スカイランド最強の女剣士に助けられた結果!その背中を追い続け皆のヒーローになる事に憧れいずれ伝説の戦士プリキュアとなる少女の物語 作:カイトGT
「ファド!! どこですか!?」
〜行ってはいけない森〜の中でこんなに大きい声を出すのは実際自殺行為だろう。
実際の所、私は怪物達に追われている。
「...はあっ!」
しかし、私も今はヒーローに憧れる身。
多少の怪物に遅れをとるつもりはない!
「ヒーローガール! パンチ!!!」
自分で名付けた必殺技を繰り出す私!
「グアアア!」
「ギャアアア!!!」
怖い怪物達を撃退していく。
(やっぱり私も強くなってます! このくらいの怪物に負ける気はありません!)
どんどん怪物を倒しながら奥に奥にと進んでいると...!
「うあああああ!!!! こっちにくるなぁぁ!!!」
と言う子供の声がしたのでそちらに向かいます!
「ファド!?」
そう思った私が駆け足でその声の場所に向かうと...!
「くるな! こっちにくるな!!!」
ファドとそのお友達らしき子達が怪物に囲まれていました。
一応ファドは木の棒で追い払おうとしていますが、他の子達は昔の私のように泣き崩れてその場か動こうとさえしません!
そして怪物達が初撃を繰り出そうとした瞬間に私がファドを庇い、背中に傷を受けてしまいます。
「くっ!」
「...えっ!? 姉貴!? なんで...」
困惑するファドに私は激痛に耐えながら笑顔で返します。
「...ファド。お姉ちゃんはヒーローですから。
その言葉を聞いた瞬間にファドと他の子供達ははっとしたように顔を下に向けました。
「...さてと、まだやるというのならここからは私が相手になります!」
私が怪物に向かって構えると、怪物達は私を恐れたのか逃げていきました。
「...ふぅ、もう安心ですよ」
と私がファドの方に顔を向けると...。
がしっ!
「...えっ?」
「姉ちゃん...、勝手に肝試しでこんなところにきてごめんなさい」
「「ごめんなさい」」
他の取り巻きの子達も謝っていたのでよしとしましょうか。
「はい、よく謝れました。今度からこんな事をしちゃめっ! ですよ」
私は全員を叱りつけたのちに、元きた道を戻るのでした。
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「もう! ファド! ソラがいなかったらあんた今頃怪物に食べられてたかもしれないんだよ!」
母さんに激しく怒られたファドは本当に懲りたようでした。
「うぅ...ごめんなさい」
「はぁ...無事だったからよかったけど、本当にお手柄だよソラ」
「はいっ! 私はヒーローですからね!」
私の笑みに母さんはニコリと笑っていました。
「そうだソラ、今のあんたなら本当に受かるんじゃないかい?」
「何にですか?」
「そりゃあ勿論
それを聞いた私は興奮しました。
「そうですかね!? 母さんもやっぱりそう思いますか!?」
青の護衛隊とは私の憧れるシャララ隊長率いるスカイランド最強の部隊です。
私はこの部隊に入隊する事に憧れて体を鍛えているのですが、〜行ってはいけない森〜の怪物相手に一歩も引かなくなったことで母さんにも認められたようですね。
「でもね、青の護衛隊の入隊試験は年齢制限があるからね。13歳の誕生日までは我慢しておくれよ」
「はいっ! 私は必ず青の護衛隊に入隊して見せます!」
「そうと決まったら手続きだけはしておくわね。まだ年齢制限があるからその時までしっかり特訓しておくのよ」
「言われなくてもそうします!」
私はガッツポーズを決めながら喜んでいると...。
「姉ちゃん...、何処かに行っちゃうの?」
と少し寂しそうな表情で私のことを見てくる弟がいるのでした。