「今月はぼっちちゃんの誕生日があるから、好きなところに行こ!」
虹夏はひとりに、にっこりしながら言う
「そうよ!せっかくだしひとりちゃんが選んでいいのよ!」
喜多も畳み掛けるように言う
「え、えっと……あの……」
ひとりはおろおろとする
そして、目についたお店を見て指を指す
「あっ、じゃ、じゃあ……から○しで」
「へぇ、好きな席に座っていいんだ〜」
虹夏は入口に置いてあるメニュースタンドを見て言う
「じゃあそこで」
リョウは手近な四人席を示す
(やっぱり店員さんに声を掛けなくてもいいのありがたいなぁ……)
「何頼みましょう?」
喜多はタブレットを操作しながら聞く
「私は……から好し定食【4個】かな」
虹夏はいつも通り定番を選ぶ
「私は鶏つけ汁蕎麦定食にする」
リョウはさらっと高いのにする
「わ、私は……から好し定食【5個】で……」
ひとりも迷わず答える
「私は親子丼にするわね」
「お茶取ってきたよー」
虹夏はみんなの分のお茶を取ってくる
「ついでに皿も取ってきてくれ」
リョウはしれっと言う
「自分で少しは動こうね!」
「おまたせしました」
「「「「いただきます」」」」
「はふっ!はふっ!美味しいですね!」
ひとりは目を輝かせながら唐揚げを頬張る
(ぼっちちゃんは、本当に美味しそうに食べるね)
虹夏はほほえみながらひとりを見つめる
(ひとりちゃんからあげ好きですもんね〜)
喜多もニコニコしながらひとりを見ている
(……これ写真撮って売ったら稼げそうだな)
リョウはふむ……と首を傾げながら考えている
(はっ……みんなからの視線を感じる……も、もしや私の食べ方に問題が!?)
「郁代、から揚げ専門店なのに親子丼とはやるな……」
リョウはわかってきたなって顔をしながら言う
「はい!リョウ先輩のロックさを意識して頼んでみました!」
喜多は笑顔で言う
「それに比べて虹夏はいつも同じだな」
リョウはやれやれといった態度で言う
「喜多ちゃんもリョウに毒されてしまって……」
虹夏はほろりとしながら呟く
「「「「ごちそうさまでした」」」」
「お会計、席でもできるんだね」
虹夏はタブレットを見て言う
「あっ……はい、店員さんにほぼ話し掛けなくていいので……」
ひとりはへへ……と笑いながら言う
(((あっ)))
3人は察したようだ
「さて、この後ぼっちちゃんなにかやりたい?」
虹夏はひとりに聞く
「あっ……じゃっじゃあ、みんなでセッションしたいです」
ひとりは笑みを浮かべながら言う
「任せろ」
リョウはにやりとしながら言う
「いいわね!」
喜多はキターンとしながら言う
「じゃあ、STARRYに戻ろう!」
虹夏は号令をかける
江ノ島に行ったんですが、しらす丼の話を……
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