた相手が立ち上がり、向かってくる。

 

「ライダーパンチ」

技名を叫び、相手に必殺の拳を繰り出した。

そしてアノマロカリスDは吹っ飛び、倒れた際にメモリーが体から排出され元の人間に戻り、メモリーは砕け散った。元の人間はモヒカン頭であったことを追記しておく。

 

だがその合間にも逃走の準備を完了させようとしていた“|PROMINENCE≪プロミネンス≫”。

「よし、これでいkぶへぇ…」

そして、ゾーンDが移動能力を準備し始めようとした時、横から赤い無人バイクが突っ込んできた。

 

そして、それに気づき赤い無人バイクの声を上げ駆け寄ろうとするが。

「なっ、横溝!!」

赤い無人バイクが変形し人型になった。その姿は、赤い仮面ライダーだったのだ。

それに驚くゾーンD、クラブDだが、それでも襲い掛かろうとするクラブD

「須川、横溝そんな奴にかまっているな。戻れ。」

パラレルDは引くようにするが。

その制止も聞かずに攻撃を仕掛けようとするゾーンD、クラブD。

だが横からクラブDに声を掛けられる。

「残念だがお前の相手は俺だ、蟹野郎。」

 

クラブDが声の方を見るとアノマロカリスDと戦っていたはずのジョーカーがこちらに来ていて驚き、その後ろを見てみるとアノマロカリスDこと常村が倒れていた。

 

それに須川と横溝は怒りを覚え、それぞれ襲い掛かる。

 

クラブDとジョーカー戦

ジョーカーが何とか攻撃を加えているが両者供にダメージを負っている。だがそれもここまでだったらしい。

「固ってぇ、蟹野郎だな。だがその殻ごと砕いてやるぜ。」

「やれるなら、やってみろ。」

『METAL Maximum Drive』

「ライダーインパックト」

拳が銀色輝き、力を貯めた拳に捻りを加え、相手の腹目がけてカウンターの拳を撃ち込んだ。

先程と同じく相手は吹っ飛び、倒れた際にメモリーが体から排出され元の人間に戻り、メモリーは砕け散った。元の姿は目が腐っていたことは追記しておく。

 

ジョーカーに向けて襲い掛かるパラレルD、何とか避けるジョーカー

「須川!! どうやらこっちもうかうかしてられない、私も本気をださなくては。」

「ほう、やっと親玉の登場か。さぁ、お前の罪を数えろ。」

「今更、数え切れるか。」

相手との拳と蹴りの押収が始まった。

 

一方、ゾーンDと赤い仮面ライダー。

ゾーンDは移動能力で相手を翻弄し、頂点の目から光線を発射する。

だがしかし、相手と組み合わせが悪かった。

 

「ちょこまかと、だが以前のタッグでもなくば、あの時の俺でもない。」

そう言って手元からストップウォッチとメモリーを合体させたような機械を取り出す。

『TRIAL』

そしてベルトにセットすると装甲が赤から黄色そして青に変わり軽量化された姿に変わった。

そして、再度ベルトからストップウォッチような機械を取り外し、スイッチを押して上に本投げて、高速移動を開始する。

相手が能力で出現した先からT字を描くように蹴りの連打を繰り返し入られ、最後の渾身の蹴りが入れられ、とうとう吹っ飛ばした。

そして先ほど投げたストップウォッチような機械をキャッチし、 死刑宣告の音声が鳴り響く。

『TRIAL Maximum Drive』

「9.6秒、これがお前の絶望のタイムだ。」

倒された敵は爆発し、その際にメモリーが体から排出され元の人間に戻った。元の姿はこちらも目が腐っていたのが印象的だ。

 

場面は戻り、パラレルDとジョーカー

ジョーカーは苦戦気味だった。相手との攻防で決定打に繋がる一手になかなか繋がらない。

だが、近くで爆発音が飛びそちらに意識が一瞬向いた。(横溝!!)

それをチャンスと見たジョーカーは急に上に飛ぶ、相手も振り向こうとした時、目の前に蹴りが飛んできた。これをまともに喰らって後退る。そこからの攻防が一方的になり、不自然なフェイントが織り交ざりパラレルDを翻弄する。

そして、渾身の一撃で距離を空ける。

「これで終わりだ。」

『JOKER Maximum Drive』

「ライダーキック」

そして、紫色の炎を纏った蹴りが相手に炸裂する。

敵であるパラレルDは吹っ飛び、倒れたところから大量の煙が上がる

「っふーー」

 

気を抜き変身を解きバックルを外し左手に持った、そこに2人の女性が近付いてジョーカーに変身していた人物に声をかけた。

 

「お疲れ、翔・・君。」「お連れ様です。“左”さん」

「よ、こっちは終わったぜ。」

「こっちは終わらせた。」

そこにもう一人、さっき爆発があった方から赤い革ジャンを着た男が、三人の手錠をかけた男を引きずりながら現れた。彼がさっきまで赤い仮面ライダーに変身していた男である。

 

「そっちも終わったようだな、左。」

 

「おお、そっちも終わったみたいだな、“照井”。」

 

赤い革ジャンを着た男に近付く女性。

「“竜”君もお疲れ様。」

 

「悪いな“所長”。」近付いて来た女性を所長と呼ぶ。

 

「これで依頼完了ですね、左さん。」

 

「ああ、後は警察にお任せだ。頼むぜ、照井。」

 

「言われなくてもわかっている。左」とジョーカーに変身していた人物(以後左)のことを左と呼ぶ。

 

だが行き成り近くの瓦礫が吹っ飛び、仮面ライダーに変身していた二人は残りの二人を庇う。

瓦礫が飛んできた方を見るとさっき倒したはずのパラレルDがいった。それに驚く左。

「そんな馬鹿な、さっき“メモリーブレイク”を喰ったはず。」

 

「だが奴は現にここに…、どこか様子が変だぞ。」

赤い仮面ライダーに変身していた赤い革ジャンを着た男こと“照井竜”が相手も様子が可笑しいことに気付く。

よく見てみると、パラレルDの胸に黒い穴と体中に“マキシマムスロット”状の突起が出ている。更には右手にゾーンのガイアメモリーが握られていた。

『Zone』

そして“ガイアウウィーパー”が流れ、体の腰のマキシマムスロット状の突起に入れる。

『Zone』

体中にマキシマムスロット状の突起に四つのトランクケースの内2つから大量のガイアメモリーが飛び出し体に刺さり、咆哮を挙げる。

「うぉぉぉぉぉぉぉぉ―――――――――――――――――――――――」

そして、大量のエネルギー弾の攻撃が放たれた。攻撃を避けて近くの壁に隠れようとする四人だが、照井竜と所長と呼ばれる女性“鳴海亜希子”ともう一人の女性“美里”は隠れることができたが、左は隠れる前に攻撃が迫る。更に左は変身するための“ドライバー”を落としてしまったのだ。

ジョーカーメモリを取り出し駆け出す左。だが“ロスト”ドライバーは攻撃のエネルギー弾がうまいこと当たり自分の方とは別の美里の方に飛んで転がり、拾い損ねてしまう。

だがそれ確認すると更に驚くことに左は走り続けスロットが二つあるドライバーに手を伸ばす直前にエネルギー弾が迫る。

照井も変身しようとしたが間に合わない。

もうダメだと目を瞑ってしまう。その直前に黒い影を見た気がした。

そして攻撃が着弾する。

「左」

「翔・・君」

「左さん」

他の三人は悲痛の声で叫んだが、そこで驚くべきことが起こった。

 

『CYCLONE』

『JOKER』

『XTREME』

 

攻撃が着弾した地点に鮮やかな光を放ち、シルバーの中央部分から左右に黒と緑の戦士がいた。

(これは、それにこの姿になるには”フィリップ”が)

 

《呼んだかい翔・・。》

 

「フィリップ、でもお前」

 

《話はあとだよ翔・・。今は彼奴をどうにかしないと。》

 

「ふっ、そうだな相棒。」

戦士から二人分の音声が出てくるが、それを気にしている人物は誰もいない。というより喜んでる。

《残念だが、再会を喜んでいる場合じゃないんだ、あれを倒さないと大変なことになる。》

 

「どういうことだ、フィリップ。」

 

《あれはただの暴走じゃない、体内に大量のメモリーのエネルギーを集め、次元ごと飲み込む力だ。》

 

「はぁ、それじゃあ早く倒さなきゃまずいだろう。」

 

《いや、奴は今大量のエネルギーを抱えている。ここでメモリーブレイクすれば、風都どころかもっと被害が広がる。》

 

「じゃあ、どうすんだよ」

 

《別に方法がない訳じゃない、そのことはすでに検索済みさ。》

 

「さすがだな相棒。さっさと決めようぜ。」

 

《これが今、奴を倒す最善の方法だ。》

『PRISM』

『PRISM Maximum Drive』

『XTREME Maximum Drive』

「「ダブルプリズムエクストリーム」」

虹色の風を纏った必殺の両足蹴りが相手の胸に黒い穴に叩き込まれる。

これでメモリーが排出されるはずだった。

黒い穴は大きくなりブラックホールのように近くにあったガイアメモリーの殆どと犯人を吸い込み。

近くに着地したシルバーの中央部分から左右に黒と緑の戦士も吸い込まれそうになる。

「これは一体どういうことだフィリップ。」

 

《如何やら奴はガイアメモリーに何かしらの処置をしていたらし、それで暴走をしているらしい、時期に収まるだろうがこのままじゃ僕たちは無理だ。》

そして自分のベルトに右手を掛けようとするが、それを左手で抑えられる。

「今度は行かせないぜ相棒。」

 

《翔・・。まさか気付いていたのかい。》

 

「俺を誰だと思っていやがる。お前の相棒だぞフィリップ。俺のためにまだ治りきって無い体で無茶しやがって、…でも、ありがとよ。」

 

《お礼を言われる筋合いはないよ翔・・。君は僕の相棒だろ。》

 

「ああ、俺は悪魔と相乗りした相棒だぜ。どこまでもお前と相乗りしてやるよ。」

 

《引く気はないみたいだね。亜紀ちゃん達にこの街のことを任せるってことかい。」

 

「あいつ等は“おやっさん”の教えも“俺達”の教えもちゃんと継いでくれている。それに照井だっている。だからこの風都も守ってくれるさ。」

そして不敵に笑ったようにフィリップには見えた。

 

《照井竜、亜紀ちゃん、それに美里ちゃんあとは任せたよ。》

 

それに驚く亜希子達

「何言ってんのあんたたち、戻ってきなさい所長命令よ!」

 

「私だってまだ認められてもいません。」

 

「まさか俺にすべてを任せる気か、左、フィリップ。俺には荷が重すぎるだから戻ってきてこの町を守れ。」

 

「美里、お前は俺達の自慢の弟子だ。照井、お前は立派な仮面ライダーだ。それと亜希子、その命令は守れそうにない。」

 

《それじゃ後は頼んだよ、美里ちゃんアキちゃん、照井竜。》

その時、左とフィリップは自身の満ちた顔で言ったように見えた。

そして、彼らはブラックホールの中に消えていった。

残った者たちは唖然としており、美里は残ったメモリーとロストドライバーを抱きしめた。

 

一方ブラックホールに飲み込まれた二人は変身も解け、体がデータ化し崩壊を始めていた。

「フィリップ。消える時や“知識の泉”に落ちた時もこんな感じだったのか。」

 

《さぁ、忘れてしまったよ。これからどうなるのかは僕でもわからない。ぞくぞくするねぇ。》

 

「お前、こんな時までか。」

 

《問題ない。この地球がある限り、君が僕の永遠の相棒さ。どうってことない。》

 

「言ってくれるぜ。じゃあ、今度は俺が見つけてやる。たとえお互いがどんな状態で、どんな状況でもな、それが相棒ってもんだ。」

 

《ああ、例えどれだけ待とうとも君の心に悪魔と相乗りする勇気がある限り…。》

 

「その時は、またお前と相乗りしてやるぜ、フィリップ。」

 

《こんな悪魔でいいならね、翔・・。》

そしてかれらの体はデータ化し、消滅する前に白い光と灰色のオーロラによって彼らのデータはこの空間から持ち出された。

 




ここ最近大学の方の課題とかで各暇がなく、またとある小説を読んで設定を見つめなおそうと思いまして今回は2/28に修正と内容の一部変更したものを再度、編集し直してしとくこうしました。
次回から色々と頑張っていきたいと思います。
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