三陸で起きた女性の水死体の足取りは、次の通りだった。
東京発8時00分 東北新幹線「やまびこ1号」に乗車
盛岡着10時36分 盛岡駅で下車
盛岡発10時40分 東北本線に乗車
花巻着11時16分 下車
花巻発12時14分 急行「陸中3号」に乗車
釜石着13時56分 下車
「そして、三陸で死体で発見された。」
「つまり、誰かに会って殺害した可能性があるな。」
と、岩泉は言う。
「それで、彼女は席は何処にいたんだ。」
「ああ、確認したところ彼女は個室に座っていた事が分かった。」
「個室ですか。」
「ええ。」
「でも、その女の子は自殺するような娘かな?。」
「ああ、確認したところ自殺するような人じゃないって。」
「それ、本当か。」
「はい。」
「なるほどね。」
その後の調べで、彼女は東京から新幹線に乗り、盛岡から釜石へ向かったことが判明された。
「彼女は誰かと一緒だったんじゃないでしょうか。」
「それも、考えられるんだよね。」
「高山、実際に東北新幹線に乗ったことあるのか。」
南は、高山に言った。
「ええ、東北へ行く時に乗りましたよ。」
「どこへ行ったか覚えているか。」
「はい、盛岡と遠野へ行ったことあります。」
「ほう、遠野か。」
「ええ、遠野のカッパ沼へ見物しました。」
「ほう、なるほどね。」
「遠野か。」
青森駅 17時25分
そして、次の日。
青森と上野を結ぶ、寝台特急「鳥海」で第2の殺人が起きようとしていた。
この日、1人の客がA寝台に乗った時の事だった。
「私は上か。」
「あのー危ないですから、俺が変わろうか。」
「いやー、すいませんね。」
と、ベットを譲った。
プルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルーッ
と、発車ベルが鳴った。
まもなく―、17時25分発羽越本線・上越線回りの寝台特急「鳥海」上野行きが発車します、ドアが閉まりますご注意ください。
駅のアナウンスが流れた。
ピィーッ!
寝台特急「鳥海」は青森を17時25分に発車し、弘前、大鰐温泉、碇ケ関、大舘、鷹ノ巣、二ッ井、東能代、森岳、、八郎潟、秋田、羽後本荘、仁賀保、象潟、遊佐、酒田、余目、鶴岡、あつみ温泉、村上、新発田、新津、高崎、大宮、終着上野には翌朝の6時11分に到着する。
羽後本荘辺りで、2人はA寝台で眠りについた。
「じゃあ、お休みなさい。」
「お休みなさい。」
と、ベットで眠った。
寝台特急「鳥海」は新津を過ぎて、上越線から高崎線へ入線して来た時の事だった。
「ん、おい、どうしたんだ、君、君、しっかりするんだ。」
と、そこへ車掌がやって来た。
「どうしました。」
「大変なんですよ、上で寝ている人が起こそうとしたが、起きないんです。」
「えっ、それ本当ですか。」
「はい。」
と、車掌は確認したら。
「うわぁぁ、し、しし、死んでいる。」
そして、第2の殺人は上野から青森へ結ぶ寝台特急で殺人が起きた。
そして、犯人はどんな列車トリックを使ったのか?
次回も、お楽しみに。