邪教徒の平穏な日常   作:kohet(旧名コヘヘ)

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神様の気まぐれ

今際望が不定の狂気になってから一週間が経過した。

狂信者はそもそも狂っているものであるが、同居人である豊穣実は自身の権能を使い、望を大人しくさせた。

実の本来の能力はPOW70との抵抗に失敗した者を狂気と自殺へと向かわせるものだ。

 

そのままでは不味いと思ったので、狂気は抑えて自分の、豊穣実の命令に従うようにした。

 

今際望は人間であり、神である実の感覚ではメートルとキロメートルくらい違うが上手く作用した。

 

シュブ=ニグラスの娘であり、神である実の命令に従うのは望的には許容範囲だった。

 

そこまで苦労した後、不定の狂気から回復する『高揚』という呪文を千年程前の人間達が使っていたことを実は思い出した。

 

 

これまで望へ魔法的な洗脳や魅了を避けていた実は自分の間抜けさに怒りを覚えた。

 

実は夜空の星のうちの適当に目をつけた一つを破壊し、落ち着きを取り戻した。

 

人間でいうとサンドバッグを殴ったり、バッティングセンターでフルスイングして怒りをぶつける感覚であった。

星にはシャンに似た生物が居たような気がするが実的にはどうでもよいことだった。

 

 

実は望宛の電話に当然のように勝手に出た。実はとりあえず寝てろと望に命令していた。

電話を要約すると例の女子高生の親が伝で精神科医を送るという話であった。

 

ではそれでと実は返答して電話を切った。

 

実は人間のことは人間に投げた方が早いなと自画自賛し、望に夕食の準備を命令した。

 

 

なお、電話した側は正体不明の女の声に上から目線で対応されたので困惑した。

 

だが、一応望の関係者に了解を取れたこと、これ以上娘に嫌われたくないのも合わさって医師を派遣した。

 

望は入院させるといつの間にか居なくなるので自宅でケアするしかないだろうという判断だった。

 

精神分析75の精神科医(35歳男性独身)は望の研究所に定期的に訪問し、自身の正気度を減らしながら治療を行う羽目になった。

本物の外なる神が人間のフリをしているとまでは知らないが圧倒的存在に霊感の強い医師は治さなきゃ死ぬと本能で悟り全力で望へのケアを頑張った。

 

 

医師は頑張ったが、実が途中で面倒くさくなり『高揚』の魔法で不定の狂気を治癒した。

 

2週間程で医師はお役御免となってしまった。上からの圧力と神の気分に散々振り回された医師は自身の療養のために休暇を申請した。そして即日却下された。

 

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登場人物(六版)

名もなき医師(35歳独身)正気度65→55

STR13 CON12 POW14 DEX13

APP12 SIZ13 INT17 EDU18

医学75 心理学80 精神分析75 オカルト50他

経歴:上からとある人物の精神分析しに行けと命じられた精神科医。

 名家の権力のゴリ押しで派遣された先で絶世の美少女(APP18)がいたが、高INTのせいで違和感を覚え正気度が削れたりした。

 治療の際に交渉系技能でファンブル出したこともあり、一々来られるのも面倒くさくなった実が患者今際望を強制的に治療した。

 専門家なので即座に違和感を覚えたが、望がヒプノーシス(催眠術)で記憶を弄って納得させた。上から神から患者から振り回された可愛そうな人柱。現在正気度55。

 

呪文紹介

・高揚 正気度を一日分けたり、一時的狂気を治したりできる呪文。

 POW1消費で不定の狂気すら治せる。ダークエイジ収録

 ちなみに、神格である豊穣実はPOWは消費しても回復する。

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