古代王三人衆に転生した男3人の日常   作:金属粘性生命体

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 場合によっては初クロス作品先にバレるとあれなんであとがきに書きますわ……


お馬鹿ズは裏バイトをする:4

 

 

 

「匂いで危険かどうかわかる、ね」

(実際どうなんだ?有り得るのかね)

(全然有り得る。しかも作中から描写からすると確度はほぼ100って感じだな。ただ何が理由でそんなことが出来るのか、未だ不明だけどな)

「ところでさっき言ってた直感ってなんなんすか、ユメちゃんのこれ、何か知ってるんですか?」

「いやぁ……?正直皆目もつかんが、生まれつきの異能じゃないかね」

「異能、ですか」

 

 一旦警備をやめて、お互いその場で停止して事情を説明する4人。前後から有り得ざる気配がしているせいで進むも戻るも危険であるとしか判断ができず、その場に留まるという選択肢しかなかったようだ。

 

「俺らも一応異能……異能(?)は持ってるから、うん」

「いや、俺らのやつ異能じゃねぇだろ。魔術だろ?神秘とも言うけど」

「阿呆、魔術なんて存在しねぇんだよボケカスアホマヌケ始皇帝」

(仲が悪いのかしら?)

(いやぁ、あれ多分男子高校生のノリだよ。つまりバカやってる)

「で、魔術ってなんすか?」

「うーむ……うーむ……正直教える気は微塵もないからなぁ」

「え?なんでっすか、要はあれっすよね?火とか出せるんすよね?そんなこと出来たら裏バイトが楽になるんすけど」

「ぶっちゃけで言えばお前らにゃ適性はねぇ。一切使えねぇ、俺らのこの力だって元は別次元の理だ。信じられなくてもいいぜ、ただこの裏バイトを続けるなら理解できるようになると思うがな」

 

 実際原作における裏バイトでは別次元や、別の世界線なんかもありそれらと遭遇しているのが原作主人公の2人なのだ。しかもそれら全てが命の危険に溢れる怪物や現象だらけ、それを生き残っていくことになる。

 

「……ひとまずこのバイトはやめとけや。俺らはここで終わりにする」

「え?」

「な、なんで?」

「ちょっと俺そんな話聞いてないんだけど?ここの怪異共は倒さないのか?」

「足りめぇだろ。ここは崩せない」

「どういうことですか!ここまで来て私たちを見捨てるんですか!?」

 

 その言葉に無言で歩き始めるオジマンディアス。その姿は何かを黙っているようで、何かを探しているようだった。

 

 

 オジマンディアスの思考は先程の現象について染まっている。

 

(原作と違う。悪意が、殺意が、そんなもんが襲ってくるなんて言う描写は原作にはなかった。つまり、だ……ここはまた別のモノが居るってことだ)

 

 たどり着いた場所は原作においては白浜和美が幻覚を見た場所、7階である。オジマンディアスが窓越しにその階の中を見て、後ろの3人は訝しげにその様子を見ていた。そしてオジマンディアスはある場所から視線を固定して動かなくなり、始皇帝はその様子から中に何かがいると察して残りの2人をこの場に残しオジマンディアスの隣へと移動した。そして視線をオジマンディアスがみている先へと移すとそこには──

 

──異形が居た。

 

「……そんなこったろうと思った」

 

 まずおかしいのだ。この世界は神から聞いていた。

 

【この世界は複数の世界が混ざりあった異常な世界だ】

【そこで君たちが生きていくにはあまりにも脆い】

【そう、只人だと呆気なく、餌のごとく死んでいく】

【悪意がある、異常がある、異形が居る、破壊があり死もある】

【だから君達に力を与える】

【生き残るために】

 

 

【この狂った世界で死なない為に】

 

 

 

 

「……おい、これって」

「はぁ……確かにこの世界はイカれてるよ、神様よ」

「そういうことなのか?痕跡を残さないために、ここから離れるのか?」

「あぁ、これ以上ここに居たら俺らの身柄がアブねぇ。正直後ろの2人だけならまだ何とかなった」

 

 その異形の名は2人はよく知っていた。知っていたし、なんなら視界の隅にいた。ただ認識しようとしなかっただけで。

 

「呪霊、か」

「本当にあの2人大丈夫なのか?こいつに殺されるんじゃ」

 

 呪霊。2022年前後で有名になった作品である呪術廻戦に登場する敵の種類の名前である。その詳細は語れないが、人の負の感情を元に生まれる化け物の総称である。

 

「チッ、この分だと五条悟も居るな……死滅回遊は起きんのかこの世界?メロンパンがいるなら確実に起きるだろうが──」

「……なんで見つかったらダメなのかと思ったらあれか、腐ったミカンか」

「それ。とりあえず後ろの2人には説明して仕事を辞めさせよう。ダメだこれ、多分領域持ちだ」

 

 裏バイトと呪術廻戦の相の子が目の前の存在だ、ならば一時とはいえ幻覚をみせ、ビル周辺に死者を出せたアレは並ではないということは確実。

 

 

「とりあえずこのことはギルガメッシュにも伝えないとな」

「あぁ」

 

 事態は急速に終わりへと向かっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方その頃ギルガメッシュは何をしているかと言うと──

 

 

「何だこの、気色の悪い生き物は。エビか?カタツムリか?なんだこれは」

「Kyurrsnjrprrrsnsrjn?.r???」

 

 あるコンビニの中で、ある界隈ではゴ=ミと呼ばれる宇宙生物と会合していた。

 

 

 

 

 

 

 

 






初クロス作品
・呪術廻戦
・クトゥルフ神話TRPG
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