苦手な方はフィードバックお願いします。
レッドクリムゾンの討伐に成功して1晩経った頃。
大きな笠を被り、死覇装を纏ったある男が花束とコンビニの袋を持ち、基地内の葬儀場へ向かっていた。
基地内がややざわついている。
「んー、中々に目立つなぁ…」
月歌「ねえ、基地内に男がいる!?」
ユキ「お、本当だ…なんでこんな所に…」
可憐「追ってみよ!」
31Aの全員がその男を追う。
めぐみ「葬儀場に向かっとるっぽいで」
つかさ「なんでそっちに行くのかしら?」
するとタマがその男を見て唸る。
タマ「うん〜〜…」
月歌「どうした?おタマさん」
タマ「いえ、あの人…何となく…蒼井さんに…似てませんか?」
その男の髪色はオレンジだが、顔立ちや雰囲気が何処と無く蒼井に重なっていた。
月歌「えっ!?確かに言われてみれば」
ユキ「すっげぇ似てるな」
めぐみ「あんなんほぼクローンやないか」
つかさ「ポルターガイストみたいね」
ユキ「多分だけど、ドッペルゲンガーだからな?」
可憐「それにしても…どうしてそんな人がここに?」
男は蒼井の墓の前に座り、花束を墓の前に置く。
そしてコンビニの袋の中からプリンといちごオレを取り出してそれも墓石の前に置いた。
「遅くなってごめん…ほらプリンといちごオレ、好きだったろ?」
男はそのまま自分の分のオレンジジュースを袋から取り出し、カシュッという音を立てて缶を開けた。
男はオレンジジュースを1口飲み、ふぅと息を吐く。
「いつしか…こうやって酒飲もうって約束したのにな…」
男の目元の水滴が少し光っていた。
「なぁ…姉ちゃん」
月歌「ねえ!今姉ちゃんって!」
ユキ「まさかの弟かよ!」
つかさ「蒼井さんに弟が!?」
可憐「似てるとは思ってたけど…まさか」
めぐみ「なんちゅーこっちゃ…」
タマ「そんな…」
31Aがガサゴソしていると男は後ろを振り向き、こう言った。
「出て来なよ、いるんだろ?」
月歌「げっ、バレてた」
「そりゃあんなに見られてりゃ誰でも気付くよ…」
ユキ「はぁ…ったく」
男は立ち上がり、被っていた笠を取り、腰に巻いていた赤い羽織を締め直す。
「あんた達が31Aの皆さんかい?」
月歌「あ、あぁ…あんたは蒼井の弟か?」
大河「ああ、俺は蒼井えりかの弟…蒼井
ユキ「蒼井が…」
大河「あぁ、良くしてくれる仲間だって…あんた達の事を話してる姉ちゃんは…楽しそうだったよ」
月歌「そうか…」
その一言で31Aの皆は、後悔とも喜びとも取れる表情をした。
大河「…もう少しだけ姉ちゃんと話したらまた挨拶に行くよ」
月歌「そっか…分かった」
そう言って31Aの面々は葬儀場から姿を消した。
大河「姉ちゃん、安心しな…あんたの意思は無駄にしない…あんたの不安も…全部俺に任せろ」
「そうですか…とうとうあなたがここに来たんですね…」
大河「あぁ…」
大河の目の前には…えりかの魂が写っていた。
えりか「もっと…皆と居たかったなぁ…」
大河「もう尸魂界で少し待っててくれ…その時はまた皆で馬鹿やろうな」
えりか「うん!」
大河「…そろそろ時間か…」
えりか「…そうだね」
えりかの姿が段々と薄くなって行く。
この世への未練が無くなったのである。
大河「いっちょ人類救ってくるわ」
えりか「うん…大河ならできるよ…!」
そう言ってえりかは姿を消した。
大河「全く…」
そう言って笠を被り直した。
大河「雨は…降ってねえな」
そう言って彼は振り返りえりかの元を去ろうとした時。
いちご「おい、あんた…」
大河「おや、今日はお客さんが多いねぇ」
すもも「蒼井の墓の前で…何してたにゃ?」
大河は笠を少し上げてその2人を見る。
大河「金髪に派手なマントの美人さん…語尾ににゃの付く銀髪美少女…あんたらがいちごさんとすももさんかい?」
すもも「何故それを知ってるにゃ」
いちご「ますます怪しいな」
2人はそう言って大河に銃を向ける。
大河「おお、物騒だね…何なんて事無いよ…ただの墓参りさ」
いちご「墓参りだぁ?こんな所に…」
すもも「お前は誰にゃ?」
大河は笠を取り、2人に向き合った。
いちご「ッ!?」
すもも「そんにゃ…まさか…!?」
大河「蒼井大河…蒼井えりかの弟だ」
蒼井大河の設定。
身長 178cm
体重 70kg
オレンジ色の髪をしており、蒼井の弟である。
父方の祖先に黒崎一護がおり、大河は先祖返りの様なもので大きな霊圧と虚、完現術、滅却師、死神の力をその体に有している。その潜在能力や成長速度は計り知れない。
斬魄刀 激化点流(げっかてんりゅう)
二刀一対の斬魄刀。卍解は習得済み。