旧副題
3ヶ月ぶりの更新 申し訳ない。もはや副題ですらない
新副題
バレンタインの発祥は3世紀頃のローマで禁じられていた兵士の結婚を秘密裏に執り行った司祭、聖バレンタイン(聖ウァレンティヌス)の名が由来とされているが、2/14に同名の司祭が複数名殉教していることから複数の司祭の伝承を重ね合わせた作られたという説もある。
タイトルに良いのが有れば後で変更します。
→2/4変更しました
もはや副題ですらない長さ
ちなみに兵士の結婚が禁止にされたのは「故郷に想い人を残していると士気が下がる」という理由から
最後の方は伏せ字が多めです。
2/11
前話との矛盾を発見
修正させて頂きました。
本文
「取り敢えず、ヨr‥‥ミッドナイト、残念ながらこれは平常の表情です。」
「本当かい?まあ初めて会ったときよりもずっと明るい表情だしきっと本当なんだろうね!」
「‥‥‥‥そう見えますか。ところで皆様方どうしてそこまで緊迫した表情なのでしょうか?」
イグゼキュターが手を挙げて言った。
「それは私から説明しますが、少し急ぎます。」
「先導しながらお聞きします。」
シトムベは踵を返した。
___
______
_________
案内のシトムベを先頭にイグゼキュター、ミッドナイト、イーサン、スポットが続く。
「いや成程先に聞いておいて良かった!」
道中、シトムベはイグゼキュターからかいつまんで説明を受けた。ドクターの周囲の人間関係、それによってもたらされる被害、そして今回考えられる損害について。
「流石に減給は大げさじゃねえか?」ボソ
「少なくともお前はあり得るがな」ボソ
「シトムベには別に責任無いだろ」ボソ
減給は最近金欠気味のシトムベにとってなんとも避けたい事態だった。
「イーサン、貴方の責任云々に関しては後で聞かせてほしい。そして皆様方、凄く残念なお知らせがあります。合流する直前、スカジとすれ違いましたが___
「ドクターの匂いがする」
___とすれ違い様に聞こえた気が‥‥。」
「うわぁ‥‥」
「マジかよ‥‥」
「‥‥それは本当かい?恋する乙女というのはとても強いものだからね。もしドクターの窮地を嗅ぎつけられたら‥‥強敵が立ちはだかることになるな。」
ミッドナイトの話す内容は大分ふざけているが口調は真面目そのものだった。少なくともシトムベは笑えなかった。
___前半部分に心あたりがありすぎる。力尽くという部分が特に。
___あれはほぼ独占欲でしょ?僕同様にさ。
「
「問題ありませんがその前に___」
念のための保険をシトムベは伝える。
「やりたくねえ‥‥‥‥いややるけどよ!」
イーサンは自分の負担を嘆いた。
___
______
_________
〜N号室前 廊下〜
人気の無い廊下にて、レッドはナイフを構えていた。
「もう一度言うわ。そこをどいて」
「断る、ここは通せない。」
スカジを目の前にして。
「そう、それなら仕方ないわね。」
そして二人が激突する寸前___
「“dandoku”」
シトムベの障壁が二人を阻んだ。
その結果、二人は思い切り障壁に体をぶつけ、後方に弾き飛ばされる。
「お二人共、今すぐ戦闘をやめてください」
イグゼキュターが話を切り出した。
「どうして?私はドクターを仕事部屋に連れ戻そうとしているだけよ?それをこのループスが阻んで来ただけじゃない」
「それは私が頼んでおきました。」
「どうして?」
「それh‥‥「ドクターが全裸だからです」‥‥。」
オブラートに包んでドクターの窮状___窮状で良いはずだ___をシトムベは伝えようとしたがイグゼキュターはストレートにスカジに伝えてしまった。
「は?」
スカジはフリーズした。
「「「‥‥‥‥。」」」
「‥‥本当に面倒だ。」
___全くもってそう思うよ。
「まあ、やるしかないよね。」
スポットが盾を、ミッドナイトが剣を構える。
フリーズから回復したスカジは2人に背を向けて歩き出した。*1
「つまりドクターの全裸を拝むチャンs「させません!」チィッ!」
すかさずシトムベが手に持っていた機械を投擲、軽く弾じかれてレッドの方に飛ばされてしまうがその隙に回り込んで牽制の斬撃、当然ながら大剣で防がれる。
イグゼキュターが後ろに下がり、ショットガンに手を掛ける。レッドもナイフを構え直した。
「これ以上は進ませません!」
少しずつ距離を3人が詰めていくがスカジから放たれるプレッシャーは増していくばかりだった。
〜side:スカジ〜
「ぬるいわ」
「危なッ!?」
「おっと!」
やや大振りにして重傷にはならない程度には攻撃を遅くして避けやすくする。
相手が距離を取る隙にドクターのいる部屋へ近づこうとするがその度に黒いヴァルポに障壁で押し戻される。
どれほどの時間が経ったのかしら?もう1時間も経った気がするわ‥‥早くドクターに会いたい。
この3人の連携はおそらく即席のもの、攻撃は生温く、こちらを仕留める様な気配は無い。通信機で連絡を取ろうとしていないことから本命は赤いループスか黒い輪のサンクタ___二人共仕掛けてくる様子が見られない___のどちらかと考えられるわね。
「‥‥‥鬱陶しいわね。」
ついつい苛立って加減を間違えそうになる。
でもそれはドクターを悲しませる事になる___何よりドクターに嫌われたくない!
「いい加減ッ、諦めてくれないかしら!」
「しくじった!?」
黒いヴァルポを障壁ごと蹴り飛ばしながら試しに聞いてみる。コイツが一番硬いし多分かすり傷でしょう。
「おい、まだなのか!?」
盾を持ったレプロバが叫ぶ。
「‥‥‥もういいんじゃない?」
剣を下ろしたサルカズが私の後ろを見ながら答える。何故だろうか?後ろから冷たい風を感じた。
「どういう‥‥‥ッ!?」
ことかしら、そう言いながら振り向こうとするも最後まで私は喋れなかった。
何故なら、私の後ろには、人一人は通れそうな穴が空いていて、
「ドクター?」
そこからは心配そうにしながらも服を着ているドクターが覗き込んでいたから。
〜少し時間を巻き戻して〜
イーサンが嘆く少し前
「問題ありませんがその前に、私たちは彼女を説得できるでしょうか?」
「可能性は低いでしょう」
「無理だろ」
「囮を立てる方が現実的だな」
「そもそも話を聞いてくれるかも怪しいよね」
「「‥‥‥‥」」
「言い出しっぺのスポットくんと僕は囮でいいよね」
「勝手に決めるなよ‥‥‥」
「透明になれる俺がドクターに服を渡せばいいか?」
「それならアーツで服の匂いを消しておきましょう。それと、」
アーツでドクターの服から匂いを消しながら
イグゼキュターをチラリと見て言った。
「レッドが部屋の前にいてくれるので彼女にも協力してもらいましょう。イグゼキュター、私の端末と連絡先を交換して頂けませんか?」
「それが必要ならば構いません。
しかし、何の為に連絡先を交換する必要が?」
「障壁で囮とスカジを囲んで時間を稼いでる間にドクターに服を着てもらいます。レッドには人を近づけさせないように頼んでいるのですが、私が障壁を貼ると彼女と接触が出来なくなる可能性が高いです。」
「貴方以外がレッドに接触しても時間が掛かる可能性が高いのですね?私の連絡先はこちらとなります。」
「ありがとうございます、登録出来ました。ああ‥‥‥‥それからもう一つ、イグゼキュターさんには増援が来た場合に備えて障壁の外で待機してほしいんです。」
「シトムベ、それはなぜだい?」
流石に疑問に思ったミッドナイトが聞いてきた。
「スカジとケルシー先生以外にドクターが全裸であることを知った人がドクターに迫って来ない可能性がないと言い切れないので。」
ああ‥‥‥‥。
全員が納得したような雰囲気になる。
「まあケルシー先生との会話を聞いていた人達がいないと言えば‥‥うん」
___絶対修羅場になるよね‥‥‥‥。
ミッドナイト達の顔がシワシワに見えたのは幻覚だろう。
「そして障壁は内側から貼る方が強くなるので私も囮に加わります。3人でカバーすれば少しは時間稼ぎにはなるでしょう」
私が気絶しても10分は保たせられるよう調整します、そう付け加えて反応を伺う。
___どうせ僕がこっそり維持するんでしょ?
「じゃあもし障壁が破られたりしたら、」
「タイミングによっては鍵と服を持っている貴方が真っ先に狙われますね。」
イーサンの薄い望みはイグゼキュターによって断たれた。
___ドクターの服も、最悪貞操も戦利品になっちゃうね!
「大丈夫!できるのは君しかいない!」
「
「やりたくねえ‥‥‥‥いややるけどよ!」
そして、
少しの変更を経て、作戦はどうにか成功したと言える。
イグゼキュターの起点でイーサンはシトムベが障壁を作る前にスカジの横を通り抜けてレッドと合流し、
イグゼキュターは増援が来るまで後続のドクターガチ勢を足止めに成功___というかアーミヤの闇討ち*2により殆ど苦戦しなかった。
他三人はどうにかスカジを足止めできたのだ。
問題は______
「次、シトムベ、釈明は?」
シトムベはケルシーの前で正座していた。
戦闘の余波で床にヒビが入ったのだ。
「‥‥‥‥何もありません」
___床も障壁でコーティングするべきでした。
「あのーケルs「現時点で1番に責任が重いのは君だ、よって君の番までそのまま仕事を」アッハイ」
「ところで______、」
___というかそこまでやったら脳の負担が重くなるし、床とか壊したの僕らじゃないし!
___ソもそモ床の反射率、反響、硬度、これラの変化は障壁の展開ヲ看パされル恐れアリ、ヒ推奨かト。
___!?オマエ、なんで
「___クロージャが使用期限の近い閃光弾と煙幕を君に売ったと聞いたんだが」
___おっと、やらかした。
結局反省文を三枚書くことになり、
床の修繕費用はドクターの給料から天引きされることになった。
自分が支払わなくて済んだのでシトムベは内心ガッツポーズをとった。
〜就寝時〜
疲労困憊の状態で自室へ戻ったシトムベは手洗いとうがいをするとすぐにシャワーの支度をする。
「‥‥‥‥今日は疲れた、明日は‥‥ドクターの秘書か‥‥。普通は最近入ってきた人員をいきなり秘書にするものか?」
歯磨きを済ませると手帳を開いて明日の予定を確かめる。
そうしてシトムベは泥の様に眠った。が、
___君自身のコンディションは問題ないかい?
「そろそろ確認しないとか」
そう呟いてシトムベはがばりと起き出すと
手袋を嵌め、使用済みの大型の触媒をテーブルの上に置き、源石が複数埋め込まれた大型のアーツロッド((1-7参照))を取り出してベットに座り、目を閉じた。
「封印術式“jisibari” ‥‥緩み無し、対■■術式:”suruku“封印は安定」
「■■抽出分離■化式
“miyakowasure”‥‥継続限界まで残り
75%」
「異常無し、」
「■■侵■■■対抗術式■■“yakann”現在“yakann ”優勢」
杖と触媒を丁寧にしまい手袋を脱いだ。
そして今度こそシトムベは眠り始めた。
___おやスミなさーい
___おかしいねぇなんで今になってアイツが‥‥‥‥もしかして尻尾の成長が関係あるのかなあ?
___ああそれとも君が何かしたのかな、■ュマ■?
ドクター
自分の給料から天引きになったが痛手にならない、というか給料の使い道がお菓子ぐらいしかないとか。無自覚人たらし
ケルシー
「賠償すればやらかしてもいい」なんて考えないようにドクターに釘を刺した。もちろん自分を犠牲にするのもナシだ。
アーミヤ
あわよくばドクターに服を着せようとしたらしいがライバルの多さに切り替えてスカジの後続を後ろから討ち取った。(殺害にあらず)
レッド イグゼキュター
特にお咎めなし
イグゼキュター→今回はショットガン未使用
レッド→戦闘に加わっていないし、シトムベとの戦闘も特に証拠がない(と思われた)ため
シトムベ
本編通り........というわけでもなく煙幕に関しては使用していない。
ただレッドが使用したものと同じものを持っていたので言い逃れは出来そうになかった。
ミッドナイト スポット
訓練が少し増えたとか
イーサン
盗み喰いがバレてマッターホルンに絞られている途中にドクターが暴走した___当日秘書だったにも関わらず抑制できなかったのでドクターを除くと一番責任が重い。罰として一定期間食堂の出入り禁止、食事は当番制で食堂のメンバーが持ってくることになった。
イーサン「二度と盗み喰いはしない」
少なくとも秘書の日にはしなくなった模様
??:触媒を必要とするほぼ固有のアーツ。何かから■■、■■を■■■し、別のものに■■出来る。応用としてアイテムボックスとしての利用が可能。
発動の際のキーワードは植物の名前等。割と花言葉で意味を持たせているがこじつけ気味ではある。詠唱の表記は基本ローマ字。一度出てきたものはその次の話以降は基本漢字やカナで表記する予定。
suruku:シトムベが隠している固有のアーツ
感情が引き金で発動する■■■の■■アーツあるいは■■の■■化アーツとシトムベは認識している。
ある種の■■■
現在は封印中
yakann:狐の別名「野干」とシャガを漢字で書いた「射干」を掛けた名前 実際のところ射干はヒオウギアヤメの漢名らしいが。
シトムベの尻尾
番外編に書くことになりそうです。