異世界は仮面ライダーとウイルス兵器召喚の力とともに。   作:ウルトラマングレート

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第13章「日々の暮らし、そしてイーシェンへ。」

屋敷内へゲート魔法で戻ってきた冬夜達。

 

ラピス達「「「おかえりなさいませ。」」」

 

冬夜「ただいま ライムさん ラピスさん セシルさん」

 

愛華含む女子達はそれぞれの部屋へ。

 

セシル「旦那様がいなくて寂しかったです~。」

 

ラピス「先にゲートで帰していただきありがとうございます。」

 

冬夜「でないと、常に護衛してるのユミナにバレちゃいますからね。」

 

ユミナ「お土産たくさん買ってきましたよ!!」

 

リンゼ「さァ どうぞ。」

 

ライム「ありがとうございます 我が一族の誇りにかけて 大事に致します。」

 

冬夜「んな大げさな・・・。」

 

冬夜は一室のベッドで倒れる。

 

冬夜「疲れた~~。」

 

琥珀「色々ありましたし・・・・。」

 

冬夜はスマホで写真データを表示し、一枚ずつ見ていく。

 

当然愛華の写真もである。

 

冬夜「愛華さん 1歳くらい上のお姉さんだけあって 綺麗だよな・・・。」

 

琥珀「そうなのですか?」

 

冬夜「うん。見惚れる事はあったし、髪ちょっと伸ばすって言ってたし。色々あったよな・・・。しばらく大冒険は控えようかな・・・。」

 

冬夜と琥珀はそのまま寝てしまった。

 

冬夜が起きて、風呂に行こうとドアを開けた時だった。

 

ユミナ達が服を脱ごうとしている姿を見ちゃったのだ。

 

冬夜「あれ・・・?」

 

愛華「と、冬夜くん・・・。」

 

愛華を除くリンゼ達は叫んでしまった。

 

冬夜は正座させられる。

 

エルゼ「確かに 鍵をかけ忘れたのは私達が悪かったかもしれないけど。」

 

八重「もう少し注意してほしいでござるよ!」

 

冬夜「てっきり皆上がったと思って。」

 

愛華「でも皆 引っ叩いたり、殴るとかはやっちゃダメだからね。」

 

リンゼ「でも愛華さん 私達は見られてしまって・・・。」

 

愛華「言葉の力で精神的にくらいに留めとけばいいから。その内、性的に関するある嘘含む話を女子だけで話すのもありね。」

 

リンゼ「せ、性的に関するある嘘を含む話?」

 

リンゼは頬が若干赤くなる。

 

八重「嘘を含む話でござるか?」

 

冬夜(性に関する嘘を含む話・・・。)

 

ユミナ「言葉の力で精神的に・・・。私としては順序を踏まえてですが・・・。」

 

冬夜(手順って何ですか!?性に関する順序か!?愛華さんが言っていた事、「相手によってはたまに嘘をつく言葉という言霊能力で精神的に陥れて、社会的に抹殺するかもだから注意して」と・・・。ユミナは僕を言葉で陥れるなんて・・・ユミナはそんな子じゃない。)

 

リンゼ「それはそれとして反省してますか?」

 

愛華「冬夜くん 反省も必要だけど、今後は一応ノックして。」

 

冬夜「は、はい!!」

 

愛華「なぜ性に関する嘘を含む話で、さっき皆が赤くなってしまうか。」

 

リンゼ「どうしてなんです?」

 

愛華「それはいずれ話そうか。冬夜くんも共に交えてね。」

 

冬夜「愛華さん!!その話なんて出来るわけないじゃないですか!!」

 

愛華「冬夜くん!!お願いだから・・・。」

 

愛華は真剣な顔だった。

 

冬夜(愛華さんのこんな真剣な顔見た事無い・・・。いずれ性に関する話で皆と一緒に聞いて欲しいって事?)

 

エルゼ(愛華さん 真剣な表情で・・・)

 

ユミナ(愛華さんからそんな話をいずれ!?)

 

愛華「話をする際には女子達だけには、あるルールを設けるね。」

 

リンゼ「何で女性の私達だけ!?」

 

愛華「その時に分かるから・・・。」(江戸時代での女性は人権って無かった筈・・・。法律が作られるようになる明治を迎えるまでは・・・。)

 

それからの時間経過で、冬夜は庭で材料を集めていた。

 

冬夜「【モデリング】!」

 

冬夜は材料を変化させた。

 

ライム「旦那様 オルトリンデ公爵殿下がいらっしゃいました」

 

冬夜「こんにちは!」

 

公爵「やぁ 何台それは?」

 

冬夜「自転車を何台か作ろうと思って 早く走れて便利なんですよ。」

 

公爵「そ、そうか・・・。」

 

冬夜「何か用ですか?」

 

公爵「ミスミド公国の件でお礼を言おうと思ってね。ところでその自転車とやらはどのくらいで出来るのかね?」

 

冬夜「初めて作るんで 30分くらいですかね。」

 

公爵「なるほど・・・。」

 

そして一台完成し、公爵が動かすが、不安定で倒れる。

 

ライム「大丈夫ですか?」

 

公爵「手出しはするな!!これは私の馬だ!!」

 

冬夜「いや僕の・・・。」

 

公爵「私一人の手で乗りこなしてして見せる。」

 

公爵は頑張っていた。

 

ユミナ「叔父様!?」

 

エルゼ「何それ?」

 

リンゼ「乗り物?」

 

八重「何と奇妙な・・・。」

 

愛華(自転車・・・)

 

そして、冬夜は数台製造し、ユミナ達も乗る事に。愛華も一台乗る事にした。

 

冬夜と同じ地球の日本人なので、自転車の経験はあり、当然乗れる。

 

エルゼ「愛華さん まるで経験があるかのように乗りこなしてる?」

 

リンゼ「見てください冬夜さん!!私もこんなに!!」

 

エルゼはリンゼと張り合う。

 

冬夜「2人共途端に上手くなったな~~。」

 

ユミナ「冬夜さんのお陰と言いますか。冬夜さんのせいと言いますか。」

 

冬夜「えっ?」

 

愛華は冬夜の元へ来た。

 

冬夜「愛華さん やっぱ乗れましたね?」

 

愛華は耳打ちする。

 

愛華「日本でも自転車は乗れたから。学校へ自転車通学の時はあったし。」

 

冬夜「そうですか・・・。」

 

ユミナ「んっ?」(二人だけの内緒話ですか・・・?)

 

公爵も姉妹に何故か張り合う。

 

公爵「もう一台作ってくれないか?スゥ用に小さい物を、無論材料費は全て負担する。」

 

冬夜「じゃあ 今から買ってきますね。愛華さん よかったら一緒に行きますか?」

 

愛華「じゃあ 行こうかな。」

 

2人は材料を買いに出かける。

 

冬夜「愛華さん スゥの性格って絶対公爵様に似てますよね~~。」

 

愛華「そうね。」

 

すると、角の向こう側に人影が。

 

「また俺達の縄張りで仕事しやがったな」

 

「テメェのおかげで警邏が厳しくなっちまったじゃねェか!」

 

一人はナイフを突きつける。

 

「やめて!勝手にスリしたのは謝るから!」

 

「もう遅ェんだよ。」

 

愛華「あなた達 何やってるの!?」

 

冬夜「そこまでにしてくません?」

 

「何だテメェらは?邪魔すんじゃねェよ。」

 

「一人はいい女だけどな。」

 

冬夜「子供をよってたかって痛めつけてたら止めるに決まってるだろ 会話からするにあんたたちもスリのようだね」

 

「だったら何だってんだ!」

 

冬夜「別に 撃つのに躊躇いが無くなるなーって思っただけ ゴム弾だけど。」

 

冬夜はゴム弾を2発撃ち、倒す。

 

愛華「大丈夫?」

 

冬夜「じゃあね。」

 

「あの!!」

 

冬夜「んっ?」

 

「助けてくれて・・・ありがとう。」

 

冬夜「そう思うんならもうスリは止めな。」

 

愛華「今度は逮捕になるかもしれないしね。」

 

その子はおなかすかしているようだ。

 

冬夜「お腹すいてるの?」

 

???「もう3日何も食べてない」

 

冬夜「おいで 何か食べ物買ってあげるよ。いいですよね?愛華さん。」

 

愛華「いいけど。」

 

???「ホント!?」

 

その子は走り出した際に帽子は落ちて、長髪が露わになる。

 

愛華「えっ!?」

 

冬夜「女の子だったんだ・・・。」

 

レネ「そうだよ レネって呼んで!」

 

それから3人はベンチに座る。

 

冬夜「レネはどこに住んでるんだ?」

 

レネ「決まってない 公園で寝ることもあるし 路地裏の時もある」

 

愛華「えっ!?」

 

冬夜「両親は?」

 

レネ「父ちゃんは一年前魔獣討伐に行ったまま帰って来なかった 母ちゃんはあたしを産んですぐ死んだって」

 

冬夜「そうか。」

 

愛華「それは気の毒ね」

 

冬夜はレネの頭に手を置き、

 

冬夜「レネ うちで働く気はある?」

 

レネ「え?」

 

冬夜「住む所も食べ物も心配しないでいい ただきちんと働いてもらう それに見合った給金もちゃんと払おう どうだ?」

 

レネ「働かせてくれるの?ホントに?」

 

冬夜「ただし 二度とスリはしない事が条件だけど 愛華さんもどう思います?」

 

愛華「私はいいと思うよ。」

 

レネ「うん!約束する!」

 

その後、レネは冬夜の屋敷へ。

 

メイド服へチェンジしたレネ。

 

愛華「レネちゃん かわいい・・・。」

 

ライム「これからお前はこの屋敷の使用人なのです お客様の前では冬夜さまの事は『旦那様』と呼ぶように」

 

レネ「はい ライムさん」

 

セシル「じゃあレネちゃん お仕事覚えにいこうか~」

 

レネ「うん。いってくるね 旦那様」

 

冬夜「がんばれよ~」

 

愛華「レネちゃん 張り切ってるねェ」

 

ユミナ「不思議な子ですね~」

 

冬夜「そう?」

 

八重「ところで冬夜殿に愛華殿 自転車の材料は?」

 

冬夜「あっ・・・。」

 

愛華「そういえば忘れてたね。」

 

そして冬夜達は愛華も含めてミスミドを訪れる。

 

スゥ「ここがミスミドかぁ!!賑やかじゃのォ!」

 

愛華「ホントだねェ」

 

ユミナ「ありがとうございます 冬夜さん!スゥの我が儘を聞いてもらって。」

 

冬夜「まぁゲートを使えがすぐだしね。」

 

ミスミド「うーん 冬夜の作ってくれた自転車でこの町を走ってみたいのぅ。」

 

冬夜「目立つからダーメ。」

 

愛華「それに不安定でここだとすぐ倒れちゃうと思うよ。」

 

冬夜「でしょうね。」

 

ユミナ「冬夜さん 愛華さん あそこにアルマさんが・・・。」

 

愛華「あらホント・・・。」

 

冬夜「アルマ!!」

 

アルマは冬夜達の元へ。

 

アルマ「冬夜さん!!愛華さん!!」

 

冬夜「やぁ!!偶然だね!」

 

アルマ「はい!お2人ともミスミドに来てたんですね?」

 

ユミナ「アルマさんもお買い物ですか?」

 

アルマ「はい。ユミナさん達も?」

 

ユミナ「ええ。スゥ こちらはアルマさん  この子はスゥシー」

 

アルマ「よろしくお願いします。

 

ユミナ「うむ。こちらこそよろしくじゃ!」

 

冬夜「あっ!」

 

愛華「冬夜くん?」

 

ユミナ「どうしました?冬夜さん。」

 

冬夜「いや、あれ。」

 

アルマ「お姉ちゃん?」

 

愛華「オリガさんにリオンさん。」

 

ユミナ「デートですかね?」

 

冬夜「たぶんね。」

 

アルマ「追いかけないと!」

 

冬夜「えっ!?尾行すんの!?」

 

スゥ「面白そうじゃ わらわも!」

 

冬夜「あっ スゥ!!」

 

愛華「行っちゃった・・・。」

 

冬夜達も後を追う。

 

角から様子を観察。

 

ユミナ「初々しいですね。」

 

スゥ「あれは何をしておるのじゃ?」

 

冬夜「手を繋ぎたいけど、繋いでいいか悩んでるんじゃあ」

 

スゥ「手くらい好きに繋げばいいのにのゥ」

 

ユミナ「そうですね。なぜ男性はさっと手を握ってくれないのでしょう ねェ冬夜さん。」

 

冬夜「それは恥ずかしいからだって・・・。」

 

愛華「そう。なかなか手を繋ぐことが難しい人もいるの。」

 

ユミナ「そうなんですか?あっ お店に入りますよ。」

 

店内の様子を観察。

 

ユミナ「さすがに入ると、バレてしまいますね。」

 

スゥ「冬夜 何とかならんか?」

 

冬夜「何とかならないこともないけど、これ以上覗き見するのはさぁ」

 

愛華「まぁそうだろうねェ」

 

アルマ「お姉ちゃんの人生における 一大事かもしれません。妹としてここは知っておくべきかと。」

 

冬夜はスマホを取り出し、

 

冬夜「【ロングセンス】!」

 

画面で二人のやり取りが聴けるようになる。

 

オリガ〈あと数日でリオン殿もベルファストに帰られてしまうのですね?〉

 

リオン〈あっ でもこれからベルファストとミスミドは友好的な関係を結ぶ訳ですし。こちらに来る機会も多くなりますよ?〉

 

オリガ〈ウフフ。その時は教えてくださいね。〉

 

アルマ「お姉ちゃん 嬉しそう。」

 

ユミナ「これはかなり脈があるんじゃないでしょうか?」

 

スゥ「いいのぅ わらわもデートというものをしてみたいのうゥ」

 

ユミナ「スゥにはまだ早いです。私だってまだちゃんとしたデートしていないのに。」

 

スゥ「なら、わらわとユミナ姉様でデートをすれば良いのではないか?」

 

ユミナ「それはデートとは違います。

 

そして、二人が店から出て来た。

 

愛華「出て来た。」

 

アルマは飛び出すが、人と衝突してしまう。

 

「おっと すまんな。ケガはないか?」

 

アルマ「すいません。急いでいて」

 

冬夜「アルマ 大丈夫か?あっ?」

 

「おっ?」

 

愛華「陛下?」

 

冬夜達は陛下を交えて尾行を続けた。

 

獣王陛下「あれは オリガとベルファストの若い騎士か。ハハァ なるほど そういう事か。」

 

愛華「はい。」

 

冬夜「そういう事です。っていうか 何でこんな所にいるんですか?」

 

獣王陛下「気晴らしに城下をうろつくのがわしの趣味だ。」

 

冬夜「また大臣さん達にどやされますよ?」

 

愛華「それにうろつくって趣味っていうより日課っていうんじゃないですか?」

 

冬夜「日課か。なるほど・・・そういう言い方もありますね。」

 

リオンはオリガに手を回そうとするが、出来なかった。

 

獣王陛下「情けねェな。ワシが若い頃はもっと男がグイグイと。」

 

一つの果物店でゴロツキ数人が壊していた。

 

リオンが止めに入った。

 

リオン「その人を離せ。一人に対しよってたかって恥ずかしくはないのか!?」

 

アルマ「おお!!カッコイイ!!」

 

ユミナ「さっきまでのヘタレとは思えませんね。」

 

数人はナイフを取り出す。

 

愛華「リオンさん。」

 

冬夜「まずい。」

 

獣王陛下「行こう。」

 

冬夜(・・・でも。このまま行ったら。)

 

一人が襲い掛かろうとしたが、顔を隠した冬夜と陛下がぶっ飛ばした。

 

愛華「とりあえず良かった・・・。」

 

冬夜「ちょっとやり過ぎましたかね?」

 

陛下「いや、構わんだろ。」

 

リオン「あの 冬夜殿ですよね?」

 

冬夜「へっ!?」

 

リオン「そんなコート来てるの 冬夜殿しかいませんし。あと声とか。」

 

オリガ「リオンさん!!ご無事でしたか!?んっ? 獣王陛下!!」

 

陛下はアクセルで先に逃げた。

 

冬夜はリオンに肩を掴まれる。

 

リオン「ちょっとお話があるんですがね。」

 

冬夜は観念して、仮面を外す。

 

冬夜「大体リオンさんがハッキリしないのがいけない!!オリガさんの事本気で好きじゃないんですね!?」

 

リオン「そんなわけないでしょ!!本気ですとも!」

 

冬夜「本気でお付き合いしたいと思ってるわけですね?」

 

リオン「もちろんです!!」

 

冬夜「っと、彼はこう申しておりますが?」

 

オリガに丸聞こえであった。

 

オリガ「よろしく・・・お願いします。」

 

リオン「お付き合い・・・いただけるので?」

 

オリガ「はい。」

 

リオン「やっ・・・やったァァァァ!!」

 

アルマが走って、オリガに抱きつく。

 

ユミナとスゥは冬夜に抱きつき、愛華も来て、

 

愛華「2人共お付き合いおめでとうございます!!」

 

惜しみない拍手で祝福。

 

オリガ「愛華殿!?」

 

リオンとオリガ「「冬夜殿 一体これはどういう!?」」

 

冬夜「アハハハ・・・。」

 

冬夜とユミナはゲートで屋敷内へ帰還。

 

ライム「お帰りなさいませ。旦那様にお客様です。」

 

冬夜「客?」

 

すると、一体の小熊が。

 

冬夜「ポーラ!!お前 まさかミスミドから一人で歩いてきたのか?」

 

リーン「そんな訳ないでしょ。私のお供でついてきたのよ。」

 

冬夜「リーン。何でここに?シャルロッテさんまで。」

 

リーン「ちょっと調べ物にね。」

 

シャルロッテ「私はここへの案内に。」

 

ユミナ「冬夜さん こちらはどなたですか?」

 

冬夜「ああ ユミナは初めて会ったか。この人はミスミドの妖精族の長で名前はリーン。こう見えて僕らより遥かに年上だよ。」

 

リーンはちょっと怒り。

 

ユミナ「妖精族・・・。でも・・・。」

 

リーン「ああ 羽は光魔法で見えないようにしているの。こっちの国じゃ目立つから。」

 

ユミナ「まあ そうだったのですね!?」

 

冬夜「でも 何で家に?」

 

リーン「王宮で聞いたのよ。聞きたい事があってね 今から数か月前あなたが倒したっていう水晶の魔物について。」

 

冬夜「えっ?」

 

リビングに皆集まる。

 

愛華「リーンさん また会いましたね。」

 

リーン「ええ」

 

エルゼ「ねェ あの子誰よ?」

 

リンゼ「妖精族の人らしいよ。」

 

エルゼ「あんな偉そうなのが?妖精族ってもっと可愛げのある人達だと。」

 

リーンは咳き込む。

 

リンゼ・エルゼ「「ア、アハハ・・・。」」

 

冬夜「それで?話を聞かせてくれる?」

 

リーン「ミスミドの西側にあるレレスという村から急使が来たの 数日前から奇妙な亀裂があるってね」

 

冬夜「亀裂?」

 

リーン「興味を持った私は戦士団と共にその村に向かったわ だけど・・・それで怪物の事を調べていたらあなた達が倒したって言うから驚いたわよ。しかもシャルロッテから聞いたわよ。あなた 無属性魔法を全て使えるらしいじゃない?」

 

冬夜「話したんですか?」

 

シャルロッテ「すみません。師匠には逆らえないんです。」

 

冬夜「師匠?」

 

リーン「幸せ者ね この私の弟子だなんて隠し事してもお仕置きだけで済むのだから。」

 

シャルロッテ「はい 幸せです。」

 

愛華含む冬夜達は若干赤くなる。

 

リーン「ちなみこれがその魔物よ。空中の亀裂から現れたらしいわ。」

 

冬夜「僕達が戦った奴と形が違う・・・。」

 

愛華「こんなのは私 見た事はないなァ」

 

冬夜「こいつら 何者なんだ?」

 

リーン「昔 『フレイズ』という名の悪魔がこの世界を滅ぼしかけたとか・・・という話を聞いた事があるわ。その悪魔は半透明な体だったとか」

 

冬夜「その『フレイズ』とやらがこの水晶の魔物だと?」

 

リーン「それは分からないわ」

 

冬夜「僕達だけで考えても仕方ないか」

 

リーン「そうね ところで私 ミスミド大使としてこの国に滞在する事にしたのよ ちょくちょく遊びに来るからよろしくね それと冬夜 貴方【ゲート】が使えるそうね?」

 

冬夜「まぁ 一度行った所までしか跳べないのが難点だけど。」

 

リーン「無属性魔法【リコール】があるわ。他人の心を読み取る魔法なんだけど それを併用すれば読み取った他人の記憶からその場所へ跳べるはずよ」

 

冬夜「へぇ それは便利だ。」

 

リーン「その魔法と【ゲート】を使って連れてってもらいたいところがあるのよ」

 

冬夜「どこに連れてけっていうのさ」

 

リーン「遥か東方東の果て イーシェンへ」

 

冬夜「イーシェン?」

 

リーン「その国にあるっていう古代遺跡を調べてみたくてね。」

 

冬夜「『フレイズ』と関係がある遺跡なのか?」

 

リーン「いえ全く 単に興味があるだけよ。」

 

冬夜「そんな理由!?」

 

シャルロッテ「師匠は好奇心のままに動く自己中妖精なんです。」

 

リーンは若干シャルロッテを睨む。

 

シャルロッテ「ごめんなさい嘘です!」

 

リーン「ところで貴方イーシェンの生まれでしょう?この子の心を読み取ればイーシェンに行けるわね」

 

八重「待つでござる!心を読み取るって拙者の心をでござるか!?」

 

リーン「心配しないで 【リコール】は見られたくない記憶まで読まれないから」

 

八重「しかし。」

 

 

リーン「【リコール】の発動には相手に接触する必要があるわ。接触にはなんと言っても口づけが一番ね。」

 

八重は若干赤くなるが、冬夜は愛華に「自分を陥しいれて社会的に抹殺するような言葉の力に惑わされないよう注意して。これは相手によるから。私達人間の男女は嘘をつく事があるんだし。」って言われた事を忘れていない為、冷静さを保つ。

 

冬夜「口づけ?」

 

リーン「まっ 冗談だけどね。」

 

ユミナは若干疑問を持ってきた、冬夜が動揺していない事に。

 

ユミナ(普通なら今の「口づけ」で動揺くらいするハズです。なのに・・・。愛華さんに何か吹き込まれたのですか?)

 

とにかく、冬夜と八重は向かい合う。

 

リーン「そして両手を握る はい二人共おでこをくっつけて。」

 

2人はおでこをくっつける。

 

リーン「八重の方は頭にイーシェンの風景を思い浮かべる 冬夜唱えて。」

 

冬夜「【リコール】」

 

冬夜に風景が鮮明に見えた。

 

冬夜「見えた。」

 

愛華「成功かな・・・。」

 

冬夜と八重は見つめ合ってしまい、ユミナは咳き込んで二人に帰って来てもらう。

 

愛華「いつまでも見つめ合っていないで・・・。」

 

リーン「【ゲート】を開いてほしいんだけどいいかしら?」

 

冬夜「分かってるよ!」

 

シャルロッテ「私は王宮の仕事が残ってるので。」

 

リーン「そう。ご苦労さま」

 

愛華「行っちゃった・・・。」

 

冬夜(逃げたな・・・。)

 

そして、冬夜の移動魔法【ゲート】にて、場所を移動した。

 

愛華「森・・・。」

 

冬夜「見えた通りの場所だ。」

 

リンゼ「ここは・・・。」

 

八重「間違いござらん 拙者の生まれ故郷 イーシェンでござる」

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