玉座の間、アインズはスタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウンを握り、もう片方の手で玉座を握りしめ不機嫌そうに声を上げた。
「まさか〈ゴッズアイテム/神器級アイテム〉を使う事態に陥っているとは」
《クリスタル・モニター/水晶の画面》の魔法にはエ・ランテル近郊の森でヴァンパイアのシャルティアが神器級アイテムのスポイトランスを片手に持ち項垂れて立ち尽くす姿が映し出されていた。
その時、魔法の発動と共になんらかの糸のようなものが繋がる感覚がアインズに《メッセージ/伝言》を伝えた。アインズは、こめかみに手を当てた。
〈アインズ様〉
「なんだ、ナーベラル。今は取り込み中だと……」
その時、アインズは不機嫌だったが他人には見えない緑の光が体を包み精神が鎮静化された。アインズは、この鎮静化には慣れないなと思いつつ話を続けた。
「いや、何でもない。どうしたのだ」
〈はっ、冒険者組合の組合長アインザックの使いが参りましてエ・ランテル近郊に出現したヴァンパイアの件で早急に組合に来て欲しいとのことです〉
「うむ、わかった。これから向かうと伝えろ」
アインズが片手をこめかみから外すと死の宝珠が話しかけ《メッセージ/伝言》の内容について聞いてきたので答えていた。死の宝珠はアインズに話しかける。
『アインズ様、組合長がヴァンパイアの件で早急に組合に来て欲しいという事は退治して欲しいという事ですね。他にも冒険者に声を掛けているでしょう、退治されるとしてヴァンパイアのシャルティア様は何を仰るかは不明ですので、我々だけで処理すべきでしょう。我々だけで退治する根拠を考えなくてはなりません』
「ふむ、根拠か。我々が追い続けている強大な吸血鬼の一人で我々だけが対抗手段を持っているとか?対抗手段は魔封じの水晶に攻撃魔法でも封じておけば良いだろう」
『我々が追い続けている強力な吸血鬼という事は何か名前を考えておかなければ、シャルティア様のままだとナザリックとの関係がばれると不味いです』
「名前か……。カーミラは、ありきたり過ぎて他のプレイヤーを呼び寄せてしまうかもしれん。ホニョペニョット?女のヴァンパイアだからホニョペニョ子か。死の宝珠、何か良い名前は無いか?」
俺はネーミングセンスがないからなぁ……。アインズはネーミングのセンスがないことを嘆いていた。以前にも異形種動物園という名前でギルド名を発表したがギルドメンバーに却下されてアインズ・ウール・ゴウンがギルド名になった事もあった。
『……そうですね、ミナまたはルーシーなどは、いかがでしょうか?』
「ミナ、ルーシーね。よしヴァンパイアの名はミナとしよう。さて冒険者組合に行くとするか。ニニャと死の宝珠は宿で待つように」
その後、ナザリックから宿に転移してニニャと死の宝珠をおいてモモンが一人で冒険者組合に行ったので、しばらく皆と待っているとモモンが帰ってきて、こう言った。
「ヴァンパイアの討伐が決まったぞ。だがミスリル級冒険者チーム「クラルグラ」が参加すると言ってきてな。ついてきたら死ぬぞと警告したが聞かないんだ。まあ仕方ない、クラルグラの連中は森の中で吸血鬼との激烈な戦いに巻き込まれて死んでしまう事だろうよ」
「はい、ムシケラには相応しい最後かと」
「うーん、アンデッドになったせいか人間が死ぬっていうのに何も感じないな、人を助けたいって思ってたのに心までアンデッドになったのか……」
『ニニャ、種族がアンデッドに成っているので当然でしょう。ですが人にも様々いるようにアンデッドにも様々いるのですから、ニニャが人間的価値観を持ったアンデッドでも良いのではないでしょうか?あなたの人を助けたいという思いは大切にすべきだと思いますよ、ただしモモン様の命令は厳守ですよ』
「そうだね、ありがとう。これからも自分の思いを大切にするよ。モモンさんの命令は守るから安心してよ。」
アインズは、そういや俺もそんな事を考えたな、自分の思いを大切にか、と心の中で考えていたが、今は他のミスリル級冒険者チーム「クラルグラ」との合流の為、準備をしなくてはと思い直して、皆に今からヴァンパイアの討伐に行くので森の中へ入る準備をするように話をした。
《メッセージ/伝言》の魔法をナザリックに飛ばして打ち合わせを終え、宿を出てミスリル級冒険者チーム「クラルグラ」と合流してエ・ランテル近郊の森の奥へ向かっていた。
エ・ランテル近郊の森の奥、「クラルグラ」は現在、真紅のマントを身に纏い黄金に輝く全身鎧を纏うナザリック・マスターガーダーたち数十人に包囲されていて、植物で手足や胴体の他に喋れないよう口を拘束されている。
モモンが従える冒険者チームは傍に白いドレス姿の角を生やしたアルベド。金髪のおかっぱ頭をした、瞳は緑と青のオッドアイで耳は長く尖ってやや下向きになっているマーレと呼ばれるダークエルフの子供がいた。
マーレは藍色の胴鎧、その上から白地に金糸の入ったベストとスカートを履き、白色のストッキングを履いており、僅かにスカートの間から素肌が覗いているのが判る。森の葉のような短いマントを羽織っていて胸からどんぐりの形の銀色のネックレスを首から下げ、絹のような光沢のある白の手袋を装備している。オドオドとした様子で、ねじくれた黒い木の杖を大事そうに持って立っていた。
口を拘束されてない「クラルグラ」のリーダーであるイグヴァルジが叫んでいる。
「くそっ、ふざけんな。畜生、くそっ、くっこの放しやがれ。ぶっ殺すぞ」
「私は警告をした。そしてお前は、それに従わなかった。ならばこれがお前が選んだ選択肢の結果だ」
『モモン様、発言を御許しください』
「発言を許す、言ってみろ」
『はい、彼らにも生きる機会を与えるべきかとモモン様と1対1で戦い生き残ったら生かしてやるというのは如何でしょうか?モモン様も彼らが死に物狂いで戦うなら〈武技・斬撃〉の訓練にもなるかと思います』
「なるほどな。死の宝珠よ、《ウォリアーレベルアップⅠ/戦士職段位上昇Ⅰ》の魔法を掛けてくれ。……ナザリックの名にかけて誓おう、俺と一騎打ちで勝てたら生かしてやる。マーレ、そいつを放してやれ」
ミスリル級冒険者チーム「クラルグラ」は単なる装備品だと思っていた宝玉が喋っていた事に驚いていたが、モモンを倒せば生き残れることに機会を見出して眼光を鋭くしていた。
死の宝珠が魔法をモモンに掛け、……そして「クラルグラ」との全ての決着は数十分で終わってしまった。
決着がついた後、モモンは両手に2本のグレートソードを軽々と扱い、上段から交差しての斬撃を何度も試していて、何十回か繰り返した後、閃光が煌き大気を切り裂く強烈な一撃を放った。そして満足したのか2本のグレートソードを背中に背負い、死の宝珠に声をかけた。
「武技を獲得したぞ。〈武技・双剣斬撃〉と言うらしいな。もう少しで武技を獲得できそうなので斬撃を試していたが双大剣を装備していたせいなのか双剣斬撃を獲得したというメッセージが頭に浮かんできてな。ふむ、戦いの中で相手が死に物狂いで戦うなら短期間で武技を獲得できるか」
『最初の武技である為、習得が早かったのと戦った相手が武技を多く習得した冒険者だった為に、武技の発動や動作の始まりを学習できたのが良かったようですね、斬撃でなく双剣斬撃とは予想外です。おめでとうございます』
「おめでとうございます」
アルベドやマーレ、ニニャが喜びを露わに拍手している。ナザリック・マスターガーダー達も拍手しているようだが、ナザリック・マスターガーダーは任務中という事を忘れているんじゃないか?まあ武技を覚えられたのは喜ばしいことだし大目に見るか、さてシャルティアの様子を見ないといけないな。
モモンの漆黒の甲冑姿から眼光が赤黒く光るアンデッドの魔法使いの恰好に戻ったアインズは声を出した。
「この程度の冒険者ならマーレ達を呼び出すまでもなかったな」
「死体は如何致しますか?」
「全て回収せよ。冒険者が様々なアンデッドの媒介に成りえるか実験をする」
「かしこまりました」
「マーレ達はナーベラルと新たに部下になったセキフを連れてナザリックまで帰還しろ。アルベドとニニャ、死の宝珠は付いて来い」
マーレは、オドオドとしつつも力強く答えた。
「は、はい!」
「殿、それがしは大丈夫なんでござろうか。食べられたりしないでござるか」
「アインズ様のペットであるならば御許可無しに食べられたりしないわ」
「よろしく御願いするでござるよ。ナーベラル殿」
どうやらハムスケとナーベラルの話もついたようだ。まったくハムスケも余計な事を考えるものだな、ナザリックでは十分に食料が行き届いているので食べられる心配などしなくても良いのだ。
まあ一部のナザリックの者達は、人間を食料として認識している者がいて不自由させているが、それもいずれ解消されるだろう。
「ふん、よし行くぞアルベド。ニニャ、死の宝珠」
「はっ」
「はい、わかりました」
『了解です。アインズ様』
更に森の奥へと足を踏み入れる一行は、やがて不自然にも開けた場所に辿り着いた。そこには長い銀色の髪を片方に集め、肌は白蝋じみた白さ、瞳は真紅の漆黒の舞踏会用ドレスを着込んだヴァンパイアのシャルティアがスポイトランスを片手に持ち項垂れて立ち尽くしていた。
「シャルティア」
「シャルティア、言い訳の言葉も無く、更にはアインズ様に無礼を」
「静まれ」
アインズはアルベドを止め考えていた。
これは、まさか有り得るのか信じられん。アンデッドであるシャルティアが何故という疑問は残るが、ここで戦闘が起き、何者かに精神支配を受けた。
いや、何かが起きて命令が与えられぬまま、おかれた。そんなところか。
シャルティアの精神支配は無効化するには〈シューティングスター/流れ星の指輪〉を使うしかない。〈シューティングスター/流れ星の指輪〉は、超位魔法《ウィッシュ・アポン・ア・スター/星に願いを》を経験値消費なしで3回発動可能だが、万が一、ワールドアイテムの効果で精神支配を受けたのであれば、それも無駄骨に終わる。
ニニャと死の宝珠は立ち尽くすシャルティアを見て話し合っているようだ。死の宝珠がアインズに許可を求めてきた。
『アインズ様、シャルティア様に試したい事がございます。もしかしたら戦闘になる場合がありますので離れて頂けないでしょうか』
「良かろう、やってみよ。アルベド、少し離れるぞ」
ニニャが《マジック・アロー/魔法の矢》をシャルティアとまったく別の方角に打ってみたり、《リーンフォース・アーマー/鎧強化》を自分に唱えたりしてみたが、シャルティアは反応せずにただ俯いて立ち尽くすだけだった。
『アインズ様、ニニャに協力してもらいましたが、明らかな敵対行動を取らなければシャルティア様は反応しません。次はニニャ、シャルティア様の隣に立ってください』
ニニャがシャルティアの隣に立つと死の宝珠がニニャと話し合い、その後、ニニャはシャルティアの後ろに立ったり前から顔を覗き込んだりした後、アインズの元へ帰って来た。
『アインズ様、どうやら意識が無いような状態で立っています。自分自身を強化する魔法にも反応を返さないことから強化後に戦いを挑んだ方が良いでしょう又、意識が無いので最初の一撃は問題なく入るでしょう。動かないことから頭を狙うのは簡単そうで、時間が掛かっても良い対アンデッド魔法で、かつ頭を狙う魔法を今から魔法を開発して放てば戦闘が終わるか、大きな傷を受けて後の戦闘が有利になります』
「部位狙い魔法の開発か。そういえば死の宝珠は魔法の開発ができるのであったな。ここで見るべき物は、もう無い撤収するぞ」
アインズ達は転移してナザリックに戻り、ナザリックの入り口で皆に話しかけ注意を促している。
「アルベド、ナザリックの警戒レベルを最大に引き上げろ。それと外に出ている全ての守護者を戻すのだ。アルベドはユリとシズの2人と共に宝物殿に付いて来い。ニニャと死の宝珠は〈アッシュールバニパル/最古図書館〉に行くので、後で連れて行こう」
アインズはリング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンを受け取りアルベドを連れナザリック内に転移した後、しばらくしてニニャと死の宝珠の所へ戻って来た。
「死の宝珠、お前を支える杖を鍛冶長に頼んでおいた。ここを出る時にでも受け取りに行こう」
アインズは、一息つくと覚悟を決めたように述べた。
「私は単騎でシャルティアと戦うつもりでいる。罠である可能性が高い、シャルティアは囮であり、その周囲には伏兵がいる可能性がある。そういった場合、少数で行くと敵もまた、こちらの伏兵を警戒しなければならなくなる。そしてシャルティアを殺せるのは私以外にいないからだ」
『……了解しました。挑まれるときは私を装備していってください。後、1人で挑まれるなら新魔法だけでなく何か別の強化方法を考えなくては、いけません』
「別の強化方法ね、それは後で考えよう。では図書館へ転移するぞ」
二人を連れ〈アッシュールバニパル/最古図書館〉の入口へ転移で連れて行く、図書館入口の両開きの巨大な扉が目に入った。
「扉を開けよ」
レアメタル製のゴーレムは扉に手をかけるとゆっくりと押し開け、人間数人分が通れるほど開いた隙間をアインズ達は通っていく、〈アッシュールバニパル/最古図書館〉は数えきれないほどの本棚に本が天井までびっしり詰まっている、上部は吹き抜けになっており、2階にバルコニーが突き出し、そこにも無数の本棚が取り巻いていて、半円の天井には見事なフレスコ画と豪華な細工でびっしりと埋めつくされている。
アインズ達は図書館の中を進んで行くと本棚の間から左手上腕に嵌めているバンドに『司書J』と記載されているエルダーリッチが現れ、片手を胸に当て深々と頭を下げた。
「ようこそ、アインズ様」
「頭を上げよ。司書長に会いに来た。どの部屋にいる」
「司書長は現在、スクロールの作成に入られてますので、製作室でございます」
ニニャと死の宝珠は司書Jに挨拶をしている。アインズ達は製作室へ向かった。
製作室は大きな棚が置かれスクロールを作成する為の様々な無数の触媒で埋め尽くされ、部屋の中央にかなり大型の製図台が置かれて、その上には一枚の羊皮紙が広げられていた。
その前に人間と動物が融合したような骨格をしている骸骨で頭蓋骨から二本の角が出ており、手の指の骨は4本、足には蹄があった。そして身体にはサフラン色のヒマティオンを身に纏っている巨大図書館の司書長ティトゥス・アンナエウス・セクンドゥスがアインズに向き直った。
「アインズ様、どうなされましたか?」
「うむ、魔法の開発に製作室を借りるぞ」
「わざわざ私に声を掛けずともよいのですよ。ナザリック地下大墳墓の〈アッシュールバニパル/最古図書館〉はアインズ様の物なのですから」
いや報連相は大事だろ。とアインズは思ったが図書館なんだから本を借りる時に声を掛ける程度でいいのかと思い直した。
「司書長、羊皮紙からスクロールを製作するのは成功したか?」
「いいえ、外から持ち帰った羊皮紙で数度実験を行いましたが全て炎上してしまいました。恐らくは魔力を羊皮紙が封じ込められない結果によるものだと考えます。私の知るスクロール作成方法に耐えられる羊皮紙の早急な発見しかない、又は粗悪品を有効活用するスクロール製作技術を知る所から始めませんと成功しないのではないかと思われます」
「ふむ、死の宝珠よ。何か良い方法は無いか申してみよ」
『そうですね。私もスクロール製作技術には詳しくないので、はっきりとした事は言えませんが。魔法を使う魔力を多く含む魔獣なんかだと良いスクロールが作れると聞いた事があります。後は場所、時間を決めてやってみては如何でしょうか。例えばスクロール製作工房の周辺を調べて特殊な場所か調べたり。月光の光に当てつつ行ってみるとか、満月の日が一番良いでしょう。後はニニャに魔法でスクロールを作成してもらうとかですかね』
ニニャは驚いて手に持った死の宝珠に向けて声を掛けた。
「えっ、私が!羊皮紙からスクロールを作成する魔法なんて覚えてないよ」
『そこは、私が魔法開発で巻物作成の魔法を開発するので覚えれば良いのです。それでもニニャの実力では第2位階魔法までのスクロールしかできないのでレベルを上げないといけません』
アインズは、ユグドラシルでは一般的な羊皮紙であれば第2位階の魔法までならスクロールとしての材料となるので、ニニャが作る方法も考慮したが司書長の方法を生かす方も考えておくべきだと判断した。
「ニニャには巻物作成の魔法を覚えてもらう。今後、何かあった場合に役に立つかもしれないからな。司書長のスクロール作成方法も継続して調べてくれ」
「はい、死の宝珠殿から有益な情報も得られましたので調べてみます」
アインズは司書長に別れを告げ、ニニャと死の宝珠は司書長に遅ればせながら挨拶をして先を進んで行く、途中他のエルダーリッチや図書館に配置されている複数の死の支配者を横目で見ながらアインズは別の製作室に辿り着いた。
「さて、死の宝珠よ。シャルティア用の新たな攻撃魔法を開発するのだろう。どうすれば良いのだ」
『はい、私独自の開発方法なので変則的なのは御了承ください。まずは基礎となる魔法を決めねばなりません。アインズ様の一番攻撃力のある魔法は何でしょうか?』
「ふむ、《リアリティ・スラッシュ/現断》だな。第十位階魔法で魔法的防御のほぼ全てを完全無効化して放たれるトップクラスの破壊力を持つ攻撃魔法だ。ただしMP消費の燃費が悪いのが欠点だな」
『では、魔法限定を強めにしてMP消費の燃費が悪いのを改善しましょう。アインズ様、ニニャの肩に手を置いてください。魔法の内容を話し合いましょう』
アインズと死の宝珠は新たな魔法には、どのような魔法増強でどのような魔法限定を使うか、魔法名は何にするかなど話し合い、魔法を創ろうと声を上げた。
「さあ、魔法を開発しよう。基礎魔法《リアリティ・スラッシュ/現断》、《エンハンスメントマジック/魔法増強》〈魔法三重化、魔法最強化、継続ダメージ、ヴァンパイアに対する特攻、敵の頭上から下に射出〉、《リミッテイションマジック/魔法限定》〈巨大な魔方陣の視覚効果、1日1回、昼間のみ、ヴァンパイアにのみ有効、発動まで2分、術者は詠唱中に移動できない〉、魔法試作開発《ギロチン・オブ・ヴァンパイア/吸血鬼の断頭台》」
『さて、次はアインズ様、シャルティア様とどのようにして戦われるのか教えてください。それによって計画を立てましょう』
アインズは、シャルティアとどのように戦いを進めるつもりなのかを話して、死の宝珠から自らのスキルや魔法の事を聞かれた。そして死の宝珠と改良案について話し合い、それを実行した。
魔法を開発して改良案も試したアインズは、鍛冶長の所へ死の宝珠用の杖を受け取り、シャルティアの待つエ・ランテル近郊の森へ行く。
・《ギロチン・オブ・ヴァンパイア/吸血鬼の断頭台》
開発中のオリジナルの魔法、第10位階魔法、唱えると空間を切り裂く白い大きな刃に交差した2つの刃が付いて敵の頭上に浮かび、しばらくしてから下に射出される。ヴァンパイア専用だがヴァンパイア特攻がついてるので、当たれば頭を攻撃した部位による大ダメージも期待でき継続ダメージが付いている。ただし巨大な魔方陣が出て目立つ、発動まで時間がかかる、1日1回で昼間のみ使用でき術者は詠唱中に移動できないと欠点が大きい。
意識が無く動けないヴァンパイア専用のシャルティアとの戦い限定の魔法である。