【運命を】半身を愛でるスレ【変える】   作:レムフィ

79 / 79

「は……?お前、アスク行ったんか?」
「えっ……まさか……ショタクロムと一緒のベットで寝たの、覚えてないと申すかwww」
「オギャ」
「あとアタシとほぼ同じ趣味のルフレとも会ったよ!色々教えて貰ったんだぁ」
「その特務機関終わってて草。で?例えば?」
「クロムに殺す気で殴ってもらえる√」
「最高じゃん!どうしたらいいの!?教えて教えて!!!」




新たなる器

 

 

──目が覚めたら、草原でした。

ぽかぽかのお日様と鼻腔を擽る草木の青い香りが夢じゃあないぞと五感に訴えかけてくる。

うーん、成り代わりモノのテンプレだなぁ。な~んてオタク思うワケ。

でもそれはちょっとおかしくって、アタシは既にルフレとして産まれて6年経ってるんですよ。

お母様がアタシを一人でそこら辺に放置するワケないし……これなんだ?カムイにでも成ったのか?それなら暗夜だし違うかあ。もしかしてクリス……?あれ、紋章の謎のスタートってどんなだっけ……?

 

このまま寝ててもしょうがないし、色々確認すべきなのはわかってるんだけどさ……

あまりの寝心地の良さにすべてを放り出して微睡んでいたら声をかけられた。

 

 

「おい、大丈夫か?」

 

「ぅ……?」

 

「気が付いたか?こんな所で寝てると風邪引くぞ?」

 

 

声変わり前の男の子の声で紡がれる、聞き覚えのある話し方。

これマジ?そんなことあっていいの???

 

 

「……おはよう?」

 

「ああ、おはよう。立てるか?」

 

 

目を開ければ、可愛らしい少年。

藍色の髪に揃いの瞳。かぼちゃパンツから伸びる生足と膝は最高の一言に尽きる。

七分丈の……いや何その服?構造どうなってるの?めくっていい?後でめくるね!

まあ、可愛い可愛いショタクロムきゅんが其処に居た。え?やっぱりアタシ達……運命ってコト!?

 

 

「起こしてくれてありがとう、あなただあれ?ここ、どこ?」

 

「おれはクロム。ここがどこかはおれもわからないんだ……」

 

「そっか!アタシはエリス!よろしくね、クロム!」

 

 

ここがどこかも分からないショタクロムたん。

そして有り得ざるロリルフレとの邂逅。

つまり……ここはアスクのどこか!トールとかいうロリショタ大好きおbお姉さんに呼ばれたってことだ!

 

 

「クロムさまー!クロムさまーーー!!!

 

「おにいちゃーん!」

 

「フレデリク!リズ!」

 

 

ショタフレデリクにロリリズ!やっぱりヒーローズだ!前世で徳積んでおいてよかった~~~!!!

浮足立ってるのがバレないように、ぎゅっと己の手を握る。

ショタクロムの隣に立ち続けるために、腐り切った本性がバレるわけにはいかないのだ。

 

 

「クロム、そちらの方は……?」

 

 

げぇ、エメリナ。……あ、いいこと思いついちゃった!さっきクロムたそには普通に本名伝えちゃったけど、偽名の方で名乗り直そう!

 

この身体、アタシが使ってたマイユニットだから本名がエリスで偽名がルフレなんだよね~

アタシに都合良すぎて草生えますよ草。やっぱりアタシって特別なんだなァ……

 

 

「あ、えと……アタシ、ルフレです。」

 

「……ルフレさん、ですね。ここで出会ったのも何かの縁でしょう。

仲良くしてくださいね」

 

「え?お前、さっきは『エリス』って」

 

「ち、ちがうの!さっきのはその、寝ぼけて間違えちゃって」

 

「んん……?変な奴だな」

 

 

訝し気に首をかしげるクロムぴ可愛すぎ。こんなんえっちじゃん。てかアタシの闇を匂わせて行くの楽しいなぁオイ!どうしよっかな、エクラ達に回収された後にバリバリ開示しちゃおっかな?ん?エクラに回収される=他のクロム達にも会えるって事?えっ?屍王に会えちゃう?聖王にも?王子にも?うさクロムもサンタクロムも!?!?!?!?ヤバ過ぎ!?え!?前世そこまで徳積んでたか!?うっひょ~~~~!!!こんなに可愛いクロムたやのルフレとして隣に立てるの最高~~~!!!ロリの身体フル活用してセクハラしまくってやろ~~~~~~!!!!!

 

 

「おい、ルフレ!聞いてるのか?」

 

「もちろん!晩ご飯のオカズの話だよね?」

 

「お前なぁ。リズが居ないって話だ!」

 

「ええ~~~!!!リズちゃん、居なくなっちゃったの!?たいへん!!!」

 

「知らない場所で心細い思いをしているかもしれません。

早く見つけてあげましょう。」

 

 

あ、そっか。リズ探しに行くのか。

めんどくせ~な~!かったり~~~!放っておいてもルフレ♂が拾ってんだしよくねぇか~?

………………ん?ルフレ♂!?え、ヤバいかも!アタシの中身がバレたら色々マズい!!!

頼む!純正ルフレじゃないでくれ!!!転生者かなんかであれ!!!

 

 

「リズ!どこにいるんです?」

 

「おいリズ!早く出てこい!」

 

「ダメだよクロム、そんな怖い言い方、怒られてると思って出てこれなくなっちゃうよ」

 

「む……そうか。怒らないからでてこーい!」

 

「リズちゃーん!どこー?」

 

 

いちおうリズを捜すのには協力してるけど、冷汗が止まらない。

ルフレとしての6年間なんて正直覚えてないんだよね、クロムに出会うまでの消化試合だし、どうせ記憶喪失(のフリ)するし……

マッマのこと聞かれたらまずいな。顔も思い出せないんだよ、興味なさ過ぎてさぁ。

断章軸の世界はどうなるのかな、とかクロムのこと最終的にどうしようかな、とか屍王の見た目どっちにしようかな、とか……考えることは山盛りだったから、そこまで意識も割かなかったし。

マジでどうしよう?闇討ち?いや英雄同士の殺り合いは無理だって話だし……

 

内心頭を抱えているうちに、遠くから可愛いょぅι゙ょボイス。時間切れだ。

 

 

「お兄ちゃん!お姉ちゃーん!フレデリクー!」

 

「ああリズ様!ご無事で!」

 

 

駆けてきたのはロリリズと、紫髪のショタ。……あれ?紫?

 

 

「ええっと、あなたは……?」

 

「ボク、一人で歩いてたリズを見つけて……キミは?」

 

「……質問を質問で返すの?」

 

「おっと会話が成り立たないタイプ?」

 

「ふうん。言い値で買うわ」

 

「手持ちがあるようには見えないけどね」

 

 

ちょっと試してこの手ごたえ、このガキまさか。

 

 

「急にどうしたんだ?ルフレ」

 

「ううん、なんでも!ねえあなた、なんだかとっても気が合いそう!

ちょっと二人でお話ししない?」

 

「ボクもそう思ってたんだ!ちょっとごめんね!」

 

 

クロムたん達から姿は見えても声が聞こえないくらいの距離を開けてショタルフレと向き合った。

髪の色が紫なこと以外は普通のショタルフレ。そう、紫。アタシと同じ髪の色!

誰に聞かれても問題が無くて、かつアタシじゃないと分からなそうな合言葉といえば。

 

 

「Das Ewig?」

 

「Liebe Wächter!」

 

 

ハイ確定。向こうも確信が持てたらしい。

急にドイツ語の意味☆不明な言葉投げかけられたら普通は答えられないもん。

 

 

「もう一人のボク!もう一人のボクじゃないか!」

 

「こいつアタシで草wてかお前男じゃん、Ωだったりすんの?」

 

「はい男女差別~そういうのよくないと思う~!いいんだよボクはルキナと結婚するから」

 

「ルキナのことジェネリッククロムだとでも思ってらっしゃる???あーあルキナ可哀想~」

 

「合法でクロムの事お義父さん(パパ)って呼べるんだよなぁ~~~」

 

「オエ!?その発想は流石にキショすぎ!!!それならまだジェネリッククロム扱いのがマシ!!!」

 

「いいんだよボクは同性って立場フル活用する予定だから。クロムと猥談なんてお前には無理だろ」

 

「猥談が出来なくってもそれ以上が出来るんだよなぁ」

 

「クソ、ここがアスクじゃなければぶち殺してやったのに」

 

 

ぽんぽん飛び交う軽口と殺意。自分同士の会話ってやりやすいんだな、コレよくないな。

でも将来ギムレーとルフレの立場に成った時のいい練習になるかもね。

 

 

「ま、お前がボクでよかったよ。クロムの曇り顔の為に協力しようじゃないか」

 

「ほんとにね。アスク中のクロム曇らせてやろうじゃないの」

 

「どこまでやる?」

 

「エクラ次第。」

 

「それな!ショタクロムは半分こしようね」

 

「ショタ以外も半分こよ!抜け駆けしたら殺すから」

 

「でも他のルフレが面倒じゃない?ボクらっていう確証が無いし……」

 

「そんなん過酷で可哀想な目にあってきたせいで歪んじゃった可哀想な子供アピでどうとでもなるでしょ。大人のルフレに子供時代の記憶があっても、より悲惨な異界から来たってことにしたらいいじゃん」

 

「ボクらで口裏合わせたらどうとでもなるか。本物ルフレなら曇らせて遊べばいいね」

 

「「いえ~い!」」

 

 

痺れを切らしたらしいクロムきゅんがこっちに駆けてくるのを横目に、二人で拳を突き合わせる。

これからは超々退屈だった日々が一転、煌めきに満ち溢れた毎日に早変わり。

早く明日が来ないかと祈るのはもうおしまい。今日からは一日を噛み締めながら生きていこう。

 

アタシたちの明日は、(執着)希望(絶望)喜び(愉悦)に満ちているのだから!

 

 

こうして、アタシとボクの『子供ルフレ可哀想計画』が始動したのだ──。なんてね!

 





何も知らなかった当時の私はマイユニットの名前をエリスにしました。
某楽園幻想物語組曲から取ったので特に深い理由はありませんでした。
偶然、覚醒と縁深いギリシャ神話の『争いと不和の女神』と同じ名前でした。
偶然、マルスのお姉さんとも同じ名前でした。流石にスペルは違いましたが……


これが運命なんだね。そうだろ?クロム。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

アルトリア・オンライン(作者:ら・ま・ミュウ)(原作:ソードアート・オンライン)

Fate/stay nightの存在しない現代日本に再び生を受けた私は、旧セイバーロールを楽しみたかっただけなのに…………


総合評価:2232/評価:6.75/連載:48話/更新日時:2021年02月06日(土) 19:00 小説情報

特級呪霊『鬼人正邪』(作者:天邪鬼)(原作:呪術廻戦)

鬼人正邪になった男が呪術廻戦の世界で呪霊として生きていく話。


総合評価:3049/評価:8.89/連載:4話/更新日時:2023年10月25日(水) 18:12 小説情報

【完結】ウサミミ少女のヒーローアカデミア(作者:紅葉紫苑)(原作:僕のヒーローアカデミア)

鈴仙・優曇華院・イナバは幼い頃にヒーローに救けられた。▼そして……自分も誰かを救けられたら……。▼その思いを胸に彼女もまた、ヒーローとなる為に雄英高校で切磋琢磨していく。▼これは鈴仙・優曇華院・イナバがヒーローになるまでの物語。


総合評価:2691/評価:7.72/完結:151話/更新日時:2026年04月11日(土) 00:15 小説情報

ハーレム系ラノベ主人公を修羅場に突き落とすのが愉しくて止められない。(作者:夢泉)(オリジナル現代/冒険・バトル)

▼少年の趣味は親友(ハーレム系モテモテ美少年)を修羅場に突き落として、その惨状を想像してニヤニヤすること。▼※なお、彼が主人公と思っている人物は男装した女の子らしい。▼追記。▼彼が現代青春系と思い込んでいる世界観は、実際は死と隣り合わせの超ハード戦闘が日常的に繰り広げられるダークな感じの魔法少女モノらしい。▼


総合評価:15907/評価:8.25/連載:26話/更新日時:2024年07月07日(日) 23:57 小説情報

Re:虚飾のお姉さんは曇り顔が見たい(作者:MトK)(原作:Re:ゼロから始める異世界生活)

異世界ルグニカに転生し、虚飾の魔女から権能の断片を与えられた少女ユイ。▼彼女は“頼れるお姉さん”を演じながら、王都に現れた少年ナツキ・スバルと出会う。▼けれどその優しさの裏には、彼の苦悩を誰より近くで見たいという歪んだ本心が隠されていた。


総合評価:601/評価:8.11/連載:46話/更新日時:2026年05月11日(月) 00:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>