スカイランド最強の女剣士に助けられた結果!その背中を追い続け皆のヒーローになる事に憧れいずれ伝説の戦士プリキュアとなる少女の物語 作:カイトGT
なんとか家に帰宅した私は早速樹の根を砕き始めました。
既に疲れきっていましたが、これも母さんを助ける為だと思い全力でゴリゴリしました。
結構力がいるので大変ですが、母さんを助けたいと言う一心で薬を作ります!
(父さんと母さんはこんな大変な事をしてまで私に薬を作ってくれたんですね...)
私が薬を作り終える頃には既に朝を迎えており、空には明かりが灯っていました。
「...できた」
私は粉状になった樹の根っこをお母さんに呑ませに行きました。
(母さん、私やったよ!)
私が部屋に向かうと、母さんは目覚めていました。
「あっ、ソラ...」
「お母さん!? もう大丈夫なんですか!?」
「ええ、一日寝たらすっかり治ったわ」
「ははっ...そうですか...」
せっかく頑張って薬を作ったのにこれじゃあ骨折り損のくたびれもうけですね。
私がそう思っていると...。
「あら? ソラが手に持っているそれって...」
「あ...ああっ! これは山にまで採りに行ってきたんですよ。お母さんと父さんが昔私の為に採ってきてくれたのを思い出して...」
「ソラっ!」
母さんが少し大きな声を出して私にそう言いました。
「一人で行ったの!? 夜の山道は危険っていつも言ってるでしょ!?」
「お母さん...」
すごい剣幕で私を叱りつけた後にそっと抱き寄せられました。
「...えっ?」
「でもね...、薬を作ってくれてお母さんとっても嬉しい。ソラがこんな家族思いな子に育ってくれてありがとう」
「お母さん...」
お母さんの腕の暖かさを感じていると、私はどっと疲れが出てしまい、そのまま眠ってしまうのでした...。
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「...う〜ん」
あれから更に数日が経ったある日、私はお母さんの出産を待っていました。
(お母さん大丈夫でしょうか?)
しばらくするとお医者さんやお父さん達の声がしました。
「ソラ! 生まれたぞ!」
「本当!?」
私は父さんの言葉を聞いてすぐさま赤ちゃんの元へと辿り着きました。
「見せてください!」
「おぎゃあおぎゃあ!」
赤ちゃんの声が聞こえてきたので私は初めて赤ちゃんを見ました。
「はぁぁぁぁ!!! 可愛いです!」
私の前で泣いている赤ちゃんに私は興奮して頬っぺたを軽くつついて見ます。
「柔らかい...!」
赤ちゃん特有の柔らかい肌をつんつんしながら、私はお母さんにこう聞いて見ました。
「お母さん! 男の子ですか!? 女の子ですか!?」
「ソラ、その子は男の子よ」
「男の子ですか! と言う事は私の弟ですね!」
私は弟を抱きしめながら自分の名前を言いました。
「弟くん! 私はソラ! ソラ・ハレワタールです! ヒーローを目指しているので弟くんも私がしっかり守りますからね〜!」
私はそう言いながらニッコリと笑みを浮かべました。
私がそう呟くとお母さんとお父さんも静かに笑ってこう答えてくれます。
「ソラ、しっかりとその子を守って上げるんだぞ」
「ソラ、お姉ちゃんになったからこれからも頑張ろうね」
「はいっ! お父さん! お母さん! 私は弟のためにも立派なヒーローになって見せます!」
私は両親と弟にそう誓うのでした。
※[弟君の名前が原作で決まっていないので、今作は取り敢えずファドで通します]