邪教徒の平穏な日常   作:kohet(旧名コヘヘ)

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大学生探索者達の調査中に出てくる研究者ポジション

 

椎名浅葱は両義大学に通う女子大生である。フランス人ハーフであること以外は極普通の経歴だが神話体験を何度かしている探索者でもある。

 

VTuberとして活動してもおり、学生よりもネットタレントが殆どメインとなっている。

 

先日も夢に閉じ込められ、遠方の男性教師と個人事業主という近場に住む男性と共に脱出した。

 

…夢で連絡先を交換して現実で連絡を取ったことであの体験がリアルだと悟ってしまった。

 

最も、浅葱は何度目かの神話体験、既に呪文を取得しているので今更なのだが。

 

 

今回、浅葱は不可思議な出来事に遭遇していた。正確には、自分ではなく友人の弟がである。

 

最初は酉京都大学に通う友人の弟飛湍京が行方不明になったという無くはない相談であった。

 

相談を受けて、旅行ついでにその弟、京の友人等と共に捜索に協力することにした。

 

浅葱は普通の家出の類だと思っていたのだが、行方不明の京は怪しい集団と接触していたようだった。

 

何やら京は遊び半分でクラッキングを行う団体に入ってしまっていたようだった。

 

京の友人で電子工学科である奈良島竹秋が自宅のコンピュータに残された情報を調べることにした。

 

浅葱もコンピュータ46であるが協力して比較的短時間で凡そが判明した。

 

 

「Inteligent Difference Engine 2.0…バベッジ・インコーポレイテッドの?」

浅葱は自身も使用しているルーターの機種を思い出して呟いた。

 

その団体が行うクラッキング行為に関係しているのか頻繁に略語でやり取りしていた。

 

だが、それだけならば犯罪組織に首を突っ込んだ、友人には悪いが弟の自業自得とも思えた。

 

…それだけではなかった。

 

 

「何すかねぇ…この恩寵とか、印とかいうのは?」

酉京都大学電子工学科、奈良島竹秋は意味不明なオカルト染みたログを見て呟いた。

 

竹秋は京が特別な何かになりたい願望を持っていたと知っていた。

 

それ故に、世間で取りだたされているクラッカー集団に所属した自体は然程驚かなかった。

 

…自業自得であると京の捜索を打ち切る覚悟でもいた。

 

 

だが、余りにも脈絡のないオカルトだらけのログを保管している京の行為に違和感を覚えた。

 

普通、犯罪行為を認めるようなデータは即処分するだろう。何故、こんな物を残したのかがわからなかった。

 

…誰かに調べて自分を止めてもらいたかったのか。

 

 

「…うちの博士がこれ関係の公開議論だがに今参加していたような」

竹秋の幼馴染であり腐れ縁の東上恵が竹秋達へ関連する話題を振った。

 

 

恵は竹秋の本棚を漁っていたが、ある程度落ち着いたのもあり、終わるまで様子を伺っていた。

 

本棚からは『誓約』とか『ビヤーキー』等よくわからないが、正気を疑うような記載があった。…東上恵は正気度3減少し、クトゥルフ神話1を取得した。

 

 

「…ああ!確かに今丁度やってたな」

竹秋は緊張すると吃りがちな自分の通う酉京都大学の女教授、四条佐奈を思い出した。

 

ミスカトニック大学へ留学経験もある若き天才であり、既に成果を出している博士だ。

 

著名かつ相当な美人(APP16)ということもあり、ゼミへの参加希望者が絶えない。

 

そして、恵と竹秋は数少ないゼミ生であった。…二人の選考理由はガツガツしてないかららしい。

 

 

竹秋は自分のノートパソコンを起動させ、ネコネコ動画の公開生放送を視聴することにした。

 

期待はしていないが、何か手がかりがあるかもしれないと思ったからだった。

 

 

そして、

 

『最近のクラッキングの大半はInteligent Difference Engine 2.0で遊んでいるのだと思います』

オカルトを除けば竹秋達が調べた内容とほぼ同じ、複数回攻撃があったようでより詳細な資料を提示する人物を発見した。

 

匿名希望の参加者である為、牛のイラストで顔を隠しておりネームも『牛男』となっている。

 

 

浅葱はアイディア65のダイスロールを7で成功した。

 

聞き覚えのある声は先日連絡先を交換した男、今際望だった。

 

 

「望さんだ…」

浅葱が思わず漏らした言葉、残り二名は当然反応した。

 

自身の教授もだが、浅葱の知り合いに協力を依頼できないかと説得し続けることになる。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

登場人物(6版基準)

椎名浅葱(21歳、両義大学の女子大生兼VTuber)正気度92 クトゥルフ神話1

STR12 DEX15 INT13 CON17

APP15 POW18 SIZ15 EDU15

芸術(歌唱)89、言いくるめ80、図書館79、フランス語50他

日仏のハーフ。母がフランス人だが色濃く、外国人と間違われやすい。

何度か神話体験に遭遇しており、地味に『旧き印』が所持品にある。

使える呪文は『肉体の保護』と防御的な面では充実している。

公的会議に匿名で参加する牛男の正体を声で今際望だと悟ってしまった。

閉じ込められる夢の世界系シナリオ(21話冒頭)で望と遭遇し、連絡先を交換しているのでそれなり関わりは続いている。

 

奈良島竹秋(20歳、酉京都大学電子工学科四条ゼミ所属)正気度73

STR10 DEX12 INT15 CON14

APP13 POW15 SIZ16 EDU14

コンピュータ75 電子工学60 心理学70他

浅葱の友人の弟である飛湍京の友人。京と友人だったが四条佐奈のゼミ生になった結果、多少距離を置かれた。

佐奈に軽く理由があればと探りを入れた際、あんまりよろしくない気配を感じたからと言われてグウの音も出ないと納得してしまった。

今回、京が何らかの犯罪組織に加入していた際は警察へ突き出す等するつもりだった。

だが、どうやら様子がおかしいので友人としてケリをつける為にも聞き出そうと決意した。

 

東上恵(20歳、酉京都大学電子工学科四条ゼミ所属)正気度62 クトゥルフ神話1

STR12 DEX8 INT14 CON13

APP14 POW13 SIZ12 EDU13

図書館75 コンピュータ40 電子工学30他

奈良島竹秋、飛湍京と両方と友人。京に関しては竹秋よりも気にしている。

四条佐奈のゼミ生になったが、京と離れてしまいそれなりに気にかけていたが、ある日を境に拒絶されるようになった。

竹秋が調査を辞めたり、警察へ突き出す等の選択をとっても恵は京の友人として味方するつもりである。

四条ゼミ生で四条佐奈には世話になっているが、友人同士の喧嘩別れする原因でもあるので微妙に複雑だったりする。

 

四条佐奈(酉京都大学電子工学科教授26歳)

POW17 APP16 SIZ12 INT17 EDU21他秘匿

コンピュータ75、電子工学80、英語75、心理学83他

日本でも最高峰の大学である酉京都大学に勤める博士。

EDU+6の年齢を外れている天才でもある。言いくるめ初期値だったり、緊張すると吃るようになる等の欠点がある。我が強い人が苦手だが、専門に近い人相手には饒舌になったりする。

京に関しては竹秋にも言っていないが、ゼミ生でないのは学内の政治闘争が主な理由だったりする。

オカルト50と科学では説明のつかない都市伝説も好んでいる。

今際望の話は一方的に色々と知っており、会議で会った瞬間に連絡先を聞こうとしたが緊張で出来なかったりする。

恵が自分に思うところがあるとは悟っており、彼女に頼まれれば協力は惜しまない。

 

飛湍京

それなり以上に優秀なのだが、上昇志向が強くプライドも高く繊細な一面を持つAPP17。

自分が四条ゼミに選ばれなかったこと、選ばれたのが友人だったことで大分グレた。

四条佐奈としては公平に選んだ結果であり、他の教授が優秀な京を寄越せと言ってきた事情もある。

喧嘩別れしたのは自分に非があるとわかっているが、負の方向へ感情が行ってしまった。

 

今際望

何故か不在なのに色々話題になっている男。個人事業主として活動しており、真っ当な社会人である。

なお、外なる神シュブ=ニグラスの狂信者にしてマッドサイエンティストである。

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