「つまり、被害者に2人に共通していることは何でしょうか?。」
「ええ、そこですよね。」
と、南は高杉に言った。
「被害者の彼女は、東京から盛岡へは新幹線に乗って、盛岡で下車してそこから東北本線と山田線と釜石線に乗って行ったからな。」
「そして、海岸で死体を発見した。」
「第2の殺人は、そして上野行の寝台特急で毒殺された。」
「なるほどね。」
高山か、上野から青森へ行く夜行列車を調べて見ると、上野から青森へ行く夜行列車は「はくつる」と「あけぼの」と「鳥海」と確認した。「北斗星」と「エルム」は札幌へ行く為青森へは停車しない。
「でも、被害者が乗ったのは奥羽本線と羽越本線と上越線と高崎線を通って行く夜行だろ。」
「ああ、帰りはそれに乗ったって言っていたな。」
「ええ。」
「新幹線で行く場合は、どうするんだ。」
と、松本は言った。
「東京から盛岡へは東北新幹線「やまびこ」に乗り、盛岡からは特急「はつかり」で青森へ行けれます。」
「そうか、やはり新幹線の方が早いんだ。」
「そうだよ。」
「つまり、犯人は行きは新幹線と特急、帰りは夜行列車の可能性があるな。」
「ええ。」
そこへ、桜井が戻って来た。
「班長、わかったよ中林の事で。」
「桜井、何か分かった。」
と、高山は言った。
「被害者の中林は、2年前にストーカーで悩んでいたそうよ。」
「えっ、それ本当か。」
「ええ、所轄で確認したわ。」
「そうか、なるほどつまり被害者の中林はストーカーで悩んでいたって事か。」
「はい、つまりその男に会って殺害されたと。」
「ええ、それは考えられますね。」
「許せないわ、ストーカーに会って海岸で殺害するなんて。」
「桜井、抑えて、抑えて。」
と、松本は言った。
そして、事件から3日後、青森県の方で事件が起きた。
「えっ、何この人。」
「倒れているぞ。」
と、様子を見に行くと何とそれは、女性の死体だった。
数分後、青森県警のパトカーがサイレンを鳴らして、現場へ向かった。
「警部、被害者は東京の人間のようですね。」
「ああ、被害者は霧船 美緒さん、17歳か。」
「でも、どうして青森に来ていたのかな。」
「さぁ、そこなんですよね。」
「とにかく、警視庁に確認してみよう、捜索願が出てる可能性もあるから。」
「よし、確認してみよう。」
そこへ、特捜班に1本の電話が入った。
「はい公安特捜班、何、身元照会、名前は霧船美緒さん、17歳、わかりました早速調査いたします。」
と、高杉は電話を切った。
「おい、青森県警から捜査協力要請だ。」
「任せて下さい、早速当たって見ます。」
と、桜井は高山と南と一緒に霧船の自宅へ向かった。
「ええ、まさか青森で殺されるなんて私はどうしたらいいか。」
「あのー、霧船さんは青森へ行くには何か理由は何だったんですか。」
「はい、単身赴任中の夫を会いに行っていたので、昨日の夜だったかな、上野から夜行に乗って青森へ行ったと話は聞いていたんです。」
「なるほど、すると彼女は上野から青森へ行く時は夜行に乗って行ったって事ですね。」
「はい、私は美緒を上野で見送ったのが最後でした。」
「そうですか。」
「ええ。」
特捜班に戻った、高山達は高杉に報告した。
「ほう、霧船は単身赴任の父親に会いに青森へ行っていたのか。」
「はい、母親の話だと上野駅で列車に乗り駅で見送ったことは確認されています。」
「彼女は、夜行列車に乗ったと言っています。」
「なるほど、それで何時発の夜行列車か覚えてるか。」
と、高杉は高山に言った。
「はい、調べたところ上野発21時23分の寝台特急「鳥海」に乗って青森へ行った事がわかりました。」
「ほう、夜行に乗って青森へ行ったのか。」
「はい。」
霧船の足取り
行きルート
上野発21時23分 寝台特急「鳥海」に乗車
青森着9時15分 下車
帰りルート
青森発12時15分 特急「はつかり16号」に乗車
盛岡着14時33分 下車
盛岡発14時48分 東北新幹線「MAXやまびこ16号」に乗車
東京着17時32分 下車
「つまり、帰りは「やまびこ」と「はつかり」に乗って帰京予定だったという事です。」
「なるほど、彼女は父親に会いに行った後に誰かに殺害したって事だな。」
「はい。」
「それで、被害者の死因は?。」
「青森県警の話では、恐らく絞殺と思われる。」
「絞殺か。」
「つまり、犯人は東京と岩手と青森で殺人が行われた。」
「ええ、つまり新幹線に乗っていたって事になりますね。」
と、高山は言った。
「後、犯人は誰なんですかね。」
「ええ。」
犯人は、誰なのか?
次回も、ご期待ください。