「はい」
「はいじゃないが?」
「おいごらどうしてくれんねん、オジマンディアスくぅん???」
ある安アパートの一室、なんか無駄に煌びやかな装飾をまとった男3人が座っていた。右からギルガメッシュ、オジマンディアス、始皇帝──に転生した元一般人の男たちである。
「なぁーんで寄りにもよって古代王なんですかねぇ?答えてくれますぅ?」
「もっとマシなやつあっただろ、いや確かに見た目とか能力的に言えば最高峰だけどさ。知識でわかってるがその分めんどくさいだろこの体」
「てかなんでお前しか選択肢渡されてねぇんだよ、おかしいだろおい。確かに俺ら2人はfateなんてほとんど知らないけどさ」
「逆に聞くけど他の選択肢が【キアラ・愛歌・オーロラ】と【静謐・源頼光・清姫】だぞ」
「「???」」
「説明すると前者3人が三大fate悪女で、後者が溶岩遊泳部」
「「溶岩遊泳部」」
「要はヤンデレだ、しかもくっそ面倒臭い。だったらまだこの古代王トリオの方がマシなんだよ……!」
3人して頭を抱えている様子。要は彼らが死んだ時に現れた神様から与えられた選択肢がカスしかなく、面倒事を抱えるとわかっていても古代王トリオを選択するしか無かったのだ。
「え、でももうひとつ選択肢無かったか?お前あの時4枚紙あっただろ?」
「…………黙秘で」
「なんでだよ」
「…………」
「理由すら言わない気か?ならこっちにも手はあるんだぞ」
「……なんだよ」
「自白させる薬(副作用で思考のみ幼児化する)」
「なんでそんなもんが
「あったんだからしょうがない、ほれほれ、早く吐いた方が楽だぞ〜」
黄金の波紋から取りだした薬を片手にオジマンディアスへとにじりよっていくギルガメッシュ、その後ろでは手をワキワキさせた始皇帝が待ち構えている。その表情はニヤニヤしており楽しんでいる様子だった。
「わかった!わかったから!どけ、おいゴラ始皇帝お前もどけや、おら、おら」
「うぉ、足蹴にすんな。いてぇって、いて──うごっ」
「あ」
「ウッワ綺麗に鳩尾入ってら、ウケる」
「まぁいいか……いや、ぶっちゃけさ。さっきの選択肢より酷かったから言いたくなかったんだよね」
喋るとなってもやっぱりちょっと躊躇いのあるオジマンディアス。だがやっぱり言う気になったのであろう、始皇帝を部屋の隅に蹴って押しやり、目の前に座る金ピカ鎧に映る自身の顔を見ながら口を開いた。
「そんなに酷いの?」
「【ORT・セファール・スルト】」
「うん?」
「【ORT・セファール・スルト】、このメンツがいかにやばいか分かるか?」
「スルトはあれだろ?北欧神話関係のやつだろ?」
「全員地球環境変えるバケモンだよ、ORTは全部水晶にして来るし地球壊すし、セファールは捕食してくるし地球壊すし、スルトはあらゆる神話焼くしついでに地球も焼くし」
「地球やられすぎでは????」
「そういう奴らなんだよ、世界に生まれた段階でウルトラマン呼ばなきゃ終わりだよ」
「あいてててて……たしかにそれなら古代王トリオ?とか言うのが一番マシなのか」
地球環境をまるっと変える化け物か、古代王とか言う超人に生まれ変わるか。どちらを選ぶとしたら古代王を選ぶしか無かった、ただ内心含め役得しか思ってないオジマンディアスである。
「はー……いやうん、わかった。これに関しては最良だったわ。溶岩遊泳部とfate三大悪女はよくわからんからあれだが、とりあえず最低限良しとしよう」
「なんでお前が仕切ってんだよギルガメッシュ」
「仕切るしかねぇダルルォン!?君たちの過去の所業思い出してくれませんかねぇ?????」
オジマンディアスの中の人は思い出そうと──深夜2時にギルガメッシュの中の人の家に行き
総勢15人でタコパを開催したことを──記憶から消した。
始皇帝の中の人は思い出そうと──初めて3人で東京に赴いた時、ギルガメッシュの中の人を嵌めて超高級詐欺系ガールズバーにひとりで行かせたことを──記憶から消した。
「「見に覚えがありませぬな」」
「んだとゴラァ!!!!」
「お?やんのか?戦争か??」
「テンティる?テンティっちゃう?」
「上等だテメェらァ……!ギルガメッシュのフルスペック使って教えこんでやるよォ……!上下関係をなァ!!!」
徐に立ち上がり外へと歩き出す三人衆。なお内訳はギルガメッシュVSオジマンディアス・始皇帝のためギルガメッシュが不利である。
完全に外へ出て、車通りの少ない車道のど真ん中に三人が立ち、各々が所有する宝具を使うべく魔力を全身へとフルで回し始めた。
「全門解錠だ、
「フハハハハハハハハハ!!!!傲岸不遜たる英雄を捻り潰すぞ、
「
この日、東京上空に超巨大積乱雲が突如として出現し、終始空から爆発音等が鳴り響いていたとか。あと高笑い。