ヘブン・バーンズ・ソウル   作:ZJapan

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31Bと共に

さて次の日、早速31Bの実力を見せてもらうのと同時に任務にあたっています。

ちなみに、朝食時に全員下の名前で呼ぶ事に(勝手に)決定しました。

 

いちご「気になったけどよぉ、その護廷十三隊?って奴らはどのくらい強えんだ?」

 

任務の道中、休憩していた時にいちごがふと聞いてきた。

 

大河「んー、人によるかなぁ。戦力の差は結構大きいからねぇ」

 

いちご「なら、隊長格はどんくらいなんだ?」

 

大河「多分、セラフ部隊が全員で斬りかかっても勝てないね」

 

俺はそう断言した。

 

いちご「…マジ?」

 

大河「大マジ」

 

すもも「逆にどんな奴か見てみたいにゃ」

 

更木さんとか見せたらみんなチビりそうな気がするんだよなぁ…ちなみに俺が初めて見た時は普通にチビりそうになったのは覚えてる。

 

聖華「興味深いな、死の先の強さが…」

 

聖華は、何処と無く涅さん味を感じるけど…科学者ってこんなんばっかなのかな?

 

梢「そう言えば大河さんは蒼井さんと仲良しだったんですか?」

 

すると梢がそう言った。

 

大河「一緒に街を歩いてて恋人と間違えられるくらいには仲良しだよ?」

 

梢「それは…仲良すぎじゃ?」

 

俺は少し、昔話を始めた。

 

大河「姉ちゃんは目を離すとすぐどっか行っちゃうから、手は繋いでたな…」

 

いちご「そりゃどっからどう見ても恋人に見えるわな…」

 

小学生の頃、ショッピングモールで2人で遊びに行った時…俺がトイレに行ってる間にふと消えて、探し回ったら本屋で参考書見てたりしてたなぁ。

 

ビャッコ「ヴァウ?」

 

すもも「何か考えてるのかにゃ?」

 

大河「いや…ちょっと前の事とこれからの事をね…」

 

俺の戦う理由は数え切れないほどある。けどその理由に、またもう1つ理由が増えた。

 

俺は姉ちゃんをこの世界に、この世界でもう一度姉ちゃんと暮らす。

世界を救った後に。

 

大河「さて、休憩終わり。進もうか」

 

丁度5分経ったので進軍を開始する。

細々とした戦いもあった。避けても良かったが31Bの実力を知るためにもキャンサーを倒していた。

 

梢「なんか…大河さんの指示動きやすいです」

 

いちご「確かにな、まるで今までアタシらを見てきたみてえだ」

 

大河「まあ、最初は何も分からなかったけどみんなの見て行く内に癖やら間合いを覚えてね」

 

すもも「ちょっとキモイにゃ」

 

キモイて…なんか結構傷付くな。

 

ビャッコ「ヴァーウ」

 

少し落ち込んでいたらビャッコが慰めてくれました。この子いい子すぎん?

 

大河「9時方向に敵影発見、今回のターゲットかな?」

 

いちご「マジか!戦闘態勢!」

 

すると全員が戦闘態勢に入る。

少しづつだけど部隊として統制が出来てきたな…。

 

大河「おお、デカイねぇ」

 

聖華「予想よりかなりデカイぞ。引くか?」

 

予想では大型キャンサーとは言え、5mを超えない程だと聞いていたが…これは思ったよりデカイな。

目の前に現れたキャンサーは10mはあろうかと言う巨体の人型キャンサーであった。

 

大河「いや、大丈夫だ。このまま討伐する」

 

梢「このまま行くんですか!?」

 

大河「大丈夫だ、俺がいる」

 

さて、そろそろ見てばかりじゃなくて…活躍しますかね。

 

大河「聖華、俺が前に出るから指示を少し任せるよ」

 

聖華「少しは死に近付けると思ったんだが…仕方あるまい」

 

俺はセラフを持って前に出る。

 

いちご「お前が出てくんのかよ…」

 

大河「そろそろいい所見せないとね、部隊長としても男としてもね」

 

すもも「ちょっとキモイにゃ」

 

大河「さっきからちょいちょいキモイって言うのやめてくれない?」

 

ラリアットでもしてやろうか。

 

聖華「来るぞ」

 

大河「さて、やろうか」

 

俺がそう鼓舞すると全員が気合いを入れてキャンサーに向けて走って行く。

 

聖華「水瀬姉妹、次攻撃したら1度下がれ」

 

いちご「あいよ!」

 

すもも「分かったにゃ」

 

聖華「柊木は右から、ビャッコは左から攻撃しろ」

 

梢「はい!」

 

ビャッコ「ヴァウ!」

 

ビャッコの迫力えげつねぇな…虎すげぇ。

 

聖華「蒼井、正面から叩け」

 

大河「はいよ」

 

俺はキャンサーの頭から刃を叩き込み、そのままキャンサーを2つに割った。

 

大河「こんなもんか」

 

いちご「アタシ達…必要だったか?」

 

聖華「…正直、要らんな」

 

いちご「…だよな?」

 

大河「まあまあ、そんな事言いなさんな」

 

聖華の配置は的確だな。あと意外と優しいのな。

 

大河「さて、帰りますかね」

 

今日で31Bの実力は分かった。あとは31Aと30Gは戦力として見ておきたいかな。

それに…月歌にはお礼を言わなきゃいけない事が山ほどあるんだ。

 

咲「そう、そこまで大きなキャンサーだったのね」

 

俺は司令官に状況報告をしに司令官室へ来ていた。

 

大河「まあ、どおって事は無いさ。31Bは俺が思ってた以上に強い」

 

咲「そう。それは良かったわ」

 

大河「そう言えば今度の作戦は大規模なんだって?」

 

咲「耳が早いわね…」

 

大河「まあね…少し焦り過ぎじゃないかい?」

 

咲「…蒼井さんの死を、無駄にしたくないの」

 

大河「そうかい…」

 

咲「無論、次の作戦にはあなたも参加してもらうわ。31Aと30Gと一緒に行動して頂戴」

 

お、噂をすれば何とやら。タイミング良いねぇ。

 

大河「了解。けど大丈夫かい?」

 

咲「何が?」

 

大河「あの辺…時たまかなり巨大な霊圧を感じる。おそらく虚化キャンサー…しかも大虚級が2体」

 

かなり人を食っている様だ…1つは最下級大虚、もうひとつは…中級大虚と言ったところか。

 

咲「ええ、それは京楽隊長から聞いているわ」

 

大河「正直な話、虚化キャンサーはかなり厄介だ。まだ破面じゃないだけマシだけど」

 

咲「それはあなたにお願いするわ」

 

大河「結構手荒になるよ?」

 

咲「人類の復興のためよ、それくらい大丈夫」

 

まいっか、いざとなればじいちゃんもいるし。

ってか一護のじいちゃんといちごって名前一緒なんだよなぁ。イントネーションで区別は付けられるけど。

 

咲「それに、今のセラフ部隊なら必ずやり遂げてくれるわ。私はそう期待しているの」

 

大河「ま、いざとなれば俺一人で片付けてやるさ」

 

咲「もう少しセラフ部隊を頼りなさい」

 

大河「ふっ、あんたも丸くなったもんだね」

 

咲「…そうかもしれないわね」

 

鬼の司令官は少し人間の情ってやつを取り戻したらしい。それも希望の光が見えたからかな?

 

咲「少し心に余裕が出来たからかしら?」

 

大河「やっぱ笑ってりゃ可愛いじゃないの」

 

咲「ふっ、司令官を口説くとはいい度胸じゃない?」

 

大河「事実だよ…なあ」

 

咲「何?」

 

俺は司令官の机に手をかけて机の右側にもたれかかる。

 

大河「いつか俺は、姉ちゃんとこの世界で…平和な現世で暮らす…世界を丸ごと救って」

 

咲「…蒼井さんは」

 

大河「部隊のみんなとは合わせられない…だろ?」

 

司令官はそのまま口を閉じて帽子を被り直した。

分かっていた。けどその程度でへこたれる様な俺じゃないし、解決策も用意してある。

 

大河「けど…こっちは世界救ってるんだぜ?少しくらいわがままが通ると思わないかい?」

 

咲「…まさかあなた…!」

 

大河「こんな無茶苦茶な計画を通せるのは世界を救った英雄だけだ」

 

咲「そうね…世界を救った英雄ならそのくらいは…」

 

大河「だろ?それに尸魂界の権力ってのはかなり強いんだ。なんなら今でも無理やり行けばこの計画は通る」

 

この会話は全部上層部に聞かれているだろうな。けどそれはさほど問題では無い。

何故なら全て事実であるからだ。現世の人間が尸魂界に文句を言えるような立場じゃない。軍力でも権力でもだ。

 

咲「あなたの肝の座り様には驚かされてばかりだわ…」

 

大河「へへ、それが長所なもんでね」

 

咲「全く…全部引っ括めて、懐かしいわね」

 

大河「…だろ?」

 

これは俺と、司令官となる前の手塚咲のみが知る昔の事。これはもう少し後で話そうか。




最後までご覧いただき、ありがとうございます!
いかがでしたでしょうか?
ここでこの小説の小話。
主は一応4章後編の途中までヘブバンを進めてはいるのですが、この世界の設定がかなり難しいうえに、オリジナル要素で頭を悩ませておりましたが…上手いこと誤魔化し誤魔化しで力技の様に設定を完成させました!
ので、かなり無理がある所はあるかもしれないのですが多めに見てやってください!
では引き続き、ヘブンバーンズソウルをよろしくお願い致します!
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