頑張って"終わらせ"てみた回
クロムが愉悦部矯正チャレンジで致命的失敗していた場合の安価もシナリオも放り投げた永遠エンド
流石にこれ以上のカスは書けないです……愉悦部の追走、お待ちしています……
時の神殿。フェリア北西の端に位置する、一種の聖域……らしい。
柔らかな風が頬を撫でる。水辺特有の水分を含んだものだが特に不快感はない。春の日の湖畔が近いだろうか?自然と肩の力が抜けるような、そんな緩やかさがあたりを包んでいる。
足元を廻る水は穏やかに流れ続け、淀むことを知らない。ぶつかり砕ける細波の微かな音に耳を傾けていると、遠くから笑い声。
聞き覚えのあるそれに振り返れば、ルキナとマークに手を引かれたアイツが駆け寄ってくるのが見えた。
「ちょっと、二人とも!あんまりひっぱったら危ないわ!」
「早く父さんのところに行きたいって言ったの母さんでしょ?母さん足遅いから僕らがひっぱってあげないと!ねえ、姉さん?」
「大丈夫ですよっ!もしおかあさまが転びそうになっても、わたしが支えてあげますから!」
「えー?姉さんが?僕が、の間違いです!」
わいわいきゃあきゃあとはしゃぐ声は何者にも遮られる事なく俺の元まで届く。
──当然だ。ここにいるのは俺たち家族だけなのだから。
「おとうさまー!おかあさまを連れてきましたよっ!」
「父さん!もう、なんで一人でこんなところ……!母さんも姉さんも寂しがってたんですよ?」
「そんなに急がなくたって、俺はどこにも行ったりしないさ」
「そんなこと分かってるわ?私たち家族はずーっと一緒って約束したもの。どこかの誰かがこんな端っこで黄昏てるから、迎えにきてあげたんじゃない!
──ねぇ、そんなに"外"が気になるの?」
ルフレが俺に問いかける。
俺の回答を待ち、こちらを見つめる3対の瞳。不安げに揺れるもの、鋭さを孕んだもの、純粋なもの。三者三様のソレが突き刺さる。
「そんなわけないだろう?お前さえ居れば俺には十分だからな。ほら、マークもそんな顔するな。皺が寄ってるぞ」
「むむむ、誰のせいだと思ってるんですかー!まったく父さんったら、家族にもデリカシーは必要なんですよ?」
「ふふっ、あたしよりマークの方が気が気じゃなかったものね!
クロムが居ないってあたしが言った時、あたしよりも慌ててたもの!」
「わー!それは言わなくっても良いじゃないですか!母さんもひどいや!」
「大丈夫ですよ、マーク!マークがしっかり者でわたしたちの為に頑張ってくれてるの、おねえちゃん分かってますから!」
そう言ってマークに抱きつき、頭をくしゃくしゃに撫で回すルキナ。
俯くマークの口元が緩んでいるが、指摘したらまた怒らせてしまうだろう。ルフレの方に視線をやればぱちりと目が合った。
考えていることはお互い同じようだ。思わずクスリと笑ってしまいマークの意識がこちらへ向く。朱の差していた顔が一転、じとりと不機嫌に歪んだ。
「なんですか、その目!元はと言えば父さんが悪いんですからね!」
やらかした。既にルフレは知らん顔してそっぽを向いている、コイツ、見捨てたな!?
「すまんすまん、そう拗ねないでくれ。確か、外に用事があるんだろう?」
「……用事?マーク、どこか行くの?」
「ちょっとした野暮用なのですぐ戻りますよ、だから母さんも姉さんも安心してください。ちゃんと戻ってきますから」
「マーク一人じゃ心配です……、私も一緒に行きます!」
「大丈夫ですよ姉さん、僕もう子供じゃないんですから!いい子だから父さんとお留守番しててください、ね?」
なんとか話を逸らすことには成功したが、次はルフレとルキナの番だ。
定期的にマークは何処かへ出かけていく。その度に動揺し狼狽えてしまう二人を宥めるのは……中々に骨が折れる。
「落ち着け、二人とも。マークなら大丈夫だって知ってるだろう?こうやって出かけるのももう5263回目じゃないか。一度でもマークが約束を違えたことがあったか?」
「無いわ、無いけど……、でも、わからないじゃない!マークのこと信じてないワケじゃないの、ないけど……あたし、外がこわいの……離れ離れはいや、いやだわ……!」
「だーかーら!心配しすぎです!もう少し僕のこと信じてくださいよー!」
「あんまりマークを困らせるんじゃないぞ。出かけてる間お前達のやりたい事全部付き合ってやるから、な?」
薄明かりが昼夜なく辺りを照らし続けているおかげで、時間の感覚はとうに失われている。外に出ることのない俺には、もはやどれだけの時をこの場所で過ごしているのかわからない。
だが特に問題はない。半身がいて、娘がいて、息子がいて。これ以上何を求めるというのだ?
俺は運命を受け入れた。ただ、それだけのこと。
それは、愛という名の──
盲目という名の安堵を貴方に。
忘却という名の安穏を貴女に。
停滞という名の安息を貴女に。
黙過の罪は僕が背負いますから。
……な〜んてカッコつけた感じのこと言ってたよ!年頃の男の子でカワイイね♡
厨二乙だわ〜、あたしも人のこと言えないけど!
にしてもアタシってば誘導上手いじゃん!よく時の神殿に永遠に閉じ込めるって選択肢引き出せたね?
お褒めに預かり恐悦至極〜!あたしの心折れた演技も上手だったよ?おかげでクロムとルキナ折れてくれたし、それ見たマークも覚悟キメてくれたし!これで永遠に一緒だね♡
安価先延ばしってことで誤魔化せたしマー君様様だわ〜!最初発狂状態で乗り込んできた時はびっくりしたけど、精神分析頑張った甲斐あったよ!マークは しょうきに もどった!
マーク、月一で外出してアタシに報告してるんだっけ?お疲れ様だわ〜
……ん?あれ!?もう400年くらい経ってる!?
時間の流れって早いよね〜!よかったよ?地上に無傷で戻された時のみんなの顔!あたしが身を差し出したら本当に見逃してくれるなんて誰も思ってなかったみたいでさw
三十年くらいは足掻いてたけど台座もファルシオンも無くてどうしようもないから途中で諦めちゃった!
うへー、それずっと見てたの?趣味悪w あたしも見たかったな〜
てか当時の面々神竜サマとマクムートたちしか残ってなくない?
神竜サマと巫女様なら喰べちゃった!ファルシオン新造されてもダルいし〜?ノノンンマキナは眷属にしたしもう敵無しだぞ♡
あ、みんなのその後は本にして纏めといたから、マークに渡しとくね!
マキナ?…あ、あたしが産んだ方のルキナだっけ!やっぱ竜適性あったんすねぇ
本マジ助かる!クロムのフルコース最高とはいえ環境がねぇ……この生活飽きた後はどうしよっか
それ何百年後?
さあ?知ーらない!このペースなら……2000年くらい?
千年単位はウケるwその頃には人類再興してそ〜、そうなったらまた遊ぼうね!
もっちろん!楽しみだな〜!その頃には流石にクロムも治ってるだろうし、次はどんなふうに曇らせよっか?
あたしが全部の元凶で、クロム達は身を挺して世界を救おうとした結果封印に巻き込まれちゃった〜的な神話どう?元凶なのはマジだし
クロムは何にも悪くないって話にしておくの、最高
どうせもうアタシ達のこと忘れてるだろうし、好きに遊んじゃお!
いっそアタシが神竜名乗るか…?神様ごっこ、アリかもなあ!
ま、怒られたら時間遡行で最初からやり直すだけだしね!勝ったなガハハ
クロム:08/30
ルキナ:06/20
マーク:46/50
愉悦部:98/99