鈴木悟が寝ているのを見たアインズは、誰にも感知されない緑のオーラを立て続けに立ち昇らせ精神の鎮静化現象を何度も起こしていた。
何だあれは、俺が寝てる?
そんな馬鹿な、じゃあ俺は何なんだ?
此処は本当に俺が居た世界なのか、本当は似た世界に繋がったんじゃないのか。
頭の中でグルグルと様々な考えが巡り、煙が出そうだ。
『アインズ様、あの眠っている方は誰なのでしょうか?』
「あれは私だ。現実からユグドラシルの世界にダイブしていた鈴木悟だと……思う」
『アインズ様が以前仰られていた「りある」の方でしたか、アインズ様は実は人間だったのですか、私はてっきりアインズ様は骸骨の魔術師姿のままで「ゆぐどらしる」の世界に入られていたかと思いました。詳しくお話を聞かせていただけないでしょうか?』
「ふむ、詳しく話した事が無かったな。そうだ私やギルドメンバー達は人間だよ。あの世界では技術が進んでいて運営がユグドラシル世界を創り上げ、私達は其処へ骸骨の死霊術師や黒山羊の魔術師や鳥人の狩人のようなアバターを創って降り立ち、様々な冒険をして遊んでいたのだ。懐かしいな、ナザリックをギルドホームにする為の拠点獲得の戦い、ギルドアイテムを創り出す為の材料集め、人間のアバターを創っていた者達とのギルド戦争、まあ最後の辺りは、ギルドに集まる者も少なくなって私が一人でギルドを維持していたが運営がユグドラシル世界を終わりにする時にギルドメンバー達の何人かと話せてな、不満もあったが楽しかった思い出と共に時間が過ぎるのを待っていたら此の世界に拠点ごと転移していた訳だ」
『そうでしたか、階層守護者の方々は此の事は御存知なのでしょうか?もしアインズ様が元々人間だったと知れば人間を見下していた方も多少人間を相手にする時の遣り方を変えるかもしれませんよ。その事をアインズ様も望まれるのでは無いですか?』
「ふむ、いつかは話さないとな。忠言感謝するぞ」
アインズの感謝の言葉にニニャが持つ黒宝珠の杖に嵌った死の宝珠が鉄を磨き上げたように鈍く輝きを増した。
『はい、有難うございます。さてアインズ様は元々人間で其の体の持ち主である「スズキサトル」様が別に居るとなると幾つか考えられますが、まずは「スズキサトル」様と対話してみましょう。アインズ様、ニニャが〈ゴースト/幽霊〉から中継しますので言葉を発してみてください』
ニニャの右肩に手を置きアインズが声を出すと、渦巻く闇の向こう「リアル/現実世界」に存在する〈幽霊〉からニニャが中継してくぐもった声が出る。
「起きろ、悟!起きて話を聞いてくれ!」
だが悟は目を覚まさず眠り続けていた。
そういや俺って眠りが深かったなー、えっ、早くも詰んだ?
いやいや目覚まし時計には敏感だから何とか目覚まし時計を動かせばいける筈。
「うーむ、これは起きないな。ニニャ、〈幽霊〉に指示してあそこにある時計をこっちに持ってこれるか?」
『〈幽霊〉はポルターガイストといって物品を動かせるスキルが有る筈、それを使って此方に持ってきてみてはどうでしょう?』
「分かりました、やってみます。〈幽霊〉さん、ポルターガイストというスキルを使って時計を持ってこれるかな?」
「リアル/現実世界」に存在する、うすぼんやりした白い靄の様な〈幽霊〉がスキルを使い目覚まし時計をふわふわと浮かせ闇の渦へと近づけると無事に此方側に目覚まし時計が届き、アインズが受け取った。
「どうやら「リアル/現実世界」と転移世界の間でアイテムをやり取りするのは問題無いようだな。何故、同じ実体の有る〈スケルトン/骸骨〉は音沙汰が無くなったんだ」
『アインズ様、もしかして「リアル/現実世界」では動き廻る〈スケルトン〉は居ないのでは無いですか?〈幽霊〉が存在できる事から〈幽霊〉は「リアル/現実世界」に居るのでは無いでしょうか?』
「ふむ、確かに「リアル/現実世界」で動き廻る〈スケルトン〉なんてのは見た事がないが、〈幽霊〉の存在は誰もが心の中では居るのかもと思っていたし、中には実際に見たと言う人もいたな。「リアル/現実世界」で私は見た事が無かったが居るのかもと思ってはいたよ』
『そうですか、どうやら世界観の違いで否定された存在なのかもしれません。又は魔物というのは「神秘」の存在ですから存在できない程の「神秘性」の薄さから来るのかもしれませんね。それならば「リアル/現実世界」の鈴木悟様が眠っておられる部屋を「神秘」、神秘的な物や部屋をいわゆる魔力で満たしてやれば〈スケルトン〉も存在できるのでは無いでしょうか?』
「「神秘」というと何だ?」
『そうですね「神秘」を満たす為には、我々が複雑な儀式魔法で時折使う魔方陣を地面に書くとか生贄を捧げるとか満月の日に儀式を行うとか思いつきますね。今回は部屋を魔力で満たすのが最も良いかと』
「部屋を魔力で満たすか、魔力の薄さから来る存在力の低下なのか?ニニャよ、召喚術の魔力消費はどうだ。「リアル/現実世界」が魔力が薄いなら消費が激しいんじゃないか?」
アインズは目覚まし時計をセットし終わり、ニニャに手渡す時に聞いてみた。
ニニャは受け取った目覚まし時計を〈幽霊〉のスキルで浮かせ、闇が渦巻く「リアル/現実世界」へと運ぶ。
「そうですね、第1位階の魔法なので激しく魔力が消費される事はありませんが確かにいつもより消費が大きいですね」
「そうか、〈魔宝石〉を「リアル/現実世界」で貯えた魔力を解放すれば、締め切った部屋だから直ぐに魔力で満ちる筈、〈幽霊〉以外も存在できるかもしれんな。〈魔宝石〉も幾つか〈幽霊〉のスキルで浮かせて「リアル/現実世界」に持っていてくれ。〈魔宝石〉の魔力は、ゆっくりと解放するようにしておいたからな」
「はい、分かりました」
ニニャに〈魔宝石〉を幾つか預けると〈幽霊〉のスキルで浮かび上がり、「リアル/現実世界」へと運ばれていった。
数分経った頃に《クリスタル・モニター/水晶の画面》には目覚まし時計が鳴り響いたのか飛び起きる鈴木悟の姿が見える。
「リアル/現実世界」に存在する〈幽霊〉からニニャがアインズの声を中継してくぐもった声が出る。
「起きたか、悟。びっくりしないで欲しい。私の名はアインズ・ウール・ゴウン、本名はモモンガだ。一時的に〈幽霊〉の声を借りて話しているのだ」
慌てて目覚まし時計を止める悟は、部屋の中央に居るボヤッとした白い靄の姿と声に驚き、壁際まで逃げ出したが「アインズ・ウール・ゴウン」や「モモンガ」の単語に驚きと懐かしさに駆られ〈幽霊〉に近づいて来た。
「……本当にモモンガなのか、一年近く前にユグドラシルで使ったアバターじゃないか。なんでこんな事になってるんだ?」
「一年?数年前では無いのか?どうやら時間がズレているようだな。私はユグドラシルが終わる時に転移して、やっと此の世界に〈幽霊〉を中継して来れたんだが私、……悟が居るのには驚いたよ」
「そうかユグドラシルの終わりにか、俺はユグドラシルが終わって虚脱感を抱えてそのまま眠ったよ。今ではユグドラシルの事は、なんとか踏ん切りをつけてギルドメンバーに誘われているゲームをやろうかって考えていた所さ。しかしもう一人の自分、……分身か」
どうやら俺は悟の分身、ユグドラシルのゲームが終わった時に分裂した代物らしいな。
俺は元々は鈴木悟だった記憶があるが、分身か、……だが俺は俺だ。
今まで転移世界で生きて来たアインズだという気持ちは変わらない。
しかしユグドラシルアバターの此の姿は、「リアル/現実世界」で鈴木悟に創られた者となると。
「分身、ユグドラシルアバターだからどっちかというと子供か?いや弟といった方がいいな」
「弟ねぇ、じゃあ俺は悟兄さんって事になるな」
「私の事はアインズって事にしておいてくれ。対外的にはアインズで通しているから」
近況を報告しあった後、アインズが悟に声を掛ける。
「さて、今から〈スケルトン〉を其方にやるので驚かないでくれ」
「おいおい、〈スケルトン〉って骸骨だろ。そんな物をこっちに寄こすなよ」
「実験だよ。そちらはどうやら魔力が薄いらしいからね、今なら〈魔宝石〉の魔力で部屋の中が満ちているから大丈夫の筈なんだ」
白い靄の〈幽霊〉が消え去り、黒い渦から〈スケルトン〉が顔を出し、全身を「リアル/現実世界」へと曝け出した。
〈スケルトン〉が手の指をニギニギしているのを悟は引き攣った顔で眺めていると、〈スケルトン〉が黒い靄と共に消え去っていく、送喚したのだろう。
〈スケルトン〉を送喚した髑髏の豪華なローブを身に纏った魔術師の姿をしたアインズが、渦巻く黒い闇から出て来て悟に話しかける。
「やあ、初めまして、いや御久し振りかな。悟兄さん、すまないが此処は「神秘」が少なくてね。生命力と魔力を常に削られている感覚に晒されるんだ。早めに要件を済まそう。今ここで我々は帰れば、悟兄さんは夢だったと思うだろうからユグドラシルの世界から現実化した装飾品を持ってきたよ。外は空気が悪いから〈毒無効化〉の指輪。ここで悟兄さんの目を覚まさせた所為で睡眠が不足気味だろうから、睡眠と食事が不要になる〈リング・オブ・サステナンス/維持の指輪〉。能力の強化をすれば仕事も捗るだろうから〈上位全能力強化〉の指輪だよ。指輪してるのが見られると困るだろうから〈偽装〉の手袋も持ってきたよ。この手袋を付ければ手袋自体が指輪を隠して手袋自体も素肌に見える様に偽装するから付けてればバレない筈さ」
「お、おう。至れり尽くせりだな。しかしこうやって見るとモモンガの造形は我ながら素晴らしいな。俺も鼻が高いよ。で、要件ってのはそれだけか、次は何時来れるんだ?」
「うーむ、今から此の私が出て来た黒い渦を〈永久化〉させて固定化処置を行うから、色々と準備も必要なんで明日の夜だね」
「そうか、じゃ、またな。俺は二度寝した後に指輪を付けさせてもらうよ。おやすみ」
「おやすみ、悟兄さん」
手を振る悟に手を振り返すアインズは渦巻く闇に足を踏み出し、転移世界へと戻った。
「さて「リアル/現実世界」と繋がった《ユグドラシルゲート/世界樹門》を〈永久化〉させるのでニニャと死の宝珠にも協力して貰うぞ」
『はい、分かりました。後で「リアル/現実世界」で鈴木悟様と話し合った事を聞かせて下さい』
その後、何日も掛けて「リアル/現実世界」と「転移世界」の実験を繰り返し、どうやら鈴木悟が「転移世界」に来ても問題無い事が確認されて鈴木悟が「転移世界」に足を踏み入れた。
「凄いな、此処は「最古図書館」の実験室か?だいぶ様子が変わっているようだけど」
「そうだよ、「最古図書館」の実験室さ。《ユグドラシルゲート/世界樹門》の設置の為に片付けたからね。さあ、まずは一般メイドを呼んで面通しを済ませようか」
アインズがニニャに呼びかけ、一般メイドを「最古図書館」の実験室に寄こすように言う。
しばらくして緊張した顔つきでアインズ付きの一般メイドのエトワルが現れ、挨拶した。
「お呼びでしょうか?アインズ様。ところで差し出がましいようですが其方の御方は?」
「うむ、ご苦労。この人間は鈴木悟という、いわば私の兄の様な存在なのだ。彼に何か感じる物はあるか?例えば支配者の雰囲気とか?」
「お兄様ですか、お兄様からその「至高の存在」のオーラを感じます。まるでアインズ様にお会いしたように思ってしまいました。申し訳ありません、至高の御方と間違えかけるなど許される事ではありません」
「そうか、まあ悟兄さんだし、「至高の存在」のオーラが私に似ていても問題は無い。そう気に病むことは無いぞ」
悟が一般メイドのエトワルを眺めている。
見た事もない美人が其処には居た。
170センチほどの肢体はすらりと伸び、メイド服を豊かな双丘が押しのけんばかりに自己主張をしており、メイド服はエプロン部分は大きく、スカート部分は長いという落ちついたもので、すべてが相まって全体的におしとやかそうな雰囲気を醸し出している。
ゲームが現実になると現実感が増してこうも変わるものかと驚くばかりだ。
メイド服はゲームでは細かな装飾がされていたが悟は描画を制限していた為に其処まで詳しく見えなかったのだが、現実では非常に細かな作りとなっている事が分かり、エプロン部分に非常に細かな刺繍が施されているのが見て取れた。
「最古図書館」の各所に施された彫刻も素晴らしいの一言で、実験室に飾られている宝石で出来た造花もゲームとは違い、現実感を増して輝かんばかりに咲き誇っているように見える。
「悟兄さん、食堂に行きましょう。ナザリックで現実化した食事は素晴らしいですよ。私も一般メイドに憑依して食べてみましたが頬っぺたが落ちるかと思いました」
「憑依って、アインズはそんな魔法憶えて無いだろう?」
「ハハハッ、いや現地で仲間にした死の宝珠が《ポゼッション/憑依》の魔法が使えましてね。食事を堪能できたわけですよ」
悟兄さんを連れ、食堂へ行くと沢山の一般メイドが食事を取っていた。
一般メイド達がアインズを見て、立ち上がるのを片手を上げて、其のままで良いと促して、ニニャに指示して精鋭達と階層守護者達やパンドラとできればセバスにも玉座の間に1時間後に集まって貰うように伝えておいて席に着いた。
傍らにはアインズ様の食事当番として一般メイドとして金髪が星の光の様に輝くリュミエールが控えている。
「料理長!悟兄さんにヨトゥンヘイムのフロスト・エインシャント・ドラゴンの霜降りステーキとアルフヘイム産のオレンジジュースを頼む!、私にも同じもので御願いするよ」
一般メイド達は人間がアインズ様と同じ「至高の存在」のオーラを放つ事に驚きつつも、ホムンクルスという異形種の種族的選択ペナルティとして食事量の増大がある為に食事を黙々と取りながらアインズ様と悟兄さんと呼ばれた男性を見ていた。
「おお、こりゃ美味いな。ドラゴンの霜降りステーキの美味しさってのはこんな感じなのか。俺が今まで食ってきた栄養食は何だったんだ」
「ええ、ゲームが現実化した影響か全ての物、食事なんかは美味すぎますね。後でデザートも食べましょう。おーい料理長、黄金紅茶のアイスクリーム添えを2つ頼むよ」
アインズは今はアインズ様の食事当番の一般メイドに憑依して、金髪の可憐な乙女の姿で料理長に注文する。
憑依を終え、アインズ様の食事当番の一般メイドのリュミエールにお礼をいい、玉座の間へ移動する。
さて此れからが正念場だ。
俺の悟兄さんがナザリック地下大墳墓の階層守護者達に受け入れられるか、一般メイド達には悟兄さんが「至高の存在」のオーラを放っている事から受け入れられていたように思うけどな。
アインズは数段高い玉座の前に立ち、傍らに鈴木悟に待って貰っていた。
ナザリックの階層守護者達などは、アインズの隣に立つ人間が「至高の存在」のオーラを放っていることに驚きつつも次々に片膝を付いていく。
結婚して白妃アルベドと紅妃シャルティアになった両者が床に片膝を付き、階層守護者のコキュートス、アウラにマーレ、デミウルゴス、宝物殿領域守護者のパンドラ、ナザリック地下大墳墓執事セバスまでが集まり片膝を付いて、ナザリックの精鋭達は壁際に並んでアインズを出迎えた。
「皆の集まりに感謝する。さて気になる者も居るので紹介しよう。鈴木悟さんだ。彼は私の兄の様な存在で「リアル/現実世界」から此方の「転移世界」に来てもらった。私と同じ「至高の存在」のオーラを放つ事に驚いた者も居るだろう。彼と私はナザリックが拠点ごと此の世界に転移した時に分かれてしまったもう一人の自分なのだ。私は「リアル/現実世界」の世界で実はお前達が蔑む人間だったのだよ。その世界では生き抜くのにも一苦労で娯楽を楽しむために、運営と言う者達が科学技術でもう一つの世界を創り出して私の様な者達が其処の世界を冒険するという事が行われていたのだ。お前達の創造主も人間なのだ。厳しい世界で死んでしまった者も居るだろうし、日々を生き抜くために此の世界での冒険の世界を諦めたり、時間が限られているから広大なユグドラシルで無く簡易な冒険の世界へと旅たつ者も居たのだ」
階層守護者達は創造主が人間だった事に驚き、愕然として、アインズ様に自らの創造主が死んでいるのか確かめたかったが下を向く事で我慢した。
アルベドはアインズを捨てた「至高の方々」にも訳があり、やむにやまれぬ事情でユグドラシルの世界から離れていったのだと理解して、自らが彼らを憎んでいた事を反省して其の身を震わせていた。
「まあ、創造主が死んでいても始原の魔法《世界完全蘇生》があるから大丈夫だとは思うが「リアル/現実世界」では「神秘」が薄く、充満する魔力が薄いのだ。魔法が失敗する可能性が高いのには注意が必要だろう」
安堵の溜息をつく者、隣の者達と目配せする者で溢れかえる。
アインズは懐から〈シューティングスター/流れ星の指輪〉を取り出し、悟に目配せした後に彼らに語り掛ける。
「私は悟兄さんに〈転移世界〉での冒険を楽しんで貰いたい。〈超位魔法二重化〉、〈超位魔法代償変化〉、タレント〈貴秘雫〉を発動、使用回数の増えた〈流れ星の指輪〉を使用し、我は願う、1つ目に私の隣に立つ鈴木悟に『ユグドラシルアバターが欲しい』2つ目で『そのアバターに自由に変更出来るようにして欲しい』、超位魔法《ウィッシュ・アポン・ア・スター/星に願いを》!」
〈流れ星の指輪〉の効果で超位魔法の発動に掛かる時間も無くなり、瞬時に鈴木悟の姿がユグドラシルアバターの姿、〈スケルトンメイジ/骸骨の魔法使い〉の姿に変わって行く。
〈超位魔法代償変化〉とは本来魔力や生命力を消費しないスキルの様な超位魔法を魔力や生命力を消費する事に変える事で〈超位魔法〉を強化する超位魔法強化スキル。
〈超位魔法代償変化〉の効果で1つの願いを叶える力で2つの願いを叶え、生命力と魔力の大半を超位魔法《星に願いを》に吸われ、アインズはスタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウンのレプリカに体重を預けて倒れるのを防いだ。
「これからは悟兄さん、鈴木悟はギルド:アインズ・ウール・ゴウンのギルドメンバーの一人となる。今は〈スケルトンメイジ〉だが、いずれは此の私にも匹敵する者となるだろう。かつてのギルドメンバーの希望者にも此の処置は続けていくつもりだ。皆の者、新たなギルドメンバーに拍手を!」
「「鈴木悟様万歳!」」
階層守護者達や居並ぶ精鋭達に万雷の拍手で迎えられ、悟兄さんは恥ずかしそうに頭を掻いている。
アインズは、悟兄さんに次は早くに死んでしまった母親を生き返らせたいと伝えなければなと考えていた。
・〈偽装〉の手袋
オリジナルアイテム
この手袋を付ければ手袋自体が指輪を隠して手袋自体も素肌に見える様に偽装する。
・〈超位魔法代償変化〉
オリジナル超位魔法強化スキル
本来魔力や生命力を消費しないスキルの様な超位魔法を魔力や生命力を消費する事に変える事で〈超位魔法〉を強化する。
この効果と〈超位魔法二重化〉で1つの願いを叶える力で2つの願いを超位魔法《ウィッシュ・アポン・ア・スター/星に願いを》で叶えた。