「……今日はハンバーグが食べたいな」
ひとりは呟く
「ひとりちゃん、今なんか言ったかしら?」
喜多は振り向きながら問いかける
「あっ………な、なんでもないです!」
ひとりはあわあわと手を振って否定する
「ん〜、何か食べたいって言ったよね?」
虹夏はにやにやしながら言う
「そうだな、ハンバーグって聞こえたな」
リョウはいつもの顔で言う
「あ、あわあわわ」
(わ、私の独り言聞こえてた!?こんな子供っぽいこと聞かれたら……)
(「そんな、子供っぽいひとはクビだよ」「バイバイ、ぼっち」「私の広くて深い人脈からもっと大人でかっこいいギタリストを連れてきました」なんてことに!?)
ひとりはガクガクと震えだす
「ぼっち、はやく行くぞ」
「はっ!?ここは?」
「あ、ぼっちちゃんやっと元に戻ったね」
「と言うことでステーキ○ストに来たぞ」
「手頃でいいお店ですよね!」
「ここも好きな席に座っていいんだね〜」
虹夏はメニュースタンドを見て言う
「じゃあバーが近いそこにしよ」
リョウはサラダバーの前の席を指す
「とりあえず、ドリンクバーは全員分付けとくね〜」
虹夏はタブレットを触りながら言う
「うーん、どれにしようかな?」
喜多はメニューを見ながら悩む
「郁代、私にも見せて」
リョウは肘をつきながら言う
「はい、どうぞ先輩」
「そうだ、ひとりちゃんも一緒に見ましょ?」
喜多はメニューをみんなに見えるように広げて机に置いた。
「あ、ありがとうございます……」
ひとりはおずおずとメニューを見る
「私は……みすじステーキ200gとフルセットにしようかな?」
虹夏は表紙の物を選ぶ
「私はサーロインステーキ200gとフルセットにする」
リョウは意外にも普通の物を選ぶ
「あっ……頂きハンバーグの240gでフルセットで……」
ひとりはやはりハンバーグにするようだ
「私はとろとろチーズとトマトの超粗びきステーキバーグの150gとフルセットにしますね」
喜多はやはり映えるものにしたいようだ
「私、カレー取ってくる」
リョウは大好きなカレーを取りに行く
「まったくリョウは勝手なんだから……私はドリンクバー行ってくるね」
「じゃあ私と伊地知先輩で飲み物取ってきますね〜」
喜多は虹夏とドリンクバーを取りに行くようだ
「わ、私は……えっとえっと……」
ひとりはあわあわとやる事を探す
「あー……ぼっちちゃんはスープを取ってきて貰おうかな?」
虹夏は助け舟を出す
「あっ……わ、わかりました!任せてください!」
「先輩、飲み物どうぞ♪」
喜多はリョウに飲み物を渡す
「ありがとう、郁代」
「あ、あのコーンスープでよかったですか?」
ひとりは心配そうに言う
「大丈夫だよー。ありがとうね、ぼっちちゃん」
虹夏はにっこり笑顔で答える
「それじゃあ」
「「「「いただきます」」」」
「カレーうまい」
リョウはカレーを頬張りながら言う
「サラダもちゃんと食べようね〜」
「「はーい」」
「おまたせしましたー」
「先輩ワイルドでかっこいいですね!」
喜多はキャーっと声をあげる
「私は我慢しないからな」
「あ、ぼっちちゃん少し私のやつと交換しない?」
虹夏はステーキを一切れ差し出しながら言う
「あっはいど、どうぞ」
ひとりもハンバーグを切って渡す
「「「「ごちそうさまでした」」」」
「みんなでご飯食べるの楽しいな……」
ひとりは電車に乗りながらそうつぶやいた
江ノ島に行ったんですが、しらす丼の話を……
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