オーガ達を村に招待したその夜リムルが人の姿になったお祝いをする事になった。リムルはゴブイチが作った肉の串焼きを一口食べ
「うんまぁぁぁぁぁぁぁぁい!」
よほど美味しかったのか幸せそうな顔をしていた
「確かに美味いな…」モグモグ
「捕えたのは牛鹿だっけ?この肉を焼いたゴブイチって料理の腕前が凄いんだな」モグモグ
リムル、チェイス、剛がゴブイチが焼いた牛鹿の串焼きを絶品している頃離れた場所では赤髪のオーガとカイジンが話をしていた
「
「事実だ。数千の共が突如俺達の里に来て仲間達は全員殺され残ったのはたったの6人だ」
「そんなに珍しい事なんすか?」
話が気になったのかゴブタが肉を食べながら話題に入ってきた
「当然だ。
「全滅じゃない。6人いる」
全滅と言ったカイジンの言葉を赤髪のオーガは否定した
「すまん…」
失言だったようでカイジンはすぐに謝罪した
「なる程ね…」
食べ終えたのかリムルが
「もういいのか?リムル殿」
「ちょっと食休み。お前の妹は凄いな…薬草とかに詳しくてあっという間にゴブリナ達と仲良くなったよ」
リムルが見た場所見ると楽しそうにゴブリナ達と仲良く話している桃髪の
「箱入り娘だったからな。頼られるのが嬉しいんだろう」
「これからどうすんだ?」
「決まっている。体制を整えて反撃する」
「あてはあるのか?」
そう聞いたリムルだが赤髪の大鬼族
「なんなら俺の部下にならないか?」
「部下?」
「まぁ俺に出来る事は移住食なんだけどな」
「…考えておく」
「そっか…さて、俺はもう少し食べるか」
リムルはその場を離れ赤髪の
「俺達はお前の判断に任せる」
と言っていた。赤髪のオーガは黙ってその場を離れ自身の父親が
「俺にもっと
その声は闇に消えていき誰にも聞こえてなかった
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翌日
「一晩考えた結果協力する事にする」
悩んだ結果赤髪の
「よし、ならお前達に名付けをしようと思う」
リムルが言ったが桃髪の
「なら俺も協力させてくれ」
「俺もだ」
「チェイスに剛!ありがたいな…名前は既に決まってるから俺が言った通りに名付けてくれ」
「分かった」
「任せろ」
俺と剛はリムルと分断して名付けをしたが名付けをした途端に倒れてしまった。これがリムルが言っていた
数日後目が覚めると
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更に数日後
「(クリム…シズの依代となる身体は作れるか?)」
『う〜む…今の私では無理だね』
「(分かった。無理言ってすまないな)」
『気にするな』
チェイスはシズの依代となる身体をクリムに作れるか聞いたがクリムには無理だったようだ。
「シズさんの依代の事か?」
「リムルの運命の人だったよな〜」
「何故その事を⁉︎」
「ゴブタから聞いた」
「あの野郎…(ゴブタは後で殴るか)シズさんの依代なんだが俺の分身体でなんとかなりそうだ」
「思い出してみればリムルはイフリートを捕食したんだよな…ならそのスキルも」
「大賢者に聞いたら使えるみたいだ」
「早速やるか…とその前に
「頼むぞ」
剛はシズが着る服を頼みに向かい俺とリムルはリムルの自宅に行きリムルは分身体を出した。
「本当にリムルそっくりだな」
「だろ?シズさん今から俺の分身体に入れるけど大丈夫?」
〔"大丈夫だよ"〕
シフトカー状態のシズさんは準備が良いようだ
「よし、俺の分身体にシズさんの魂と意識が入ったシフトカーを吸収させる」
分身体はシズさんの魂と意識が入ったシフトカーを吸収し光を放った
「服を持ってきたぜ!」
「分かった…リムル俺達は一旦外に出るぞ。何かあったらやばいからな」
「分かった。思念伝達で伝えれば大丈夫だしな」
俺達は一旦外に出て光が消えるのを待った
〔"大丈夫か?シズさん身体はどうなんだ"〕
〔"大丈夫だよ。上手くいったみたい"〕
〔"剛が着替えを持ってきてテーブルの上にあるからそれを着てくるか?"〕
〔"分かった…あ、これだね"〕
数分後…
〔"もう着替えた?"〕
〔"入っていいよ"〕
シズさんの許可もあったので俺達は部屋に入った。そこには俺とチェイスが出会った時と同じ姿をしているシズさんがいた
「ありがとう二人共」
「美人さんだねぇ〜シズさん♪あ、自己紹介が送れた!俺はゴウ=テンペスト。チェイスのダチでこの世界に何故か来たんだ」
「よろしく。年下みたいだから剛くんでいいかな?」
「構わないぜ!せっかくだからお二人さんで話をしたらどうだ?なぁチェイス」
「確かにな」
「え?ちょっと待て⁉︎」
リムルが引き止めるが剛は背を向けたままで片手を振りながら、チェイスは無言のまま部屋から出た。
「じ、じゃあ話でもするか?」
「そ、そうだね」
ぎこちないが二人は会話を始めた。
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ジュラの大森林に起こった異変は確実に侵食を続けていた。一方、ジュラの大森林の中央に広がるシス湖…その周辺には、湿地帯が広がっていて
が支配する領域となっている。
「ほ、報告します!シス湖南方にて、豚頭族の軍勢を確認!我ら、蜥蜴人族の領域への侵攻と思われます。」
「豚頭族だと?戦の準備をせよ。豚ごとき、蹴散らしてくれるわ。」
「数はどのくらいなのだ?」
「それが………」
「どうした?歯切れが悪いぞ…早く言え。」
「それが…豚頭族の軍勢その数…およそ20万………。」
その言葉に親衛隊長が叫んだ
「バ、バカな‼︎我々の20倍もの軍勢だと⁉︎ちゃんと確認したのか?」
「魔力感知と熱源感知で、何度も確認しました」
「……ご苦労。下がって休むが良い」
「はっ!」
首領がそう言い偵察部隊はその場を離れた。
「20万だと…?そのバカげた数の豚どもの胃袋をどうやって満足させる事が出来ると言うのだ?」
「そもそも奴らは勝手気ままで協調性のない連中」
「20万などと言う途方もない数を統率出来ようはずもない。」
「噂ですが豚頭族の軍勢が大鬼族の里を滅ぼしたとか」
側近達がその噂に驚く中そんな中首領がポツリと呟く
「
「あっ…」
「20万もの軍勢をまとめ上げている豚頭族が居るのならば……伝説のユニークモンスター、豚頭帝の存在を疑わねばなるまい。」
「豚頭帝………」
首領の言葉に、側近達が騒めく。
「オ、豚頭帝」
「いやしかし…」
「だが、万が一そうであるなら、豚頭族どもが大軍をまとめ上げる事ができた理由の説明はつきますな。」
「しかし、その目的は………?」
「そんな事はどうでもよろしい!問題は勝てるかどうかですぞ!」
側近達がそう言う中、首領が口を開く。
「本当に豚頭帝が生まれたのだとすれば、勝利は厳しいだろう」
その言葉に、部下達が騒めくが首領は、言葉を紡ぐ
「豚頭帝は、味方の恐怖の感情すらも食らう、正真正銘の化け物なのだからな。可能性の話だ。だが、打てる手は全て打つべきだ。」
「打てる手…と言いますと?」
「援軍を頼むべきだろうな…息子よ!我が息子はおるか?」
首領がそう叫ぶと、その息子が現れた
「ここにおりますよ。ですが、親父殿。その呼び方は些か不粋ではありませぬか?我輩には、"ガビル"というゲルミュッド様から頂いた名前があるのですから。」
「呼び方など、どうでも良かろう…お前にやってもらいたい事がある。」
「伺いましょう…」
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「ほれほれ、打ち返してこんか!」
そう言ってゴブタ達を滅多打ちにする白老。まさに鬼コーチだな…剛はシズさんと肩慣らしの手合わせしているけど互角みたいだし…すると、紅丸がある話をする。
「豚頭帝?」
「まあ、簡単に言うと…化け物です。」
「本当に簡単だな」
「数百年に一度、豚頭族の中に生まれると言われている、ユニークモンスターです。何でも味方の恐怖の感情すらも食う為異常に高い統率能力を持つんだとか」
「うわぁ…」
「里を襲った豚頭族どもは仲間の死にまるで怯む事がなかった。あるいは…と思いまして」
恐怖の感情すらも食うってやばいな…つまり、死という恐怖に怯まない無敵の軍隊…ってわけだ
「他に里が襲われる理由に心当たりはないのか?」
「そうですね。関係あるから分かりませんが襲撃の少し前に、ある魔人が里にやってきて『名をやろう』…と言ってきたんですが、あまりに胡散臭かったので里にいる全員で追い返しました所悪態をつきながら帰っていきましたね」
「そいつから恨みを買っているかもしれないって事か?」
「仕方ありませんよ。主に見合わなけりゃこっちだってごめんだ…名を付けてもらうのも誰でも良いってわけじゃありませんからね。なんて名前だったかな?確か…ゲラ、ゲリ、ゲレ、ゲロ?」
「ゲルミュットだ」
木の影から、蒼影が現れ紅丸の言葉を繋いだ
「そう、それだ」
「ゲルミュット…リグルの兄に名付けをした魔人だったな」
「何の為にだ?」
「分からん」
「報告がございます。リムル様、チェイス様」
「なんだ?」
「蜥蜴人族の一行を目撃しました。」
「蜥蜴人族?豚頭族じゃなくて?」
「はい。湿地帯を拠点とする彼らがこんな所まで出向くのは異常ですので取り急ぎご報告をと」
「ふ〜ん。」
「何やら近くのゴブリン村で交渉に及んでいる様でした。ここにもいずれ来るかもしれません」
「報告ご苦労。蒼影、俺と手合わせしないか?」
「チェイス様とですか…分かりました。手加減はしませんよ?」
「それは俺のセリフだ」
蒼影とチェイスは不敵に笑った
「仲良いなあの二人…」
「蒼影が笑ってるのは見た事ないですよ」
手合わせをしている蒼影とチェイスを見てリムルと紅丸がそう呟いていた
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「全く、親父殿は……『"ゴブリン村を巡り、協力を取り付けてこい"』だと?豚頭族に恐れをなすなど、誇り高き蜥蜴人族の振る舞いとは思えぬ。昔は、あんなにも大きく偉大な男だったというのに…」ブツブツ
「ねぇねぇ、ガビル様は、いつ首領になるの?」
「いやいや。少々不遜なことを言ってしまったが我輩など、親父殿には遠く及ばんよ」
「そうかな?今のガビル様なら、きっと全盛期の首領にも劣らねぇぜ」
「然り」
「いや、そんな事は…」
「だって、ガビル様
だし」
「うん、その槍捌きにおいて右に出る者なし‼︎」
部下達の言葉に、ガビルは満更でもない表情を浮かべる。
「(えっ、何?ひょっとして…我輩って、結構いけてる?)」
そう思うガビルだった。
「ううん!そうだな………親父殿も年だ。少々強引なやり方でも我輩が支配者に足る力を持っている所をお見せしよう」
ガビルは咳払いをした後こう言った
「おお〜!」
「それでこそ安心して引退していただけるという物」
「じゃあ!」
「豚頭族の軍勢の撃退を持って蜥蜴人族の首領の座を受け継ぐ事にしよう!」
お調子者がリムル達の住んでいる村へ向かっていた
チェイスと蒼影は仲良くなりました。表情が分からない者同士ですがどうですかね?
次回に転生する?
⇒YES
NO