異世界は仮面ライダーとウイルス兵器召喚の力とともに。 作:ウルトラマングレート
リオン「たった5人で竜を仕留め、その上住民全員に回復魔法までかけて 驚きを通り越して呆れてしまいます」
「しかも、売れば大金貨10枚はくだらない竜の素材を全て村の復興の為に渡してしまうとは・・・」
リオン「はぁ・・・器の大きい人ですね。頭が下がります。」
リオン達は冬夜を見た。
「一体何者なんです?」
リオン「さぁ 私にもさっぱり・・・。それに仮面の鎧に変化する娘さんも謎です。」
「確かに・・・。」
冬夜の所に2人やって来て、
ソルム「村長のソルムと申します この度は村を襲った竜を倒していただき その上 村の復興に多大なる援助まで・・・ありがとうございました これはあの竜からとった角の一本です これだけでもお持ちください」
冬夜「え でも・・・」
ソルム「なんでも武器が破損したとかこの角があれば新しい武器の素材にすることも売って新品の武器を買う事も出来ましょう」
冬夜「そういう事なら・・・ではありがたくいただきます」
冬夜は角を受け取った。
冬夜(意外と軽いんだな・・・)
ソルム「それとこれをお返しします。」
ソルムがナイフを見せた。
冬夜「えっ?」
ソルム「竜の目に刺さっていたナイフです。冬夜殿の物では?」
冬夜は思い出す。
冬夜(あの時の)
それから、数台の馬車は進む。
リンゼとエルゼ姉妹、ユミナ、愛華は車内で寝ていた。
冬夜はナイフを見て、
冬夜〈琥珀 あの時僕ら以外に誰かいたのか?〉
琥珀〈はい 確かに林の木の上に気配を感じました おそらくは二人・・・・・・村人の誰かかとは思ったのですが〉
すると、宮殿が見えてきた。
冬夜は窓から顔を出した。
冬夜「あれが王都エルジュ・・・。」
馬車は宮殿へ到着し、冬夜達は獣王陛下の待つ王宮へ。
オリガ「国王陛下・・・オリガ・ストランドベルファスト王国より帰還してございます」
獣王「うむ 大儀であった ガルン そしてベルファストの騎士殿も オリガの護衛を無事果たしてくれたことを嬉しく思う」
ガルン達「「ははっ」」
獣王は冬夜達を見る。
獣王「そなたたちがベルファスト王からの使いの者たちだな?なんでも旅の途中そなたたちだけでエルドの村を襲った竜を倒したとか それは事実か?」
ユミナ「はい その通りでございます ここにいる私以外の5名で村を襲った黒竜を退治いたしました」
獣王「・・・・・・そなたは?」
ユミナはスカートの両裾を掴んで、軽いお辞儀の姿勢へ。
ユミナ「申し遅れました ベルファスト王国国王 トリストウィン・エルネス・ベルファストが娘 ユミナ・エルネア・ベルファストでございます」
獣王「なんと・・・・・・ベルファストの姫君がなぜ我が国に?」
ユミナ「ミスミドとの同盟は我が国にとってそれだけ重要ということですわ これは父上からの書状でございます どうかご確認を」
ユミナは書状を手渡し、獣王陛下は確認する。
獣王「なるほど・・・前向きに考え近い内に答えを出そう それまでは我が宮殿でお過ごし下され 竜を討った勇者か。はっはっは 久しぶりに血が滾るのぅ どうだ冬夜とやら ひとつワシと立ち合わんか?」
リンゼ「あのぅ 獣王陛下。」
獣王「何かな?」
リンゼ「愛華さんも持ってる力が凄いので、冬夜さんがやるなら 愛華さんとも手合わせしてみるのもアリかと。」
愛華「陛下 私は大丈夫です。むしろ力の事を知ってる皆以外はビックリかと・・・」
冬夜「愛華さん いいんですか?」
愛華「負ける気しないから。」
冬夜「そうなんですか・・・。」
獣王「あい分かった 冬夜殿の後にじっくりやろうではないか。」
家臣達はざわめくが、愛華は軽く無視する。
冬夜達は闘技場へ、試合の場には冬夜と陛下が向かい合う。
客席にはユミナ達がいた。
グラーツ「冬夜殿 獣王陛下は強い者を見ると手合わせをせずにはいられん気性でな 正直我らも困っている」
冬夜「そうですか・・・。」
グラーツは冬夜の両肩を掴む。
グラーツ「ここはひとつガツンと痛い目に!全力でやってくだされ!」
冬夜(いやいやいやいや あなた方も王様でしょうが!!)
愛華「なら、冬夜くんの後に私が全力とまでは行きませんが、痛い目にあわせていいですね?」
グラーツ「うむ。なら、そなたに任せよう!!」
冬夜と獣王陛下が向かい合う。
「一試合目、冬夜殿対陛下 勝負はどちらかが真剣ならば致命傷になる打撃を受けるか あるいは自ら負けを認めるまで 魔法の使用も可 ただし本体への直接的な攻撃魔法の使用は禁止 双方よろしいか?」
陛下「ふふふ 手加減は無用 実戦と思いあらゆる手を使いワシに勝ってみせるがいい!」
冬夜「はい!」
「では 始め!」
冬夜「【スリップ】」
冬夜は陛下を転ばして、剣先を向けた。
愛華「えぇ・・・。」
冬夜「はい 決着ですね」
陛下「ちょちょ ちょっと待った! 何だ今のは!?」
冬夜「僕の無属性魔法【スリップ】です 攻撃魔法以外ならアリとのことでしたので」
陛下「いやいやいや!勝負とかそれ以前の問題だろう!もう一回だ!今度はその魔法無しで!!」
愛華「冬夜くん!!陛下の言う通り、勝負以前の問題だよ!!勝負くらいちゃんとやって!!」
冬夜「愛華さん・・・。」
陛下「次の相手である彼女だってこう言ってるんだ!!」
冬夜「・・・はい。」
冬夜と陛下は気を取り直して向かい合う。
陛下「あの魔法は禁止だからな!!」
冬夜「了解です。」
「始め!」
陛下が突進してきて、二人は木刀での鍔迫り合いをしつつ、叩き合いとなる。
八重「肉弾戦では、陛下に分があるでござるな・・・。」
リンゼ「でも、魔法なら。」
冬夜「【盲目の砂塵ブラインドサン・・・】」
陛下「遅い」
陛下は突進で冬夜を突き飛ばす。
冬夜「【マルチプル】!」
陛下「むッ!?」
陛下は一歩引いた。
愛華「陛下が引いた・・・」
エルゼ「今の魔法はブラフね。」
リンゼ「ええ・・・」
八重「やるでござるな 冬夜殿!」
冬夜「【ブースト】!」
冬夜はスピードアップして、陛下に接近。
陛下「【アクセル】」
陛下が瞬間移動のように消えた。
冬夜も空振りし、咄嗟に後ろからの陛下の木刀を避けた。
陛下「今のを避けるか!やるな冬夜とやら」
八重「速い!!」
エルゼ「何今の!?」
リンゼ「無属性魔法?」
愛華「今のが?」
冬夜「今の・・・ひょっとして無属性魔法ですか?」
陛下「そうよ ワシの無属性魔法【アクセル】だ」
冬夜「どういった魔法なんですか?」
陛下「なに 体の素早さを上げる魔法だ バカみたいに魔力を食うから常時発動はできないがな」
冬夜「なるほど いい魔法をお持ちですね」
陛下「だろ?」
冬夜「なので ありがたく使わせてもらいます 【アクセル】」
冬夜も高速移動。
陛下の後ろへ回り込んだ。
冬夜「コントロールが意外と難しいですね でに次は当てますよ 【アクセル】!」
冬夜は再び高速移動。
陛下も同様である。
互いの高速移動でのぶつかり合いが始まった。
エルゼ「一体どうなってるの?」
八重「見えないでござる・・・。」
二人は姿を見せ、鍔迫り合い状態に。
陛下「なかなかやるな。だが、パワーではワシの方が・・・。」
冬夜「ですよね。だからスピードで勝負します。【アクセル ブースト】ッ!」
陛下「【アクセル】!」
二人は同時に高速移動。
そして、同時に姿を現した時、冬夜の木刀の剣先が陛下を捉えていた。
冬夜「チェックメイト」
陛下「・・・その言葉の意味はよく分からんがワシの負けのようだな」
「勝者 望月冬夜殿!」
皆は拍手を送る。
エルゼ「無属性魔法を重ね掛けするなんて。」
愛華「大体分かって来たかな・・・。」
陛下「まさかお前も【アクセル】の使い手とはな ワシは少々思い上がっていたようだ 戒めねばならんな」
冬夜「ああ まあ アッハハ・・・」
「それでは次の試合ですが!陛下 行けますか?」
陛下「おう!行けるぞ。」
リンゼ「愛華さん 大丈夫ですか?」
愛華「多分行ける!」
陛下「では愛華とやら 勝負だ!おぬしの力も見せてもらおう!」
愛華は陛下の元へ向かい、冬夜は交代するように観客席へ。
冬夜「愛華さん 頑張ってください。」
愛華「うん。」
愛華は陛下の目の先に立つ。
陛下「木刀は持たなくていいのか?」
愛華「一度木刀で様子見で行きます!その後に私の持つ力でやります。それでいいですか?」
獣王陛下「ああ 構わん!」
愛華「冬夜くん 木刀お願い!!」
冬夜「はい!」
冬夜は木刀を愛華に投げ渡す。
愛華は受け取り、陛下と向き合う。