シン・ザ・ソードマスターと呼ばれるまで戦ってみますかね ~炎帝ノ国の魔崩剣使い~   作:炎帝ノ国を箱推しします

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ちょっと日が空いたので初投稿です。
ちょい短めです。






第20話:片手剣使いとちょっとしたお誘い

 

 

 

 さてさて、ロング・ミスリル・カットラス、通称LMカットラス以外にも他に依頼していた耐久値回復(メンテナンス)済みの鞭剣(ウルミ)とカスタムがなされたレガースブーツがカウンターに並べられた。

 ブーツを装着し、軽くジャンプしながら蹴りを出し感触を確かめる。

 ウルミはその性質と長さ(5mほどもある)から店内で振り回すわけにもいかないので、スキル【クイックチェンジ】の左手用交換装備に登録し、インベントリに収納しておく

 説明を受けてる間、止まり木(スツール)で出された紅茶を楽しんでいたミィとミザリーは興味深げにそれらを見て、

 

「イズさんって、本当に腕いいんですね~」

 

 とはミィの弁。

 

「私も何か発注しようかしら?」

 

 とこっちはミザリー。

 ちなみに二人そろってMP回復を中心に、既に複数のポーションを買い込んでいた。

 

「発注する前に一度、装備を一通り見てもらった方が良いぞ? メンテした方がよいもんもあるだろうし……ん?」

 

 俺は改めてLMカットラスのステータスを確認すると……

 

「イズさんや、なんかこのLMカットラス、何やらスロットが二つ開いてるんだが……?」

 

 しかも、スキルスロットに【魔法耐性上昇(小)】と【耐久値強化(小)】ってのが入ってるんだが?

 

「えっ? スロットが”二つも”開いてるの? シンくんのレベルって……いくつ?」

 

「33なんだけど、それがどうした?」

 

「はは~ん。なるほどなるほど」

 

 イズによれば、装備によりけりらしいが検証班によればプレイヤーレベル15ごとにスキルスロットが増えて行くのだそうだ。

 つまり、俺はレベル30に達した時点で、対応した装備ならスキルスロットが二つ開くという事になるらしい。

 

「うふふ~。【魔法耐性上昇(小)】があるのは分かってたけど、二つ目のスロットもスキルが自動装填されるなんて、我ながら中々良いものを拵えたわね♪」

 

「何気にスゲーな」

 

 実はイズってとんでもないチート持ちなんじゃないだろうか?

 流石にカスタムしただけのブーツやウルミにはそんな物(スキル)は生えてきてないが……

 

「とりあえず、他の空いたスロットにも何か入れておくかな?」

 

「でも、そのうち装備を変えるつもりがあるなら、勝手に生えてくる自然精製の物はともかく、あんまり高価なスキルやレアなスキルは入れない方が良いんじゃないかしら? 一度セットすると、取り出せなくなるみたいだし」

 

 それは注意せんとな。

 というか、レアなスキルはずっとと言わないまでも、当面は使い続ける予定の物にセットすべきか?

 それはともかく、

 

「ちょっと試し切りしたくなってきたな」

 

 危険発想言わない。

 やっぱり、手に入れた新しい装備は使ってみたくなるもんだろ?

 

「んー、でもちょっとタイミング悪いかな?」

 

 とはミザリーで、

 

「なんで?」

 

「シンくんのPK襲撃計画が練られてるっぽいのよ」

 

「えっ!?」

 

 と驚くのは俺じゃなくてミィ。

 俺は正直、規定内の範囲だ。

 

「掲示板とかにのっかってるのは大体ダミー、偽情報だぞ?」

 

 人を襲撃するのに集合日時指定とおかしいからな?

 それに俺の行動を先読みして人を集めるのはかなり難しいと思う。

 少なくとも今の俺はルーチンワークを形成するような行動パターンはとってない。

 何より、具体的に「ログイン通知が出る」のは、フレンド登録した人間だけ。

 そして、俺がフレンド登録しているのは、今のところ【イズ工房】にいる面々だけだ。

 まあ、俺だってフレンド登録する人間くらい選ぶからな。

 確かに俺がログインするタイミングもログアウトするタイミングも大体似たり寄ったりにはなるが、リアルの予定で割と前後するのだ。

 

「大方、掲示板では大々的に襲撃人員の募集かけて、実際には襲撃の主犯格が集まった連中をフレンド登録。別動隊が俺の事を何食わぬ顔で見張ってて、都合の良いタイミングと場所に俺が入ったときに一斉にメッセ放って集められるだけの人員でPKかけるって感じなんじゃねーの?」

 

 NWOはPKが容認されているゲームではあるが、だからこそPKに対する制限や環境が”良くも悪くも”整っていると言える。

 言い方を変えれば、PKをする段取りや方法がある程度は絞られるということだ。

 

(それにしてもPKプレイヤー諸君はわかっているのかねぇ~)

 

 特定の相手を何度も襲撃する【粘着PK】ってのは、普通にNWOでも御法度だ。

 PKを容認してるゲームだからこそPKにもルールがあり、それを外れた者には容赦がないだろうに。

 そういう線引きをしないとすぐにゲーム内の治安は悪化し、回り回って結果的に収益が落ちるからな。

 特に今は運営は開発費を回収するために躍起になっているだろうし。

 

「なあ、シン。お前さんが襲撃される可能性が高いってんなら、ちょっと俺から提案があるんだが」

 

「どうしたクロム?」

 

「いやさ、”()()()()()()()()でパーティー組んで”、試し切りをかねて一狩り行かね?ってお誘いなんだが」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




という訳で、原作ではこの時期ありえないパーティー結成の予感。
実はこの5人って結構、バランスよさげです。

ちょっとモチベが落ち気味なので、執筆速度が落ち気味ですが気長にお待ちいただければ嬉しいです。

せめて、第1回イベントまではエタらず書ければと。

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