今際望は外なる神であるシュブ=ニグラスの狂信者にして探索者である。
望の住む世界は薄氷の上で人類世界が成り立っているような状況である。
理解不能な生物、過去に栄えた種族、宇宙からの来訪者等の存在は人類世界を容易く壊すような力を持つ。
偶々人類が表向き栄えているのが望が住む現代という時代であり、世界である。
そして、薄氷とはいえ未だ世界が存続しているということはその秩序を守る存在がいる。
それは探索者のような個人であったり、大学や国等の団体であったりする。
だが、人の身ではどうあがいても絶望的な存在も当然いる。
クトゥルフ等のグレート・オールド・ワン、ヨグ=ソトース等の外なる神はその代表例だ。
では何故それらの存在が暴れてとうの昔に人類が滅んでいないのか?
それらを危険視する存在が人類以外にいるからである。
人類以上の力が干渉して世界は秩序を維持していた。
秩序を守ろうとする力を持つ存在は『旧き神』と分類される。
当然、神々は人類ではないので人類にとって全面的な味方ではない。
しかし、多くの場合は探索者の力になってくれる存在である。
地球ではノーデンスが普通の神話の存在として有名だ。
…再度言うが今際望は外なる神であるシュブ=ニグラスの狂信者にして探索者だ。
望は旧き神々に対して極めて危うい立場にいる。今際望は何故か善性よりの正気度76の狂信者である。
人狼というゲームでいうなら村人の敵である人狼側の癖に人狼を勝たせないような立ち回りをしている。
世界を気にしていない規格外の『外なる神』シュブ=ニグラスであり、それが現状の望と奇跡的に噛み合っているだけである。
旧き神の行いに協力してシュブ=ニグラスの怒りを買ってもおかしくないし、旧き神が邪悪な芽として望を抹殺しに来てもおかしくない。
今際望という探索者は常にギリギリの際にいる探索者だった。
望はキングスポートユーズドの帰り道、知り合いの女子高生である一条久遠が何らかの干渉を受けて引きずり込まれるのを目撃した。
その場にいる人間はその光景に違和感を抱いていないらしく、望は間髪入れずに割り込むように久遠の手を握った。望は透視を使ったがこの現象が何であるのか皆目検討がつかなかった。
それはPOW15以上の人間には辛うじて認識でき、POW20以上の人間は完全に認識できるように設定されていた。『窓』と呼ばれるそれはとある神への入り口だった。
神は助けとなる才能を持つ邪悪ではない人間を探していた
…今回であれば芸術系技能が高い者だった。
一条久遠は芸術(絵画)80という高校生では破格ともいえる才能を有していた。
プロでもここまでの才能を持つ存在は一握りであり、久遠は神が望む条件と合致してしまった。
なお、望は最も高いもので芸術(歌唱)30であり、対象外である。
万が一、門に触れた瞬間殺すよう設定されている条件である邪悪な存在ではないので弾かれはしなかった。
旧き神は人智を超えた存在である以上、人間の事情に一々構うわけではない。
だが、協力しなければ人類の危機でもある状況に干渉することで秩序を守ることが多い。
神の善意程性質が悪いものはないと今際望は知っていた。
信仰する神の関係者でなければ普通に神へも呪詛を吐く望は久遠と共に虚空へ消えた。
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登場人物
一条久遠
美術部の買い出しに行ったら何かわけわからないのに飲み込まれた。
誰かが助けに入ってくれたようだが、とても敵わず一緒に巻き込まれたっぽい。
今際望
本を買った帰り道で知り合いを見かけたので声かけしようとしたら謎空間へ連行されていた。
透視も何も不明な状況だが、放置するわけにもいかないので一緒に巻き込まれることにした。
とある旧き神
人類にも関係している重大事項だし、拉致っても協力するだろう。
…念の為に協力するような性根の奴で能力ある奴に設定したから問題ないな。
一応、外なる神やグレート・オールド・ワンの関係者は弾くように設定したぞ。
あいつらの信者なんて邪悪な奴しかいないから殺すように設定したぞ(偏見有り)。
ついでに旧き印で検知して潜在的な信者となる深き者の子孫等の未覚醒の奴も殺すようにもしといたぞ(殺意カンスト)。
設定をここまで確認したし問題ないな(問題大有り)。