シン・ザ・ソードマスターと呼ばれるまで戦ってみますかね ~炎帝ノ国の魔崩剣使い~ 作:炎帝ノ国を箱推しします
現在、午後2時を回ったところ。
平日の昼間にNWOにログインできるあたり、モラトリアムを楽しめる大学生の特権だと思う。
まあ、要するに休講になっただけなんだけどな。
本日はゼミもなく、ついでに言えばミザリーこと美沙里とは別授業。
当然、この時間はイズもクロムも仕事中だろう。
ちなみに俺は今時珍しくもないが、こじんまりとした高校生投資家などやっとりまして、今もポチポチと続けている。
いや~、最近の投資信託アプリは便利だわ。
最近の日本株高基調も相まって、生涯遊んで暮らせるには程遠いが、当面は慌ててバイトする必要がない程度の懐具合だ。
(おかげで、余剰時間のほとんど全てをNWOに費やせるのはありがたい)
我ながらダメ人間丸出し、自堕落大学生だと思うが。
「という訳で久しぶりのソロプレイか」
まあ、当然【イズ工房】はまだ開いてないので、しばらくぶりに中央広場の噴水などに腰掛け、本日の予定などを考えている。
(考えてみれば、【超加速】獲得イベントって夜間限定っぽいんだよな~)
なんせ場所は”墓場”地区だ。
まあ、昼間の墓場に何か起こるかっていえば、普通は墓参りイベントくらいじゃないだろうか?
もしかしたら、行けばゾンビくらいは土の中からおっきしてお出迎えしてくれるかもしれないが、だから何って話だ。
そんな夜までどう次官を潰すかつらつらととめどなく考えていると、
「ねえ、貴方……”自由騎士のシン”でしょ?」
はっ?
思わず、妙なことを言いだす声の主の方向に視線を向けてみると、
「おろ? 美少女」
そんな生物が立っていた。
身長はあまり高くなくて150cm中盤(大体、ミィと同じくらいか?)くらいで、胸は……まあ、装甲厚の関係で防御力は低そうだと言っておこう。要するにミザリーよりミィ寄りだ。どっこいか、ちょい小ぶりかな?
金髪は左のサイドポニテにしてあり、瞳はルビーレッド。
髪と目のカラーリングは、フェイト・テスタ○ッサ、髪型と持ってるミスリルスタッフ(ミザリーの奴と色違いか?)の雰囲気はナノハサンってところか?
「あら、ありがとう」
この反応、リアルで可愛いとか言われ慣れてるっぽいな。
美沙里に美人って言った時の
「え~と……通りすがりの魔砲少女か何かかな?」
あるいはザンバー使い……はないな。装備的に明確な後衛職だ。
「いや、確かにわたしは”ストライカーズ”の時のなのはさんと同い年だけどさ!」
えっ? うそ。俺の1個下?
「19歳を少女と呼んでよいか未だに疑問だったが……なるほど、たった今解消された。お前さんが19歳なら19歳は少女だ」
ぶっちゃけ歳食ってても精々ミィと同じJKくらいだと思ってました。JCと言われても別に驚かんレベルだ。
「ど・う・い・う・意・味・かな? かな?」
「そう凄むな。可愛い顔が台無しだぞ?」
「……何か聞いてた印象と違う」
「いや、そこにクレームつけられても困るんだが」
どんなものか知らないが、風聞なんて大体がアテにならんぞ?
「まあいいわ。わたしは”フレデリカ”。見ての通り魔法職よ」
ん?
「ふるでりか? ”ひぐらし”か?」
「フ・レ・デ・リ・カ! ”うみねこ”のベルンカステルの方!」
ああ、奇跡じゃなくて”奇跡の魔女”の方ね。
ちなみにどっちも中の人はナノハサンと繋がってる。
「んで、魔砲少女改め”奇跡の魔女”さんが、俺っちに何の用だ?」
「なんかコイツ、調子狂うわね……ねえ、アンタって初心者の女性プレイヤーのサポーターやってるのよね?」
なぬ? そんな風に俺の名が広がってるのか?
「別にそういうジョブやロールプレイをしていたわけじゃないけど、結果的にそうなる……のか?」
「なんで疑問形なのよ? まあいいわ。見てる限り暇なんでしょ? だったら、わたしのレベル上げ手伝ってくれないかな? 一応、わたしも女で初心者だし♪」
なんかコミュ力高ェな?
これが陽キャってやつか?
「それはいいが……ところでさっき、自由騎士がどうとか妙なこと言ってたが、ありゃなんだ?」
別に俺はロードス島を舞台にしたゲームはやったことないぞ?
「えっ? ”自由騎士のシン”ってNWO界隈のスレッドだと割と有名よ? つい最近も、40人以上のPKを返り討ちにしたんでしょ? アンタの専用スレじゃ、お祭りになってたみたいたし」
……俺の知らぬ間に、俺の情報が色々独り歩きしてた件について。
というか、俺の専用スレがあるとか初耳なんだがっ!?
「あー、とりあえずガイドとガードって感じでいいか? パワーレベリングの」
「うん♪」
するとフレデリカ、むふ~♪と笑って、
「自由騎士、逆ナンしちゃった♡ もしかして、今頃、アンタのスレは阿鼻叫喚かしら?」
「勘弁してくれ」
という訳で、原作では絡みのないシンとフレデリカを早速絡めてみましたw
実はフレデリカ、もしかしたらこの章のチャプター・ヒロインかもしれないです。
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