副題
ラテラーノのモデルはイタリア(というよりヴァチカン?)らしい。イタリア≒ローマとすると歯医者の起源はローマだからテラの歯医者の起源はラテラーノということでは?
タイトルが長すぎた。
反省はもうしたけど後悔は編集する時にするでしょう。
主人公の名前がまだ出て来ていないけれど本名を決め忘れただけ
あまり気にしないでほしい。
5/30
誤字報告をもらえたので早速修正しようと思ったら操作ミスで誤字報告を消してしまいました。申し訳ありません。
同日
内容を一部修正
6/13
副題として前書きに話タイトルを書くことに変更
8/16
行間を調整
1-1
〜ある日のロドス〜
製薬会社ロドス_そこは多くの鉱石病患者を抱える移動都市でもある。
ケルシーとドクター、アーミヤは眉間に皺を寄せていた。
理由は単純、人手が足りていない。
戦闘を伴う作戦行動の方はドクターの指示と各オペレーターの尽力によりなんとか成り立っている。(危機契約での無茶な契約と理性切れによる暴走が”なんとか“がつくことになった理由である)
人間関係こそドクター絡みでトラブルが発生することはあれど致命的なことには至っていない。
問題は医療部門だ。
3日徹夜した上での外科手術など正気の沙汰かと思えるような事もそうであるが、回診はケルシーだけでは当然周りきれない。
中には防護服が必要な重傷感染者も存在する。
自身がその様な患者に集中して対応し、その他の患者を比較的軽度の感染者に充てることも考えたが、それでも足りない。
医師も、看護師もどちらもだ。
だが戦闘での負傷を完全に失くすことは出来ず、捕虜の治療も必要だ。
そして企業という面で見れば定期的な健康診断も必要だろう。
しかし外部から募るにしろ、鉱石病感染者に対する偏見及び差別の目というものは一部地域を除き厳しい。
なにしろ当事者である感染者の間ですら間違った情報が信じられている事があるほどだ。
激務に耐えられることは勿論だが、鉱石病に偏見が無い医療関係者などほんのひと握りだろう。
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「___という内容を昨日話したんだけどさ、誰か良さそうな知り合いいない?」
休憩中のちょっとしたひと時、ロドスの指揮官_ドクターは今日の秘書
であるリーベリの男性に声をかけてみる。
「
当然故郷も離れてあちこちフラフラしてましたけど、今でも連絡取れて、医者で
「まあそうそうあるわk‥・ あるの!?」
ドクターの反応が面白かったので男はコーヒーを吹いた。
書類を一枚書き直す羽目になった。
〜数日後〜
「___というわけで、面接受けてみない?」
龍門のとある店にてカララクは十数年来の友人をロドスに勧誘していた。
「言いたいことは多々ある。よくそこまで詳細を語れるなとか、
コーヒーを吹くなよ行儀が悪いとか、3年振りに直接会いたいと言われて龍門まで来てみれば仕事の話かとか、」
だがな、異様に尻尾が太い、黒いヴァルポの男はそう言って続ける。
「医者は医者でも俺は歯科医師だ。」
そう、この男は歯科医師、つまり歯医者。鉱石病とは何ら関係が無い。
「でも君、臨床検査技師の資格持ってるからレントゲンとか撮れるよね?」
「レントゲンを撮れるのは診療放射線技師で、臨床検査技師が採るのは検体なのだが?混同されやすいらしいから無理もないが。」
「うーん、出鼻を挫かれた。」
「挫かれたというより、すっ転んで自分で挫いていないか?」
「確かに‥‥‥。ところで歯科技工士の資格も持ってたよね?義手とか義眼も作れるんだっけ?」
「義歯を作る必要がありそうだからとっただけだが?
それに人によってはお前の左脚の様に機械式の方が便利だろうがな‥‥‥そしてロマンがある。」
「接合部が気温の影響をモロに受けるんだよ?砂漠とかだと火傷するし逆に寒冷地は凍傷と場合によっては付け替える必要が出てくるけどね?」
目を輝かせるカララク。
「金属製である以上は仕方ない、というかロマンに面倒臭さ‥・いや、手間というべきだな。手間はつきものでは無いのか?」
「そうなんだよ!戦闘後のメンテや定期的な換装のひとときは何故か楽しいんだよ。最近なんかさ、骨組みや外装の素材に竹を利用した上で___(中略)___それで、」
「それそろ一時間程経つのだが、俺の勧誘はいいのか?」
「うん、忘れてた!」
「忘れるな。」
男は呆れた顔を___していなかった。
会って話すことが予定になってしまうとこの二人、大体こうなる。
なんだかんだいってカララクの話しは男にとって興味深いし、男の聞き手に徹した時の態度はカララクが話し過ぎるには充分なものであったのだ。
何度かやらかしているのでお互いこうなることが前提の予定を組んでいる。
閑話休題
「忘れるな?というか何故俺を勧誘している?医師を勧誘しろよ。」
「鉱石病に偏見が無いから。」
「正しい知識と認識が身に付きさえすれば誰でもそうなれると思うのだが?」
「その二つの条件のなんと困難なことか!本当にいい友を持ったものだよ僕は!‥・‥・真面目な話、歯医者と医者は何故か別資格だろう?
健康診断とかで歯の健診をやってくれてたお婆ちゃんが引退しちゃったんだよね。」
「それを早く言わんか‥・。定期的に注文をしているとはいえそろそろ周りに迷惑だろう、聞いておきたいことはメモにまとめておくから俺個人にとって1番重要なことだけ聞かせてくれ。」
急に周りの視線が鬱陶しくなったのか男は話を進めた。
「確かに居座り過ぎたね‥‥‥いいよ、なんだい?」
「給料は如何程だ?」
「そこでッ、そう言っちゃッ、うかh、」
カララクの笑い声が響く、正直うるさい。
「それに最近院長の調子が‥‥…おい、静かにしろ。」
カララクの笑い声は抑えられたが、笑ったまま。
そしてそのままカララクは左手を上げた。
「さて、財布は鞄の何処だったか‥‥店員さん、新しいスプーンを貰えませんか?」
結局、男は席を立つ前に聞いておきたい事をメモにまとめてから立ち去った。文鎮代わりにされたスプーンを見てカララクはさらに笑い転げた。
そして後日、二人揃っての来店の禁止を店に言い渡されるのであった。
〜後日、極東にて〜
「ロドスに転職?儂は構わんよ。」
院長であるザラックの老人からあっさりOKを貰い男は呆然とした。そんな様子に構わず老人は続ける。
「丁度いいし儂は隠居するわ。もし不採用で病院が必要なら此処をオマエに譲る、要らんなら開業予定の息子に譲る。どっちにしろ問題ないわい!」
儂の事は心配せんでええわい、そう言われて男は後に引けなくなった。
そしてその晩、寝床である安アパートには一通の手紙が届いていた。
『君のことをケルシー先生(医療部門のトップ)に紹介したら問題ないってさ。面接の候補日を別紙で送るから選んでほしい。』
アパートの解約と引っ越しの支度も一応進めながら旅支度を進める男であった。
〜そして数日後、ロドスにて〜
「___採用された場合非戦闘員オペレーターになると思われますが、戦闘員オペレーターについての質問はありませんか?」
「ではひとつ、戦闘員オペレーターの職業というのはどういった分類なのかもう少し詳しく教えてくださいませんか?」
「はい、それはですね___」
男はロドスの一室にて面接を受けていた。
男の受け答えはほぼ当たり障りの無いものであった。
「最後になりますが、あなたは鉱石病に関してどう思っていますか?」
この質問をアーミヤが訊くまでは、
「そうですね‥‥‥では、はっきりさせておきたい事が一つ、ロドスへの志望動機は給料___要するに金です。感染者に思うところはありませんが、鉱石病を治すことに対する特別な情熱というのもないです。」
「!?」
___やっぱりコイツ言いやがったぞ!
アーミヤが困惑する中、トイレでカララクは噴き出すのを堪えていた。
男が座るであろう椅子の裏に盗聴器を仕掛けていたのである。
因みに出勤日で勤務時間内でもある。
「___ですが病である以上、治るに越したことは無いと思っています。」
その一言を聞いて何処か安心した様子のアーミヤ。
そのまま面接を終えようとしたが、
「あ、待てよ。お手数ですが椅子や机の裏を確かめてほしいです。」
___あ、僕終わったわ。
何かを受信したらしい男によって盗聴がバレたカララク。
居場所がバレるのも時間の問題と思い、トイレの個室から出ようとしたが、
___ドア向こうに靴が見える?
そしてあることに気付く。
___イヤホン挿し忘れてたわ。
Q.つまりどういうことか?
A.音量によっては個室の外どころか廊下にまでダダ漏れってこと
残された道は一つ___観念してお縄に着くことだけであった。
(続け) (続いた)
定期的にギャグを混ぜないと死ぬ病
治療法は果たしてあるのだろうか。
そもそも病気なのだろうか。
⦅補足⦆
・カララクが左手を上げた理由
歯医者にかかる時に言われる、
『痛い時(苦しい時)は左手を上げて下さい』から。
この時のカララクは笑いすぎで腹が痛かった。
・男がスプーンを文鎮にして何故カララクがさらに笑い転げたのか
男の職業は(歯)医者、スプーン→匙、
男は『医者が匙を投げる』という意味を込めたため。