スカイランド最強の女剣士に助けられた結果!その背中を追い続け皆のヒーローになる事に憧れいずれ伝説の戦士プリキュアとなる少女の物語 作:カイトGT
「...よしっ!」
私は早速ヒーローの証であるマントを携えて特訓に明け暮れる事にしました。
「はあっ! やあ! えいっ!」
カカシを相手に何度も殴ったり蹴ったりを繰り返します!
(ダメだこんなんじゃあヒーローになんてなれません!)
今日の特訓で気がついたことは全てノートに書いて行く事にします。
「絶対にヒーローになるぞ〜!!!」
ヒーローの特訓は厳しく、毎日があっという間に過ぎて行きます。
来る日も来る日も憧れのあの背中を目指して体を動かす時間は苦しくも充実していました。
母さんと何度も話してあの人のことを聞いていると、あの人は青の護衛隊と言うかスカイランド王国の隊長と言うことがわかりました。
「隊長かぁ...、だからあんなに強いんですね! 私も...もっと強くならないと!」
縄跳びに懸垂、それと走り込み。
後は...勉強もね。
とにかくヒーローに必要な事は全部やって行きます!
全ては憧れのシャララ隊長に少しでも追いつくために! 努力は惜しみません!
そんなある日...。
「わぁ!! お母さんのお腹おっきぃ!」
「ふふっ、ソラももうすぐお姉さんになるのよ」
「はわわ〜! 私の弟ですか!? 妹ですか!?」
「それは生まれてみないと分からないわよ。でももう少しだからね」
「そう言われると生まれてくるのが楽しみです! 早く大きくなってね」
私はお母さんのお腹を触りながらそう呟くのでした。
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それはある寒い日のこと。
「はっ! えいっ! やあ!」
私はいつものように特訓に励んでいました。
(ふぅ...! だいぶ上達した気がしますね。でもまだまだ理想には程遠いです!)
今日も夜遅くまで特訓して家に帰ってみると...。
「母さんただいま〜」
と声を上げると...。
「うぅ...」
「母さん!?」
お母さんが台所で倒れているのが見えました。
「大丈夫!?」
「ソラ...、ごめんね、今日はちょっと晩御飯作って上げられないかも...」
「そんなの良いです! それよりも...凄い汗!」
今日はお父さんが3日越しの仕事に行っているので帰ってきません。
なので私がどうにかするしかないのです。
(ヒーローは困っている人を助ける。それがヒーロー!)
私は早速お母さんを寝室へと連れて行きました。
(鍛えておいてよかったです!)
鍛えていなければお母さんを寝室まで運べなかったでしょう。
(やはりヒーローを目指して正解でした!)
日頃の行いも規則正しく、それがヒーローですからね!
「こほっ! こほっ!」
お母さんが咳を混むと私は自分が風邪になった時にやって貰ったことをお返ししてあげます。
「母さん? 大丈夫ですか?」
ヒヤッとするスカイジュエルの欠片を母さんの首周りなどに置いていきます。
「ソラ、ありがとうね」
「いえいえ、ヒーローとして当然の事をしたまでです!」
「悪いけど今晩は好きな物を作って食べてね。母さんは一眠りするから...」
「はいっ! 分かりました! ぐっすり休んでください!」
私はそう言いながらも母さんの容体をしっかりと観察し、汗が出てきたら拭いてあげました。
時々水やタオルを変えて清潔な物にするのも忘れてはいけませんね。
「...母さん」
しばらくすると少し落ち着いたのか眠りに着いた母さんを見て閃きました。
(そうだ! あれを取ってこよう! そんなに遠くないし良いよね?)
そう決めた私は防寒着を整えてから山に向かって出発するのでした。